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「ラウーくん~~~!!がんばれ~~~~!!」
「魔法科の彗星~~~~!!」
「今日も世界一可愛い~~~!って、うわっ!今なんか飛んでこなかった?!」
「お前が余計なこと言うからだろ。」
ちょっと気になる内容も含まれてるけど魔法科の同級生、先輩たちの声援の熱量が凄い。
何故かイライラ感満載のユキ先輩との模擬戦闘も無事終えて、緊張はほぐれたと思ったんだけどな。
最後のトリが僕でいいのか?
そこは未だに疑問だけど、何度も来た訓練場の真ん中に一人で立って、ちょっと緊張。
でもその何倍も、わくわくしてる。
小さい頃から使っている杖を出し、空に向かって掲げた。
誕生日プレゼントで貰った時は僕の身長より大きかったこの杖も、今や逆転。(ややギリギリで)
杖先で炎の渦を巻き、火球にして空へ打ち上げると、ワァァァァ、と大きな歓声が会場を飲み込む。
同時に会場内では赤い花が舞う。
火球は怒りを表現して、赤い花は炎のように集めてから爆発するように舞わせた。
そして一気に冷気を凝縮。
水魔法と混ぜながら青色の花を出す。
これは悲しみを表現した。
息をする間もなく僕が魔法を使うたび、歓声をあげる人、楽しそうに花を目で追う人、拍手をしてくれる人。
いろんな人が目に入ってくる。
でも僕の視界のどこかに、いつも必ず貴方がいるんですよ。
・・・ま、僕、今ちょっとだけ貴方に怒ってますけどね。
----------------⭐︎
「・・・・・・これは、夢・・・?」
「・・・はい?」
ぎゅっと手は握ったまま、あの控え室で正気を取り戻したクロヴィスさんの一言目。
呆然とした顔で僕を見て、ぽつりと溢したのはまさかの夢発言だった。
僕の眉間に皺がよっていく。
だって、だって・・・だって・・・!
やっと想いが通じたと思ったのに・・・!
それに気づいたクロヴィスさんはハッとしたような顔をして目が右往左往し始めたけど、時すでに遅し。
「あっ、い、今の言葉は決して、」
「クロヴィスさん。会場で僕のこと、ずっっと見ててくださいね。」
「それは、もちろん見るが、」
「僕だけ、見・て・て、くださいね。」
「は、はい。」
「そろそろ行かないといけませんよね。でも最後に一ついいですか?」
「あ、ああ。俺にできるこ、?!!」
向かい合って床に座り込んだままのクロヴィスさんに膝立ちで近づいて、額近くにキスをする。
僕を見上げるクロヴィスさんは、ぽかんと口を開けていて、こんな顔は初めて見たな、なんて。
そんな心の余裕本当はないけど、僕はできる限り"してやったり顔"をしてもう一度、同じ場所にキスをした。
「これは無事を祈るおまじないです。」
「・・・・・・あ、え、」
「怪我しないでくださいね、約束ですよ。」
「わ、わかった。」
「じゃあ、僕たち先に向かいますから。ユキ先輩、行きましょう!」
「・・・・・・ラウー、耳真っ赤だね。」
「余計なこと言わないでくださいっ!!もうっ!!さ、クロヴィスさんも立ちましょう。」
「あ、ああ。」
クロヴィスさんの両手を持って引っ張り上げる。
僕よりも圧倒的に体がしっかりしてるからやっぱり重い。
さっき"最後に一つ"って言ったけど、僕は立ち上がったばかりのその人に、ぎゅっと抱きついて、胸の辺りに顔を押し付けた。
その瞬間、ピキッと音が鳴るんじゃないかってぐらい固まったクロヴィスさんが、何だかとてつもなく可愛くて、僕はすりすりと顔を擦り付けてから体を離す。
僕、実は今心臓が爆発しそうです。
「僕、もう勘違いしたくないし、させたくもないんです。だから、ちゃんと相手に伝えるって大事なことだなぁって。」
「・・・・・・っ」
「僕のことちゃんと見ててくださいね。」
「わ、かった。」
「ふふっ、では、行ってきます。」
クロヴィスさんから体を離すと、自分の鼓動が浮きだって聞こえてくる。
「俺は一体何を見せつけられてるんだろう」と目頭を指で押さえるユキ先輩の隣に並んで、僕は部屋を出る。
扉が閉まる直前に見たクロヴィスさんは、さっき見た棒立ちのまま相変わらず固まっていて、僕はまた一つ笑いをこぼしてから、ゆっくりと前を向いた。
「魔法科の彗星~~~~!!」
「今日も世界一可愛い~~~!って、うわっ!今なんか飛んでこなかった?!」
「お前が余計なこと言うからだろ。」
ちょっと気になる内容も含まれてるけど魔法科の同級生、先輩たちの声援の熱量が凄い。
何故かイライラ感満載のユキ先輩との模擬戦闘も無事終えて、緊張はほぐれたと思ったんだけどな。
最後のトリが僕でいいのか?
そこは未だに疑問だけど、何度も来た訓練場の真ん中に一人で立って、ちょっと緊張。
でもその何倍も、わくわくしてる。
小さい頃から使っている杖を出し、空に向かって掲げた。
誕生日プレゼントで貰った時は僕の身長より大きかったこの杖も、今や逆転。(ややギリギリで)
杖先で炎の渦を巻き、火球にして空へ打ち上げると、ワァァァァ、と大きな歓声が会場を飲み込む。
同時に会場内では赤い花が舞う。
火球は怒りを表現して、赤い花は炎のように集めてから爆発するように舞わせた。
そして一気に冷気を凝縮。
水魔法と混ぜながら青色の花を出す。
これは悲しみを表現した。
息をする間もなく僕が魔法を使うたび、歓声をあげる人、楽しそうに花を目で追う人、拍手をしてくれる人。
いろんな人が目に入ってくる。
でも僕の視界のどこかに、いつも必ず貴方がいるんですよ。
・・・ま、僕、今ちょっとだけ貴方に怒ってますけどね。
----------------⭐︎
「・・・・・・これは、夢・・・?」
「・・・はい?」
ぎゅっと手は握ったまま、あの控え室で正気を取り戻したクロヴィスさんの一言目。
呆然とした顔で僕を見て、ぽつりと溢したのはまさかの夢発言だった。
僕の眉間に皺がよっていく。
だって、だって・・・だって・・・!
やっと想いが通じたと思ったのに・・・!
それに気づいたクロヴィスさんはハッとしたような顔をして目が右往左往し始めたけど、時すでに遅し。
「あっ、い、今の言葉は決して、」
「クロヴィスさん。会場で僕のこと、ずっっと見ててくださいね。」
「それは、もちろん見るが、」
「僕だけ、見・て・て、くださいね。」
「は、はい。」
「そろそろ行かないといけませんよね。でも最後に一ついいですか?」
「あ、ああ。俺にできるこ、?!!」
向かい合って床に座り込んだままのクロヴィスさんに膝立ちで近づいて、額近くにキスをする。
僕を見上げるクロヴィスさんは、ぽかんと口を開けていて、こんな顔は初めて見たな、なんて。
そんな心の余裕本当はないけど、僕はできる限り"してやったり顔"をしてもう一度、同じ場所にキスをした。
「これは無事を祈るおまじないです。」
「・・・・・・あ、え、」
「怪我しないでくださいね、約束ですよ。」
「わ、わかった。」
「じゃあ、僕たち先に向かいますから。ユキ先輩、行きましょう!」
「・・・・・・ラウー、耳真っ赤だね。」
「余計なこと言わないでくださいっ!!もうっ!!さ、クロヴィスさんも立ちましょう。」
「あ、ああ。」
クロヴィスさんの両手を持って引っ張り上げる。
僕よりも圧倒的に体がしっかりしてるからやっぱり重い。
さっき"最後に一つ"って言ったけど、僕は立ち上がったばかりのその人に、ぎゅっと抱きついて、胸の辺りに顔を押し付けた。
その瞬間、ピキッと音が鳴るんじゃないかってぐらい固まったクロヴィスさんが、何だかとてつもなく可愛くて、僕はすりすりと顔を擦り付けてから体を離す。
僕、実は今心臓が爆発しそうです。
「僕、もう勘違いしたくないし、させたくもないんです。だから、ちゃんと相手に伝えるって大事なことだなぁって。」
「・・・・・・っ」
「僕のことちゃんと見ててくださいね。」
「わ、かった。」
「ふふっ、では、行ってきます。」
クロヴィスさんから体を離すと、自分の鼓動が浮きだって聞こえてくる。
「俺は一体何を見せつけられてるんだろう」と目頭を指で押さえるユキ先輩の隣に並んで、僕は部屋を出る。
扉が閉まる直前に見たクロヴィスさんは、さっき見た棒立ちのまま相変わらず固まっていて、僕はまた一つ笑いをこぼしてから、ゆっくりと前を向いた。
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