ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。

千晶もーこ

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97 仕事開始

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今日から学校での講師生活が始まる。

と言っても、週2回だけど…。

「魔力操作を教えてくださる講師を紹介します。サリーナ·スウィーティー先生です。」
「よろしくお願いいたします。魔力操作は基本中の基本。魔力量にも関係してきますので、一緒に頑張りましょう。」

パチパチパチパチ。
生徒達から、拍手が送られた。

私が早速、魔法操作について説明すると…

「そんなの分かってるよ。俺、もうできるぜ!」

ひとりの男子生徒が胸を張った。

この子は…アントニーだったわよね?

サリーナは、この日を迎える前に肖像画付きの名簿をみて覚えた記憶を探る。

「お名前は?」
「アントニーだ!」

正解。

「そう。それなら、やって見せてもらおうかしら。お願いできます?」

サリーナは穏やかな口調で、微笑んだ。

「!……良いよ。見せてやるよ。」

アントニーは一瞬固まった後、目を閉じて深呼吸をした。
すると、全身が魔力で包まれていく。

薄いけれど、全体を覆われている。

「良くできていますね。」
「そうだろう!」

その言葉と同時に、魔力は霧散した。

「アイザック師匠に教えて頂いたからな!」
「…アイザック師匠?」

ザック様と同名?

「知らないのか?アイザック殿下だよ。」

よぉぉぉぉぉく、知っていますとも!

「師匠とお呼びする程の仲なのですか?」

ザック様から、話を聞いた事あったかしら?

「サリーナ。その話は後にしてください。今は授業中ですよ。」

ジェシー先生に小声で注意された。

そうでした!

「失礼いたしました。それでは、皆さんもやってみましょう。できる方はそのままの位置で操作してみてください。行なったことがない方、苦手な方はこちらへ。」

できない子へやり方の説明をした後、できる子の精度を見て、アドバイスをしていく。

「魔力操作は基礎中の基礎と話しましたが、意識せずなるべく長く保てるようになるまで練習しましょうね。とはいえ、時間はあります。一気に行おうと焦らなくて良いです。少しずつ出来るようになれば、それで良いのです。」

生徒達は頷き、真剣に取り組んでいるようだ。

因みに、端の方でジェシー先生も魔力操作をしている。

魔力操作の方法が変わって、先生達は覚え直したとはいえ、やはり精度は荒いわ。
明日の魔力酔いが心配ね…。

「ジェシー先生。気になるようなら、後で改めてコツを教えますが?」

サリーナは、ジェシーへ近づき小声で話しかけた。

「よろしくお願いします!」

ジェシー先生が勢いよく、敬礼の真似をする。

こういうキャラだったの?

「…ゴホン。ジェシー先生も、今は授業中ですよ?」
「…そうでした。失礼。」

この後も授業は問題なく進み、1時間が終わったのだった。



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