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【番外編】皆とバレンタイン5
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「あぅ……えっと、へ、部屋でゆっくり頂きますね!お礼は必ずしますんで……」
いかん。よく分からないけど……このまま先生と二人きりで居るとおかしくなってしまいそうだ……
素早く蓋を閉じ、リボンを適当に結び直してから箱を鞄に突っ込む。頭を下げて先生の隣を通り過ぎようとした俺の肩を、大きな手が優しく引き止めた。
「……そのお礼、今少し貰ってもいいかい?」
「え、何かまた別のお手伝いとかですか? 俺に出来ることならなんでもしますよ! 先生のお役に立ちたいんで!」
結局、さっきは大して役に立ててなかったしなぁ……それに俺のお返しじゃ、こんな素敵なチョコと釣り合いが取れそうもないし。
まぁ、先生からの頼みだったらお礼とか関係なくいくらでも聞くけどさ!
「……ありがとう。でもね、シュン君……そういうことは私以外に言ってはいけないよ?」
「? それは、どういう意味で……んぅ!?」
温かい眼差しは、いつの間にか妖しげな熱を帯びていた。コツンと額が合わさり、口元に熱い吐息を感じた時にはすでに、先生の柔らかい唇が俺のものと重なっていた。
思わず逃れようにも後頭部を軽く固定され、腰に手を回されているため、身動きが取れない。
「ん……ふ……せん、せ……」
何度か優しく食まれながら、背中をするりと撫で上げられて妙な感覚が背筋に走る。
全身の力が抜け、膝から崩れ落ちそうになってしまった俺を、筋肉質の腕が軽々と抱き止めてくれた。
「ごめんね……君があんまりにも可愛らしいことを言うものだから、つい」
声だけだと、さも申し訳なさそうに聞こえる。けれども、その表情には悪戯っぽい笑みが浮かんでいた。反省の色なんてちっとも見えやしない。
いや、別に怒ってはいないし……むしろ、その、嬉しかったけども……お礼になったのかは別として。
「いえ、先生が喜んでくれたなら俺も嬉しいです……ただ、腰が抜けちゃったんで……」
「ああ、大丈夫だよ。君が動けるようになるまで私が責任を持って介抱しよう」
どこか嬉しそうに微笑む先生が、横抱きに抱えた俺の額に優しく口づける。
そのまま先生のアトリエへと運ばれた俺は、そのがっしりとした膝の上で子供をあやすかのごとく満遍なく全身を撫でられ、飲むと落ち着くから……と美味しい紅茶までご馳走になってしまった。
いかん。よく分からないけど……このまま先生と二人きりで居るとおかしくなってしまいそうだ……
素早く蓋を閉じ、リボンを適当に結び直してから箱を鞄に突っ込む。頭を下げて先生の隣を通り過ぎようとした俺の肩を、大きな手が優しく引き止めた。
「……そのお礼、今少し貰ってもいいかい?」
「え、何かまた別のお手伝いとかですか? 俺に出来ることならなんでもしますよ! 先生のお役に立ちたいんで!」
結局、さっきは大して役に立ててなかったしなぁ……それに俺のお返しじゃ、こんな素敵なチョコと釣り合いが取れそうもないし。
まぁ、先生からの頼みだったらお礼とか関係なくいくらでも聞くけどさ!
「……ありがとう。でもね、シュン君……そういうことは私以外に言ってはいけないよ?」
「? それは、どういう意味で……んぅ!?」
温かい眼差しは、いつの間にか妖しげな熱を帯びていた。コツンと額が合わさり、口元に熱い吐息を感じた時にはすでに、先生の柔らかい唇が俺のものと重なっていた。
思わず逃れようにも後頭部を軽く固定され、腰に手を回されているため、身動きが取れない。
「ん……ふ……せん、せ……」
何度か優しく食まれながら、背中をするりと撫で上げられて妙な感覚が背筋に走る。
全身の力が抜け、膝から崩れ落ちそうになってしまった俺を、筋肉質の腕が軽々と抱き止めてくれた。
「ごめんね……君があんまりにも可愛らしいことを言うものだから、つい」
声だけだと、さも申し訳なさそうに聞こえる。けれども、その表情には悪戯っぽい笑みが浮かんでいた。反省の色なんてちっとも見えやしない。
いや、別に怒ってはいないし……むしろ、その、嬉しかったけども……お礼になったのかは別として。
「いえ、先生が喜んでくれたなら俺も嬉しいです……ただ、腰が抜けちゃったんで……」
「ああ、大丈夫だよ。君が動けるようになるまで私が責任を持って介抱しよう」
どこか嬉しそうに微笑む先生が、横抱きに抱えた俺の額に優しく口づける。
そのまま先生のアトリエへと運ばれた俺は、そのがっしりとした膝の上で子供をあやすかのごとく満遍なく全身を撫でられ、飲むと落ち着くから……と美味しい紅茶までご馳走になってしまった。
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