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決勝戦第六試合
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試合開始後、両者は盾を構えたまま動かない。いや、動いてはいる。細かく剣や盾を動かし、互いにフェイントをかけあっている。が、本当に小さな動きなのでぱっと見では動いていないように見えるだけだ。しばしそんなフェイント合戦が続くが、お互いに埒が明かないと思ったのか、じりじりと距離を詰め始めている。
フェイント合戦は維持したまま、互いの距離が詰まってくる。そのままもうしばらくフェイントを続けるのかと思いきや──両者が示し合わせたかのように、盾を構えて突撃、そして激突。直後、人間が出す音なのか!? と思わせる轟音が周囲に響き渡った。たとえるなら、鉄球が先についたクレーン車が、コンクリートでできた建物に鉄球をぶつけたときのような音だ。
「なんて音だ……」「音だけじゃ無く衝撃まで飛んできたように感じましたわ」「重量級による大盾のぶつけ合いがすごいのは分かっていたが、今のは今までの中でも一番のぶつかり合いだな」
自分の言葉に、エリザとツヴァイの言葉が続いた。それだけの轟音であり、衝撃だった。武舞台の上の両者は互いに弾かれたかのように後ろに吹っ飛んでいく。が、どちらもしっかりと着地した後に再び盾を構えてぶつかり合いに行く。そしてまたも轟音が周囲に響き渡る。しかも轟音のボリュームが跳ね上がっている。
音と衝撃は振動となり、武舞台だけでなくその周囲も震わせる。本当に二人だけの人間が作り出す音と衝撃なのか、疑いたくなる。そんな武舞台の上では、今度は両者共に弾かれず盾による鍔迫り合いみたいな状況が発生していた。互いに相手を押して崩すことを狙っているのだろう。
むろん、ふっと力を抜く事で相手のバランスを崩して隙を作り、そこに一撃を見舞うという手段も存在している。が、そんなことは武舞台の上にいる二人とも分かっているはず。ゆえにこれは力比べだけではない読み合いの世界なのだ。
「──やりよるわ。流石はブルーカラー所属のメンバーと言った所か」「そちらこそ、力の扱いがお見事としか言いようがありません。気を抜けば、一瞬で全てを持っていかれるでしょう」
盾による押し合いを続けながら、両者がそんな会話を交わしていた。直後、両者が再び離れる。会話が一つのきっかけになったのだろうか? 今度は盾だけでなく互いの武器も用いた戦闘方法へと移行した。しかし、どちらにもクリーンヒットどころかかすった一撃すらなし。盾の扱いが両者共にうまい。相手の刃を完全に盾で逸らしている。
その状況からすでに五分。なんと五分間も両者まったく譲らない。一歩も下がらず、一歩も前に出られず。一進一退どころか零進零退。あ、もちろんこの言葉は自分が勝手に作った造語だが、まさにそう表現せざるを得ない。こういう戦いになると、精神力の勝負だ。一度先に崩れるとそのまま負けるという展開になりやすい。
カナさんは道場での訓練で精神力を鍛えているだろうから、そう簡単に崩れることは無いだろう。そうなると相手次第だが──ここまで来た猛者の精神力が弱いなんてこと、まずないんだよねー。まさに互いを削り合ってその先にどちらが先に崩れるか、という事になる。
(どうしてもこういう世界になると、同じような理由と展開になりやすいんだよな。自分みたいに奇策とか暗器とかを使う人だとまた変わって来るんだけど……カナさんが暗器を使うって事は聞いた事が無いからこれまた相手次第……あーもう、常にこればっかりなのか)
個人的にいらだっている自分の事など当然武舞台の二人が知る筈もない。というかマッスル側もいらだちというか苦虫を噛み潰したような表情を浮かべているな。あれはカナさんが想像以上に自分達のタンカーを相手取っても同等の戦いをしている事に対しての反応か。武舞台の上ではいまだに二人が全く引かないぶつかり合いを続けている。
そしていまだにお互い攻撃がノーヒット。盾をぶつけ合い、武器をぶつけ合い、そしてまた盾をぶつけあう。完全に我慢比べ、泥沼に沈んでいく戦いだ。どちらが泥沼から這い上がれるのか、そして沈むのか──タンカー同士の戦いはどうしてもこうなる定めなのか? 両者共に技量が高いゆえに、相手につけ入る隙をさらさないのだ
それは、最初の轟音を響かせた衝撃から比べるとただただ地味で、代わり映えのしない戦い。だが、両者の振るう攻撃はとても優秀で、高いレベルで釣り合いが取れている。だからこそなのだろう、崩れる時はあっという間だったのだ。本当に、一瞬だった。
相手のタンカーが振るう片手剣による突き。それをカナさんは大盾でいなした──はずだった。しかし、相手はそこまでの力を入れずに突きを放っていたため、いなされても大きく流されることは無く──素早く剣を持ち換えての突きを繰り出した。放たれたその突きは、カナさんの左肩付近に直撃した。
いや、直撃どころか貫通している。相手は剣を手放して新しい剣を取り出す。明確な均衡の崩壊──カナさんの肩からは多くの血が流れだす。盾を取り落としていないのでアームブレイクには至っていなかったようだが、それでも手痛いダメージであることは否定できない。
「く、うっ……」「──その傷では、今までのように盾を持つことはできまい。一度だけ言おう、降参せよ。こちらもただただ力を失っていく相手をなぶるような真似は好まない。ましてや、ここまで高いレベルの盾の扱いで存分に競る事が出来たのだ。こちらとしても敬意を払い、過剰なダメージをそちらの心身に負わせたくはない」
苦痛に歪むカナさんの顔。そして相手からの降伏勧告。だが、カナさんは首を振った。
「武人ならば、怪我は付き物。そして戦場に背中を向けて仲間を見捨てて去るは恥辱。貴方のような方なら、この心構えにご理解いただけるかと」
その言葉に相手は一度目をゆっくりと閉じ、そして口を開いた。
「──そうかもしれぬ。良く分かった。その貴女の心を否定するような真似はすまい。しかし、それはすなわちそちらを倒すまで苦しめる事になる。過剰な痛みを心身に強いる事になるやもしれぬ。その覚悟は、出来ているのか?」
相手の確認に、カナさんは顔をしかめながらも──力強くうなずいて見せた。
「あいわかった。それまでの覚悟を持つ相手なら最後まで相手をしないのは非礼というもの。故にもう降参せよとは言わぬ。どちらかが地に伏すまで存分にやり合おうぞ」
会話は終わり、両者共に構えなおす。しかしやはりカナさんの盾はいつもの高さにない。地面に触れないぎりぎりの高さまで盾が下りてしまっている。やはり肩の痛みが大盾という重量物を持つことで増しているのだろう。しかし盾を捨てれば防御がおろそかになり、、相手の剣と盾の連撃をしのげない。
カナさんは回避で相手から受けるダメージを減らすタイプではない。盾をしっかりと構えて受け止めるタイプだ。故に盾だけじゃなく鎧も重量のあるものを選んでいる。だからこそ速度を生かした戦いをするのは無理だ。もしそれをするなら鎧を全て脱ぎ捨てて、防御をすべて捨てるほかないだろう。
が、それは今までのバトルスタイルを大幅に変える行為。いくらカナさんでも──すぐにやれることではない。万が一チャンスが生まれた瞬間に、捨て身の一撃を放つためにやるぐらいだろう。そもそも、あの鎧に一瞬で脱ぐ事を可能とする機構があるのかどうかも分からない。このままでは、カナさんの勝利への道が見えない……
(もし隠し玉がカナさんにもあるならば、それを使うしかないだろうな。この状況下では、先ほどまでの戦い方では相手に対処できない。競り合っていた状況から一転して、とても厳しい事になってしまったな)
武舞台の上では、相手がカナさんにゆっくりと迫る。相手に油断は見られない──とどめを刺すのが一番難しいと分かっているからこそ、カナさんの死に物狂いの反撃がいつ放たれても良い様に警戒しているのが窺える。カナさんに手がまだ残されている事を信じて、戦いを見守るほかない。
フェイント合戦は維持したまま、互いの距離が詰まってくる。そのままもうしばらくフェイントを続けるのかと思いきや──両者が示し合わせたかのように、盾を構えて突撃、そして激突。直後、人間が出す音なのか!? と思わせる轟音が周囲に響き渡った。たとえるなら、鉄球が先についたクレーン車が、コンクリートでできた建物に鉄球をぶつけたときのような音だ。
「なんて音だ……」「音だけじゃ無く衝撃まで飛んできたように感じましたわ」「重量級による大盾のぶつけ合いがすごいのは分かっていたが、今のは今までの中でも一番のぶつかり合いだな」
自分の言葉に、エリザとツヴァイの言葉が続いた。それだけの轟音であり、衝撃だった。武舞台の上の両者は互いに弾かれたかのように後ろに吹っ飛んでいく。が、どちらもしっかりと着地した後に再び盾を構えてぶつかり合いに行く。そしてまたも轟音が周囲に響き渡る。しかも轟音のボリュームが跳ね上がっている。
音と衝撃は振動となり、武舞台だけでなくその周囲も震わせる。本当に二人だけの人間が作り出す音と衝撃なのか、疑いたくなる。そんな武舞台の上では、今度は両者共に弾かれず盾による鍔迫り合いみたいな状況が発生していた。互いに相手を押して崩すことを狙っているのだろう。
むろん、ふっと力を抜く事で相手のバランスを崩して隙を作り、そこに一撃を見舞うという手段も存在している。が、そんなことは武舞台の上にいる二人とも分かっているはず。ゆえにこれは力比べだけではない読み合いの世界なのだ。
「──やりよるわ。流石はブルーカラー所属のメンバーと言った所か」「そちらこそ、力の扱いがお見事としか言いようがありません。気を抜けば、一瞬で全てを持っていかれるでしょう」
盾による押し合いを続けながら、両者がそんな会話を交わしていた。直後、両者が再び離れる。会話が一つのきっかけになったのだろうか? 今度は盾だけでなく互いの武器も用いた戦闘方法へと移行した。しかし、どちらにもクリーンヒットどころかかすった一撃すらなし。盾の扱いが両者共にうまい。相手の刃を完全に盾で逸らしている。
その状況からすでに五分。なんと五分間も両者まったく譲らない。一歩も下がらず、一歩も前に出られず。一進一退どころか零進零退。あ、もちろんこの言葉は自分が勝手に作った造語だが、まさにそう表現せざるを得ない。こういう戦いになると、精神力の勝負だ。一度先に崩れるとそのまま負けるという展開になりやすい。
カナさんは道場での訓練で精神力を鍛えているだろうから、そう簡単に崩れることは無いだろう。そうなると相手次第だが──ここまで来た猛者の精神力が弱いなんてこと、まずないんだよねー。まさに互いを削り合ってその先にどちらが先に崩れるか、という事になる。
(どうしてもこういう世界になると、同じような理由と展開になりやすいんだよな。自分みたいに奇策とか暗器とかを使う人だとまた変わって来るんだけど……カナさんが暗器を使うって事は聞いた事が無いからこれまた相手次第……あーもう、常にこればっかりなのか)
個人的にいらだっている自分の事など当然武舞台の二人が知る筈もない。というかマッスル側もいらだちというか苦虫を噛み潰したような表情を浮かべているな。あれはカナさんが想像以上に自分達のタンカーを相手取っても同等の戦いをしている事に対しての反応か。武舞台の上ではいまだに二人が全く引かないぶつかり合いを続けている。
そしていまだにお互い攻撃がノーヒット。盾をぶつけ合い、武器をぶつけ合い、そしてまた盾をぶつけあう。完全に我慢比べ、泥沼に沈んでいく戦いだ。どちらが泥沼から這い上がれるのか、そして沈むのか──タンカー同士の戦いはどうしてもこうなる定めなのか? 両者共に技量が高いゆえに、相手につけ入る隙をさらさないのだ
それは、最初の轟音を響かせた衝撃から比べるとただただ地味で、代わり映えのしない戦い。だが、両者の振るう攻撃はとても優秀で、高いレベルで釣り合いが取れている。だからこそなのだろう、崩れる時はあっという間だったのだ。本当に、一瞬だった。
相手のタンカーが振るう片手剣による突き。それをカナさんは大盾でいなした──はずだった。しかし、相手はそこまでの力を入れずに突きを放っていたため、いなされても大きく流されることは無く──素早く剣を持ち換えての突きを繰り出した。放たれたその突きは、カナさんの左肩付近に直撃した。
いや、直撃どころか貫通している。相手は剣を手放して新しい剣を取り出す。明確な均衡の崩壊──カナさんの肩からは多くの血が流れだす。盾を取り落としていないのでアームブレイクには至っていなかったようだが、それでも手痛いダメージであることは否定できない。
「く、うっ……」「──その傷では、今までのように盾を持つことはできまい。一度だけ言おう、降参せよ。こちらもただただ力を失っていく相手をなぶるような真似は好まない。ましてや、ここまで高いレベルの盾の扱いで存分に競る事が出来たのだ。こちらとしても敬意を払い、過剰なダメージをそちらの心身に負わせたくはない」
苦痛に歪むカナさんの顔。そして相手からの降伏勧告。だが、カナさんは首を振った。
「武人ならば、怪我は付き物。そして戦場に背中を向けて仲間を見捨てて去るは恥辱。貴方のような方なら、この心構えにご理解いただけるかと」
その言葉に相手は一度目をゆっくりと閉じ、そして口を開いた。
「──そうかもしれぬ。良く分かった。その貴女の心を否定するような真似はすまい。しかし、それはすなわちそちらを倒すまで苦しめる事になる。過剰な痛みを心身に強いる事になるやもしれぬ。その覚悟は、出来ているのか?」
相手の確認に、カナさんは顔をしかめながらも──力強くうなずいて見せた。
「あいわかった。それまでの覚悟を持つ相手なら最後まで相手をしないのは非礼というもの。故にもう降参せよとは言わぬ。どちらかが地に伏すまで存分にやり合おうぞ」
会話は終わり、両者共に構えなおす。しかしやはりカナさんの盾はいつもの高さにない。地面に触れないぎりぎりの高さまで盾が下りてしまっている。やはり肩の痛みが大盾という重量物を持つことで増しているのだろう。しかし盾を捨てれば防御がおろそかになり、、相手の剣と盾の連撃をしのげない。
カナさんは回避で相手から受けるダメージを減らすタイプではない。盾をしっかりと構えて受け止めるタイプだ。故に盾だけじゃなく鎧も重量のあるものを選んでいる。だからこそ速度を生かした戦いをするのは無理だ。もしそれをするなら鎧を全て脱ぎ捨てて、防御をすべて捨てるほかないだろう。
が、それは今までのバトルスタイルを大幅に変える行為。いくらカナさんでも──すぐにやれることではない。万が一チャンスが生まれた瞬間に、捨て身の一撃を放つためにやるぐらいだろう。そもそも、あの鎧に一瞬で脱ぐ事を可能とする機構があるのかどうかも分からない。このままでは、カナさんの勝利への道が見えない……
(もし隠し玉がカナさんにもあるならば、それを使うしかないだろうな。この状況下では、先ほどまでの戦い方では相手に対処できない。競り合っていた状況から一転して、とても厳しい事になってしまったな)
武舞台の上では、相手がカナさんにゆっくりと迫る。相手に油断は見られない──とどめを刺すのが一番難しいと分かっているからこそ、カナさんの死に物狂いの反撃がいつ放たれても良い様に警戒しているのが窺える。カナさんに手がまだ残されている事を信じて、戦いを見守るほかない。
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