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カザミネ、集中が極まる
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武舞台に立ったカザミネは、静かにたたずんで対戦相手が上がって来るのを待っていた。そう、ただ立っているだけでしかないのだが──妙に小柄なはずの体が大きく見える。そう感じ取ったのは自分だけではないようで。
「カザミネ、気合は十分だな」「気迫が感じられます。一方で気負いは感じられない──今日のカザミネさんは強いですよ」
ツヴァイのつぶやきにカナさんがそう返答している。確かに、今のカザミネからは圧を感じる。もっとも、それを強く感じていたのは対戦相手の方だった。
「なんか、やばそうだな」「ボスと出会った時のような殺気のようなやつを感じるぞ」「俺、先頭で出る予定だったんだが変わってくれねえか?」
次の対戦相手と思われる魔法使い、軽鎧を着こんだ槍使い、大斧使いがあれこれ話しているのを聞き取った。重鎧を着ている大斧使いが最初に出る予定だったようだが、カザミネが発している圧に気おされたのかしり込みしている。そんな彼らに大会運営をしているプレイヤーから警告が飛んだ。
「ギルド、ストライクスマッシュの出場予定者は武舞台に上がってください! 後一分以内に上がらない場合は危険とみなしブルーカラーの勝利といたします!」
そう言われてしまったが、相手のギルドの最初の一人が部舞台に上がってきたのはそれから四十七秒後だった。これはしっかりと図らせてもらっていたので間違いない。かなり仲間内でもめた挙句、結局大斧使いが上がって来る形となった。大斧使いの兜は全面が解放されているおかげで表情がよくわかる。
「くそ、こんな圧に負けるか! やってやらあ!」
そう叫ぶ姿は、自分に強く言い聞かせて戦う前から負けてしまうことを防ごうとしている心境が見て取れる。敵じゃなくったって圧を感じているんだ、相手側からしてみれば相当なものを感じているのだろうと想像がつく。さて、そんなカザミネは大太刀を音もなく静かに抜き放ち、静かに構えた。大声を出して奮起する大斧使いが動とするならば、まさにカザミネは静だろう。
対極的な姿を見せる二人が構えたことで試合が始まった。いきなり大斧使いがカザミネに向かって突撃する。カザミネは待ち構える姿勢をとったが、カザミネの持つ大太刀の間合いに入る直前で大斧使いは横にスイングするような形で大斧を投擲。回転する大斧の刃がカザミネの首を狙う。
が、カザミネは眉一つ動かさずにこの大斧の刃に己の大太刀の刃を合わせる。重量やら質量の差で普通なら大太刀が押し負けてしまうのだが──カザミネは己の技量を生かして、勢いに逆らわずに大斧の軌跡を曲げて見せた。大斧はカザミネの隣を風切り音とともに通過する。大斧使いの狙いは外れたわけだが、彼は全く動じていない。
何かある。カザミネもそう感じ取ったようで大斧使いに迫らず様子をうかがっている。大斧使いはカザミネの対応に舌打ちしながら、投げた大斧を手元に戻した。ワープするように戻ってきたのではなく、糸に繋がれていたような感じで引っ張られて戻ってきたのである。
「魔剣の一種ですか。投擲しても引き戻せる能力持ちのようですね」「まあ、そこそこ一般的な魔剣の能力だよな。投擲能力持ちにとってはありがたい能力だが」
カザミネが魔剣と判断し、相手はそれを認めた。しかし、魔剣は複数能力を持つものも多い。あくまで引き窓せる能力はそのうちの一つに過ぎないからこそ、彼は否定しなかったのだろう。もしくは──能力がそれしかなかったとしてもハッタリを利かせている可能性もあるか。どちらにせよ、相手に正直に教える理由はない。
一瞬のにらみ合いの後、動いたのはカザミネ。大太刀の間合いにするべく詰め寄りながら刃をふるうが、相手が少し下がって大斧で大太刀の刃を止める。そこから何度かお互いの武器が振るわれるが刃は互いの体に当たらない──ように見えたかもしれない。だが、自分は見えていた。カザミネの切っ先が何度も相手の大斧使いの体を取ら得ていた瞬間を。
本当に激しい出入りの中の攻撃なので、見逃した人もそれなりにいただろう。斬撃の合間に鋭く伸びる突きを混ぜられたことで、大斧使いは見切れずに被弾している。もっとも、あんなキレのいい突き攻撃を重量がかさむ重鎧を着こんでいる状態ですべて見切れというのも酷すぎる話ではあるが。
「早すぎんだろ……ここまで早い突きなんてそうそうお目に掛かれねえぞ」「こちらも後がないですからね、遠慮も加減もできません」
大斧使いのつぶやきに、カザミネは淡々と言葉を返していた。言葉が返ってくるとは思っていなかった様子の大斧使いだったが、カザミネの言葉に顔をしかめている。無理もない、ここまで調子がいいカザミネはそうそう見れない。土壇場で力を発揮するってのはヒーローっぽいな。
「後がないのはこちらも同じでな。悪いが負けられねえ!」「当然でしょう、ここまで残っている以上、お互い死力を尽くして戦わなくては仲間に顔向けできないでしょう」
この二人の言葉の後、お互いが互いに詰め寄り攻撃を開始した。その戦いはお互い力をここで燃やし尽くさんとするかのような鬼気迫るものがあった。だが、戦いの流れはカザミネに傾いていく。決して大斧使いの技量が劣っているわけではない、ただただカザミネがそれらの上を行くのだ。
大斧使いの攻撃の軌跡を大太刀で逸らし、弾き、流して力を十全に振るわせない。そして己は大太刀の刃を次々と鎧の隙間を狙って潜り込ませていくのだ。すさまじい集中力と、技量の両立。大斧使いの鎧が血によって赤黒く染まってゆく。動きも各自tるに鈍ってゆく。しかし、カザミネは勝ちを急がない。
「なんだと!?」「その行動は予想していましたよ」
見かねた相手の一人が乱入し、カザミネに向かって複数の投げナイフを放ったのだがカザミネはそれらをすべて回避、もしくは大太刀を用いてはじき落とした。これだけなら、塔に挑んでいるプレイヤーならばまあまあできる。しかし今回、カザミネはナイフを投げつけてきた相手のほうを一瞥もしていないのである。
つまり、乱入者の気配と風切り音などから判断して方向と攻撃された内容を理解して瞬時に対応したということである。繰り返すが、一切攻撃の飛んできた方向を確認せずに、である。相手が「なんだと!?」と叫んでしまうのも当然と言っていいだろう。
「マジか」「すごいものを見てしまったような」「まるで映画のワンシーンですわね」
レイジ、ロナちゃん、エリザの発言だ。一方でカナさんは満足そうにうなずいている。実家の道場に通うのであれば、あれぐらいはできないとと言わんばかりだ。そしてこのカザミネの見せたパフォーマンス──カザミネは狙ったわけじゃないだろうが──が切っ掛けで大斧使いの心が折れたらしい。
「くっそがぁ!」
破れかぶれのように大斧を振るいだす大斧使い。大斧は振り回されるだけでも相手にとっては厄介だ。その重量と当たってしまった時の一撃必殺性の高さがあるからだ。しかし、今のカザミネにそんな雑になってしまった攻撃が通じるわけもなく。その数秒後、大斧使いの首が宙に飛んだ。
「──次が控えていますので」
ただそう一言カザミネがつぶやいた後に大斧使いの首が地面に転がり、そして体のほうも地面に倒れた。まずは一人抜きなのだが、そのカザミネの後ろ姿に少しうすら寒いものを感じる。首を落とした最後の一太刀、あれはあまりにも早く、そして的確に首をとらえていた。自分が仕掛けられた場合、避けられるか? と考えてしまう。
二番手の槍使いが部舞台に上がってきたが、カザミネは下がる様子を一切見せず戦闘を続行するつもりのようだ。今のカザミネなら、確かに変に下げさせるよりこのまま戦った方が良いかもしれない。二人目も倒してくれると期待しよう。
「カザミネ、気合は十分だな」「気迫が感じられます。一方で気負いは感じられない──今日のカザミネさんは強いですよ」
ツヴァイのつぶやきにカナさんがそう返答している。確かに、今のカザミネからは圧を感じる。もっとも、それを強く感じていたのは対戦相手の方だった。
「なんか、やばそうだな」「ボスと出会った時のような殺気のようなやつを感じるぞ」「俺、先頭で出る予定だったんだが変わってくれねえか?」
次の対戦相手と思われる魔法使い、軽鎧を着こんだ槍使い、大斧使いがあれこれ話しているのを聞き取った。重鎧を着ている大斧使いが最初に出る予定だったようだが、カザミネが発している圧に気おされたのかしり込みしている。そんな彼らに大会運営をしているプレイヤーから警告が飛んだ。
「ギルド、ストライクスマッシュの出場予定者は武舞台に上がってください! 後一分以内に上がらない場合は危険とみなしブルーカラーの勝利といたします!」
そう言われてしまったが、相手のギルドの最初の一人が部舞台に上がってきたのはそれから四十七秒後だった。これはしっかりと図らせてもらっていたので間違いない。かなり仲間内でもめた挙句、結局大斧使いが上がって来る形となった。大斧使いの兜は全面が解放されているおかげで表情がよくわかる。
「くそ、こんな圧に負けるか! やってやらあ!」
そう叫ぶ姿は、自分に強く言い聞かせて戦う前から負けてしまうことを防ごうとしている心境が見て取れる。敵じゃなくったって圧を感じているんだ、相手側からしてみれば相当なものを感じているのだろうと想像がつく。さて、そんなカザミネは大太刀を音もなく静かに抜き放ち、静かに構えた。大声を出して奮起する大斧使いが動とするならば、まさにカザミネは静だろう。
対極的な姿を見せる二人が構えたことで試合が始まった。いきなり大斧使いがカザミネに向かって突撃する。カザミネは待ち構える姿勢をとったが、カザミネの持つ大太刀の間合いに入る直前で大斧使いは横にスイングするような形で大斧を投擲。回転する大斧の刃がカザミネの首を狙う。
が、カザミネは眉一つ動かさずにこの大斧の刃に己の大太刀の刃を合わせる。重量やら質量の差で普通なら大太刀が押し負けてしまうのだが──カザミネは己の技量を生かして、勢いに逆らわずに大斧の軌跡を曲げて見せた。大斧はカザミネの隣を風切り音とともに通過する。大斧使いの狙いは外れたわけだが、彼は全く動じていない。
何かある。カザミネもそう感じ取ったようで大斧使いに迫らず様子をうかがっている。大斧使いはカザミネの対応に舌打ちしながら、投げた大斧を手元に戻した。ワープするように戻ってきたのではなく、糸に繋がれていたような感じで引っ張られて戻ってきたのである。
「魔剣の一種ですか。投擲しても引き戻せる能力持ちのようですね」「まあ、そこそこ一般的な魔剣の能力だよな。投擲能力持ちにとってはありがたい能力だが」
カザミネが魔剣と判断し、相手はそれを認めた。しかし、魔剣は複数能力を持つものも多い。あくまで引き窓せる能力はそのうちの一つに過ぎないからこそ、彼は否定しなかったのだろう。もしくは──能力がそれしかなかったとしてもハッタリを利かせている可能性もあるか。どちらにせよ、相手に正直に教える理由はない。
一瞬のにらみ合いの後、動いたのはカザミネ。大太刀の間合いにするべく詰め寄りながら刃をふるうが、相手が少し下がって大斧で大太刀の刃を止める。そこから何度かお互いの武器が振るわれるが刃は互いの体に当たらない──ように見えたかもしれない。だが、自分は見えていた。カザミネの切っ先が何度も相手の大斧使いの体を取ら得ていた瞬間を。
本当に激しい出入りの中の攻撃なので、見逃した人もそれなりにいただろう。斬撃の合間に鋭く伸びる突きを混ぜられたことで、大斧使いは見切れずに被弾している。もっとも、あんなキレのいい突き攻撃を重量がかさむ重鎧を着こんでいる状態ですべて見切れというのも酷すぎる話ではあるが。
「早すぎんだろ……ここまで早い突きなんてそうそうお目に掛かれねえぞ」「こちらも後がないですからね、遠慮も加減もできません」
大斧使いのつぶやきに、カザミネは淡々と言葉を返していた。言葉が返ってくるとは思っていなかった様子の大斧使いだったが、カザミネの言葉に顔をしかめている。無理もない、ここまで調子がいいカザミネはそうそう見れない。土壇場で力を発揮するってのはヒーローっぽいな。
「後がないのはこちらも同じでな。悪いが負けられねえ!」「当然でしょう、ここまで残っている以上、お互い死力を尽くして戦わなくては仲間に顔向けできないでしょう」
この二人の言葉の後、お互いが互いに詰め寄り攻撃を開始した。その戦いはお互い力をここで燃やし尽くさんとするかのような鬼気迫るものがあった。だが、戦いの流れはカザミネに傾いていく。決して大斧使いの技量が劣っているわけではない、ただただカザミネがそれらの上を行くのだ。
大斧使いの攻撃の軌跡を大太刀で逸らし、弾き、流して力を十全に振るわせない。そして己は大太刀の刃を次々と鎧の隙間を狙って潜り込ませていくのだ。すさまじい集中力と、技量の両立。大斧使いの鎧が血によって赤黒く染まってゆく。動きも各自tるに鈍ってゆく。しかし、カザミネは勝ちを急がない。
「なんだと!?」「その行動は予想していましたよ」
見かねた相手の一人が乱入し、カザミネに向かって複数の投げナイフを放ったのだがカザミネはそれらをすべて回避、もしくは大太刀を用いてはじき落とした。これだけなら、塔に挑んでいるプレイヤーならばまあまあできる。しかし今回、カザミネはナイフを投げつけてきた相手のほうを一瞥もしていないのである。
つまり、乱入者の気配と風切り音などから判断して方向と攻撃された内容を理解して瞬時に対応したということである。繰り返すが、一切攻撃の飛んできた方向を確認せずに、である。相手が「なんだと!?」と叫んでしまうのも当然と言っていいだろう。
「マジか」「すごいものを見てしまったような」「まるで映画のワンシーンですわね」
レイジ、ロナちゃん、エリザの発言だ。一方でカナさんは満足そうにうなずいている。実家の道場に通うのであれば、あれぐらいはできないとと言わんばかりだ。そしてこのカザミネの見せたパフォーマンス──カザミネは狙ったわけじゃないだろうが──が切っ掛けで大斧使いの心が折れたらしい。
「くっそがぁ!」
破れかぶれのように大斧を振るいだす大斧使い。大斧は振り回されるだけでも相手にとっては厄介だ。その重量と当たってしまった時の一撃必殺性の高さがあるからだ。しかし、今のカザミネにそんな雑になってしまった攻撃が通じるわけもなく。その数秒後、大斧使いの首が宙に飛んだ。
「──次が控えていますので」
ただそう一言カザミネがつぶやいた後に大斧使いの首が地面に転がり、そして体のほうも地面に倒れた。まずは一人抜きなのだが、そのカザミネの後ろ姿に少しうすら寒いものを感じる。首を落とした最後の一太刀、あれはあまりにも早く、そして的確に首をとらえていた。自分が仕掛けられた場合、避けられるか? と考えてしまう。
二番手の槍使いが部舞台に上がってきたが、カザミネは下がる様子を一切見せず戦闘を続行するつもりのようだ。今のカザミネなら、確かに変に下げさせるよりこのまま戦った方が良いかもしれない。二人目も倒してくれると期待しよう。
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