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第4章
(66)それぞれの祝い方がある。
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馬車が王都から走り出して暫く経った。ソフィア一行ははじめ、インクレメントムに馬車に乗らせずいかにも護衛任務をしている形で出発したが、門番に見送られた後で馬車に全員が乗り込んで本格的に走り出した。はじめの目的地へと向かうその前に──
『もうすぐ、スピーレ様とも暫くお別れね……』
『オーヴィとも仲良くなったのに、残念』
『一緒に巡礼したいのも山々だが、前にも言った通り、他の精霊達を置いて行けぬからな』
〈俺も、この頃チビ達が育ち盛りでな……目が離せなくなってしまった〉
スピーレもオーヴィも忙しいんだね。
「グライは……忙しい?」
《なあに、わしは長を弟に譲ったからのう。今は隠居の身じゃよ》
「そっか!」
「皆様、もうすぐ大狼の森です」
ベラさんの声にソフィアは馬車の外を覗いた。
「見えてきたな」
「ええ、懐かしいわ」
「そうだな」
レイブンさんとレジーヌさんにナギトさん、ここに来たことあるみたい。でも、この森ってあまり人が寄り付かないって聞いたことあるけど……?
「3人は大狼の森に来たことあるの?」
「ああ、あるぞ」
「ま、無茶してナギトが森の中に踏み込んだんだけどね~」
「「へえ~」」
ミシェルさんとネイリスさんがニヤニヤしてる……あはは。
「む、昔の話だろ!」
「グレイウォルフを一目見ようと森の中枢までほっつき歩いた挙句、そこに依頼で来ていたレイブンに助けられたのが、私達の出会ったきっかけって訳」
「あの時は本当にやばかったよな!魔物は底なしに現れるわ、武器は新調してなかったからすぐボロボロになるわ……」
「あ~!悪かった!!あの時は、俺が悪かったから!」
ナギトの焦りように一同が笑った。そして馬車はゆっくりと止まり、目的地に到着した。一同は馬車から降りて森の中に入る。
森に入って暫くするとスピーレが足を止めた。
『ソフィア』
「何──わぁ!」
スピーレが私を抱き上げて、オーヴィが遠吠えをする。グライは元の大きさに戻ってエルブと一緒に風を起こして……どういうこと?
「みんな急にどうしたの?!」
ソフィアの言葉にアズルが答える。
『ふふっ、見ていれば分かるわ!』
すると、精霊さん達が現れて自分の体から光を出し始めたよ。
『ソフィア、オワカレ』
『サミシイ、バイバイ』
『マタキテ!』
『ココデ、マッテル!』
『『『『『『マッテル!!』』』』』』
精霊達の光が精霊の体から離れ、グライとエルブの風で1つになる。すると、さっきまでソフィアの隣にいたフォルンが唱え始めた。
『光よ、我らを照らせ──イレディエーション』
フォルンの唱えた魔法で森の中に光が差し込んだ。今度はブラックウォルフやグレイウォルフが炎や氷、水を魔法で放ち、ウッドプラントが枝や葉を飛ばし、スピーレが詠唱し始めた。
『草木を燃やせ。水を冷やし、光を包め。我の名のもとに全てを新たな一つに──クリエーション』
刹那、光がいっそう強く輝いた。その場にいた一同は眩い光に目を瞑ったが、再び目を開けると、宝石のような光が見回す限り広がっていた。その場の光景に一同が息を呑んだ。
「初めて見たよ……精霊王の魔法」
「えぇ、こんなに神秘的な魔法は知らなかったわ……」
「心が洗われるようだな……」
「すげぇな!」
「わぁ、綺麗……!」
私もスピーレの魔法をはっきり見たのは初めてかも。ジェイコブさんもマイルさんも言葉がないみたい。
〈これが俺たちなりの祝い方だ……ソフィア、受け取ってくれるか?〉
「……うん、最高のお祝いだよ!!ありがとう、オーヴィ。ありがとう、スピーレ」
〈ああ、頑張って来いよ〉
「うん。フォルンもありがとう!」
「……うん」
フォルンは軽く頷く。
『ソフィア。これも持って行くと良い』
と言うと、スピーレはソフィアに2種類の草の束と青い色の石を渡した。
「この草はヒル草とエリク草だね!それから、この青い石は……?」
『この石には私の魔力がこもっておる。今のところ、私がこの森と精霊達を育てておるからな。つまり、この森の魔力と同調した石ということだ』
「えっ!じゃあ魔石?」
《いや、精霊石というんじゃよ》
そうなんだ。やっぱりスピーレは精霊王様だね!
「でも、どうしてこれを?」
『これには、転移魔法の術式を施してある。つまり……』
『『魔力を通せば、いつでもこの森に来れるってことよ!!』』
勢いでエルブとアズルがスピーレより先に言ってしまった。
『(私が言うはずが……)まあ、そういうことだ』
「いつでも……いいの?」
『うむ。私とて、暫く家族と離れてなど、おりたくはないからな』
その言葉を聞いて、ソフィアはスピーレに抱きついた。その様子を見てオーヴィは尾を振る。
「……ありがと」
「いってきまーす!!」
ソフィアは馬車の荷台から身を乗り出し、森の入口で見送るスピーレやオーヴィらに何度も手を振った。
「ソフィア様、あまり身を乗り出すと危ないですよ」
「はーい」
マイルの言葉にソフィアは座り直した。
『今度こそ、始まるのね!』
『私、ワクワクしてきたわ!』
《わしも、年甲斐なく楽しみじゃ》
「そうだね!」
ソフィア達が楽しそうに話しているのを見て、他の大人達は周りを気にして元気そうにしているのではないかと思っていた。
「……ソフィア、寂しくない?」
レジーヌは少し不安げな顔でソフィアに尋ねる。ソフィアはいつも通りの笑顔で、
「大丈夫!いつでもみんなに会えるから」
「ソフィアは本当にしっかりしているな」
ソフィアの頭をガシガシ撫でるアーノルド。
「えへへっ」
『──あっ、そういえばこれからどこに向かっているのかしら?』
「ザリシア国だよ。国王様がここがいいって。推薦状もほら」
皆に国王様から貰った巻物を取り出して見せたよ。レイブンさんがさんが渡した巻物を受け取ったの。
「本当だ……えーと」
───────────────────
推薦書
サエモンドロ・アーサー・ベイフローの名を持ってザリシア国への入国を許可する。
尚、本書状はベイフロー公国の特権を持ち
ソフィア殿の身分の証明と同義を成す。
証人
サエモンドロ・アーサー・ベイフロー
エリック・モザゲンスキー
『Arthurⅲ』
───────────────────
「なるほどな」
レイブンさんはソフィアに巻物を返した。
「でもなんでエリックさんの名前が証人のところに書いてあるのかな?騎士団のトップだから?」
「……というより、ソフィアの家だからな。エリックが1番の身元保証人だろ?」
私の家か……なんだかエリックさんが近くにいる感じで嬉しいな。
「皆様、もうすぐ国境付近です」
私が外を見ると、万里の長城くらい大きな門が見えてきたよ。外壁は白いけど分厚く見えるから頑丈そう。門の前まで行くと門番さんが槍で道を妨げたよ。
「通行書と身分を証明出来るものを見せてください」
「少々お待ち下さいませ」
ベラさんは御者席から降りて荷台を開ける。
「皆様、身分証明出来るものをご提示下さい」
「ベラさんこれでいいですか?」
「はい」
ベラさんは門番さんに巻物を渡したよ。
「では俺たちはこれで」
マイルさんとジェイコブさんは騎士団のバッジみたいなのを見せてる……あ、大丈夫みたい。
「俺たちはプレートを」
「そうだね」
インクレメントムはプレートを門番に見せる。
「ああ、インクレメントムの。お疲れ様です。お話は国王様よりお伺いしております。ということは……」
門番はベラが渡した巻物を見るなり大きく目を見開いた。
「ソフィア様!失礼しました。おい、道を開けろ!」
「「はっ!!」」
巻物を返して貰って馬車が再び動き出すと、ソフィアは荷台から顔を出した。
「門番さん、お疲れ様です。お仕事頑張ってください!」
「「「!」」」
ソフィアの顔を見た門番達は嬉しそうに顔を合わせて、
「ありがとうございます!ソフィア様!」
「「ありがとうございます!!」」
と、手を振った。マイルとジェイコブも荷台から外を見ると、門の扉辺りにエリックが馬に乗って並走してきた。
「ソフィアを頼むぞ!マイル、ジェイコブ」
「兄上!」
「主……」
エリックとマイルはお互いに頷き合う。ジェイコブは何やらしっかりとした顔つきになった。
「しっかりな!」
「……はい!」
ジェイコブも頷く。
「ソフィア!」
「エリックさん!?」
王都にいたはずのエリックがいたことに驚くソフィア。
「待ってるからな!」
「……ありがとうございます!」
「ベラ、フォルンもソフィアの世話役……頼むぞ」
「はい」
フォルンはじっとエリックを見た後、頷いた。
「エリック!ソフィアのことは任せろ」
エリックはアーノルドの目を見て頷いた。
馬車が次第にスピードが上がると、門が小さくなっていった。
「ソフィア、行ってこい!」
「はいっ!」
エリックは乗ってる馬をゆっくり止めた。
「(ここから、旅が始まるんだ……!)」
ソフィアは気持ちを新たに、外の世界に進み出したのだった。
『もうすぐ、スピーレ様とも暫くお別れね……』
『オーヴィとも仲良くなったのに、残念』
『一緒に巡礼したいのも山々だが、前にも言った通り、他の精霊達を置いて行けぬからな』
〈俺も、この頃チビ達が育ち盛りでな……目が離せなくなってしまった〉
スピーレもオーヴィも忙しいんだね。
「グライは……忙しい?」
《なあに、わしは長を弟に譲ったからのう。今は隠居の身じゃよ》
「そっか!」
「皆様、もうすぐ大狼の森です」
ベラさんの声にソフィアは馬車の外を覗いた。
「見えてきたな」
「ええ、懐かしいわ」
「そうだな」
レイブンさんとレジーヌさんにナギトさん、ここに来たことあるみたい。でも、この森ってあまり人が寄り付かないって聞いたことあるけど……?
「3人は大狼の森に来たことあるの?」
「ああ、あるぞ」
「ま、無茶してナギトが森の中に踏み込んだんだけどね~」
「「へえ~」」
ミシェルさんとネイリスさんがニヤニヤしてる……あはは。
「む、昔の話だろ!」
「グレイウォルフを一目見ようと森の中枢までほっつき歩いた挙句、そこに依頼で来ていたレイブンに助けられたのが、私達の出会ったきっかけって訳」
「あの時は本当にやばかったよな!魔物は底なしに現れるわ、武器は新調してなかったからすぐボロボロになるわ……」
「あ~!悪かった!!あの時は、俺が悪かったから!」
ナギトの焦りように一同が笑った。そして馬車はゆっくりと止まり、目的地に到着した。一同は馬車から降りて森の中に入る。
森に入って暫くするとスピーレが足を止めた。
『ソフィア』
「何──わぁ!」
スピーレが私を抱き上げて、オーヴィが遠吠えをする。グライは元の大きさに戻ってエルブと一緒に風を起こして……どういうこと?
「みんな急にどうしたの?!」
ソフィアの言葉にアズルが答える。
『ふふっ、見ていれば分かるわ!』
すると、精霊さん達が現れて自分の体から光を出し始めたよ。
『ソフィア、オワカレ』
『サミシイ、バイバイ』
『マタキテ!』
『ココデ、マッテル!』
『『『『『『マッテル!!』』』』』』
精霊達の光が精霊の体から離れ、グライとエルブの風で1つになる。すると、さっきまでソフィアの隣にいたフォルンが唱え始めた。
『光よ、我らを照らせ──イレディエーション』
フォルンの唱えた魔法で森の中に光が差し込んだ。今度はブラックウォルフやグレイウォルフが炎や氷、水を魔法で放ち、ウッドプラントが枝や葉を飛ばし、スピーレが詠唱し始めた。
『草木を燃やせ。水を冷やし、光を包め。我の名のもとに全てを新たな一つに──クリエーション』
刹那、光がいっそう強く輝いた。その場にいた一同は眩い光に目を瞑ったが、再び目を開けると、宝石のような光が見回す限り広がっていた。その場の光景に一同が息を呑んだ。
「初めて見たよ……精霊王の魔法」
「えぇ、こんなに神秘的な魔法は知らなかったわ……」
「心が洗われるようだな……」
「すげぇな!」
「わぁ、綺麗……!」
私もスピーレの魔法をはっきり見たのは初めてかも。ジェイコブさんもマイルさんも言葉がないみたい。
〈これが俺たちなりの祝い方だ……ソフィア、受け取ってくれるか?〉
「……うん、最高のお祝いだよ!!ありがとう、オーヴィ。ありがとう、スピーレ」
〈ああ、頑張って来いよ〉
「うん。フォルンもありがとう!」
「……うん」
フォルンは軽く頷く。
『ソフィア。これも持って行くと良い』
と言うと、スピーレはソフィアに2種類の草の束と青い色の石を渡した。
「この草はヒル草とエリク草だね!それから、この青い石は……?」
『この石には私の魔力がこもっておる。今のところ、私がこの森と精霊達を育てておるからな。つまり、この森の魔力と同調した石ということだ』
「えっ!じゃあ魔石?」
《いや、精霊石というんじゃよ》
そうなんだ。やっぱりスピーレは精霊王様だね!
「でも、どうしてこれを?」
『これには、転移魔法の術式を施してある。つまり……』
『『魔力を通せば、いつでもこの森に来れるってことよ!!』』
勢いでエルブとアズルがスピーレより先に言ってしまった。
『(私が言うはずが……)まあ、そういうことだ』
「いつでも……いいの?」
『うむ。私とて、暫く家族と離れてなど、おりたくはないからな』
その言葉を聞いて、ソフィアはスピーレに抱きついた。その様子を見てオーヴィは尾を振る。
「……ありがと」
「いってきまーす!!」
ソフィアは馬車の荷台から身を乗り出し、森の入口で見送るスピーレやオーヴィらに何度も手を振った。
「ソフィア様、あまり身を乗り出すと危ないですよ」
「はーい」
マイルの言葉にソフィアは座り直した。
『今度こそ、始まるのね!』
『私、ワクワクしてきたわ!』
《わしも、年甲斐なく楽しみじゃ》
「そうだね!」
ソフィア達が楽しそうに話しているのを見て、他の大人達は周りを気にして元気そうにしているのではないかと思っていた。
「……ソフィア、寂しくない?」
レジーヌは少し不安げな顔でソフィアに尋ねる。ソフィアはいつも通りの笑顔で、
「大丈夫!いつでもみんなに会えるから」
「ソフィアは本当にしっかりしているな」
ソフィアの頭をガシガシ撫でるアーノルド。
「えへへっ」
『──あっ、そういえばこれからどこに向かっているのかしら?』
「ザリシア国だよ。国王様がここがいいって。推薦状もほら」
皆に国王様から貰った巻物を取り出して見せたよ。レイブンさんがさんが渡した巻物を受け取ったの。
「本当だ……えーと」
───────────────────
推薦書
サエモンドロ・アーサー・ベイフローの名を持ってザリシア国への入国を許可する。
尚、本書状はベイフロー公国の特権を持ち
ソフィア殿の身分の証明と同義を成す。
証人
サエモンドロ・アーサー・ベイフロー
エリック・モザゲンスキー
『Arthurⅲ』
───────────────────
「なるほどな」
レイブンさんはソフィアに巻物を返した。
「でもなんでエリックさんの名前が証人のところに書いてあるのかな?騎士団のトップだから?」
「……というより、ソフィアの家だからな。エリックが1番の身元保証人だろ?」
私の家か……なんだかエリックさんが近くにいる感じで嬉しいな。
「皆様、もうすぐ国境付近です」
私が外を見ると、万里の長城くらい大きな門が見えてきたよ。外壁は白いけど分厚く見えるから頑丈そう。門の前まで行くと門番さんが槍で道を妨げたよ。
「通行書と身分を証明出来るものを見せてください」
「少々お待ち下さいませ」
ベラさんは御者席から降りて荷台を開ける。
「皆様、身分証明出来るものをご提示下さい」
「ベラさんこれでいいですか?」
「はい」
ベラさんは門番さんに巻物を渡したよ。
「では俺たちはこれで」
マイルさんとジェイコブさんは騎士団のバッジみたいなのを見せてる……あ、大丈夫みたい。
「俺たちはプレートを」
「そうだね」
インクレメントムはプレートを門番に見せる。
「ああ、インクレメントムの。お疲れ様です。お話は国王様よりお伺いしております。ということは……」
門番はベラが渡した巻物を見るなり大きく目を見開いた。
「ソフィア様!失礼しました。おい、道を開けろ!」
「「はっ!!」」
巻物を返して貰って馬車が再び動き出すと、ソフィアは荷台から顔を出した。
「門番さん、お疲れ様です。お仕事頑張ってください!」
「「「!」」」
ソフィアの顔を見た門番達は嬉しそうに顔を合わせて、
「ありがとうございます!ソフィア様!」
「「ありがとうございます!!」」
と、手を振った。マイルとジェイコブも荷台から外を見ると、門の扉辺りにエリックが馬に乗って並走してきた。
「ソフィアを頼むぞ!マイル、ジェイコブ」
「兄上!」
「主……」
エリックとマイルはお互いに頷き合う。ジェイコブは何やらしっかりとした顔つきになった。
「しっかりな!」
「……はい!」
ジェイコブも頷く。
「ソフィア!」
「エリックさん!?」
王都にいたはずのエリックがいたことに驚くソフィア。
「待ってるからな!」
「……ありがとうございます!」
「ベラ、フォルンもソフィアの世話役……頼むぞ」
「はい」
フォルンはじっとエリックを見た後、頷いた。
「エリック!ソフィアのことは任せろ」
エリックはアーノルドの目を見て頷いた。
馬車が次第にスピードが上がると、門が小さくなっていった。
「ソフィア、行ってこい!」
「はいっ!」
エリックは乗ってる馬をゆっくり止めた。
「(ここから、旅が始まるんだ……!)」
ソフィアは気持ちを新たに、外の世界に進み出したのだった。
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