神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう

文字の大きさ
53 / 201
【番外編】聖歴0504年王都(本編より19年前)

【番外編10】メイドの懐妊

しおりを挟む
 国王御そば付きのメイドが、国王の子を懐妊したらしい。

 内々にメイド長から耳打ちされたデスタード・スラシオ侯爵は、頭を抱えたくなるのを必死に隠し、くだんのメイドと密かに面談した。
 シーラというその娘は確かに美しい。歳は18歳とのことである。

(まったく、53歳にもなって18歳の娘を懐妊させるなど、陛下もやんちゃが過ぎるだろう)

 一個人としてはそういう考えがまず浮かぶが、国王側近の侯爵としてはそんなことを口に出せないし、出している場合でもない。

「シーラ、其方そなたが国王陛下の子を身ごもったことに間違いは無いのか?」
「もうしわけございません、この3ヶ月、もありませぬし、妊娠したことは間違いないようです」

 シーラは床に平伏しながら答える。

「妊娠したかどうかは問題ではない。父親が国王陛下なのかどうかが問題なのだ」
「おそれながら、陛下側付きのメイドとして、メイド長より休暇中も特定の男と交際してはならぬと厳しく教えられてきました。そのめいを破ったことはございませぬ。
 しかしながら、国王陛下のお世話をする中で、陛下より特別な恩寵おんちようたまわり、そのなかで数回の間違いを犯したことは事実でございます」

 デスタードは『ばかやろう』と怒鳴りつけたかった。

 個人的には王との間違いや懐妊そのものについて、彼女を責め立てたいとは思えなかった。
 むしろ、道義的に考えれば、責められるべきはよわい52で正室側室あわせて3人の妻と6人の子ども、さらには2人の孫までを持ちながら、18歳のメイドに手を出した国王の方だろう。

 彼女から国王を誘ったわけではあるまい。現国王は政治面では有能であるが、女性関係はこれまでにも何度か問題を起こしている。国王に求められて18歳の平民出身のメイドが逆らえるわけがない。
 万が一彼女の方から誘ったのであったとしても、それにのって懐妊までさせた時点で国王が悪い。
 
 しかし、この際、事実はたいした問題ではないのだ。
 DNA検査どころか血液型の概念すらないこの世界においては、腹の中の子どもの父親が誰であるかなど証明のしようがない。

 デスタードとしては、ここは嘘でも『休暇中に故郷の男性との間でそういった行為をしてしまった』とでも言ってほしかった。
 そうすれば妊娠を理由に彼女を解雇した上で、退職費用に大幅な上乗せをして、出産後の仕事も密かに斡旋するくらいの対応も可能であった。

 が、こうしてはっきり王の子であると聞いてしまった以上、国王側近としてはそれを事実と受け入れて対応しなければならない。

(いっそ、今からでも彼女に王の子ではないと否定させるか?)

 その選択肢も一瞬頭に浮かぶが、壁に耳ありともいう。
 この会話は誰にも聞かれていないとは思うが、少なくともメイド長は事実を知っている。
 隠し通せるかどうかはかなり微妙なところだろう。
 彼女自らの意思で隠すならともかく、デスタードがそれを提案したとなれば、露見したときに侯爵として国王への忠義に反する行いだいうとそしりを受けかねない。

 ただでさえ、現在王国内では反国王派の貴族だけでなく、教会すら国王に批判的な行動を見せている。
 もし、自分が提案したことまでが露見した場合、諸侯連立をはじめとする反国王派の貴族や教会がどんな政治カードに使ってくるか想像しただけでも恐ろしい。
 デスタードが彼女に虚言を指示するのはリスクが高すぎた。

「事実は分かった。其方そなたはここで待機していなさい」
「はい……あの、私達はどうなるのでしょうか?」

 彼女が『私』ではなく『私達』と言ったのは、つまり自分とお腹の子どもという意味だろう。
 一個人としては身ごもった身体で心配そうにする彼女にはあわれみすら感じる。できることなら安心させてやる言葉をかけたいところだ。

 だが、事態はデスタード個人で判断できる状況を超えていた。
 最悪、内々にお腹の子どもごと彼女の命を奪う決定をしなければならない可能性すら0とは言えない。
 彼女に対して結果として嘘になるかもしれない言葉をかける気にはなれなかった。

「まずは陛下と御相談する。とにかく、ここで待て。懐妊の事実はこれ以上誰にも――いや、誰もいないと思っても口にしてはならぬ」
「かしこまりました」

 ---------------

「陛下、御報告したきことがございます」
「ふむ、申してみよ」

 シーラに話を聞いた後、デスタードは国王に謁見を申し入れた。
 デスタードは国王がもっとも信頼する部下の1人であり、まだ王子だった頃の幼い国王に教育を施した教師でもあった。
 それ故、突然の謁見申し込みに対しても国王は最優先で応じた。

「は。しかしながら、これは極めて機密性の高い事項。できれば場所を移し2人きりで話をさせていただきたく存じます」

 現在、謁見の間には他にも10人ほどの貴族がいた。侯爵以上の地位――たとえば公爵も含まれる。近衛兵達も声が聞こえる場所に控えている。さらにいえば第1王子も同席していた。

 貴族達の立場はそれぞれだ。
 あからさまな反国王派の貴族こそ排除しているが、反国王派に近しいと噂される者もいるし、国王に近いデスタードを疎ましく思っている者もいる。
 国王よりも正室や側室、あるいは王子、王女達に取り入って次期国王の側近の座を狙っていると噂される者もいた。

 彼らにシーラの懐妊を知られるわけにはいかない。
 むろん、正室の子にて第1王位継承者である王子にもだ。

「まて、デスタード。突然国王陛下と2人きりで話したいなど、いかに貴殿であっても許されることではないぞ。不敬であるのみならず、場合によっては貴殿が陛下を害しようとしていると疑わざるをえなくなる」

 そう声を上げたのはガラジアル・デ・スタンレード公爵。
 わずかだが5代前の王家の血を引くこともあり、この場においては国王と王子に次ぐ権力を持っている。

「お言葉ごもっともなれど、こればかりは譲れませぬ。ことは国の行く末を左右しかねぬ重大事」
「ならばこそ、我ら国を預かる者がみなで聞くべきであろう。むろん、場合によっては近衛兵や伯爵以下の者を下がらせる程度の柔軟性はあるべきであるが、侯爵である貴殿が公爵たる私や、まして王子殿下にまで下がれというは、越権かつあまりに無礼ではないか」

(しまった)

 デスタードは内心舌打ちをする。
 ここに来て自分の失敗に気づいたのだ。
 ガラジアル公爵はデスタードと同じく親国王派である。
 個人的にも2人は親しい。
 ガラジアル公爵ならば味方してくれるはずだと安易に考えてしまっていた。

 だが、冷静に考えてみればガラジアル公爵は筋道を大切にする義理堅い男でもある。
 個人的なデスタードへの親しみ以上に、筋の通らないことは許せないと考えて当然であった。

 シーラの懐妊の事実を知っていれば、ガラジアル公爵もデスタードに味方しただろう。
 だが、事情も分からずにいきなり『王と2人で話をしたい』とデスタードが謁見の場で申し入れれば、さすがに彼の立場で安易に賛同するわけがないではないか。

 自身のイージーミスに気がつき、デスタードは自分を殴りつけたくなった。
 本来ならば謁見申し込みの前に、個人的にガラジアル公爵に面談し根回しをしておくべきところであったのだ。普段ならば絶対にそうしていたはずだ。
 どうやらメイドが国王の子を懐妊したという緊急事態を前にして、自分は思いの外混乱していたらしい。
 とにかくことが大げさになる前に国王と打開策を協議せねばならないと、そのことばかりに頭がいきすぎて手順を誤った。

 結果、デスタードとガラジアル公爵は、国王の御前ごぜんにて剣呑けんのんな雰囲気でにらみあうことになってしまった。

(まずい)

 このままでは、デスタードとガラジアル公爵の不仲であると周囲に疑われてしまう。
 現に、他の公爵や貴族達が黙っている理由の1つは、親国王派2大筆頭のデスタードとガラジアル公爵が決裂してほしいと密かに願っている者が多いからだろう。
 実際に不仲であるかどうかではなく、不仲であるとそれなりの根拠を持って噂されるだけで大問題なのだ。

(どうする? ここはいったん引くか? しかし今更引けばガラジアル公爵との不仲を、むしろ周囲に強く印象づけるだけになりかねないか?)

 デスタードは慎重に周囲の様子を探る。
 根回しミスの挽回を必死に考えるが、上手い方法が思いつかない。

「2人とも、そこまでにしておけ」

 デスタードに助け船を出したのは国王だった。

「ガラジアル公爵、そのほうの言は一々理にかなっている。が、1つ尋ねたい」
「は」
「そのほうは万が一にもデスタード侯爵が余を害することがあるなどと、本気で考えておるのか?」
「いえ、デスタード侯爵にかぎって、そのようなことはないと、個人的には信じております」

 ガラジアル公爵の返答にデスタードは少しだけ安心した。
 ここで『可能性は否定できない』などと答えれば、いよいよガラジアル公爵とデスタードの決裂は決定的になる。
 それを避けたということは、ガラジアル公爵としても筋を通したいだけで、自分と決裂したいわけではないということの証左だ。

もありなん。余としても、他の者はともかくガラジアル公爵とデスタード侯爵に限ってそのようなことはないと確信しておる」

 その言葉に、何人かの貴族が苦虫をかみしめたような顔をする。
 国王の言葉は、『2人以外の者ならば自分を傷つける可能性を排除しない』と言ったに等しいからだ。
 むろん、そのような感情を顔に出してしまう貴族は政治家としては未熟であり、表情に出さなかった者達はしたたかな実力者であると判断できる。
 ここで顔色を変えた者とそうでない者、それだけで能力が測られてしまうのが政治の世界の恐ろしさといえた。

「陛下、恐れなががら申しあげます。私も陛下を害するなどとは一切考えておりませぬぞ」

 国王の言葉に即座に反応したのはズリード侯爵。
 齢80にてまだまだ元気、むしろ老骨という言葉が似合う彼は、この場にいる中では1番反国王派に近しい人物である。
 国王含めみながそのことをよく理解していることを承知しながら、いの一番に堂々とそう言ってみせる彼は、『白々しい』というよりも『狡猾こうかつである』と評価すべきであろう。

 他の貴族達も慌ててズリードと同じように発言するが、こういうことは最初に言うからこそ価値があるのだ。

これはしたり。皆の者許せ。余としたことがみなの忠義を疑うかのごとき発言であったな。先の余の発言は迂闊であった。忘れてくれ。
 むろん、ここにいる誰もを余は信頼しておるぞ」

 考えようによっては、この国王の言葉も白々しい。
 まず、露骨にデスタードとガラジアル公爵を特別扱いし2人の諍いを落ち着かせ、他の者達が不満に表明したら即座に訂正する。
 2人は特別だと暗に示しながらも、おおやけには全員を信頼していると言っているのだ。

 よほどの馬鹿でなければそのことは理解できるが、さりとてそれを国王に対して指摘することなどできようはずもない。
 やや乱暴ではあるが、デスタードの根回しミスによってガラジアル公爵との不仲説が流れかねなかった状況を、国王がフォローした形である。

「話を戻すがガラジアル公爵。デスタード侯爵との2人きりというのが拙いというならば、余とそのほうとデスタード侯爵の3人で会談するというのはどうであろうか? 何、正式な謁見ではなく、久しぶりに3人で茶でも楽しむと思えば良かろう」
「は、陛下がそうおっしゃるのであれば、私にいなはござりませぬ」

 ガラジアル公爵としても、このあたりが落としどころと考えたのだろう。
 正式な会議では無く、茶を楽しむといわれれば、他の貴族も文句は言いにくい。

「デスタード侯爵。そなたもそれで良いか?」
「は。陛下のご沙汰に心より感謝申し上げます」
「ふむ。では今夜にでも早速場を用意させよう」

 国王がそう宣言し、その場は収まったのであった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた

黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。 名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。 絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。 運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。 熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。 そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。 これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。 「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」 知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。

「強くてニューゲーム」で異世界無限レベリング ~美少女勇者(3,077歳)、王子様に溺愛されながらレベリングし続けて魔王討伐を目指します!~

明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
 作家志望くずれの孫請けゲームプログラマ喪女26歳。デスマーチ明けの昼下がり、道路に飛び出した子供をかばってトラックに轢かれ、異世界転生することになった。  課せられた使命は魔王討伐!? 女神様から与えられたチートは、赤ちゃんから何度でもやり直せる「強くてニューゲーム!?」  強敵・災害・謀略・謀殺なんのその! 勝つまでレベリングすれば必ず勝つ!  やり直し系女勇者の長い永い戦いが、今始まる!!  本作の数千年後のお話、『アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~』を連載中です!!  何卒御覧下さいませ!!

うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました

akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」 帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。 謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。 しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。 勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!? 転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。 ※9月16日  タイトル変更致しました。 前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。 仲間を強くして無双していく話です。 『小説家になろう』様でも公開しています。

スローライフ 転生したら竜騎士に?

梨香
ファンタジー
『田舎でスローライフをしたい』バカップルの死神に前世の記憶を消去ミスされて赤ちゃんとして転生したユーリは竜を見て異世界だと知る。農家の娘としての生活に不満は無かったが、両親には秘密がありそうだ。魔法が存在する世界だが、普通の農民は狼と話したりしないし、農家の女将さんは植物に働きかけない。ユーリは両親から魔力を受け継いでいた。竜のイリスと絆を結んだユーリは竜騎士を目指す。竜騎士修行や前世の知識を生かして物を売り出したり、忙しいユーリは恋には奥手。スローライフとはかけ離れた人生をおくります。   

~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる

静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】 【複数サイトでランキング入り】 追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語 主人公フライ。 仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。 フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。 外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。 しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。 そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。 「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」 最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。 仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。 そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。 そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。 一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。 イラスト 卯月凪沙様より

神々の間では異世界転移がブームらしいです。

はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》 楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。 理由は『最近流行ってるから』 数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。 優しくて単純な少女の異世界冒険譚。 第2部 《精霊の紋章》 ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。 それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。 第3部 《交錯する戦場》 各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。 人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。 第4部 《新たなる神話》 戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。 連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。 それは、この世界で最も新しい神話。

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

処理中です...