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第1章
(14)フェアリーデイ、奪取。
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「そういえば、しんかって?」
<簡単に言えば、大きく成長することだな。エルブとアズルの場合は中位精霊から上位精霊に進化したってことだ>
「そっか。おめでとう!エルブ、アズル」
『『ソフィアのお陰よ!ありがとう!』』
『おお、進化したのか2人とも』
奥からスピーレとグライがきた。
『はい!精霊王』
『もう、エルブったら!今はスピーレ様よ』
《はっはっは!良かったのお、オーヴィもの》
<……ああ>
みんな嬉しそう。私も、とっても嬉し……
ドサッ
……あれ?力が抜けて…意識が……ど……して…
<おい、ソフィア?……ソフィア!>
《しっかりするのじゃソフィア!》
「み……んな…………?……ど……し………」
『エルブ、今すぐ回復薬を!』
『はい!』
《何者じゃ!》
<ソフィアに触れるな!>
『くっ……!』
『ソフィア……!』
みんな……きこえない…よ……?なに……いって………るの…
「急げ!!バスタティオシンドロームを発症している可能性がある!」
だ…………あ…れ……?
「大丈夫だ!しっかりしろよ」
「シ……ス……ァ………」
「な、何だ?」
「マ…………リ……ィ………………」
少し前……ベイフロー公国国営騎士第1番隊と第3番隊長アルフレッドは森の入口に来ていた。
「エリック隊長!魔道具の準備が終わりました」
「分かった、始めてくれ」
「エリック、あの新兵器やっと出来たのか」
「まだ試作段階らしい。丁度いいタイミングだからって渡されたんだよ」
「国王様はちゃっかりしておられる」
「アルフ、今まで言わなかったんだが……その“様”呼び、お前が言うと合わないよな」
「俺だって気持ち悪いとは思うが、仕方ないだろ。ああいう公の場では上下関係ってもんがあるだろ?」
「……お前がそこまで考えるとは、思わなかったな」
「俺を何だと思ってるんだよ……」
「魔道具、発動します!」
この魔道具は、どんな魔物にも見つからない隠蔽魔法を発動するという。軍事転用にも考えているらしく、開発が進められていた。
「では精霊の住処に向かって進行する!」
「「「「「「はっ!」」」」」」
歩き続けて4時間ぐらい過ぎた頃……
「暫く歩いてきたが、本当になんにも来ないな」
「ああ、それにもう森の中心部に着いたはず。ここら辺に精霊の住処が……」
後ろをみると、重装備の騎士らはヘトヘトになっていた。
「休ませた方が良くないか?」
「……そうだな」
「よし、ここでしばし休憩する!隊列は乱すなよ」
「「「「「「はっ!」」」」」」
「軟弱だな~」
「お前がスパルタ過ぎなだけだろ」
「そうか?」
「そうだ……ん、子どもの声が聞こえないか?」
「おともだちになりたかったの!」
「……ああ、フェアリーデイだ」
アルフの顔が変わる。エリックはそれを見て、
「全員聞いてくれ!10人はここに残れ!あとは森の入口に戻り、馬車を停めておけ。戻り次第すぐに出せるようにするんだ」
「「「「了解しました!」」」」
「よし、慎重に行くぞ」
エリック達はソフィア達が見えると草陰に潜んだ。
「なんでわらうの!?」
「あの子が……」
「ああ、フェアリーデイだ」
ソフィアは泉から上がる。
「「可愛いな……」」
隊長2人ソフィアに魅入っていた。
「「「「(隊長…………)」」」」
隊員は心の中で引いていた。
「汝、我と永遠の契りを結びて……」
「おい、主従契約するみたいだな……3体と!」
「しっ……!聞こえるぞ」
「われをあいせ!」
「……終わったようだ」
「あとね、おねがいがあるんだけど…」
「フェアリーデイ……今度は何を……っ!」
急にフェンリル達が光だす。
「まさか、名前を!」
「凄いな……!」
目が慣れてくると精霊らの姿が成長していた。
「あんな子どもが……」
「「……!」」
「あれは、グリフォンとまさか…」
「そうだ、エリック。あれが精霊王だ」
「フェアリーデイの様子がおかしい……!」
そのとき、ソフィアが倒れた。
「行くぞ!」
「「「「はっ!」」」」
「プレートシールド!」
エリックはソフィアの周りに誰も入れないように結界を張る。
ガウッ!!
ピギャーッ!
結界に入れず、精霊達はシールドを叩く、フェンリルとグリフォンは騎士団に気づき攻撃を始める。
「……まずいぞ」
「どうしたエリック!」
フェアリーデイを抱き上げたエリックが険しい顔をする。
「急げ!!バスタティオシンドロームを発症している可能性がある!」
フェアリーデイが何か言っている。
「な、何だ?」
「マ…………リ……ィ………………」
「マリー……?って誰だ…………っておい!」
「全員入口まで戻れ!」
急いで、入口まで戻る。
「エリック隊長!馬車の準備完了です!」
「よし!全員戻り次第帰還する!」
「「「「「「はっ!」」」」」」
「おいエリック、その子…ソフィアだったか、大丈夫なのか」
「少し、いやかなり危険な状態だ」
「隊長!全員揃いました」
「帰還するぞ!」
ヒヒーンと馬がなって騎士団が乗った馬車3台がベイフロー公国へと戻っていった。
「間に合ってくれ……」
エリックのそんな様子をアルフはじっと見ていた。
<簡単に言えば、大きく成長することだな。エルブとアズルの場合は中位精霊から上位精霊に進化したってことだ>
「そっか。おめでとう!エルブ、アズル」
『『ソフィアのお陰よ!ありがとう!』』
『おお、進化したのか2人とも』
奥からスピーレとグライがきた。
『はい!精霊王』
『もう、エルブったら!今はスピーレ様よ』
《はっはっは!良かったのお、オーヴィもの》
<……ああ>
みんな嬉しそう。私も、とっても嬉し……
ドサッ
……あれ?力が抜けて…意識が……ど……して…
<おい、ソフィア?……ソフィア!>
《しっかりするのじゃソフィア!》
「み……んな…………?……ど……し………」
『エルブ、今すぐ回復薬を!』
『はい!』
《何者じゃ!》
<ソフィアに触れるな!>
『くっ……!』
『ソフィア……!』
みんな……きこえない…よ……?なに……いって………るの…
「急げ!!バスタティオシンドロームを発症している可能性がある!」
だ…………あ…れ……?
「大丈夫だ!しっかりしろよ」
「シ……ス……ァ………」
「な、何だ?」
「マ…………リ……ィ………………」
少し前……ベイフロー公国国営騎士第1番隊と第3番隊長アルフレッドは森の入口に来ていた。
「エリック隊長!魔道具の準備が終わりました」
「分かった、始めてくれ」
「エリック、あの新兵器やっと出来たのか」
「まだ試作段階らしい。丁度いいタイミングだからって渡されたんだよ」
「国王様はちゃっかりしておられる」
「アルフ、今まで言わなかったんだが……その“様”呼び、お前が言うと合わないよな」
「俺だって気持ち悪いとは思うが、仕方ないだろ。ああいう公の場では上下関係ってもんがあるだろ?」
「……お前がそこまで考えるとは、思わなかったな」
「俺を何だと思ってるんだよ……」
「魔道具、発動します!」
この魔道具は、どんな魔物にも見つからない隠蔽魔法を発動するという。軍事転用にも考えているらしく、開発が進められていた。
「では精霊の住処に向かって進行する!」
「「「「「「はっ!」」」」」」
歩き続けて4時間ぐらい過ぎた頃……
「暫く歩いてきたが、本当になんにも来ないな」
「ああ、それにもう森の中心部に着いたはず。ここら辺に精霊の住処が……」
後ろをみると、重装備の騎士らはヘトヘトになっていた。
「休ませた方が良くないか?」
「……そうだな」
「よし、ここでしばし休憩する!隊列は乱すなよ」
「「「「「「はっ!」」」」」」
「軟弱だな~」
「お前がスパルタ過ぎなだけだろ」
「そうか?」
「そうだ……ん、子どもの声が聞こえないか?」
「おともだちになりたかったの!」
「……ああ、フェアリーデイだ」
アルフの顔が変わる。エリックはそれを見て、
「全員聞いてくれ!10人はここに残れ!あとは森の入口に戻り、馬車を停めておけ。戻り次第すぐに出せるようにするんだ」
「「「「了解しました!」」」」
「よし、慎重に行くぞ」
エリック達はソフィア達が見えると草陰に潜んだ。
「なんでわらうの!?」
「あの子が……」
「ああ、フェアリーデイだ」
ソフィアは泉から上がる。
「「可愛いな……」」
隊長2人ソフィアに魅入っていた。
「「「「(隊長…………)」」」」
隊員は心の中で引いていた。
「汝、我と永遠の契りを結びて……」
「おい、主従契約するみたいだな……3体と!」
「しっ……!聞こえるぞ」
「われをあいせ!」
「……終わったようだ」
「あとね、おねがいがあるんだけど…」
「フェアリーデイ……今度は何を……っ!」
急にフェンリル達が光だす。
「まさか、名前を!」
「凄いな……!」
目が慣れてくると精霊らの姿が成長していた。
「あんな子どもが……」
「「……!」」
「あれは、グリフォンとまさか…」
「そうだ、エリック。あれが精霊王だ」
「フェアリーデイの様子がおかしい……!」
そのとき、ソフィアが倒れた。
「行くぞ!」
「「「「はっ!」」」」
「プレートシールド!」
エリックはソフィアの周りに誰も入れないように結界を張る。
ガウッ!!
ピギャーッ!
結界に入れず、精霊達はシールドを叩く、フェンリルとグリフォンは騎士団に気づき攻撃を始める。
「……まずいぞ」
「どうしたエリック!」
フェアリーデイを抱き上げたエリックが険しい顔をする。
「急げ!!バスタティオシンドロームを発症している可能性がある!」
フェアリーデイが何か言っている。
「な、何だ?」
「マ…………リ……ィ………………」
「マリー……?って誰だ…………っておい!」
「全員入口まで戻れ!」
急いで、入口まで戻る。
「エリック隊長!馬車の準備完了です!」
「よし!全員戻り次第帰還する!」
「「「「「「はっ!」」」」」」
「おいエリック、その子…ソフィアだったか、大丈夫なのか」
「少し、いやかなり危険な状態だ」
「隊長!全員揃いました」
「帰還するぞ!」
ヒヒーンと馬がなって騎士団が乗った馬車3台がベイフロー公国へと戻っていった。
「間に合ってくれ……」
エリックのそんな様子をアルフはじっと見ていた。
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