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第1章
(15)ここはどこ?と、見間違い
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天井……?ここは森の中……じゃない!
「…………!!」
私はガバッと起きる。あの精霊さん達の作ったベッドがそんなにフカフカじゃないものに変わって、周りの風景はファクトリーの本で見た中世ヨーロッパの宮殿のような白さと煌びやかな装飾が施されていた。
「ここ、どこ?」
カタンと何かが落ちる音が聞こえた。私は聞こえた方を向くと、メイド服の女の人が目が点になるくらい開いて私を見ていた。
「あ、あの……」
「だ……旦那様あー!」
あ……あれ?落ちたお盆もそのままに走って出ていっちゃった。
「わたしって、やっぱりこわいのかな…?」
すると今度は、バタバタとたくさんの足音が近づいてくる。
「な………なに……?」
そこに現れた人は………………
「やっと起きてくれたか…………」
「マ……マリー?」
金髪の緑の瞳に綺麗な顔立ち。
「マリー?」
「マリー!」
私はベッドから急いで降りてマリー(?)に抱きつく。マリー(?)もしゃがんで私を受け止める。
「マリー!ファクトリーからむかえにきたの?かみもきってるし、なんかふくもいつもとちがうけど…どこかにいくの?」
「ま、待ってくれ!」
マリー(?)は私を離す。
「私はエリック。エリック・モザゲンスキーだ」
「……エリック?」
エリックと名乗った人は頷いた。
「私はマリーではないし、男だ」
「………………そっか」
……そうだよね、ここまで何も無かったのに急に知り合いが出るわけないよね……でも、あのときは…
【久しぶりね】
って…………あれも夢だったのかな。
「ごめんなさい…」
「いや、いいんだ。来たばっかりで混乱していたんだろう 」
私の頭をくしゃくしゃ撫でる。……寂しいな。みんなに、会いたいな。
「……わたし、かえります。ありがとうございました」
「どこに帰るんだ?」
「かぞくのところです」
「家族か、どこにいるんだ?」
「もりのなかですよ?グリフォンさまにせいれいおうさま、フェンリルさまに、たくさんのせいれいたちです!」
エリックさんは一瞬、驚いた顔をしたがすぐに表情を曇らせた。
「残念だが、今は出来ない」
その言葉にソフィアは耳を疑う。
「……どうして」
「国王への謁見があるんだ」
「こくおうさま?わたし、わるいことしてないのに……」
「フェアリーデイに会いたいらしい」
「フェアリーデイってなんですか?」
「君は、ソフィア……で合ってるか?」
「はい」
「それでフェアリーデイって言うのはソフィアと同じ、白銀の髪に青い瞳を持つ。それに魔力が桁違いに多いんだ」
私がフェアリーデイ……。
「フェアリーデイは人間の中では珍しく、国の繁栄を叶えるという言い伝えまであるんだ 」
「わたし、そんなちからはないのに…」
「ただの言い伝えだ。気にしなくても良い。シェラ、ソフィアを着替えさせてくれ」
「はい」
「今から国王の元へ行く。なに、簡単な質問をされるだけだ」
と言うと、私を撫でて部屋を出て行っちゃった。
「では、ソフィア様。着替えましょうか」
「はい、あとわたしに“さま”はいりませんよ?」
「ですが……」
「わたしはへいみんですよ?ただ、めずらしいだけなんです」
「では、なんとお呼びすれば?」
「わたしシェラさんよりずっととししたですから“さん”づけもおかしいですし……」
「でしたら、ソフィア“ちゃん”で宜しいですか?」
「はい!」
シェラさんはにっこり笑うと、手早く私を着替えさせる。ちょっと、手が止まったときもあるけど、
「どうしたんですか?」
「あっ、いえ。なんでもありません」
敬語も使わなくていいんだけど……シェラさん、そこは譲らなさそう。
「はい、出来ました!」
おお、水色の可愛いドレスだ!袖口と立襟のところに刺繍があって綺麗だな~。
「ありがとうございます!…わあ、おひめさまみたい!」
「ええ、可愛いらしいですよ」
私はにっこり笑う。
「旦那様、準備が出来ました」
「ああ……………………可愛いな」
なんか間があったけど……
「旦那様、旦那様。お顔が緩んでおられます」
「あ、ああ。すまない」
エリックさんは顔を触ってる。あれは顔が緩んでいたのか。顔を戻したエリックさんは私を抱き上げる。
「ソフィア、行こうか」
「はい」
家の扉を開けると馬車が止まっていた。エリックさんは振り返って整列したメイドさんや執事さん達に、
「では、行ってくる」
「「「「行ってらっしゃいませ」」」」
あっ、私も!
「シェラさん!ありがとうございました!えっと、いってきます!」
と言うと、全員優しい笑顔で、
「「「「行ってらっしゃいませ」」」」
って返ってきた!嬉しい、けど恥ずかしい……
「良かったな、ソフィア」
「はい!」
「お待ちしておりました、旦那様。それに、ソフィア様」
「おねがいします!」
お馬さんを先導するおじいさん。とっても優しいそう!私が挨拶するとにこにこ笑ってる。
「今日も王宮まで頼むぞ」
「承知致しました。ささ、どうぞ」
おじいさんが馬車の扉を開けてくれる。
〔おう!嬢ちゃん!見ない顔だな〕
お馬さんがブルブルと挨拶してくれた。
「おうまさんこんにちは!わたし、ソフィアっていうの。きょうはおせわになります
!」
〔おう!任せとけい!〕
〔張り切って、また躓くんじゃないよ!よろしくね、ソフィア〕
「おうまさんふたりとも、ふうふ?」
「……よくわかったね、この2匹は番なんだよ」
「やっぱり!」
エリックさんは、馬車の中に入って私を抱いたまま座った。
「ソフィアは馬の言葉が分かるのか?」
「はい。グリフォンさまも、せいれいおうさまも、フェンリルさまもわかりますよ?」
「凄いな……」
あれ、エリックさんは出来ないのかな?
「魔物と話せるのは宮廷魔法使いくらいなんだが…」
……宮廷ってことは多分、とっても凄い魔法使いなんだろうな。
「これは……謁見の間で言わない方が良いな」
「…そうします」
「あとは……ソフィア、何か出来る魔法はあるか?」
「まほう…こおりのかべ?ですかね、でも、あのときおこっててどうやってだしたかわかんないし……」
「魔法習わなかったのか?」
「いろいろあって、いっぱいねてたので、まだかぞくにおそわっていませんでした」
「そうだったのか、これは調べた方が良いかもな」
……ん?調べる?
聞こうと思ってたら、さっきまで動いていた馬車が止まった。さっきのおじいさんがまた扉を開けてくれる。
「さあ、着きましたぞ。旦那様、ソフィア様」
私はエリックさんに抱かれたまま馬車を降りた。もう、下ろしてくれたっていいのに。
「ソフィア、ここがベイフロー公国の王宮だ」
「わぁー、おっきい!」
本で見たベルサイユ宮殿のような建物の造りだけど壁は真っ白!でも飾りは金色だ~
「きれ~!」
エリックさんは歩き出した。
「だだっ広いだけだろう?」
「そんなことないですよ?わたしがいたもりでは、わたしがねていたベッドだけでしたし…それでも、もりのいいにおいがして、きもちよかったんですけどね」
「そうなのか」
ある扉の前で、エリックさんは立ち止まった。
「お待ちしておりました。第1番隊隊長、エリック・モザゲンスキー殿」
門番2人が槍を持って私達の前を塞ぐ。
「入っても良いか?」
「はい、皆様お待ちです」
すると、門番達が重々しい金で装飾された扉をギギギッと開けた。私はいまだにエリックさんに抱かれたまま国王様に会うようだ。
「大丈夫だ。このまま私が抱いているぞ」
「……うん」
エリックさんは謁見の間に足を進めた。
「…………!!」
私はガバッと起きる。あの精霊さん達の作ったベッドがそんなにフカフカじゃないものに変わって、周りの風景はファクトリーの本で見た中世ヨーロッパの宮殿のような白さと煌びやかな装飾が施されていた。
「ここ、どこ?」
カタンと何かが落ちる音が聞こえた。私は聞こえた方を向くと、メイド服の女の人が目が点になるくらい開いて私を見ていた。
「あ、あの……」
「だ……旦那様あー!」
あ……あれ?落ちたお盆もそのままに走って出ていっちゃった。
「わたしって、やっぱりこわいのかな…?」
すると今度は、バタバタとたくさんの足音が近づいてくる。
「な………なに……?」
そこに現れた人は………………
「やっと起きてくれたか…………」
「マ……マリー?」
金髪の緑の瞳に綺麗な顔立ち。
「マリー?」
「マリー!」
私はベッドから急いで降りてマリー(?)に抱きつく。マリー(?)もしゃがんで私を受け止める。
「マリー!ファクトリーからむかえにきたの?かみもきってるし、なんかふくもいつもとちがうけど…どこかにいくの?」
「ま、待ってくれ!」
マリー(?)は私を離す。
「私はエリック。エリック・モザゲンスキーだ」
「……エリック?」
エリックと名乗った人は頷いた。
「私はマリーではないし、男だ」
「………………そっか」
……そうだよね、ここまで何も無かったのに急に知り合いが出るわけないよね……でも、あのときは…
【久しぶりね】
って…………あれも夢だったのかな。
「ごめんなさい…」
「いや、いいんだ。来たばっかりで混乱していたんだろう 」
私の頭をくしゃくしゃ撫でる。……寂しいな。みんなに、会いたいな。
「……わたし、かえります。ありがとうございました」
「どこに帰るんだ?」
「かぞくのところです」
「家族か、どこにいるんだ?」
「もりのなかですよ?グリフォンさまにせいれいおうさま、フェンリルさまに、たくさんのせいれいたちです!」
エリックさんは一瞬、驚いた顔をしたがすぐに表情を曇らせた。
「残念だが、今は出来ない」
その言葉にソフィアは耳を疑う。
「……どうして」
「国王への謁見があるんだ」
「こくおうさま?わたし、わるいことしてないのに……」
「フェアリーデイに会いたいらしい」
「フェアリーデイってなんですか?」
「君は、ソフィア……で合ってるか?」
「はい」
「それでフェアリーデイって言うのはソフィアと同じ、白銀の髪に青い瞳を持つ。それに魔力が桁違いに多いんだ」
私がフェアリーデイ……。
「フェアリーデイは人間の中では珍しく、国の繁栄を叶えるという言い伝えまであるんだ 」
「わたし、そんなちからはないのに…」
「ただの言い伝えだ。気にしなくても良い。シェラ、ソフィアを着替えさせてくれ」
「はい」
「今から国王の元へ行く。なに、簡単な質問をされるだけだ」
と言うと、私を撫でて部屋を出て行っちゃった。
「では、ソフィア様。着替えましょうか」
「はい、あとわたしに“さま”はいりませんよ?」
「ですが……」
「わたしはへいみんですよ?ただ、めずらしいだけなんです」
「では、なんとお呼びすれば?」
「わたしシェラさんよりずっととししたですから“さん”づけもおかしいですし……」
「でしたら、ソフィア“ちゃん”で宜しいですか?」
「はい!」
シェラさんはにっこり笑うと、手早く私を着替えさせる。ちょっと、手が止まったときもあるけど、
「どうしたんですか?」
「あっ、いえ。なんでもありません」
敬語も使わなくていいんだけど……シェラさん、そこは譲らなさそう。
「はい、出来ました!」
おお、水色の可愛いドレスだ!袖口と立襟のところに刺繍があって綺麗だな~。
「ありがとうございます!…わあ、おひめさまみたい!」
「ええ、可愛いらしいですよ」
私はにっこり笑う。
「旦那様、準備が出来ました」
「ああ……………………可愛いな」
なんか間があったけど……
「旦那様、旦那様。お顔が緩んでおられます」
「あ、ああ。すまない」
エリックさんは顔を触ってる。あれは顔が緩んでいたのか。顔を戻したエリックさんは私を抱き上げる。
「ソフィア、行こうか」
「はい」
家の扉を開けると馬車が止まっていた。エリックさんは振り返って整列したメイドさんや執事さん達に、
「では、行ってくる」
「「「「行ってらっしゃいませ」」」」
あっ、私も!
「シェラさん!ありがとうございました!えっと、いってきます!」
と言うと、全員優しい笑顔で、
「「「「行ってらっしゃいませ」」」」
って返ってきた!嬉しい、けど恥ずかしい……
「良かったな、ソフィア」
「はい!」
「お待ちしておりました、旦那様。それに、ソフィア様」
「おねがいします!」
お馬さんを先導するおじいさん。とっても優しいそう!私が挨拶するとにこにこ笑ってる。
「今日も王宮まで頼むぞ」
「承知致しました。ささ、どうぞ」
おじいさんが馬車の扉を開けてくれる。
〔おう!嬢ちゃん!見ない顔だな〕
お馬さんがブルブルと挨拶してくれた。
「おうまさんこんにちは!わたし、ソフィアっていうの。きょうはおせわになります
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〔おう!任せとけい!〕
〔張り切って、また躓くんじゃないよ!よろしくね、ソフィア〕
「おうまさんふたりとも、ふうふ?」
「……よくわかったね、この2匹は番なんだよ」
「やっぱり!」
エリックさんは、馬車の中に入って私を抱いたまま座った。
「ソフィアは馬の言葉が分かるのか?」
「はい。グリフォンさまも、せいれいおうさまも、フェンリルさまもわかりますよ?」
「凄いな……」
あれ、エリックさんは出来ないのかな?
「魔物と話せるのは宮廷魔法使いくらいなんだが…」
……宮廷ってことは多分、とっても凄い魔法使いなんだろうな。
「これは……謁見の間で言わない方が良いな」
「…そうします」
「あとは……ソフィア、何か出来る魔法はあるか?」
「まほう…こおりのかべ?ですかね、でも、あのときおこっててどうやってだしたかわかんないし……」
「魔法習わなかったのか?」
「いろいろあって、いっぱいねてたので、まだかぞくにおそわっていませんでした」
「そうだったのか、これは調べた方が良いかもな」
……ん?調べる?
聞こうと思ってたら、さっきまで動いていた馬車が止まった。さっきのおじいさんがまた扉を開けてくれる。
「さあ、着きましたぞ。旦那様、ソフィア様」
私はエリックさんに抱かれたまま馬車を降りた。もう、下ろしてくれたっていいのに。
「ソフィア、ここがベイフロー公国の王宮だ」
「わぁー、おっきい!」
本で見たベルサイユ宮殿のような建物の造りだけど壁は真っ白!でも飾りは金色だ~
「きれ~!」
エリックさんは歩き出した。
「だだっ広いだけだろう?」
「そんなことないですよ?わたしがいたもりでは、わたしがねていたベッドだけでしたし…それでも、もりのいいにおいがして、きもちよかったんですけどね」
「そうなのか」
ある扉の前で、エリックさんは立ち止まった。
「お待ちしておりました。第1番隊隊長、エリック・モザゲンスキー殿」
門番2人が槍を持って私達の前を塞ぐ。
「入っても良いか?」
「はい、皆様お待ちです」
すると、門番達が重々しい金で装飾された扉をギギギッと開けた。私はいまだにエリックさんに抱かれたまま国王様に会うようだ。
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