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1389 マレスの忠誠心
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「お嬢様、この剣は?」
「煉極刃って剣なんだけど、マレスにぴったりだと思ってさ。それ使いなよ」
俺がお嬢様に拾われて三年経ったある日の事だった。
この頃には雑用係から外れ、お嬢様の秘書を兼ねた護衛のような立ち位置になり、一日の多くをお嬢様の傍で過ごすようになっていた。
その日もいつも通り朝の支度をして、お嬢様の執務室を訪れると、唐突に一本の剣を俺に手渡してきたのだ。
それが煉極刃だった。
「ありがとうございます。ですが私は体力型と言っても密偵ですし、剣を持って直接戦うのはそれほど得意ではありません。これを持つのにもっと相応しい者がいるのでは・・・」
剣が使えないわけではない。お嬢様に拾われる前までは、ニール達と悪さばかりしていたから喧嘩なんて慣れたものだ。しかし体力型として平均的な体格の俺は、正面から力でぶつかるよりも、頭を使い技を駆使して戦うタイプだ。それに戦いよりも偵察をして、相手の能力や戦力を分析する方が得意だし性に合っている。
お嬢様が渡してくれたこの剣、アラルコン商会で物を見る目を養われた俺には分かる。
かなりの業物だ。それに柄を握って肌で感じるものもあった。この剣は何か特殊能力が備わっているようだ。
これほどの剣、俺がもらっても宝の持ち腐れになるかもしれない。それよりももっと上手く扱える者に使ってもらった方がいいだろう。
その想いで断ったのだが、お嬢様は笑って首を横に振った。
「なに言ってんの?あんたにピッタリだって言ったでしょ?アタシはあんたが一番この剣を上手く使えると思って選んだの。他の人じゃ意味がないんだって。それにあんたは密偵だけじゃなくて、前に出ても十分戦えるじゃん?いいから持っておきなって」
普段は冷静沈着に仕事をこなし、落ち着いた男という印象を持たれているが、その心のうちには熱いものを秘めている。
使い手の精神の高揚によって刀身に熱を宿す煉極刃。
それはまるで、アブエル・マレスという男を表したような一振りだった。
「いくぞカシレロォォォォォーーーーーーーーッツ!」
鋼の刃は炎そのものと思える程に真っ赤に染まり、あまりに強い熱気はマレスの周囲の雪と氷さえも溶かした。カシレロの血によって生み出された赤い蟲達は熱に耐えきれずに蒸発し、カシレロは目も開けられないほどの熱波にたまらず距離をとった。
「ぐっ!このカス野郎がぁぁぁぁぁーーーーーーッツ!」
押し寄せる熱波を防ぐために、カシレロが右手を前に出して結界を張った。その直後、眼前の青く輝く結界を、烈火の如く燃え上がる炎が叩きつけてきた。
「なっ!なんだ!?」
燃え上がる炎に見えた物、それは炎と見紛う程の高熱を発するマレスの煉極刃だった。
その一撃はカシレロの結界を大きく揺さぶり、亀裂を入れる程だった。
「ハァァァァーーーーーーーーーッツ!」
連打!
剣を振り上げもう一度叩きつける!そのまま体を回して右から打ちつけると、手首を返して左から結界を打つ!硬い金属と金属をぶつけ合わせるような音が、戦場に鳴り響く。
「ぐぬぅぅぅぅぅッツ!こ、このカス野郎がぁぁぁーーーーーッツ!」
「オォォォォォォーーーーーーーーッツ!」
カシレロの額には一気に大粒の汗が浮かび、焦りと苛立ちに口元が引きつり、眉間には深いシワが刻まれた。左腕を落とされた時も、ここまでの動揺は見せなかったカシレロだが、今はもう余裕など微塵もなかった。絶えず魔力を流す事で結界を維持しているが、すでに何度も破壊されるだけの攻撃を受けている。
一瞬でも魔力の流れを絶てば、この結界は木っ端微塵に砕かれるだろう。
この野郎、なんだこの斬撃は!?重いだけじゃねぇ、火の塊みてぇな剣だから受けた先から溶かされる!ヒビに加えて溶解まで修復しなきゃならねぇ、その分余計な魔力が食われる!
致死量近くまで血は吸ったんだ、なのになんでこいつはここまで戦える!?立っている事がおかしいくらいなんだぞ!
「チィッ!野郎しつけぇぞ!さっさとくたばりやがれぇッツ!」
今こいつは残りカスみてぇな力を絞り出して剣を振ってる。
そう長く持つはずがねぇ、このまま耐えれば俺が勝つ!カスが!俺を追い詰めたつもりだろうが、青魔法兵団団長の魔力量をなめんじゃねぇぞ!
このまま日が暮れるまでだって持たせてやらぁッツ!
「ハァッ・・・ハァッ・・・」
そうだ、カシレロ・・・俺の血を吸った貴様なら気付いているだろう?
残りの力をかき集めて無理やり体を動かしているが、時間の問題だ。
限界は近い・・・・・
だがなカシレロ、俺はシャノンお嬢様から任されたんだ。セインソルボ山を攻略するには、俺の力が必要だってな。
どうしようもないカスみてぇな俺を、まっとうな道に導いてくれたお嬢様の期待だ、応えないわけにはいかねぇだろ!
限界ギリギリのマレスを支えているものは、シャノンへの忠誠心。
信頼に応えるという強い気持ちだけで、マレスは瀕死の体を突き動かしていた。
攻めるマレスと護るカシレロ、両者のぶつかり合いは大気を揺さぶる程に激しいものだった。
煉極刃を全開にしたマレスの一撃一撃は、うかつに近づこうものなら、熱波によって焼き殺される程強烈だった。
帝国軍の兵士達は加勢しようにもできず、ギリギリの距離をとって見ている事しかできなかった。
この場にはマレスとカシレロ、そして帝国軍の兵士達しかいない。
なぜならロンズデールの兵士達は、フリオサザール・カラコスの死者の軍団によって、足止めされているからだ。
セインソルボ山での戦いに臨む事になった時、マレスは兵力の差をどう埋めるか考えた。
ロンズデールが用意できる数はせいぜい二万五千、しかし事前の調べで帝国軍は倍の五万は用意している事が分かった。
まともにやって埋められる差ではない。圧倒的な数の差をどうやって埋めるか?そう考えた時、マレスは地形に勝機を見出した。
戦場となるセインソルボ山、両軍がぶつかる場所は両脇を高い崖で覆われている。
ここならば一度に送り込める兵士にも限りがある。己の優位を知っている帝国軍は、前の兵士がやられても代わりを送ればいいだけだ。いずれは数の力で押し切れる。正面からのぶつかり合いこそ臨むところだろう。
そこに付け入る隙がある。
ロンズデールは二万五千の兵のうち、まず五千人を先発隊として突撃させる。
残りの二万は分散して、それぞれ決められた場所へ移動し役目を全うする。
そのうちの一つの隊が黒魔法兵を中心とし、崖の上から帝国兵達を爆発魔法で一掃した部隊である。
地上数十メートルの崖の上は足場が悪く、とても待ち伏せには向かない場所である。
そのため帝国軍は上からの攻撃は選ばず地上戦のみを選んだ。数で大きく上回る自軍ならば、力技で十分に押し切れるとの考えからだ。確かにその通りだが、そこには師団長カシレロの驕りがあった。
なぜなら逆に数で劣るロンズデールは、環境が悪く誰も使わないだろうという場所にこそ、活路を見出したのだから。
カシレロはすでにマレスの術中にはまっていた。
マレスがなぜ単身で敵陣深くにまで入り込んだのか?無謀にしか見えない特攻にはマレスの覚悟があった。
「犠牲は俺だけでいい」
マレスは炎の如き煉極刃の切っ先をカシレロに向け、両腕を右脇に抱えるように引いた。
やや前傾姿勢になって腰を落とし、右足を後ろに引く。
それは先刻、カシレロの左腕を斬り落としたあの構えだった。
そして腿に、膝に、爪先に力を溜め、一気に地面を蹴りつけた!
「ッ!し、しまっ・・・!」
連打を防ぐ事に集中するあまり、カシレロは失念していた。
帝国最高の青魔法使いである自分が、天衣結界でさえ防げないと思わされたあの突きがある事を。
それに気づいた時にはもう遅い。
煉極刃の最大火力を込めた渾身の突きが、カシレロの結界を突き破った。
「煉極刃って剣なんだけど、マレスにぴったりだと思ってさ。それ使いなよ」
俺がお嬢様に拾われて三年経ったある日の事だった。
この頃には雑用係から外れ、お嬢様の秘書を兼ねた護衛のような立ち位置になり、一日の多くをお嬢様の傍で過ごすようになっていた。
その日もいつも通り朝の支度をして、お嬢様の執務室を訪れると、唐突に一本の剣を俺に手渡してきたのだ。
それが煉極刃だった。
「ありがとうございます。ですが私は体力型と言っても密偵ですし、剣を持って直接戦うのはそれほど得意ではありません。これを持つのにもっと相応しい者がいるのでは・・・」
剣が使えないわけではない。お嬢様に拾われる前までは、ニール達と悪さばかりしていたから喧嘩なんて慣れたものだ。しかし体力型として平均的な体格の俺は、正面から力でぶつかるよりも、頭を使い技を駆使して戦うタイプだ。それに戦いよりも偵察をして、相手の能力や戦力を分析する方が得意だし性に合っている。
お嬢様が渡してくれたこの剣、アラルコン商会で物を見る目を養われた俺には分かる。
かなりの業物だ。それに柄を握って肌で感じるものもあった。この剣は何か特殊能力が備わっているようだ。
これほどの剣、俺がもらっても宝の持ち腐れになるかもしれない。それよりももっと上手く扱える者に使ってもらった方がいいだろう。
その想いで断ったのだが、お嬢様は笑って首を横に振った。
「なに言ってんの?あんたにピッタリだって言ったでしょ?アタシはあんたが一番この剣を上手く使えると思って選んだの。他の人じゃ意味がないんだって。それにあんたは密偵だけじゃなくて、前に出ても十分戦えるじゃん?いいから持っておきなって」
普段は冷静沈着に仕事をこなし、落ち着いた男という印象を持たれているが、その心のうちには熱いものを秘めている。
使い手の精神の高揚によって刀身に熱を宿す煉極刃。
それはまるで、アブエル・マレスという男を表したような一振りだった。
「いくぞカシレロォォォォォーーーーーーーーッツ!」
鋼の刃は炎そのものと思える程に真っ赤に染まり、あまりに強い熱気はマレスの周囲の雪と氷さえも溶かした。カシレロの血によって生み出された赤い蟲達は熱に耐えきれずに蒸発し、カシレロは目も開けられないほどの熱波にたまらず距離をとった。
「ぐっ!このカス野郎がぁぁぁぁぁーーーーーーッツ!」
押し寄せる熱波を防ぐために、カシレロが右手を前に出して結界を張った。その直後、眼前の青く輝く結界を、烈火の如く燃え上がる炎が叩きつけてきた。
「なっ!なんだ!?」
燃え上がる炎に見えた物、それは炎と見紛う程の高熱を発するマレスの煉極刃だった。
その一撃はカシレロの結界を大きく揺さぶり、亀裂を入れる程だった。
「ハァァァァーーーーーーーーーッツ!」
連打!
剣を振り上げもう一度叩きつける!そのまま体を回して右から打ちつけると、手首を返して左から結界を打つ!硬い金属と金属をぶつけ合わせるような音が、戦場に鳴り響く。
「ぐぬぅぅぅぅぅッツ!こ、このカス野郎がぁぁぁーーーーーッツ!」
「オォォォォォォーーーーーーーーッツ!」
カシレロの額には一気に大粒の汗が浮かび、焦りと苛立ちに口元が引きつり、眉間には深いシワが刻まれた。左腕を落とされた時も、ここまでの動揺は見せなかったカシレロだが、今はもう余裕など微塵もなかった。絶えず魔力を流す事で結界を維持しているが、すでに何度も破壊されるだけの攻撃を受けている。
一瞬でも魔力の流れを絶てば、この結界は木っ端微塵に砕かれるだろう。
この野郎、なんだこの斬撃は!?重いだけじゃねぇ、火の塊みてぇな剣だから受けた先から溶かされる!ヒビに加えて溶解まで修復しなきゃならねぇ、その分余計な魔力が食われる!
致死量近くまで血は吸ったんだ、なのになんでこいつはここまで戦える!?立っている事がおかしいくらいなんだぞ!
「チィッ!野郎しつけぇぞ!さっさとくたばりやがれぇッツ!」
今こいつは残りカスみてぇな力を絞り出して剣を振ってる。
そう長く持つはずがねぇ、このまま耐えれば俺が勝つ!カスが!俺を追い詰めたつもりだろうが、青魔法兵団団長の魔力量をなめんじゃねぇぞ!
このまま日が暮れるまでだって持たせてやらぁッツ!
「ハァッ・・・ハァッ・・・」
そうだ、カシレロ・・・俺の血を吸った貴様なら気付いているだろう?
残りの力をかき集めて無理やり体を動かしているが、時間の問題だ。
限界は近い・・・・・
だがなカシレロ、俺はシャノンお嬢様から任されたんだ。セインソルボ山を攻略するには、俺の力が必要だってな。
どうしようもないカスみてぇな俺を、まっとうな道に導いてくれたお嬢様の期待だ、応えないわけにはいかねぇだろ!
限界ギリギリのマレスを支えているものは、シャノンへの忠誠心。
信頼に応えるという強い気持ちだけで、マレスは瀕死の体を突き動かしていた。
攻めるマレスと護るカシレロ、両者のぶつかり合いは大気を揺さぶる程に激しいものだった。
煉極刃を全開にしたマレスの一撃一撃は、うかつに近づこうものなら、熱波によって焼き殺される程強烈だった。
帝国軍の兵士達は加勢しようにもできず、ギリギリの距離をとって見ている事しかできなかった。
この場にはマレスとカシレロ、そして帝国軍の兵士達しかいない。
なぜならロンズデールの兵士達は、フリオサザール・カラコスの死者の軍団によって、足止めされているからだ。
セインソルボ山での戦いに臨む事になった時、マレスは兵力の差をどう埋めるか考えた。
ロンズデールが用意できる数はせいぜい二万五千、しかし事前の調べで帝国軍は倍の五万は用意している事が分かった。
まともにやって埋められる差ではない。圧倒的な数の差をどうやって埋めるか?そう考えた時、マレスは地形に勝機を見出した。
戦場となるセインソルボ山、両軍がぶつかる場所は両脇を高い崖で覆われている。
ここならば一度に送り込める兵士にも限りがある。己の優位を知っている帝国軍は、前の兵士がやられても代わりを送ればいいだけだ。いずれは数の力で押し切れる。正面からのぶつかり合いこそ臨むところだろう。
そこに付け入る隙がある。
ロンズデールは二万五千の兵のうち、まず五千人を先発隊として突撃させる。
残りの二万は分散して、それぞれ決められた場所へ移動し役目を全うする。
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地上数十メートルの崖の上は足場が悪く、とても待ち伏せには向かない場所である。
そのため帝国軍は上からの攻撃は選ばず地上戦のみを選んだ。数で大きく上回る自軍ならば、力技で十分に押し切れるとの考えからだ。確かにその通りだが、そこには師団長カシレロの驕りがあった。
なぜなら逆に数で劣るロンズデールは、環境が悪く誰も使わないだろうという場所にこそ、活路を見出したのだから。
カシレロはすでにマレスの術中にはまっていた。
マレスがなぜ単身で敵陣深くにまで入り込んだのか?無謀にしか見えない特攻にはマレスの覚悟があった。
「犠牲は俺だけでいい」
マレスは炎の如き煉極刃の切っ先をカシレロに向け、両腕を右脇に抱えるように引いた。
やや前傾姿勢になって腰を落とし、右足を後ろに引く。
それは先刻、カシレロの左腕を斬り落としたあの構えだった。
そして腿に、膝に、爪先に力を溜め、一気に地面を蹴りつけた!
「ッ!し、しまっ・・・!」
連打を防ぐ事に集中するあまり、カシレロは失念していた。
帝国最高の青魔法使いである自分が、天衣結界でさえ防げないと思わされたあの突きがある事を。
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