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第3章
(56)スフィンクス
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「行ってきまーす!」
私はエリックさん達に手を振り、ベラさんは馬車を走らせた。
「じゃあ、役割を決めようか。ネイーラ、パルメ」
「はーい」
パルメさんもコクリと頷く。
「ネイーラはいつも通り、サポートと回復にまわってくれる?」
「分かった」
「パルメもいつも通りかな?カバーとタンク。頼むわね」
「……うん」
パーティのみんなそれぞれに役割が決まってるんだね。ネイーラさんは支援と回復、魔法が戦闘スタイルって感じかな。パルメさんは外見から何となくわかるけど防御が基本かな?大変だけど重要だよね。スフィンクさんは細めの剣を背に背負ってるから近接戦スタイルみたい。私がパーティを組んだら、ネイーラさんと同じ魔法を使って戦うか支援にまわる感じだね。
「ソフィア様」
「あっ、はい」
あれこれ考えてたらスフィンクさんに呼ばれてた。
「魔物が出てきたらこの馬車の中にいて下さい」
「はい!分かりました」
「……早速2体お出ましのようね」
ベラさんが馬車を急停止させる。
私が転がりそうなのをエルブが支えてくれた。
「ありがとう、エルブ」
『どういたしまして』
すると、スフィンクさん達は勢いよく外に出てしまった。
「なんだか暇だね」
《まあ、奴らにとっては試験じゃからのう。しかし……わしも久しぶりに戦ってみたいものじゃ》
『でも、邪魔をするわけにもいかないわ?』
「どこか離れたところでやってくる?」
『ここら辺に変なのはいないし、私たちが傍にいればどうってことないわね!』
「だって。グライ、私は大丈夫だから行ってきてもいいよ」
《……そうじゃな!では、少し狩りでも行ってこようかのう》
と言って、グライは小さな姿で飛んで行ったよ。
「これで、残り8体っと……」
向こうも戦闘が終わったみたい。血の匂いがそこら中に匂うよ。つられて他の魔物とか来ないといいけど……
「お帰りなさい!」
「ただいま戻りました!」
再びベラさんが馬車を走らせる。
「そう言えば、皆さんはどれくらいのランクなんですか?」
「私たちはミスリルランクです」
レイブンさんとおんなじ、私の3つ上だね!すごいなあ。
それからしばらく魔物も出てこなかったからたくさん「スフィンクス」の皆さんとお話ししたよ。パルメさんも大分返事をしてくれるようになったよ。
「(あれ……なんかさっきとは違う魔物の気配がするような)」
「みんな気を付けて!今度は少し多いみたいよ……」
ネイーラさんが強化魔法をかけてまた外に出て行っちゃった。
「((3人で大丈夫かな?))」
『((彼女達なら何とかなりそうだと思うけど?))』
『((まあ、私たちならすぐに片付くわね!))』
「あはは……」
するとグライが帰ってきたよ。
《あぁ~久しぶりにすっきりしたわい》
「お帰り!もういいの?」
《うむ!大方発散してきたからのう。それよりもソフィアのことが心配じゃったわい》
『んもう!私達がいるからいいって言ったのに~』
『グライも過保護ね!』
馬車の中でほっこりしている一方「スフィンクス」達は5体のブラックパンサーらに多少手こずりながらも討伐して戻ってきた。
「だ……大丈夫ですか?」
「ええ。少し手こずってしまったけど、大丈夫」
「お気遣いありがとうございます」
「……ありがとう、ございます」
本当に、大丈夫かな……?
それからは体力温存からか会話はほとんどしなくなった。
「(さみしいな……)」
刹那、今までで遭ったこともない量の魔物の気配がした。ベラさんが馬車を止める。
『((この量……彼女達には無理よ))』
「((言った方がいいんじゃないかな?))」
《((そうじゃのう……))》
すると、エルブが口を開いた。
『魔物の量が今までで一番多いわ。あなたたちでは多分太刀打ちできないかもしれない。引き返した方が身のためよ』
「そうはいかないわ!」
リーダーが立ち上がる。
「私達は前に進まなきゃいけないの!こんなところで足踏みするわけにはいかないの‼」
その志はいいものかもしれないけど、ここで死んでしまったら元も子もないよ……
「行くわよ!ネイーラ、パルメ」
「「うん!」」
「((エルブ、アズル、スフィンクさん達をそれとなく助けてあげて?))」
『((いいの?手助けはしないんじゃ……?))』
「((そうも言ってられないよ。命は一番大事だもん!))」
『『((分かったわ!))』』
エルブとアズルは小さな光になって外に通り抜けていった。
エルブとアズルが外に出てみると、みんなが思った通りの惨状が繰り広げられていた。10体以上のブラックパンサー、それ以外の魔物も現れていた。一方のスフィンク達はタンクのパルメが倒れ、ネイーラとスフィンクが辛うじて立っているだけだった。
「くそっ!くそぅっ‼」
スフィンクは今更のように後悔した顔をしていた。
『はぁ……やっぱりね』
『だから引き返した方が良かったのよ』
魔物らが一斉に彼女達に襲い掛かる———と思いきや、
『風よ、彼の血肉を切り裂け……ウィンドカッター!』
『水の結界!えいっ!』
エルブとアズルは一瞬にして彼女たちを守りながら全ての魔物を粉々にした。
「あ、あなた達は……」
『ソフィアに感謝することね。あの子が……って、気絶してるわ』
『ほんとにあのレイブンとか言う冒険者と同じ、ミスリルランクとは思えないほどの弱さね!呆れちゃうわ』
2人はスフィンク達を魔法で浮かべて馬車に連れ帰ることに。
「ん……ここは?」
スフィンクは馬車ではなく、ベッドの中で目が覚めた。
「あ、目が覚めましたか」
目線を横に向けるとそこにはリーリエが椅子に座っていた。
「ここは国営ギルド内、職員の一室を借りています」
「ギルドの……あっ、試験‼」
スフィンクは勢いよく飛び起きる。しかし、自分でも驚くほど傷跡もなく普段より調子がいいのに気付いた。
「今は夕刻。試験は終わったわ」
「……!」
「全く……守る側が逆に守られてどうするのですか?」
リーリエはため息を吐く。
「馬車が戻ってきて報告を聞こうと思ったら、真っ先に出てきたのはソフィアちゃ…ソフィア様。事情を聞いてあなた達をそれぞれ運んだら、あの子があっという間に回復魔法をかけてしまいまして……」
初めてのリーリエのその表情を見てスフィンクは驚く。
「はあ。ソフィア様がこの国をご出立される前に、お礼を言うことですね」
「はい……」
「それから、ソフィア様から伝言です。“無茶できるのは生きているからです。命は誰一人として変えられないものなのでお忘れなきよう!”だそうです。それでは、私はこれで」
「ありがとうございました」
扉が閉まる音を聞いて、深く息を吐く。
「(私はなんてことを……ソフィア様を守れず、しかも仲間まで死にかけることになってしまった。誰にも向ける顔が無い)」
スフィンクは天を仰ぐ。
「どうしよう……」
「だったら、もう一度やり直しましょう?」
ネイーラとパルメが上から覗く。
「ネイーラ!パルメ!怪我は⁉」
「ソフィア様のお陰で、いつもより調子がいいくらいよ」
「私も……全然大丈夫」
「……ごめん、2人とも。私が不甲斐無いばっかりに」
「そんなことは無いわ。私達スフィンクがいなかったらここまで来られなかったもの」
「スフィンクの…お陰」
スフィンクは目に涙を溜めて鼻をすする。ネイーラは手をスフィンクの肩に置いて、
「だから、もう一度初めからやり直しましょう」
「私達なら……出来る」
「ネイーラ、パルメ……そうね。もう一度やり直そう!」
「「ええ!」」
私はエリックさん達に手を振り、ベラさんは馬車を走らせた。
「じゃあ、役割を決めようか。ネイーラ、パルメ」
「はーい」
パルメさんもコクリと頷く。
「ネイーラはいつも通り、サポートと回復にまわってくれる?」
「分かった」
「パルメもいつも通りかな?カバーとタンク。頼むわね」
「……うん」
パーティのみんなそれぞれに役割が決まってるんだね。ネイーラさんは支援と回復、魔法が戦闘スタイルって感じかな。パルメさんは外見から何となくわかるけど防御が基本かな?大変だけど重要だよね。スフィンクさんは細めの剣を背に背負ってるから近接戦スタイルみたい。私がパーティを組んだら、ネイーラさんと同じ魔法を使って戦うか支援にまわる感じだね。
「ソフィア様」
「あっ、はい」
あれこれ考えてたらスフィンクさんに呼ばれてた。
「魔物が出てきたらこの馬車の中にいて下さい」
「はい!分かりました」
「……早速2体お出ましのようね」
ベラさんが馬車を急停止させる。
私が転がりそうなのをエルブが支えてくれた。
「ありがとう、エルブ」
『どういたしまして』
すると、スフィンクさん達は勢いよく外に出てしまった。
「なんだか暇だね」
《まあ、奴らにとっては試験じゃからのう。しかし……わしも久しぶりに戦ってみたいものじゃ》
『でも、邪魔をするわけにもいかないわ?』
「どこか離れたところでやってくる?」
『ここら辺に変なのはいないし、私たちが傍にいればどうってことないわね!』
「だって。グライ、私は大丈夫だから行ってきてもいいよ」
《……そうじゃな!では、少し狩りでも行ってこようかのう》
と言って、グライは小さな姿で飛んで行ったよ。
「これで、残り8体っと……」
向こうも戦闘が終わったみたい。血の匂いがそこら中に匂うよ。つられて他の魔物とか来ないといいけど……
「お帰りなさい!」
「ただいま戻りました!」
再びベラさんが馬車を走らせる。
「そう言えば、皆さんはどれくらいのランクなんですか?」
「私たちはミスリルランクです」
レイブンさんとおんなじ、私の3つ上だね!すごいなあ。
それからしばらく魔物も出てこなかったからたくさん「スフィンクス」の皆さんとお話ししたよ。パルメさんも大分返事をしてくれるようになったよ。
「(あれ……なんかさっきとは違う魔物の気配がするような)」
「みんな気を付けて!今度は少し多いみたいよ……」
ネイーラさんが強化魔法をかけてまた外に出て行っちゃった。
「((3人で大丈夫かな?))」
『((彼女達なら何とかなりそうだと思うけど?))』
『((まあ、私たちならすぐに片付くわね!))』
「あはは……」
するとグライが帰ってきたよ。
《あぁ~久しぶりにすっきりしたわい》
「お帰り!もういいの?」
《うむ!大方発散してきたからのう。それよりもソフィアのことが心配じゃったわい》
『んもう!私達がいるからいいって言ったのに~』
『グライも過保護ね!』
馬車の中でほっこりしている一方「スフィンクス」達は5体のブラックパンサーらに多少手こずりながらも討伐して戻ってきた。
「だ……大丈夫ですか?」
「ええ。少し手こずってしまったけど、大丈夫」
「お気遣いありがとうございます」
「……ありがとう、ございます」
本当に、大丈夫かな……?
それからは体力温存からか会話はほとんどしなくなった。
「(さみしいな……)」
刹那、今までで遭ったこともない量の魔物の気配がした。ベラさんが馬車を止める。
『((この量……彼女達には無理よ))』
「((言った方がいいんじゃないかな?))」
《((そうじゃのう……))》
すると、エルブが口を開いた。
『魔物の量が今までで一番多いわ。あなたたちでは多分太刀打ちできないかもしれない。引き返した方が身のためよ』
「そうはいかないわ!」
リーダーが立ち上がる。
「私達は前に進まなきゃいけないの!こんなところで足踏みするわけにはいかないの‼」
その志はいいものかもしれないけど、ここで死んでしまったら元も子もないよ……
「行くわよ!ネイーラ、パルメ」
「「うん!」」
「((エルブ、アズル、スフィンクさん達をそれとなく助けてあげて?))」
『((いいの?手助けはしないんじゃ……?))』
「((そうも言ってられないよ。命は一番大事だもん!))」
『『((分かったわ!))』』
エルブとアズルは小さな光になって外に通り抜けていった。
エルブとアズルが外に出てみると、みんなが思った通りの惨状が繰り広げられていた。10体以上のブラックパンサー、それ以外の魔物も現れていた。一方のスフィンク達はタンクのパルメが倒れ、ネイーラとスフィンクが辛うじて立っているだけだった。
「くそっ!くそぅっ‼」
スフィンクは今更のように後悔した顔をしていた。
『はぁ……やっぱりね』
『だから引き返した方が良かったのよ』
魔物らが一斉に彼女達に襲い掛かる———と思いきや、
『風よ、彼の血肉を切り裂け……ウィンドカッター!』
『水の結界!えいっ!』
エルブとアズルは一瞬にして彼女たちを守りながら全ての魔物を粉々にした。
「あ、あなた達は……」
『ソフィアに感謝することね。あの子が……って、気絶してるわ』
『ほんとにあのレイブンとか言う冒険者と同じ、ミスリルランクとは思えないほどの弱さね!呆れちゃうわ』
2人はスフィンク達を魔法で浮かべて馬車に連れ帰ることに。
「ん……ここは?」
スフィンクは馬車ではなく、ベッドの中で目が覚めた。
「あ、目が覚めましたか」
目線を横に向けるとそこにはリーリエが椅子に座っていた。
「ここは国営ギルド内、職員の一室を借りています」
「ギルドの……あっ、試験‼」
スフィンクは勢いよく飛び起きる。しかし、自分でも驚くほど傷跡もなく普段より調子がいいのに気付いた。
「今は夕刻。試験は終わったわ」
「……!」
「全く……守る側が逆に守られてどうするのですか?」
リーリエはため息を吐く。
「馬車が戻ってきて報告を聞こうと思ったら、真っ先に出てきたのはソフィアちゃ…ソフィア様。事情を聞いてあなた達をそれぞれ運んだら、あの子があっという間に回復魔法をかけてしまいまして……」
初めてのリーリエのその表情を見てスフィンクは驚く。
「はあ。ソフィア様がこの国をご出立される前に、お礼を言うことですね」
「はい……」
「それから、ソフィア様から伝言です。“無茶できるのは生きているからです。命は誰一人として変えられないものなのでお忘れなきよう!”だそうです。それでは、私はこれで」
「ありがとうございました」
扉が閉まる音を聞いて、深く息を吐く。
「(私はなんてことを……ソフィア様を守れず、しかも仲間まで死にかけることになってしまった。誰にも向ける顔が無い)」
スフィンクは天を仰ぐ。
「どうしよう……」
「だったら、もう一度やり直しましょう?」
ネイーラとパルメが上から覗く。
「ネイーラ!パルメ!怪我は⁉」
「ソフィア様のお陰で、いつもより調子がいいくらいよ」
「私も……全然大丈夫」
「……ごめん、2人とも。私が不甲斐無いばっかりに」
「そんなことは無いわ。私達スフィンクがいなかったらここまで来られなかったもの」
「スフィンクの…お陰」
スフィンクは目に涙を溜めて鼻をすする。ネイーラは手をスフィンクの肩に置いて、
「だから、もう一度初めからやり直しましょう」
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