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第3章
(46)試練の準備をしよう!
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エリックは一連の出来事を聞いて、大きくため息を吐いた。
「そうか………………」
「エリックさん、何も言わずにごめんなさい」
少年は微動だにせず、じっとソフィアの隣に座っている。
「ソフィアは本当に色々と持ち込んでくるね」
ハンネス王子はニコニコ笑ってる。
「ハンネス王子、そんな簡単な問題では無いのですよ?」
「(ごめんなさい、エリックさん)」
心の中で手を合わせるソフィア。エリックはソフィアの項垂れた様子に、
「発動してしまったものは仕方がない。魔導書よ。その試練は受けなければならないのか?」
「…………」
少年はピクリとも動かずに無視。ソフィアは慌てて、エリックの質問に答えさせる。
「ど、どうなの?」
「試練挑戦の意志を確認した後は拒否出来ません。それでも拒否反応が挑戦者にあれば、初期化するため、自他共に記憶を抹殺します」
「記憶を……!」
「それはどこまで……?」
「私の意志を確認した後からの記憶、挑戦者は“カリバスの手記”に関わる記憶全てです」
私が初めて図書館で借りたときから────今まで、ほとんど無くなるってこと………
『ここに来てからの記憶ほとんどが取られるようだ……』
『『そんなの嫌よ!!』』
《わしもじゃ!》
〈俺もダメだ!〉
『試練は受けるべきだ』
みんなが私に抱きつく。マイルさんとベラさんも私の前に出る。
「みんな……」
「……この判断は国王にして貰うしかないな」
私、どうなっちゃうの………………
────王城内、王の部屋。中には国王をはじめ第1番隊から第6番隊の隊長、加えて数人の大臣らとダグラスさんが招集されていた。そして、国王の隣にソフィアが座る。後ろにはスピーレがグライを肩に乗せ、試練の案内役の少年がいた。
「今回集まって貰ったのは、ここにいるソフィアの聖地巡礼の件についてだ」
ソフィアはぺこりとお辞儀をする。3時間くらい前、ソフィアの試練を国王に報告したところ……
「何っ!?その試練は受けねばならないだと!!」
椅子から立ち上がった国王様。バァンって机叩いたら色んな山積み書類が崩れちゃってエリックさんやエリックさんの代理で国王様の警護をしてるフィリップさん、それから側近さんがせっせと拾ってた。私も手伝おうとしたんだけど「大丈夫です」って側近さんに言われたの。
「(まだこの国にいて欲しいのだが、受けなければソフィアの記憶を消されてしまう。かといって試練に出してしまえば他国から確実に狙われるだろう。それに、レオンにはなんと申せば良いのだ……)」
国王はしばらく考えた後、
「分かった。ソフィアには試練を受けて貰うしかない。安全のために誰か護衛を付けてもらおう」
「はい」
誰か……護衛。それってギルドの人に頼んでもいいのかな?
「それで、だソフィア。試練ではなく“巡礼”であれば、ソフィアの安全性も国が守ってやれるのだが……どうだろうか?」
「そうすると、どうなるのですか?」
「試練の場に行くのは、かなり遠回りになるかもしれん。完全に試練を終えるまで、恐らく何倍もかかってしまうだろう」
それまではみんなとお別れ……
「……………はい」
「((みんなはどうする……?森のことがあるし、スピーレとオーヴィはみんなの統率者だもん。エルブとアズルも、ここにいる?))」
『『((私達はソフィアといるわ!離れ離れなんて嫌よ!!))』』
『((私も出来ればソフィアに付いて行きたいのは山々なんだが……未だ私の後継がおらぬのでな))』
〈((俺も、ソフィアを傍で守ってやりたい。しかし、長い間森から離れる訳には……))〉
《((なに、わしがおる。お主らの分もしっかりソフィアを守ってやるぞ))》
『グライ……ソフィアを頼む』
ワフッとオーヴィもグライに吠える。
「何やらそちらもご決断されたようだ」
国王様にエルブとアズル、そしてグライが一緒に行くことを伝えると、
「そうか……」
────そして会議に戻る。
「この度ソフィアは世界各地を巡り、平和を祈る巡礼を行うこととなった」
「こ、国王!」
大臣の1人が立ち上がる。
「ソフィア殿はまだ幼い。もう少し月日を経ってからではいけないのでしょうか?」
「それは私も考えたが……これは御柱の方々からの“ご神託”でもあるのだ」
大臣らがざわめく。ソフィアも目を大きく開く。
「国王様……?それは私も初耳です」
「嘘も方便……だ」
国王様は唇に人差し指をあててしーって。 だ、大丈夫かな……?
「わ、分かりました……」
え、それで分かっちゃったの!?
「ごほん!え~、従ってソフィアの巡礼の護衛を募ることになる。騎士団の中から募るべきか、ギルドに頼むべきか……」
「ソフィア様にとっても信頼のおける人物となれば、騎士団が妥当ではありませんか?」
さっきとは違う大臣が立って話す。
「しかし、騎士団の一部を当てるとすると国の戦力が少なくとも全体の2割から3割程落ちてしまいます。補充したとしても、今と同じ戦力になるかどうか……」
他の大臣が首を降って否定する。
「では、ギルドで募るのはどうだ?巡礼ともなればオリハルコンクラスが妥当かと思われます!」
「……現在のオリハルコンクラスはこの国で3人しかおりません。その者達全員を護衛ともなると国営ギルドとしての権威が落ちてしまうのでは?」
そ、そんなに凄いんだ!!オリハルコンクラスって。
「どうしたものか……」
「あの……国王様?」
「む……どうした?ソフィア」
ソフィアは国王様に耳打ちする。
「それなら、誰も異存はないだろう。──皆、聞いてくれ!」
次の日、早朝に国営騎士団第1から第6番隊全員が招集された。
「本日より1週間後!ソフィア様は世界平和を祈り、世界巡礼を始められる。従って、明後日までに世界巡礼の護衛を募る!希望者は各騎士団隊長に申し出るように」
同日ギルドでは、
「何だ?あの貼り紙」
1人の男性冒険者が立ち止まった。
「あのフェアリーデイのソフィア様が1週間後に世界巡礼をされるらしいわ」
隣にいた女性冒険者が答える。
「(あのフェアリーデイが……)それで?」
「巡礼の護衛をギルドと騎士団で募るらしいわよ?」
「ほう……」
「お~い、ナギト~!」
後ろからアーノルドがやってきた。
「ネイリスもいたか、丁度いいな!」
「何よ?」
「ソフィア様の護衛、やらないか?」
「「───はあ?!」」
2人は目が飛び出る程驚いた。今まで、国のイベント事に全く関心を持たなかったあのアーノルドが自ら参加を持ちかけたのだ。
「明日は槍でも降るのか……?」
「アーノルド……あんた一体どういう風の吹き回しよ?」
「何だよ……お前らだってあの子ども“可愛い”とか“やばい”とか言ってたじゃねーか!」
「それとこれとは別よ!」
「なんか企んでるんじゃ無いよな……」
「何も企んでねーよ……ただ」
「ただ……?」
アーノルドは後ろを向いて少し照れくさそうに、
「……約束したんだよ。あいつと」
「「…………」」
ネイリスとナギトはお互い顔を合わせる。そして頷くと、
「ハイハイ、受けるわよ。リーダー」
アーノルドが、ばっと後ろを向く。
「まぁ、リーダーがやるなら俺も受けるしな」
「……よーし!後は、レジーヌとミシェルだけだな!」
アーノルド・レイブン率いる5人パーティ。名前は「インクレメントム」────彼らは5人全員がミスリル以上、さらにベイフロー公国に3人しかいないオリハルコンクラスのうちの2人がこのパーティに属している有名パーティであった。
「そうか………………」
「エリックさん、何も言わずにごめんなさい」
少年は微動だにせず、じっとソフィアの隣に座っている。
「ソフィアは本当に色々と持ち込んでくるね」
ハンネス王子はニコニコ笑ってる。
「ハンネス王子、そんな簡単な問題では無いのですよ?」
「(ごめんなさい、エリックさん)」
心の中で手を合わせるソフィア。エリックはソフィアの項垂れた様子に、
「発動してしまったものは仕方がない。魔導書よ。その試練は受けなければならないのか?」
「…………」
少年はピクリとも動かずに無視。ソフィアは慌てて、エリックの質問に答えさせる。
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「試練挑戦の意志を確認した後は拒否出来ません。それでも拒否反応が挑戦者にあれば、初期化するため、自他共に記憶を抹殺します」
「記憶を……!」
「それはどこまで……?」
「私の意志を確認した後からの記憶、挑戦者は“カリバスの手記”に関わる記憶全てです」
私が初めて図書館で借りたときから────今まで、ほとんど無くなるってこと………
『ここに来てからの記憶ほとんどが取られるようだ……』
『『そんなの嫌よ!!』』
《わしもじゃ!》
〈俺もダメだ!〉
『試練は受けるべきだ』
みんなが私に抱きつく。マイルさんとベラさんも私の前に出る。
「みんな……」
「……この判断は国王にして貰うしかないな」
私、どうなっちゃうの………………
────王城内、王の部屋。中には国王をはじめ第1番隊から第6番隊の隊長、加えて数人の大臣らとダグラスさんが招集されていた。そして、国王の隣にソフィアが座る。後ろにはスピーレがグライを肩に乗せ、試練の案内役の少年がいた。
「今回集まって貰ったのは、ここにいるソフィアの聖地巡礼の件についてだ」
ソフィアはぺこりとお辞儀をする。3時間くらい前、ソフィアの試練を国王に報告したところ……
「何っ!?その試練は受けねばならないだと!!」
椅子から立ち上がった国王様。バァンって机叩いたら色んな山積み書類が崩れちゃってエリックさんやエリックさんの代理で国王様の警護をしてるフィリップさん、それから側近さんがせっせと拾ってた。私も手伝おうとしたんだけど「大丈夫です」って側近さんに言われたの。
「(まだこの国にいて欲しいのだが、受けなければソフィアの記憶を消されてしまう。かといって試練に出してしまえば他国から確実に狙われるだろう。それに、レオンにはなんと申せば良いのだ……)」
国王はしばらく考えた後、
「分かった。ソフィアには試練を受けて貰うしかない。安全のために誰か護衛を付けてもらおう」
「はい」
誰か……護衛。それってギルドの人に頼んでもいいのかな?
「それで、だソフィア。試練ではなく“巡礼”であれば、ソフィアの安全性も国が守ってやれるのだが……どうだろうか?」
「そうすると、どうなるのですか?」
「試練の場に行くのは、かなり遠回りになるかもしれん。完全に試練を終えるまで、恐らく何倍もかかってしまうだろう」
それまではみんなとお別れ……
「……………はい」
「((みんなはどうする……?森のことがあるし、スピーレとオーヴィはみんなの統率者だもん。エルブとアズルも、ここにいる?))」
『『((私達はソフィアといるわ!離れ離れなんて嫌よ!!))』』
『((私も出来ればソフィアに付いて行きたいのは山々なんだが……未だ私の後継がおらぬのでな))』
〈((俺も、ソフィアを傍で守ってやりたい。しかし、長い間森から離れる訳には……))〉
《((なに、わしがおる。お主らの分もしっかりソフィアを守ってやるぞ))》
『グライ……ソフィアを頼む』
ワフッとオーヴィもグライに吠える。
「何やらそちらもご決断されたようだ」
国王様にエルブとアズル、そしてグライが一緒に行くことを伝えると、
「そうか……」
────そして会議に戻る。
「この度ソフィアは世界各地を巡り、平和を祈る巡礼を行うこととなった」
「こ、国王!」
大臣の1人が立ち上がる。
「ソフィア殿はまだ幼い。もう少し月日を経ってからではいけないのでしょうか?」
「それは私も考えたが……これは御柱の方々からの“ご神託”でもあるのだ」
大臣らがざわめく。ソフィアも目を大きく開く。
「国王様……?それは私も初耳です」
「嘘も方便……だ」
国王様は唇に人差し指をあててしーって。 だ、大丈夫かな……?
「わ、分かりました……」
え、それで分かっちゃったの!?
「ごほん!え~、従ってソフィアの巡礼の護衛を募ることになる。騎士団の中から募るべきか、ギルドに頼むべきか……」
「ソフィア様にとっても信頼のおける人物となれば、騎士団が妥当ではありませんか?」
さっきとは違う大臣が立って話す。
「しかし、騎士団の一部を当てるとすると国の戦力が少なくとも全体の2割から3割程落ちてしまいます。補充したとしても、今と同じ戦力になるかどうか……」
他の大臣が首を降って否定する。
「では、ギルドで募るのはどうだ?巡礼ともなればオリハルコンクラスが妥当かと思われます!」
「……現在のオリハルコンクラスはこの国で3人しかおりません。その者達全員を護衛ともなると国営ギルドとしての権威が落ちてしまうのでは?」
そ、そんなに凄いんだ!!オリハルコンクラスって。
「どうしたものか……」
「あの……国王様?」
「む……どうした?ソフィア」
ソフィアは国王様に耳打ちする。
「それなら、誰も異存はないだろう。──皆、聞いてくれ!」
次の日、早朝に国営騎士団第1から第6番隊全員が招集された。
「本日より1週間後!ソフィア様は世界平和を祈り、世界巡礼を始められる。従って、明後日までに世界巡礼の護衛を募る!希望者は各騎士団隊長に申し出るように」
同日ギルドでは、
「何だ?あの貼り紙」
1人の男性冒険者が立ち止まった。
「あのフェアリーデイのソフィア様が1週間後に世界巡礼をされるらしいわ」
隣にいた女性冒険者が答える。
「(あのフェアリーデイが……)それで?」
「巡礼の護衛をギルドと騎士団で募るらしいわよ?」
「ほう……」
「お~い、ナギト~!」
後ろからアーノルドがやってきた。
「ネイリスもいたか、丁度いいな!」
「何よ?」
「ソフィア様の護衛、やらないか?」
「「───はあ?!」」
2人は目が飛び出る程驚いた。今まで、国のイベント事に全く関心を持たなかったあのアーノルドが自ら参加を持ちかけたのだ。
「明日は槍でも降るのか……?」
「アーノルド……あんた一体どういう風の吹き回しよ?」
「何だよ……お前らだってあの子ども“可愛い”とか“やばい”とか言ってたじゃねーか!」
「それとこれとは別よ!」
「なんか企んでるんじゃ無いよな……」
「何も企んでねーよ……ただ」
「ただ……?」
アーノルドは後ろを向いて少し照れくさそうに、
「……約束したんだよ。あいつと」
「「…………」」
ネイリスとナギトはお互い顔を合わせる。そして頷くと、
「ハイハイ、受けるわよ。リーダー」
アーノルドが、ばっと後ろを向く。
「まぁ、リーダーがやるなら俺も受けるしな」
「……よーし!後は、レジーヌとミシェルだけだな!」
アーノルド・レイブン率いる5人パーティ。名前は「インクレメントム」────彼らは5人全員がミスリル以上、さらにベイフロー公国に3人しかいないオリハルコンクラスのうちの2人がこのパーティに属している有名パーティであった。
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