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184 (第三者視点2)
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アランとウィリアム達を送り出してから三日が経過していた。
まだなんの連絡も来ていない。アンリエットは焦る気持ちを落ち着かせようと領主の仕事に専念していた。
仕事の合間に思い出すのは別れ際、マックスが大泣きしたことだ。もしかしたら今生の別れになるかも知れないと察したであろうマックスは、アンリエットにしがみ付いてワンワン泣いた。
アンリエットも思わず感極まってしまい、結局マックスが泣き疲れて眠るまで抱き締めながら一緒に涙を溢していた。
アランとの別れよりもよっぽど辛かったのを良く覚えている。
「お嬢様、エリザベート様がお越しになりました」
ちょうどお茶を飲みながら休憩している時だった。ハンスが来客を告げに来た。
「そう。客間に通してちょうだい」
「畏まりました」
恐らく先日言っていたお礼の件だろう。アンリエットは客間に向かうため腰を上げた。
◇◇◇
「やっほ~♪」
「のっけからヤケにテンション高めね...」
アンリエットはため息を吐きながらそう言った。
「えぇ、そりゃあもう♪ アランは元気になった? 早く朗報を伝えてあげたいんだけど?」
「朗報ってなによ?」
「アランを養子に迎えても良いって言ってくれた家があったのよ~♪」
「あぁ、そういうこと...」
アンリエットはどう反応したらいいのやら良く分からず、ビミョーな感じで頷くしかなかった。
「スチュワード子爵家って言ってね。ウチの寄り子なのよ。そこの先代夫婦がとても良い人でね。既に跡目は長男に譲っているから、後継者争いなんてゴタゴタに巻き込まれることも無いし。だから養子の件を快く引き受けてくれたわ」
「そうなのね...」
「アランはどこ? 呼んで来てよ?」
「今居ないわ。出掛けてるのよ」
「どこに?」
アンリエットは事の次第を話して聞かせた。
「あら、そうなの。じゃあ、いつ戻るか分かんないってことね」
「そうなのよ。だからアランが帰って来たら伝えておくわね。わざわざ来てくれてありがとう」
そう言ってアンリエットは席を立とうとしたのだが、
「ちょっとちょっと! なんですぐ帰そうとすんのよ!」
エリザベートは席を立とうとしなかった。
「えっ!? だってあなた忙しいんでしょう!? この間も言ってたじゃないの。あんまり家を離れる訳にもいかないって」
「今回は大丈夫よ! 心配しないで!」
「いや、別に心配はしてないけど...」
「アランが帰って来るまで居るわよ!」
「ハァ...どうぞご勝手に...」
アンリエットはため息を吐きながらそう応えた。
まだなんの連絡も来ていない。アンリエットは焦る気持ちを落ち着かせようと領主の仕事に専念していた。
仕事の合間に思い出すのは別れ際、マックスが大泣きしたことだ。もしかしたら今生の別れになるかも知れないと察したであろうマックスは、アンリエットにしがみ付いてワンワン泣いた。
アンリエットも思わず感極まってしまい、結局マックスが泣き疲れて眠るまで抱き締めながら一緒に涙を溢していた。
アランとの別れよりもよっぽど辛かったのを良く覚えている。
「お嬢様、エリザベート様がお越しになりました」
ちょうどお茶を飲みながら休憩している時だった。ハンスが来客を告げに来た。
「そう。客間に通してちょうだい」
「畏まりました」
恐らく先日言っていたお礼の件だろう。アンリエットは客間に向かうため腰を上げた。
◇◇◇
「やっほ~♪」
「のっけからヤケにテンション高めね...」
アンリエットはため息を吐きながらそう言った。
「えぇ、そりゃあもう♪ アランは元気になった? 早く朗報を伝えてあげたいんだけど?」
「朗報ってなによ?」
「アランを養子に迎えても良いって言ってくれた家があったのよ~♪」
「あぁ、そういうこと...」
アンリエットはどう反応したらいいのやら良く分からず、ビミョーな感じで頷くしかなかった。
「スチュワード子爵家って言ってね。ウチの寄り子なのよ。そこの先代夫婦がとても良い人でね。既に跡目は長男に譲っているから、後継者争いなんてゴタゴタに巻き込まれることも無いし。だから養子の件を快く引き受けてくれたわ」
「そうなのね...」
「アランはどこ? 呼んで来てよ?」
「今居ないわ。出掛けてるのよ」
「どこに?」
アンリエットは事の次第を話して聞かせた。
「あら、そうなの。じゃあ、いつ戻るか分かんないってことね」
「そうなのよ。だからアランが帰って来たら伝えておくわね。わざわざ来てくれてありがとう」
そう言ってアンリエットは席を立とうとしたのだが、
「ちょっとちょっと! なんですぐ帰そうとすんのよ!」
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「えっ!? だってあなた忙しいんでしょう!? この間も言ってたじゃないの。あんまり家を離れる訳にもいかないって」
「今回は大丈夫よ! 心配しないで!」
「いや、別に心配はしてないけど...」
「アランが帰って来るまで居るわよ!」
「ハァ...どうぞご勝手に...」
アンリエットはため息を吐きながらそう応えた。
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