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41 帰りのやり取り
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「そうですか!婚約されたんですね。おめでとうございます。」
「正式な手続は、これからだけれどね。」
休憩中、ナンシー様に婚約のことを話した。
「いや~、朝の光景しかり、アイザック殿下の発言が耳に入ってきた時の驚きったら。」
「朝の光景?」
「仲睦まじく、ヒョウ様を撫でられて…。皆、どういう事かと噂していました。」
「そ、そうなんだ…。」
確かに注目されていた。
パールに駆け寄ってからは、気にならなかったけど…。
「ヒョウ様は、随分リーナ様に慣れているのですね。」
「あの子は私の契約獣だから。」
「まぁ!失礼いたしました。てっきりアイザック殿下のペットかと思いましたわ。」
「婚約を期に、お預けしているのよ。」
「それって、婚約の印ということですか?」
「そうなるわね。」
「それは、それは…。」
「噂…流さなくていいからね。私達の秘密ね。」
ナンシー様は、私の言葉でバッと口を抑え、すごい勢いで首を縦に振っている。
首、大丈夫かしら。
そして、あっという間に帰りの時間になった。
「リーナ、おまたせ。」
「全然待っていませんよ。今、終わったばかりです。」
そう、今終わったばかりなのだ。
「ザック様。授業を早めに抜けたりなんて…。」
「してないから、安心して。」
「それならいいのですが。」
…帰ったら、リオン兄様に聞いてみよう。
私とザック様は、馬車乗り場に移動した。
「パール。」
名前を呼ぶと、馬車からパールが降りてくる。まずは私の所に来て、その後にザック様の元へ。そして、またこちらへ戻ってきた。パールは足元にすり寄ってくる。
可愛い…。
パールを思いっきり撫でると、
“ちょっと、リーナ。やりすぎよ。毛が乱れるわ!”
「ごめん…。」
「パール、なんだって?」
「毛が乱れるって…。」
「はははっ。そうか。帰ったら、ブラッシングをしよう。」
“お願い。”
「お願いします。」
「任せて。」
ザック様は、笑顔で答えてくれた。
優しい、いい笑顔…。
「リーナ、帰ろうか。」
「リオン兄様?」
リオン兄様の声が聞こえて振り返ると、リオン兄様とリック兄様がいた。
「ザック様。…また明日。」
「うん。また。」
「パールもまた明日ね。」
私達はそれぞれの馬車に乗り、帰路についた。
「リオン兄様。昨日も今日もザック様が、私のクラスの授業が終わってすぐに迎えにいらしたのですが、そちらの授業は早く終わるのですか?」
「いや、全学年同じ時間だよ。」
「それにしては…。」
「早すぎる?そりゃあ、終わりの合図の鳴り始めと同時に、教室を出ていくからね。」
「そうなのですか?」
「そうそう。…まぁ、大丈夫だから、リーナは気にしなくて良いよ。」
「…分かりました。」
「リーナ。新しい手紙魔法陣は、もう作り始めているのか?」
「はい。帰ってから続きをしようと思います。」
「正式な手続は、これからだけれどね。」
休憩中、ナンシー様に婚約のことを話した。
「いや~、朝の光景しかり、アイザック殿下の発言が耳に入ってきた時の驚きったら。」
「朝の光景?」
「仲睦まじく、ヒョウ様を撫でられて…。皆、どういう事かと噂していました。」
「そ、そうなんだ…。」
確かに注目されていた。
パールに駆け寄ってからは、気にならなかったけど…。
「ヒョウ様は、随分リーナ様に慣れているのですね。」
「あの子は私の契約獣だから。」
「まぁ!失礼いたしました。てっきりアイザック殿下のペットかと思いましたわ。」
「婚約を期に、お預けしているのよ。」
「それって、婚約の印ということですか?」
「そうなるわね。」
「それは、それは…。」
「噂…流さなくていいからね。私達の秘密ね。」
ナンシー様は、私の言葉でバッと口を抑え、すごい勢いで首を縦に振っている。
首、大丈夫かしら。
そして、あっという間に帰りの時間になった。
「リーナ、おまたせ。」
「全然待っていませんよ。今、終わったばかりです。」
そう、今終わったばかりなのだ。
「ザック様。授業を早めに抜けたりなんて…。」
「してないから、安心して。」
「それならいいのですが。」
…帰ったら、リオン兄様に聞いてみよう。
私とザック様は、馬車乗り場に移動した。
「パール。」
名前を呼ぶと、馬車からパールが降りてくる。まずは私の所に来て、その後にザック様の元へ。そして、またこちらへ戻ってきた。パールは足元にすり寄ってくる。
可愛い…。
パールを思いっきり撫でると、
“ちょっと、リーナ。やりすぎよ。毛が乱れるわ!”
「ごめん…。」
「パール、なんだって?」
「毛が乱れるって…。」
「はははっ。そうか。帰ったら、ブラッシングをしよう。」
“お願い。”
「お願いします。」
「任せて。」
ザック様は、笑顔で答えてくれた。
優しい、いい笑顔…。
「リーナ、帰ろうか。」
「リオン兄様?」
リオン兄様の声が聞こえて振り返ると、リオン兄様とリック兄様がいた。
「ザック様。…また明日。」
「うん。また。」
「パールもまた明日ね。」
私達はそれぞれの馬車に乗り、帰路についた。
「リオン兄様。昨日も今日もザック様が、私のクラスの授業が終わってすぐに迎えにいらしたのですが、そちらの授業は早く終わるのですか?」
「いや、全学年同じ時間だよ。」
「それにしては…。」
「早すぎる?そりゃあ、終わりの合図の鳴り始めと同時に、教室を出ていくからね。」
「そうなのですか?」
「そうそう。…まぁ、大丈夫だから、リーナは気にしなくて良いよ。」
「…分かりました。」
「リーナ。新しい手紙魔法陣は、もう作り始めているのか?」
「はい。帰ってから続きをしようと思います。」
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