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第2章
(30)たたたっ、誕生祭だよ!②
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「そしてここは、私どもの寝起きする部屋でございます。私ども男の寝起きはここで、女性の寝起きはもう少し先の部屋になります」
今、神父様の案内で大きな教会の真ん中あたりまで教えて貰ったけど、広すぎてどこがどこだかわかんなくなってきたよ…
『ソフィア、あれ見て?』
「何、アズル?うわぁ……!」
そこには色とりどりの花に戯れる光の精霊の姿が。
「綺麗……!」
「これは今日、今だけ見られるものなんですよ」
『光の精霊達が喜んでるわ!』
本当だ、花の蜜を吸ったり花の周りをぐるぐる回ったりしてる。私のことは気づいてないみたい。そのままにしておこう……
「そろそろ時間ですね。ソフィア様、行きましょうか」
「はい」
『出来たわ!』
『やっぱり似合うわね!』
〈ソフィア、似合うぞ〉
「えへへ、ありがとう」
本番の衣装に着替えた私。エルブとアズル、オーヴィも褒めてくれるけど、スピーレとグライはまだ戻ってないよ……
「家族一緒に……いたいのに…」
ソフィアの暗い表情にオーヴィ達も察する。
〈(早く戻って来てくれるだろうか…………)〉
「失礼します、ソフィア様準備は宜し───」
あれ、神父様が部屋に入って……固まってる?
「し、神父様?」
「はっ!失礼しました。あまりにも巫女服がお似合いだったので…天使が舞い降りて下さったのかと」
「私は天使ではないですよ……」
私、苦笑いしちゃったよ……
「では、国王様御家族もお着きになりましたし………」
えっ、一応でも挨拶しなくていいの!?
「神父様、一応でも国王様にご挨拶なされた方が……」
「そ、そうですね……ちょっと私的には行きたくありませんが」
もしかして、国王様御家族の誰かと仲が良くないのかな…?
私達は神父様と一緒に国王様の元へご挨拶に向かう。
「き、緊張します……!」
「神父様、頑張ってください!」
「ソフィア様に言われては……行くしかありませんね…」
神父様は意を決して中に入る。
「失礼します…神父でございます。挨拶に参りました……」
扉を開けて神父様は入って行った。私も後から入って挨拶しないと!礼儀だもんね!しばらくすると、神父様が出てきて私も中に入って欲しいって。
「お、お願いします……どうにも、国王御家族の前では緊張してしまって…………」
あ~、そういうことだったんだ。身分が上の人達に萎縮しちゃうんだね。
『ソフィアの前だとあんなにピンピンしてたのに~』
『肝が小さいわね~』
「あ、あはは……」
気を取り直して私も中に入ろうかな。
「失礼します、ソフィア入りま~す…」
神父様に扉を開けてもらって中に入る。
「「おお…(まあ)!」」
国王様と王妃様は驚きの声。ハンネス王子はにこにこ笑ってる。レオン王子は…………また固まってる。なんでかな?
「可愛らしいね。ソフィア」
ハンネス王子はそう言って私を撫でる。
「ほうら、レオンも固まってないで。ソフィアちゃんに言ってあげたら?」
「………………」
レオン王子は王妃様に押されて前に出る。私も乗ってあげよう!
「レオン王子、どうですか?」
「に…似合ってる……ぞ!」
【……………………………うん、大丈夫】
「ふふっ、ありがとうございます」
なんだかファクトリーのあの男の子と同じ反応するから笑っちゃったよ~。
「ソフィア様……そ、そろそろ……」
あ……神父様…お顔が真っ赤になってる。限界そうだね……
「それでは、神父様と今日の予定を確認しますので失礼します」
ぺこっと頭を下げて挨拶する。
「「「また後で」」」
「ソフィア様、予定確認は終わりましたのに……すみません。私が緊張しいなもので」
「そうだろうと思いました……今日はたくさんの人が来ますけど、大丈夫ですか?」
「毎年恒例なので…どうにか…………」
「(……神父様、お疲れ様です)」
シスターがこういうときに「心の中で手を合わせるのよ」って言ってた……
神父様は緊張し過ぎちゃってお腹が痛くなったみたい。
「すみません、すぐに戻りますので……」
と言って、そのままどこかへ行っちゃった。
『どうする?ソフィア』
「しばらくここで待とっか」
『そうね』
すると、1人のメイドさんが通り過ぎる。でも様子が変。焦ってるっていうか目が血走ってる感じ。それにポケットから変なもや…?
『ソフィア?どうしたの』
「あのメイドさん、何か焦ってなかった?」
『そうかしら?』
私なーんか気になるな……
「メイドさん!」
「…………!ソフィア様、ど…どうかなさいましたか」
後ろから話しかけて来たのは、なんとソフィア様。こんなときにこの方と出会ってしまわれるなんて…………
「(やはり、神は全て知っておられる…)」
「……うん?神様がどうしたんですか?」
「あっいえ!なんでもございません」
どうにか、国王様への食事番を変えてもらって、あの薬を手につかないようにどうにか小瓶に取り替えて誰にもバレずに持ってきた。あともう少し…………飲み物に入れて、持って行けば…………
「だ、大丈夫ですか!?顔色悪いですよ?」
「も、元々です!」
つい、誤魔化しの効かない嘘をついてしまった!これでは……!!
「あっ、ごめんなさい!元々だったんですね」
誤魔化せた…………!
「いえ、こちらこそ大声出してしまってごめんなさい……では、失礼します」
しかし、メイドは気づくはずもなかった。ソフィアが魂の可視化を無意識に発動し、メイドの持っていた小瓶から放つ微細な魔力に違和感を持っていたのを…………
今、神父様の案内で大きな教会の真ん中あたりまで教えて貰ったけど、広すぎてどこがどこだかわかんなくなってきたよ…
『ソフィア、あれ見て?』
「何、アズル?うわぁ……!」
そこには色とりどりの花に戯れる光の精霊の姿が。
「綺麗……!」
「これは今日、今だけ見られるものなんですよ」
『光の精霊達が喜んでるわ!』
本当だ、花の蜜を吸ったり花の周りをぐるぐる回ったりしてる。私のことは気づいてないみたい。そのままにしておこう……
「そろそろ時間ですね。ソフィア様、行きましょうか」
「はい」
『出来たわ!』
『やっぱり似合うわね!』
〈ソフィア、似合うぞ〉
「えへへ、ありがとう」
本番の衣装に着替えた私。エルブとアズル、オーヴィも褒めてくれるけど、スピーレとグライはまだ戻ってないよ……
「家族一緒に……いたいのに…」
ソフィアの暗い表情にオーヴィ達も察する。
〈(早く戻って来てくれるだろうか…………)〉
「失礼します、ソフィア様準備は宜し───」
あれ、神父様が部屋に入って……固まってる?
「し、神父様?」
「はっ!失礼しました。あまりにも巫女服がお似合いだったので…天使が舞い降りて下さったのかと」
「私は天使ではないですよ……」
私、苦笑いしちゃったよ……
「では、国王様御家族もお着きになりましたし………」
えっ、一応でも挨拶しなくていいの!?
「神父様、一応でも国王様にご挨拶なされた方が……」
「そ、そうですね……ちょっと私的には行きたくありませんが」
もしかして、国王様御家族の誰かと仲が良くないのかな…?
私達は神父様と一緒に国王様の元へご挨拶に向かう。
「き、緊張します……!」
「神父様、頑張ってください!」
「ソフィア様に言われては……行くしかありませんね…」
神父様は意を決して中に入る。
「失礼します…神父でございます。挨拶に参りました……」
扉を開けて神父様は入って行った。私も後から入って挨拶しないと!礼儀だもんね!しばらくすると、神父様が出てきて私も中に入って欲しいって。
「お、お願いします……どうにも、国王御家族の前では緊張してしまって…………」
あ~、そういうことだったんだ。身分が上の人達に萎縮しちゃうんだね。
『ソフィアの前だとあんなにピンピンしてたのに~』
『肝が小さいわね~』
「あ、あはは……」
気を取り直して私も中に入ろうかな。
「失礼します、ソフィア入りま~す…」
神父様に扉を開けてもらって中に入る。
「「おお…(まあ)!」」
国王様と王妃様は驚きの声。ハンネス王子はにこにこ笑ってる。レオン王子は…………また固まってる。なんでかな?
「可愛らしいね。ソフィア」
ハンネス王子はそう言って私を撫でる。
「ほうら、レオンも固まってないで。ソフィアちゃんに言ってあげたら?」
「………………」
レオン王子は王妃様に押されて前に出る。私も乗ってあげよう!
「レオン王子、どうですか?」
「に…似合ってる……ぞ!」
【……………………………うん、大丈夫】
「ふふっ、ありがとうございます」
なんだかファクトリーのあの男の子と同じ反応するから笑っちゃったよ~。
「ソフィア様……そ、そろそろ……」
あ……神父様…お顔が真っ赤になってる。限界そうだね……
「それでは、神父様と今日の予定を確認しますので失礼します」
ぺこっと頭を下げて挨拶する。
「「「また後で」」」
「ソフィア様、予定確認は終わりましたのに……すみません。私が緊張しいなもので」
「そうだろうと思いました……今日はたくさんの人が来ますけど、大丈夫ですか?」
「毎年恒例なので…どうにか…………」
「(……神父様、お疲れ様です)」
シスターがこういうときに「心の中で手を合わせるのよ」って言ってた……
神父様は緊張し過ぎちゃってお腹が痛くなったみたい。
「すみません、すぐに戻りますので……」
と言って、そのままどこかへ行っちゃった。
『どうする?ソフィア』
「しばらくここで待とっか」
『そうね』
すると、1人のメイドさんが通り過ぎる。でも様子が変。焦ってるっていうか目が血走ってる感じ。それにポケットから変なもや…?
『ソフィア?どうしたの』
「あのメイドさん、何か焦ってなかった?」
『そうかしら?』
私なーんか気になるな……
「メイドさん!」
「…………!ソフィア様、ど…どうかなさいましたか」
後ろから話しかけて来たのは、なんとソフィア様。こんなときにこの方と出会ってしまわれるなんて…………
「(やはり、神は全て知っておられる…)」
「……うん?神様がどうしたんですか?」
「あっいえ!なんでもございません」
どうにか、国王様への食事番を変えてもらって、あの薬を手につかないようにどうにか小瓶に取り替えて誰にもバレずに持ってきた。あともう少し…………飲み物に入れて、持って行けば…………
「だ、大丈夫ですか!?顔色悪いですよ?」
「も、元々です!」
つい、誤魔化しの効かない嘘をついてしまった!これでは……!!
「あっ、ごめんなさい!元々だったんですね」
誤魔化せた…………!
「いえ、こちらこそ大声出してしまってごめんなさい……では、失礼します」
しかし、メイドは気づくはずもなかった。ソフィアが魂の可視化を無意識に発動し、メイドの持っていた小瓶から放つ微細な魔力に違和感を持っていたのを…………
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