『俺だけが知っている「隠しクラス」で無双した結果、女神に愛され続けた!』

ソコニ

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第23話『魔王軍、王都総攻撃!「俺が全て止める」』

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東の砂漠への出発を翌日に控えた夜明け前、突如として王都ソレイユに異変が起きた。

「警報だ!北の城壁が攻撃を受けている!」

城壁から発せられた警報の鐘が王都全体に響き渡り、レオンは目を覚ました。「神域の賢者」の力が完全覚醒して以来、彼の感覚は通常の人間を遥かに超えていた。警報が鳴る前から、彼は何かの予感に目を覚まし、窓辺に立っていたのだ。

「来たか…」

レオンは北の方角を見つめた。まだ薄暗い空に、黒い影が無数に舞っている。そして地上からは、大規模な軍勢の気配が感じられた。

「智慧の輝き」が強く脈動する。彼の額に浮かぶ青白い印が光を放ち、「神託解析」が自動的に発動した。

【警告:大規模な敵軍接近】
【種別:魔王軍、闇の眷属の影響下】
【規模:歩兵3000、飛行種500、魔獣200】
【目的:王都占領、星のルーンの奪取】
【指揮官:四天将の一人、風魔将軍フロス】
【推定時間:城壁突破まであと10分】

レオンは咄嗟に動き出した。彼は「天の裁定」を手に取り、「星のルーン」と「月の欠片」を首にかけた。完全覚醒した今、彼は普段の衣服の上からでも鎧を「万物創造」で生成できた。青白い光が彼の体を包み、軽量でありながら強度の高い鎧が形成される。

「レオン!」

廊下から駆けつけてきたのはフィオナだった。彼女も既に戦闘服に身を包み、手には短剣を握っていた。

「魔王軍よ!突然の襲撃…」

「わかっている」レオンは静かに答えた。「風魔将軍フロスが率いる大軍だ」

「どうやって?」彼女は驚いた様子で尋ねた。

「『神託解析』だ」彼は簡潔に答えた。「王宮の全員を避難させてくれ。私は前線へ向かう」

「待って!」フィオナが彼の腕を掴んだ。「あなた一人では危険すぎるわ」

レオンは微笑んで彼女の手に自分の手を重ねた。その手は穏やかな温もりを持ちながらも、底知れぬ力を秘めていた。

「大丈夫だ。今の私なら」

彼の瞳が星空のように輝き、フィオナは言葉を失った。確かに昨夜から、彼は完全に別人のようになっていた。神々しさと威厳を纏い、同時に静かな自信に満ちていた。

「わかったわ」彼女は頷いた。「でも、無茶はしないで」

レオンは軽く頷き、窓から外を見た。王都全体が既に騒然としており、騎士団が各所に配置され始めていた。そして遠くから、巨大な魔獣の咆哮が聞こえてきた。

「行くぞ」

彼は窓から飛び出した。通常なら命取りとなる高さだったが、「神域の賢者」の力が彼の落下を緩和し、彼は軽々と地面に着地した。そして北の城壁へと走り出した。

王都の市民たちが避難する中、レオンは逆方向へと駆けていく。彼の姿を見た市民たちからは驚きの声が上がった。

「あれは『神域の賢者』だ!」
「レオン様が戦いに向かわれる!」
「私たちを救ってくれるぞ!」

北の城壁に近づくにつれ、戦闘の音が大きくなっていった。魔物の咆哮、剣の打ち合う音、魔法の爆発音。レオンは城壁の上に飛び上がり、状況を確認した。

そこには圧倒的な数の魔王軍が広がっていた。黒い鎧を纏った兵士たち、空を飛ぶ翼竜の群れ、そして巨大な魔獣たち。彼らの全てが「闇の眷属」の力で強化されているようで、体から黒い霧を漂わせていた。

王国騎士団は必死で抵抗していたが、すでに城壁の一部が崩れ、魔王軍が流れ込み始めていた。さらに勇者パーティの姿も見える。アレン、ガルム、セリア、ノイルの四人が最前線で戦っていた。

「全く、勝手に出撃しやがって…」

レオンはそう呟きながらも、彼らの勇気には敬意を払った。特にアレンは果敢に最前線で戦い、聖剣で幾多の敵を倒していた。しかし、その表情には疲労の色が見え、もはや長くは持たないだろう。

「『神託解析』、敵全体を分析」

レオンは城壁の上から両手を広げ、「智慧の輝き」の力を最大限に引き出した。青白い光が彼の目から放たれ、戦場全体を照らし出す。彼の脳裏には次々と情報が流れ込んでくる。

【魔王軍の構成】
【歩兵:闇の力で強化、弱点は頭部の角】
【飛行種:風の力を操る、弱点は翼の付け根】
【魔獣:炎と氷の二種、弱点は相反する属性】
【風魔将軍フロス:本体は実体化していない、風の渦の中心に本体あり】

「完全に把握した」

レオンは「天の裁定」を抜いた。剣が青白い光を放ち、彼のオーラと共鳴する。この光景に、一瞬戦場が静まり返った。味方も敵も、彼の姿に釘付けになったのだ。

「あれは…レオン?」アレンが息を切らしながら見上げた。

「なんという力…」セリアも驚きの表情を浮かべた。

風魔将軍フロスも、レオンの姿に気づいたようだ。巨大な風の竜巻の中から、鋭い声が響いた。

「『神域の賢者』!お前か!我が主が求める者は!」

レオンは冷静に風の竜巻を見つめた。「闇の眷属」の手先、風魔将軍フロス。彼が今回の襲撃の指揮官だった。

「貴様の主に伝えておけ」レオンは静かに、しかし全戦場に響き渡る声で言った。「私の力は決して奪えない。そして『月の門』も決して開かせはしない」

「大口を叩くな!」フロスの怒号と共に、風の刃が無数にレオンに向かって放たれた。

しかし、彼はそれらを「神託解析」で完全に見切っていた。彼は「天の裁定」を一振りするだけで、全ての風の刃を打ち払った。

「私の番だ」

レオンは「全知識吸収」で得た古代魔法の知識を呼び起こした。彼の記憶の中には、過去の「神域の賢者」たちの知識も含まれていた。古代最強の封印魔法を詠唱する。

「古の光よ、我が名において命じる。天空より降り注げ、『光明万象』!」

彼が剣を天に掲げると、空が割れるように光が差し込み、無数の光の矢が降り注いだ。それらは魔王軍の兵士たちを的確に狙い撃ち、次々と倒していく。飛行種たちは翼の付け根を撃ち抜かれ、空から落下し、魔獣たちはそれぞれの弱点を突かれて悲鳴を上げた。

「な、何だこれは!?」フロスの声が混乱に満ちていた。

レオンは次の魔法を唱え始めた。今度はより強力な封印魔法だ。

「時の狭間より来たりし神託の力よ、我が血肉となりて世界を照らせ。『神域絶対剣』!」

「天の裁定」が眩い光を放ち、巨大な光の剣の形となって空に現れた。それは王都全体を覆うほどの巨大さで、市民たちは畏怖の念から跪くほどだった。

「消えろ」

レオンの一言と共に、光の剣が魔王軍の上に降り注いだ。一撃で数百の敵が消滅し、黒い霧となって散っていく。

「ば、馬鹿な…!」フロスの竜巻が揺らめいた。

しかし、レオンの攻撃はまだ終わらなかった。彼は「万物創造」の力も駆使し、城壁の石材から無数の光の矢を生み出し、精密に敵を狙い撃った。

わずか数分の間に、魔王軍の三分の一が壊滅した。残りの敵兵も混乱し、陣形が乱れ始めている。

「こんな力がありながら…」アレンは呆然と見上げていた。「これが本当の勇者の姿か…」

ガルムも黙って頷き、セリアは言葉を失っていた。ノイルだけが歯噛みし、不満そうな表情を隠さなかった。

風魔将軍フロスは怒りと恐怖に震えていた。彼の竜巻がさらに激しくなり、王都全体を飲み込もうとするほどの規模に膨れ上がった。

「このままでは引き下がれん!『神域の賢者』、我が全力を受けてみよ!」

巨大な竜巻が王都に向かって迫ってくる。このままでは、城壁どころか王都そのものが吹き飛ばされるだろう。

「させるか」

レオンは「智慧の輝き」と「天の裁定」の力を完全に解放した。彼の体が宙に浮かび、青白い光のオーラが巨大な盾の形となって王都を包み込む。竜巻がその盾にぶつかり、激しい風が四方に散っていった。

「まだだ!」

フロスは竜巻の中心から出てきた。彼の姿は半透明で、風そのものが形を成したような存在だった。彼は両手を掲げ、最後の力を振り絞る。

「『暴風魔王剣』!」

風が渦を巻き、巨大な剣の形となって、レオンに向かって突進してきた。

レオンは「神託解析」でフロスの攻撃パターンを完全に見切っていた。彼は「天の裁定」を構え、「全知識吸収」で得た最強の剣技を繰り出す。

「見切った」

彼の動きは目にも止まらぬ速さだった。「天の裁定」が風の剣を真っ二つに切り裂き、そのまま風魔将軍フロスの本体まで届いた。

「な…!」

フロスの体が青白い光に包まれ、風の姿が徐々に実体化していく。それは古代の鎧を着た青白い肌の人型生物だった。

「こ、これが『神域の賢者』の力…!」フロスは驚愕の表情を浮かべた。「主に報告せねば…!」

しかし、レオンはそれを許さなかった。「天の裁定」の一撃が、フロスの体を貫いた。

「我が主、ファルゼウス様…!」

フロスの体が光の中で砕け散り、黒い霧となって消えていった。風魔将軍の死と共に、魔王軍の士気は一気に崩壊した。残された兵たちは散り散りに逃げ始め、飛行種たちも空へと散っていった。

戦場に静寂が戻った。レオンはゆっくりと地上に降り立ち、「天の裁定」を鞘に収めた。彼の周りにはまだ青白いオーラが漂っていた。

城壁の上からは、王国騎士団と市民たちの歓声が沸き起こった。

「レオン様万歳!」
「神域の賢者様がお救いくださった!」
「王国の英雄だ!」

アレンたち勇者パーティも彼の元に駆け寄ってきた。

「レオン…」アレンは言葉に詰まりながら、彼を見上げた。「あの力は…」

「『神域の賢者』の力が完全に目覚めたんだ」レオンは静かに答えた。「これが本来の私の姿だったようだ」

「凄まじい力だ」ガルムは敬意を込めて言った。「一人で魔王軍を撃退するなんて」

セリアも感嘆の表情を隠せなかった。「『全知識吸収』と『神託解析』、そして『万物創造』…すべてが最高レベルに達したのね」

ノイルだけが不満そうな表情を浮かべていたが、それでもレオンの力を否定することはできなかった。

「レオン!」

フィオナが騎士団を引き連れてやってきた。彼女の表情には安堵と誇りが混じっていた。

「無事だったのね!」

「ああ」レオンは微笑んだ。「魔王軍は撃退した。風魔将軍フロスも倒した」

国王バイロンも自ら前線に駆けつけてきた。彼は厳かな表情でレオンの前に立ち、深々と頭を下げた。

「レオン殿、汝の力は王国の誇りだ。今日のことは永遠に歴史に刻まれるだろう」

レオンは恭しく一礼した。「私の力を王国のために使えることを光栄に思います」

「魔王軍の襲撃…」国王は深刻な表情で言った。「『闇の眷属』の動きが活発化している証拠だ。『月の門』を開くため、彼らは全力を尽くすだろう」

「はい」レオンは頷いた。「彼らは『太陽の印章』を手に入れたと言っていましたが、それでも私たちは砂漠へ向かうべきです。確認する必要があります」

「確かに」国王は同意した。「だが、今日の戦いで王都の防衛も重要だと分かった。勇者パーティには王都に残ってもらおう」

アレンは不満そうな表情を浮かべたが、国王の命令に逆らうことはできなかった。「わかりました、陛下」

「レオン殿とフィオナ、そして選ばれた騎士団で砂漠に向かいなさい」国王はそう命じた。

レオンは標高の高い城壁から、東の砂漠の方角を眺めた。彼の「神託解析」の力は、はるか遠くまで届くようになっていた。砂漠の向こうに何かの気配を感じる。「太陽の印章」は本当にそこにあるのか、それとも既に「闇の眷属」の手に渡ったのか。

「明日出発します」レオンは国王に向かって言った。「今日の戦いで犠牲になった方々の葬儀の後で」

「思慮深い判断だ」国王は頷いた。

レオンは城壁から王都を見下ろした。今回の襲撃で、城壁の一部が崩れ、幾つかの建物が破壊されていた。そして何より、犠牲になった騎士たちと市民たち。彼らの命は二度と戻らない。

「万物創造」の力を使い、彼は破壊された城壁を修復し始めた。青白い光が城壁を包み込み、崩れた石材が元の位置に戻っていく。市民たちは驚嘆の声を上げ、中には泣き出す者もいた。

「レオン様の力で王都が復興している!」
「神の奇跡だ!」

修復を終えたレオンは、犠牲者たちのために一瞬黙祷した。「神域の賢者」として強大な力を持っても、失われた命は戻せない。この事実が彼の心に重くのしかかった。

「レオン」フィオナが彼の側に寄り添った。「あなたのおかげで多くの命が救われたのよ」

「ああ」彼は静かに答えた。「でも、全ては救えなかった」

「それが戦いよ」彼女は優しく彼の手を取った。「だからこそ、私たちは『月の門』を守らなければならない。より大きな犠牲を防ぐために」

レオンは頷いた。彼の使命はより明確になった。「闇の眷属」を倒し、「月の門」の封印を強化する。そして何より、二度とこのような悲劇を繰り返さないこと。

夕暮れが王都を赤く染める中、レオンとフィオナは城壁に立ち、東の地平線を見つめていた。明日から始まる砂漠への旅は、彼らの運命をさらに大きく動かすことになるだろう。

「準備はいいか?」レオンは尋ねた。

「ええ」フィオナは決意を込めて答えた。「あなたと共に、『太陽の印章』を探し出すわ」

二人の背後では、アレンが深い思いを抱きながら彼らを見つめていた。

「本当の勇者は…」彼は小さく呟いた。「レオンだったのかもしれない」

神々しい夕陽の光が、「神域の賢者」と王女の姿を黄金色に染め上げていた。新たな旅立ちの時が、いよいよ訪れようとしていた。
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