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1417 魔道剣士隊を率いる二人
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ロンズデール国魔道剣士隊。
元々はラミール・カーンが作った部隊である。魔道剣士とは、あらゆる魔道具を駆使して戦うという、特異な戦術を考案しており、一人一人がいくつもの魔道具を使い戦っている。
ゆえに魔導剣士隊としての決まった戦術というものは無い。好きな武器を使い、自分に合う魔道具を使い、そして自由に戦う事こそが、魔導剣士としての特色と言えるだろう。
カーンがクルーズ船での戦いに敗れ、魔道剣士隊は解散に追いやられてしまったが、リンジー・ルプレクトは魔道剣士の独創的な戦い方が、帝国との闘いで必要になると感じていた。
幸いにもラミール・カーンと魔道剣士四人衆以外は、クルーズ船の戦いには参加せずに残っていた。
解散したとはいえ、もう一度彼らを集めれば、魔道剣士隊を再結成する事はできる。
しかし魔導剣士が売国行為を企てた事は事実である。いくら戦力になるとはいえ、国王がすんなり認めるはずはない。そのまま復活というわけにはいかないだろう。
そう考えたリンジーは単なる魔導剣士隊の復活ではなく、新たなる魔導剣士隊、新生魔道剣士隊を作り上げたのである。
「リンジーさん、そこの帝国兵らを片付ければいいんですよね?」
アラン・フィールディングは視線の先で、武器を構え並び立つ帝国兵らを見据えると、自分達が呼ばれた理由を確認する。
「ええ、新生魔道剣士隊の初陣よ。アラン、できるわね?」
「もちろんですよ、ね?姉さん」
リンジーが念を押すと、アランは返事をしながら、隣に立つ姉のヴァージニアに顔を向ける。
さらりと言い切るその表情からは、余裕さえ感じられた。
「当然よ、新生魔道剣士隊の力、帝国のクズ共に見せつけてあげましょう」
ヴァージニアの青い瞳が妖しく光、楽しそうに細められる。
その笑みはまるで戦いを心待ちにしているような、残虐性さえも感じさせた。
「頼もしいわね、アラン、ヴァージニア。あなた達魔導剣士隊が突破口を作ったら、私達もそれに続くわ」
フィールディング姉弟の自信満々の返答を受けて、リンジーは一歩脇にずれて道を開けた。
自分達魔導剣士隊が負けるなど微塵も考えていない。勝って当たり前だと言わんばかりの揺るがない自信。リンジーも出会った当初は、フィールディング姉弟の過剰なまでの自信を懸念していた。
アランとヴァージニアを先頭に、後の魔導剣士達が続々と前に進み出る。
その背を見つめるリンジーに、ガラハドが後ろから声をかけた。
「相変わらずの二人だな、あの自信はどこから来るんだか」
「ふふふ、そうね・・・私も最初は心配したわ。自信を持つ事は良い事よ、でもそれも過ぎれば過信になる。足元を救われるんじゃないかって。でもね、ガラハド・・・・・」
そこで言葉を区切るとリンジーは振り返り、ガラハドの目を見て、力強くしっかりとした声で言い切った。
「フィールディング姉弟は、自信に裏付けされた確かな力があるわ」
出会った時は、自信過剰な二人だと思っていた。
しかし二人の力を知った今は違う。新生魔道剣士隊を率いるのは、このフィールディング姉弟しかいない。そう確信を持っている。
「さてと、じゃあ始めようか、姉さん」
アラン・フィールディングは腰に差していた長い湾刀、いわゆるサーベルを抜くと、片手で器用にクルリと回し地面に突き刺した。軽々と回したところを見ると、軽量化されているのが分かる。
全身の装備は黒い革で固められており、鎧の下には白いシャツ、グレーのカーゴパンツをはいている。
「そうね、いきましょうか。魔道剣士隊、準備はいいわね?」
ヴァージニア・フィールディングは背中に差している、細身の長剣を引き抜いた。形状は先端になるにつれ狭まり先端は鋭く尖っている。刀身で90㎝、全長で120センチはあるその武器は、エストックと呼ばれる剣である。
かなり長い剣ではあるが、180センチ近い長身のヴァージニアは、慣れた手つきで振るってみせた。
弟のアランと同じく、全身の装備は黒い革の胸当てや腕当てで固めてあり、鎧の下には白い厚地のシャツに、グレーのカーゴパンツをはいていた。
二人の後ろに控えていた魔道剣士隊は、ヴァージニアの言葉に、おう!と力強く返事をした。
新生魔道剣士隊、ラミール・カーンの時代から再び集まった者達、そしてリンジーが新たに集めた剣士も加え、その数は今では千人近い規模になっている。
「うん、みんな良い顔をしてるね」
「ええ、それじゃ魔道剣士隊、私達に続きなさい!」
アランとヴァージニアを先頭に、魔道剣士隊が帝国軍に向かって突撃をかけた!
元々はラミール・カーンが作った部隊である。魔道剣士とは、あらゆる魔道具を駆使して戦うという、特異な戦術を考案しており、一人一人がいくつもの魔道具を使い戦っている。
ゆえに魔導剣士隊としての決まった戦術というものは無い。好きな武器を使い、自分に合う魔道具を使い、そして自由に戦う事こそが、魔導剣士としての特色と言えるだろう。
カーンがクルーズ船での戦いに敗れ、魔道剣士隊は解散に追いやられてしまったが、リンジー・ルプレクトは魔道剣士の独創的な戦い方が、帝国との闘いで必要になると感じていた。
幸いにもラミール・カーンと魔道剣士四人衆以外は、クルーズ船の戦いには参加せずに残っていた。
解散したとはいえ、もう一度彼らを集めれば、魔道剣士隊を再結成する事はできる。
しかし魔導剣士が売国行為を企てた事は事実である。いくら戦力になるとはいえ、国王がすんなり認めるはずはない。そのまま復活というわけにはいかないだろう。
そう考えたリンジーは単なる魔導剣士隊の復活ではなく、新たなる魔導剣士隊、新生魔道剣士隊を作り上げたのである。
「リンジーさん、そこの帝国兵らを片付ければいいんですよね?」
アラン・フィールディングは視線の先で、武器を構え並び立つ帝国兵らを見据えると、自分達が呼ばれた理由を確認する。
「ええ、新生魔道剣士隊の初陣よ。アラン、できるわね?」
「もちろんですよ、ね?姉さん」
リンジーが念を押すと、アランは返事をしながら、隣に立つ姉のヴァージニアに顔を向ける。
さらりと言い切るその表情からは、余裕さえ感じられた。
「当然よ、新生魔道剣士隊の力、帝国のクズ共に見せつけてあげましょう」
ヴァージニアの青い瞳が妖しく光、楽しそうに細められる。
その笑みはまるで戦いを心待ちにしているような、残虐性さえも感じさせた。
「頼もしいわね、アラン、ヴァージニア。あなた達魔導剣士隊が突破口を作ったら、私達もそれに続くわ」
フィールディング姉弟の自信満々の返答を受けて、リンジーは一歩脇にずれて道を開けた。
自分達魔導剣士隊が負けるなど微塵も考えていない。勝って当たり前だと言わんばかりの揺るがない自信。リンジーも出会った当初は、フィールディング姉弟の過剰なまでの自信を懸念していた。
アランとヴァージニアを先頭に、後の魔導剣士達が続々と前に進み出る。
その背を見つめるリンジーに、ガラハドが後ろから声をかけた。
「相変わらずの二人だな、あの自信はどこから来るんだか」
「ふふふ、そうね・・・私も最初は心配したわ。自信を持つ事は良い事よ、でもそれも過ぎれば過信になる。足元を救われるんじゃないかって。でもね、ガラハド・・・・・」
そこで言葉を区切るとリンジーは振り返り、ガラハドの目を見て、力強くしっかりとした声で言い切った。
「フィールディング姉弟は、自信に裏付けされた確かな力があるわ」
出会った時は、自信過剰な二人だと思っていた。
しかし二人の力を知った今は違う。新生魔道剣士隊を率いるのは、このフィールディング姉弟しかいない。そう確信を持っている。
「さてと、じゃあ始めようか、姉さん」
アラン・フィールディングは腰に差していた長い湾刀、いわゆるサーベルを抜くと、片手で器用にクルリと回し地面に突き刺した。軽々と回したところを見ると、軽量化されているのが分かる。
全身の装備は黒い革で固められており、鎧の下には白いシャツ、グレーのカーゴパンツをはいている。
「そうね、いきましょうか。魔道剣士隊、準備はいいわね?」
ヴァージニア・フィールディングは背中に差している、細身の長剣を引き抜いた。形状は先端になるにつれ狭まり先端は鋭く尖っている。刀身で90㎝、全長で120センチはあるその武器は、エストックと呼ばれる剣である。
かなり長い剣ではあるが、180センチ近い長身のヴァージニアは、慣れた手つきで振るってみせた。
弟のアランと同じく、全身の装備は黒い革の胸当てや腕当てで固めてあり、鎧の下には白い厚地のシャツに、グレーのカーゴパンツをはいていた。
二人の後ろに控えていた魔道剣士隊は、ヴァージニアの言葉に、おう!と力強く返事をした。
新生魔道剣士隊、ラミール・カーンの時代から再び集まった者達、そしてリンジーが新たに集めた剣士も加え、その数は今では千人近い規模になっている。
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「ええ、それじゃ魔道剣士隊、私達に続きなさい!」
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