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第3章
(52)反省してます……
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「ソーフィーアー?」
「ごめんなさい……」
国王様達のいる観客席で私は絶賛反省中。
「まあまあ、いいじゃないか」
国王様は私を優しく撫でる。
「ソフィアも無事、あのしでかした騎士も反省しとるしのお」
「国王様、甘やかさないで下さい!」
「まあまあ、こっちとしては中々いいものを見せてもらったし、ね?レオン」
コクコクと頷くレオン王子。
「ハンネス王子まで……」
「……ありがとうございます?」
「はあ……話をずらさないで下さい……」
エリックは呆れ顔。そこにフィリップがエリックの肩を叩いて、しみじみとした顔で軽く頷く。
「お前に相手が出来ないのが分かった気がするな……」
「な、何だよ……」
そこにジャックが手を挙げて、
「分かったっす!オカン気質っすね!」
「それは言えてるな!」
アルフも笑いながら同意している。
「ご、ごめんなさい。私のせいで……」
ソフィアはさらにうつむいてエリックに謝る。
「違うんだソフィア。これはな、ソフィアのせいじゃないんだ。元はと言えば──」
と、エリックは般若の面でも被ったかのような顔で国王を見る。国王は冷や汗をかきながら素知らぬ顔。エリックはため息を吐いてソフィアに向き直る。
「だからな?ソフィア。決して、ソフィアのせいじゃないからな」
「本当ですか?」
「ああ!」
エリックは笑顔でソフィアを撫で、抱える。
「ソフィアちゃん」
呼ばれた方を見ると、そこには王妃様にフィリップさん。それから……小さな赤ちゃんを抱いている、おおらかで優しそうな女の人。奥さんかな?
「王妃様!」
「綺麗だったわ~!本当に天使だと思っちゃったわよ~」
「ありがとうございます!」
「それから、ソフィアちゃんを紹介したいんだけど……いいかしら?」
「はい、いいですよ?」
「ソフィア様、ありがとうございます」
フィリップさんとその女人が頭を下げて礼をする。
「いえ!そんな、頭を上げてください!それに“様”だなんて私は平民ですから……」
「やっぱりね、パトリシア様。ソフィアちゃんはそういう呼び方は好まないのよ?」
「シュゼット様の仰る通りでしたわね。では、ソフィアちゃん。私はこのフィリップの妻、パトリシア・キヴァシエル。そして息子のセドリック・キヴァシエルですわ」
「あ~ぶ!」
セドリックは両腕をぶんぶん振りながら可愛い挨拶をする。にこにこ笑顔で可愛い!
「ソフィアです!よろしくお願いします」
ソフィアはエリックに抱かれながらぺこりと挨拶をする。
「本当に聡明な子なのですね!」
フィリップは大きく首を縦に頷く。
「そうだわ、パトリシア様!ソフィアちゃんに赤ちゃんを触れて貰ったらどうかしら?」
「それはありがたいですわね!でも、よろしいでのしょうか?」
パトリシア様は私を見て尋ねる。
「私で良ければ、全然いいですよ?」
私はエリックさんに降ろしてもらって、パトリシア様の前に。フィリップさんとパトリシア様は私が触れられるように屈んでくれた。
「じゃあ……」
私はセドリック様の手に触れる。すると、セドリック様は私の指を握ってくれた。握られた手の温もりが温かくて、本当に体温が高いのが分かったよ。それに、フィリップさんとパトリシア様はとってもセドリック様に愛おしい顔をしてる。大切に育てられているんだね。
「温かい…………家族の温もりが感じます」
私は…………どうだったのかな…………?
【気持チ悪イ……バケモノ……】
【『記憶ヲ消去シマスカ?』】
私、自分で記憶を消していたんだ。それほど思い出したくもなかったんだね。どんな記憶だったんだろう?
「(私の名前、あったのかな…………)」
「──ィア…………ソフィア!」
はっと我に帰る。エリックさん達が不安そうな顔で私を見る。
「は、はい……?」
「……」
『ソフィアには“ソフィア”って名前があるじゃない!』
『そーよ!だから泣かないで?』
隠れていたエルブとアズルが小さな精霊の姿で私の前で、悲しい顔をして飛び回る。
「泣いてる?あれ、本当……」
すると後ろから誰かがすすり泣きながらぎゅっと抱きしめる。
「泣いていいのよ……!ソフィアちゃん」
「王妃様…………」
王妃様が私の肩を濡らす。
「ありがとうございます。王妃様」
──決めた。私、記憶を取り戻す!このままもやもやさせたままじゃ良くないよね!それまでは泣かないよ!ちゃんと受け止めなきゃ、合格出来る試練も合格出来ないもん。いつになるか分からないけど、ちゃんと思い出す!
「ごめんなさい……」
国王様達のいる観客席で私は絶賛反省中。
「まあまあ、いいじゃないか」
国王様は私を優しく撫でる。
「ソフィアも無事、あのしでかした騎士も反省しとるしのお」
「国王様、甘やかさないで下さい!」
「まあまあ、こっちとしては中々いいものを見せてもらったし、ね?レオン」
コクコクと頷くレオン王子。
「ハンネス王子まで……」
「……ありがとうございます?」
「はあ……話をずらさないで下さい……」
エリックは呆れ顔。そこにフィリップがエリックの肩を叩いて、しみじみとした顔で軽く頷く。
「お前に相手が出来ないのが分かった気がするな……」
「な、何だよ……」
そこにジャックが手を挙げて、
「分かったっす!オカン気質っすね!」
「それは言えてるな!」
アルフも笑いながら同意している。
「ご、ごめんなさい。私のせいで……」
ソフィアはさらにうつむいてエリックに謝る。
「違うんだソフィア。これはな、ソフィアのせいじゃないんだ。元はと言えば──」
と、エリックは般若の面でも被ったかのような顔で国王を見る。国王は冷や汗をかきながら素知らぬ顔。エリックはため息を吐いてソフィアに向き直る。
「だからな?ソフィア。決して、ソフィアのせいじゃないからな」
「本当ですか?」
「ああ!」
エリックは笑顔でソフィアを撫で、抱える。
「ソフィアちゃん」
呼ばれた方を見ると、そこには王妃様にフィリップさん。それから……小さな赤ちゃんを抱いている、おおらかで優しそうな女の人。奥さんかな?
「王妃様!」
「綺麗だったわ~!本当に天使だと思っちゃったわよ~」
「ありがとうございます!」
「それから、ソフィアちゃんを紹介したいんだけど……いいかしら?」
「はい、いいですよ?」
「ソフィア様、ありがとうございます」
フィリップさんとその女人が頭を下げて礼をする。
「いえ!そんな、頭を上げてください!それに“様”だなんて私は平民ですから……」
「やっぱりね、パトリシア様。ソフィアちゃんはそういう呼び方は好まないのよ?」
「シュゼット様の仰る通りでしたわね。では、ソフィアちゃん。私はこのフィリップの妻、パトリシア・キヴァシエル。そして息子のセドリック・キヴァシエルですわ」
「あ~ぶ!」
セドリックは両腕をぶんぶん振りながら可愛い挨拶をする。にこにこ笑顔で可愛い!
「ソフィアです!よろしくお願いします」
ソフィアはエリックに抱かれながらぺこりと挨拶をする。
「本当に聡明な子なのですね!」
フィリップは大きく首を縦に頷く。
「そうだわ、パトリシア様!ソフィアちゃんに赤ちゃんを触れて貰ったらどうかしら?」
「それはありがたいですわね!でも、よろしいでのしょうか?」
パトリシア様は私を見て尋ねる。
「私で良ければ、全然いいですよ?」
私はエリックさんに降ろしてもらって、パトリシア様の前に。フィリップさんとパトリシア様は私が触れられるように屈んでくれた。
「じゃあ……」
私はセドリック様の手に触れる。すると、セドリック様は私の指を握ってくれた。握られた手の温もりが温かくて、本当に体温が高いのが分かったよ。それに、フィリップさんとパトリシア様はとってもセドリック様に愛おしい顔をしてる。大切に育てられているんだね。
「温かい…………家族の温もりが感じます」
私は…………どうだったのかな…………?
【気持チ悪イ……バケモノ……】
【『記憶ヲ消去シマスカ?』】
私、自分で記憶を消していたんだ。それほど思い出したくもなかったんだね。どんな記憶だったんだろう?
「(私の名前、あったのかな…………)」
「──ィア…………ソフィア!」
はっと我に帰る。エリックさん達が不安そうな顔で私を見る。
「は、はい……?」
「……」
『ソフィアには“ソフィア”って名前があるじゃない!』
『そーよ!だから泣かないで?』
隠れていたエルブとアズルが小さな精霊の姿で私の前で、悲しい顔をして飛び回る。
「泣いてる?あれ、本当……」
すると後ろから誰かがすすり泣きながらぎゅっと抱きしめる。
「泣いていいのよ……!ソフィアちゃん」
「王妃様…………」
王妃様が私の肩を濡らす。
「ありがとうございます。王妃様」
──決めた。私、記憶を取り戻す!このままもやもやさせたままじゃ良くないよね!それまでは泣かないよ!ちゃんと受け止めなきゃ、合格出来る試練も合格出来ないもん。いつになるか分からないけど、ちゃんと思い出す!
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