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第1章
(4)ある日森の中、出会った。②
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さっき、鳥の鳴き声と狼の声が聞こえた。
「へぇ、どうぶちゅもいるんだぁ」
まあ、森の中なら当たり前だよね。ていうか大丈夫かな?私、襲われない?
「おしょわれたりゃどうしよう……」
武器とか作っておいた方がいいかな?いやいや、作り方知らないよぉ!
「っ………?」
急にピリピリとした空気になる。敵がいるわけでもないのに……。
「にゃんでぇ?…………うぅっ」
どうしたらいいのかわかんなくなってきちゃった。
すると、どこからか蔦が伸びてきた。
「ひぐっ………うぅ」
優しく頬を撫でられるような感覚。ちょっとホッとする。
[ダイジョウブ……?]
【大丈夫、ここは安全よ。誰もあなたを……】
「ぐすん……あいがちょ」
ふっと脳裏に浮かんだ声。彼女はこのとき、木々から聞こえた声だと錯覚してあまり深く考えなかった。
[アッチニ……イクト、イイ……]
というと、またザワザワと揺れて枝が落ちてきた。
「うん………わかっちゃ!」
私はやっと泣き止んで、また歩き出した。
「あいがちょー!ばいばーい」
木々に手を振ると蔓がくねくねと振り返してくれた。私はとってもニコニコしながら森の中を歩いて行った。
暫く歩いていると、空気が変わったのが分かった。ここだけ、他の場所とは違うよね?
『あら~?人間じゃなーい!』
『本当!どこからやって来たのかしら~』
はっきり聞こえるけど私以外に人はいない……。
「ど……どちらしゃまでしゅか……?」
私はキョロキョロしながら話しかけると、強い風が吹いて私は目を瞑る。
『まあ!外見も可愛いけど、舌っ足らずなところも可愛いわあ‼』
『そうねそうね!精霊王にお伝えしなきゃ』
強い風がやっと止んで目を開けると、ちっちゃい女の人が二人いた。しかも背中に羽が生えてる!それに飛んでる‼
「しぇいりぇいしゃん?」
二人は目を大きく開いた。お互い顔を見合わせて、ニッコリ笑顔になっちゃった。
「……??」
私はちんぷんかんぷん。首をかしげる。すると精霊さん達が私の両手を持って引っ張る。
『さあさあこっちよ!』
『精霊王も喜ぶわ!』
「え!………」
私は二人の精霊に言われるまま森の奥へ進んでいった。
一方、大狼は彼女が一晩過ごした場所にたどり着いていた。
<ベルフラワ―と人間の匂い……ここにいるようだ>
<神が落としたのは人間の子どもだったのか>
すると一本だけ色が違う枝が落ちているのが見えた。
<この枝……!ウッドプラントのじゃないか>
ウッドプラントとは木を模した魔獣。枝を折られると怒って誰でも攻撃する。枝は真っ直ぐ獣道の方を示していた。
<まさか……わざわざ折ったのか?>
大狼は周囲100メートルに魔力感知をかける。
<もうここら辺にはいない……もしや、捕まったのか!>
大狼、この個体はグレイウォルフの上位種でフェンリル。希少種でもある。武力も魔力も1,2を競う程である。
<急ごう……>
フェンリルは枝の指す方へ駆けていった。
[イッタカ………]
<………おい、お前>
フェンリルはウッドプラントを見つけ、威圧する。
[フ……フェンリル…サマ…]
<人間の子どもを探しているんだが、どこか知らないか?>
ウッドプラントは黙ってしまった。
<おい、聞いているのが聴こえないのか>
[モウシワケ……アリマセン……]
なぜかフェンリルに謝ってきた。フェンリルは首をかしげる。
<お前が捕らえているのではないのか?>
[……!イ…イエ…]
言葉を濁すウッドプラント。フェンリルは威圧を解く。
<では、どこにやったんだ?>
[セイレイノ……スミカヘ……]
意外な返答が返ってきた。精霊の住処は魔獣が嫌う神聖な場所。それをウッドプラントが自ら連れて行かせたというのだ。
<……そうか、分かった>
フェンリルはグリフォンに念を飛ばした。
<((おーい、場所が分かったぞ))>
《((………ぐがっ、おっ、おお分かったかの?))》
<((…………寝てただろ))>
《((い、いや?なんの……ことじゃ))》
とぼけやがった。あのおいぼれめ……。
<((はあ……場所は精霊の住処だ))>
《((子どもの足でそこまでこれるのかの⁉))》
<((俺も驚いたが、事実だ。ウッドプラントがここまでしるべになっていたようだからな))>
《((よし分かった。わしもそこへ行くから手前で待っとれよ))》
グリフォンはそういうと念話を終えた。
<俺もこの穢れた身になってからあまり立ち寄らないようにしていたが……それにしても神聖なところへ入っていける人間の子ども…一体何者なんだ?>
「へぇ、どうぶちゅもいるんだぁ」
まあ、森の中なら当たり前だよね。ていうか大丈夫かな?私、襲われない?
「おしょわれたりゃどうしよう……」
武器とか作っておいた方がいいかな?いやいや、作り方知らないよぉ!
「っ………?」
急にピリピリとした空気になる。敵がいるわけでもないのに……。
「にゃんでぇ?…………うぅっ」
どうしたらいいのかわかんなくなってきちゃった。
すると、どこからか蔦が伸びてきた。
「ひぐっ………うぅ」
優しく頬を撫でられるような感覚。ちょっとホッとする。
[ダイジョウブ……?]
【大丈夫、ここは安全よ。誰もあなたを……】
「ぐすん……あいがちょ」
ふっと脳裏に浮かんだ声。彼女はこのとき、木々から聞こえた声だと錯覚してあまり深く考えなかった。
[アッチニ……イクト、イイ……]
というと、またザワザワと揺れて枝が落ちてきた。
「うん………わかっちゃ!」
私はやっと泣き止んで、また歩き出した。
「あいがちょー!ばいばーい」
木々に手を振ると蔓がくねくねと振り返してくれた。私はとってもニコニコしながら森の中を歩いて行った。
暫く歩いていると、空気が変わったのが分かった。ここだけ、他の場所とは違うよね?
『あら~?人間じゃなーい!』
『本当!どこからやって来たのかしら~』
はっきり聞こえるけど私以外に人はいない……。
「ど……どちらしゃまでしゅか……?」
私はキョロキョロしながら話しかけると、強い風が吹いて私は目を瞑る。
『まあ!外見も可愛いけど、舌っ足らずなところも可愛いわあ‼』
『そうねそうね!精霊王にお伝えしなきゃ』
強い風がやっと止んで目を開けると、ちっちゃい女の人が二人いた。しかも背中に羽が生えてる!それに飛んでる‼
「しぇいりぇいしゃん?」
二人は目を大きく開いた。お互い顔を見合わせて、ニッコリ笑顔になっちゃった。
「……??」
私はちんぷんかんぷん。首をかしげる。すると精霊さん達が私の両手を持って引っ張る。
『さあさあこっちよ!』
『精霊王も喜ぶわ!』
「え!………」
私は二人の精霊に言われるまま森の奥へ進んでいった。
一方、大狼は彼女が一晩過ごした場所にたどり着いていた。
<ベルフラワ―と人間の匂い……ここにいるようだ>
<神が落としたのは人間の子どもだったのか>
すると一本だけ色が違う枝が落ちているのが見えた。
<この枝……!ウッドプラントのじゃないか>
ウッドプラントとは木を模した魔獣。枝を折られると怒って誰でも攻撃する。枝は真っ直ぐ獣道の方を示していた。
<まさか……わざわざ折ったのか?>
大狼は周囲100メートルに魔力感知をかける。
<もうここら辺にはいない……もしや、捕まったのか!>
大狼、この個体はグレイウォルフの上位種でフェンリル。希少種でもある。武力も魔力も1,2を競う程である。
<急ごう……>
フェンリルは枝の指す方へ駆けていった。
[イッタカ………]
<………おい、お前>
フェンリルはウッドプラントを見つけ、威圧する。
[フ……フェンリル…サマ…]
<人間の子どもを探しているんだが、どこか知らないか?>
ウッドプラントは黙ってしまった。
<おい、聞いているのが聴こえないのか>
[モウシワケ……アリマセン……]
なぜかフェンリルに謝ってきた。フェンリルは首をかしげる。
<お前が捕らえているのではないのか?>
[……!イ…イエ…]
言葉を濁すウッドプラント。フェンリルは威圧を解く。
<では、どこにやったんだ?>
[セイレイノ……スミカヘ……]
意外な返答が返ってきた。精霊の住処は魔獣が嫌う神聖な場所。それをウッドプラントが自ら連れて行かせたというのだ。
<……そうか、分かった>
フェンリルはグリフォンに念を飛ばした。
<((おーい、場所が分かったぞ))>
《((………ぐがっ、おっ、おお分かったかの?))》
<((…………寝てただろ))>
《((い、いや?なんの……ことじゃ))》
とぼけやがった。あのおいぼれめ……。
<((はあ……場所は精霊の住処だ))>
《((子どもの足でそこまでこれるのかの⁉))》
<((俺も驚いたが、事実だ。ウッドプラントがここまでしるべになっていたようだからな))>
《((よし分かった。わしもそこへ行くから手前で待っとれよ))》
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