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「皆、喜んでいたな。」
「それなら良いのですが…。」
「ん?何かあるのか?」
私は心に引っ掛かっていた事を、ジェイクに話す。
「先程も言いましたが、矛盾しているな、と…。私を守る為に傷を負うのに…。皆には幸せを貯めると言うより、不運を落とすという意味を込めましたが、本当なら安全な仕事を見つけたり、私から解放してあげた方が幸せなのではないかと思うのです。」
「うーん。それは違うと思うぞ?彼らはリアを守りたいからここにいる。それに、オパール家を辞めても、他の護衛の仕事に付くだけだろう。」
「そうでしょうか…。」
「そうだ。違う仕事に踏み切るのには、勇気も覚悟もいる。今までの経験が使えなくなるからな。…俺は、無理だな。この仕事しか出来そうにない。」
「騎士をしているジェイクは格好いいと思います。」
「うん。ありがとう。ま、将来的に希望した時に、手助けをしてやればいいのではないか?」
「はい。そうします。」
…ジェイクに話してみて良かった。
話を聞いてもらうだけでも、心は楽になる。こういう話ができる人がいるというのは、幸せな事だ。
「さて、リア。」
ジェイクは私の名前を呼び、自分の膝をポンポンと叩いた。
膝の上…。
「私、先程までそこに居たような気がします。」
「そうだな。」
ジェイクはにっこり微笑み、また膝をポンポンと叩いた。
…負けた。
「…失礼します。」
「ああ。」
私はジェイクの膝の上に座り、身体を預ける。
ジェイクは満足そうに、私の髪に指を通したり、髪先を指に巻いたりしている。
「事件の区切りが付いた。近い内に、結婚式のドレスの相談に行こうな。希望はあるか?」
「希望ですか?」
私は、顎に手をやり考える。
この世界は結婚式にどんなドレスを着てもいいのだが…
「やはり、白色でしょうか。」
「やはり?」
「前の世界で、白のドレスは定番でした。花嫁の純真や純潔を表し、『相手の家風に染まります』という意味があると聞いたことがあります。」
「それ良いな。よし、白にしよう。」
「ジェイク様にもらった宝飾セットも着けたいです。」
「舞踏会のか?」
「はい。」
「新しい物を用意しようと思っていた。」
「駄目ですか?」
「駄目ではないが、1度着けた物だぞ?一生に一度なのに良いのか?」
「あのネックレスが良いのです!」
私は、強めに言った。
「そこまで気に入ってくれたとは、贈ったかいがあるな。」
「とても、気に入っています。」
久しぶりのジェイクとの、のんびりした時間。
はぁ、幸せだわ…。
「食事はここで食べませんか?」
「そうだな。」
「宿主に可能か聞いてきます。」
「いや、俺が行ってくる。」
ジェイクは私を膝から降ろして、部屋から出ていった。…が、すぐに戻ってきた。
「ジェイク?」
「ライラ嬢が待機していて、既に料理の手配もしたとの事だ。」
「ライラが?」
「ああ、出来次第運んできてくれるそうだ。…リアが彼女達を大切にする意味が分かるな。」
「?」
「いや、リアが大切にするから、周りはリアの為に頑張るのだろうな。」
「ライラ達は、元から仕事ができますよ。」
「うん。まぁ、それはそうだな。」
そして、食事が運ばれてきた。
ライラが給仕をしてくれ、今後の話をしながら食事を摂った。
その間に宿が騒がしくなり、他の騎士もやって来たのが分かる。
「プルメリア様。エメラルド騎士団長が、到着しました。」
ノアが知らせに来る。
「分かったわ。ありがとう。」
私とジェイクは残った食事を済まし、師匠の元へ向かった。
「それなら良いのですが…。」
「ん?何かあるのか?」
私は心に引っ掛かっていた事を、ジェイクに話す。
「先程も言いましたが、矛盾しているな、と…。私を守る為に傷を負うのに…。皆には幸せを貯めると言うより、不運を落とすという意味を込めましたが、本当なら安全な仕事を見つけたり、私から解放してあげた方が幸せなのではないかと思うのです。」
「うーん。それは違うと思うぞ?彼らはリアを守りたいからここにいる。それに、オパール家を辞めても、他の護衛の仕事に付くだけだろう。」
「そうでしょうか…。」
「そうだ。違う仕事に踏み切るのには、勇気も覚悟もいる。今までの経験が使えなくなるからな。…俺は、無理だな。この仕事しか出来そうにない。」
「騎士をしているジェイクは格好いいと思います。」
「うん。ありがとう。ま、将来的に希望した時に、手助けをしてやればいいのではないか?」
「はい。そうします。」
…ジェイクに話してみて良かった。
話を聞いてもらうだけでも、心は楽になる。こういう話ができる人がいるというのは、幸せな事だ。
「さて、リア。」
ジェイクは私の名前を呼び、自分の膝をポンポンと叩いた。
膝の上…。
「私、先程までそこに居たような気がします。」
「そうだな。」
ジェイクはにっこり微笑み、また膝をポンポンと叩いた。
…負けた。
「…失礼します。」
「ああ。」
私はジェイクの膝の上に座り、身体を預ける。
ジェイクは満足そうに、私の髪に指を通したり、髪先を指に巻いたりしている。
「事件の区切りが付いた。近い内に、結婚式のドレスの相談に行こうな。希望はあるか?」
「希望ですか?」
私は、顎に手をやり考える。
この世界は結婚式にどんなドレスを着てもいいのだが…
「やはり、白色でしょうか。」
「やはり?」
「前の世界で、白のドレスは定番でした。花嫁の純真や純潔を表し、『相手の家風に染まります』という意味があると聞いたことがあります。」
「それ良いな。よし、白にしよう。」
「ジェイク様にもらった宝飾セットも着けたいです。」
「舞踏会のか?」
「はい。」
「新しい物を用意しようと思っていた。」
「駄目ですか?」
「駄目ではないが、1度着けた物だぞ?一生に一度なのに良いのか?」
「あのネックレスが良いのです!」
私は、強めに言った。
「そこまで気に入ってくれたとは、贈ったかいがあるな。」
「とても、気に入っています。」
久しぶりのジェイクとの、のんびりした時間。
はぁ、幸せだわ…。
「食事はここで食べませんか?」
「そうだな。」
「宿主に可能か聞いてきます。」
「いや、俺が行ってくる。」
ジェイクは私を膝から降ろして、部屋から出ていった。…が、すぐに戻ってきた。
「ジェイク?」
「ライラ嬢が待機していて、既に料理の手配もしたとの事だ。」
「ライラが?」
「ああ、出来次第運んできてくれるそうだ。…リアが彼女達を大切にする意味が分かるな。」
「?」
「いや、リアが大切にするから、周りはリアの為に頑張るのだろうな。」
「ライラ達は、元から仕事ができますよ。」
「うん。まぁ、それはそうだな。」
そして、食事が運ばれてきた。
ライラが給仕をしてくれ、今後の話をしながら食事を摂った。
その間に宿が騒がしくなり、他の騎士もやって来たのが分かる。
「プルメリア様。エメラルド騎士団長が、到着しました。」
ノアが知らせに来る。
「分かったわ。ありがとう。」
私とジェイクは残った食事を済まし、師匠の元へ向かった。
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