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37 婚約の印
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「では、今後の予定や正式な婚約手続きは、また後日。アイザック殿下、遅くなってしまったので、夕食を一緒にいかがですか?」
「ありがとうございます。ぜひ。」
「はぁ…。ザックと兄弟か。」
「リオンよろしく。リック兄上も。」
「まだ、兄ではありません。」
「すぐになるよ?」
「…まだ先です。」
「ふふふっ。」
私は、その3人のやり取りで、笑ってしまった。
「今日は、何だろうな?」
「リーナ、知ってる?」
「いいえ。ルーフ分かる?」
「もちろん。クンクン…この匂いは油淋鶏だな。」
「ゆーりんちー?」
アイザック様は、どんな料理か分からないようだ。
まぁ、そうだろう。この世界になくて、私が以前リクエストして作ってもらったのだから。
「はい。美味しいですよ。」
「それは楽しみ。」
食堂へ移動し着席すると、料理が運ばれてくる。
「これは何?」
「お米です。」
「え?これが?」
小さい頃のピクニックの日から、我が家の食卓にはお米が度々並ぶようになっていた。
「油淋鶏と合いますよ。」
「そうそう。一度食べるとやめられないよ。」
「殿下もどうぞお召し上がりください。」
「で、では…パク。……………うまっ。」
その後は、時折目を丸くしながら、無言で食べ進める。
お父様達も食べ進め、4人のお皿は、あっという間に空になった。
「こんなに美味しい物があったんだな…。」
アイザック様は、ボソッと呟いた。
「これらも、リーナのリクエストから生まれました。」
「サリーナ、貴方は本当に…。」
アイザック様の言葉はそこで止まった。
その先が気になるけど?
「婚約の印は何がいい?」
「?」
「婚約をしたら、お互いに何か送り合う習わしなんだよ。」
私が首を傾げていると、お父様が教えてくれた。
「えーと、一般的には何を送るのですか?」
「その家によって様々だな。金の時もあれば、宝飾品の時もある。」
結納金みたいなものか…。
こういうのって、なんか意味があったりするよね?
「それって、財力を示す物とかなんとか、意味がありますか?」
「まあ、ある意味そうだな。その家の価値観も出るからな。」
「手頃な物では、いけないということですか?」
「いけなくはないが…。」
お父様は言葉を濁した。
まぁ、あまりに手頃では、面目立たない所もあるのだろう。
「サリーナは、欲しいものがあるの?」
「特にないのです…。」
「前世には、そのような習わしは無かったのかな?」
「お金…結納金という物や、婚約指輪と、結婚指輪というものがありましたね。」
「婚約指輪?結婚指輪?違いは?」
「その名の通りですが、婚約の約束をする時に送るものと、結婚式にペアでつけるものですね。」
「ペアで…?」
「はい。結婚指輪は、生活の邪魔にならないシンプルなものが多いです。」
「それは、常につけるということ?」
「そうです。左手の薬指に常につけている方が多かったですね。心臓につながる指だと言われていました。」
「採用!僕はサリーナへ指輪を送るよ。まずは婚約指輪だよね?結婚指輪がシンプルなら、婚約指輪は少し華やかでも良いのかな?」
「はい。」
「どんな石がいい?」
「えーと、お任せいたします。」
「分かった。」
「アイザック様は何がよろしいですか?」
「僕は、周りの牽制にもなるから、スウィンティー家を表す何かが良いかな。」
「我が家を表すものですか?」
私が首を捻ると、兄様達がアイディアを出してくれる。
「家紋を入れた何かとか?」
「リーナの目の色の何か。」
「まぁ、無難だな。」
「あら、もっと分かりやすいのがあるわよ。」
パールがにこにこしながら、会話に入ってきた。
「「「何?」」」
サリーナ、パトリック、ダリオンは声を揃えて、パールに問いかけた。
「わ·た·し·た·ち!」
「「「え?」」」
「ありがとうございます。ぜひ。」
「はぁ…。ザックと兄弟か。」
「リオンよろしく。リック兄上も。」
「まだ、兄ではありません。」
「すぐになるよ?」
「…まだ先です。」
「ふふふっ。」
私は、その3人のやり取りで、笑ってしまった。
「今日は、何だろうな?」
「リーナ、知ってる?」
「いいえ。ルーフ分かる?」
「もちろん。クンクン…この匂いは油淋鶏だな。」
「ゆーりんちー?」
アイザック様は、どんな料理か分からないようだ。
まぁ、そうだろう。この世界になくて、私が以前リクエストして作ってもらったのだから。
「はい。美味しいですよ。」
「それは楽しみ。」
食堂へ移動し着席すると、料理が運ばれてくる。
「これは何?」
「お米です。」
「え?これが?」
小さい頃のピクニックの日から、我が家の食卓にはお米が度々並ぶようになっていた。
「油淋鶏と合いますよ。」
「そうそう。一度食べるとやめられないよ。」
「殿下もどうぞお召し上がりください。」
「で、では…パク。……………うまっ。」
その後は、時折目を丸くしながら、無言で食べ進める。
お父様達も食べ進め、4人のお皿は、あっという間に空になった。
「こんなに美味しい物があったんだな…。」
アイザック様は、ボソッと呟いた。
「これらも、リーナのリクエストから生まれました。」
「サリーナ、貴方は本当に…。」
アイザック様の言葉はそこで止まった。
その先が気になるけど?
「婚約の印は何がいい?」
「?」
「婚約をしたら、お互いに何か送り合う習わしなんだよ。」
私が首を傾げていると、お父様が教えてくれた。
「えーと、一般的には何を送るのですか?」
「その家によって様々だな。金の時もあれば、宝飾品の時もある。」
結納金みたいなものか…。
こういうのって、なんか意味があったりするよね?
「それって、財力を示す物とかなんとか、意味がありますか?」
「まあ、ある意味そうだな。その家の価値観も出るからな。」
「手頃な物では、いけないということですか?」
「いけなくはないが…。」
お父様は言葉を濁した。
まぁ、あまりに手頃では、面目立たない所もあるのだろう。
「サリーナは、欲しいものがあるの?」
「特にないのです…。」
「前世には、そのような習わしは無かったのかな?」
「お金…結納金という物や、婚約指輪と、結婚指輪というものがありましたね。」
「婚約指輪?結婚指輪?違いは?」
「その名の通りですが、婚約の約束をする時に送るものと、結婚式にペアでつけるものですね。」
「ペアで…?」
「はい。結婚指輪は、生活の邪魔にならないシンプルなものが多いです。」
「それは、常につけるということ?」
「そうです。左手の薬指に常につけている方が多かったですね。心臓につながる指だと言われていました。」
「採用!僕はサリーナへ指輪を送るよ。まずは婚約指輪だよね?結婚指輪がシンプルなら、婚約指輪は少し華やかでも良いのかな?」
「はい。」
「どんな石がいい?」
「えーと、お任せいたします。」
「分かった。」
「アイザック様は何がよろしいですか?」
「僕は、周りの牽制にもなるから、スウィンティー家を表す何かが良いかな。」
「我が家を表すものですか?」
私が首を捻ると、兄様達がアイディアを出してくれる。
「家紋を入れた何かとか?」
「リーナの目の色の何か。」
「まぁ、無難だな。」
「あら、もっと分かりやすいのがあるわよ。」
パールがにこにこしながら、会話に入ってきた。
「「「何?」」」
サリーナ、パトリック、ダリオンは声を揃えて、パールに問いかけた。
「わ·た·し·た·ち!」
「「「え?」」」
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