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お店の常連さんが来ると、世間話が盛りあがる時がある
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最初のお客の反応効果か、続々と店内に人が入り、席はほぼほぼ埋まっていた。
仕事仲間同士や、家族連れ、女性同士、恋人と来ているなど客層は様々だった。
メリーは、周りの大人達に見守られながら、接客や料理の提供を続けていた。
「繁盛してるな。」
「こんばんは、メリーちゃん。」
聞き覚えのある声にメリーは顔を上げると、そこには、昼間にお世話になったルキアスとソフィア、その息子達が居た。
「隊長さん、ソフィアさん、いらっしゃいませ。」
「5人なんだか、座れる席はあるか?」
「はい、少し待ってて下さい。」
メリーは、ルキアス達から離れ、荷馬車の側に伏せるキーの元へ行った。
なにかを頼まれたのか、キーは起き上がり近くの空いている席へ向かった。
キーの正体を知っているルキアスは何をするのかと少し焦った。
しかし、ルキアスの心配をよそに、キーは今度は拡大魔法を使い、テーブルと椅子を大人数用へと変えただけだった。
メリーはキーに褒めるように撫で、ルキアス達の元へ戻った。
キーはよほど嬉しかったのか、尻尾が3つに分かれブンブン振っていた。
「おまたせしました。」
「ありがとう。確か入る前に料理を選ぶんだったな。お前たちはどうする?」
「私は魚介のパスタにするわ。」
「俺は、牛肉のステーキとミートドリアをお願いします。」
「ステーキとパスタかな?意外と合いそう。」
「ステーキ食べたいけど、食べきれなさそう…どうしよ。」
「なら、兄ちゃんが少しあげるから好きなのにしな。」
「ほんと?ありがと、アン兄ちゃん。じゃあ、白身魚の香草焼き食べたい。」
「では俺はステーキにパンとスープをつけてくれ。」
「分かりました。では、席へご案内します。」
「ああ、頼む。」
ルキアス達家族が席に着いたのを確認した後
「では、作りますのでお待ちください。」
メリーは頭を下げ、席を離れ荷馬車へ向かった。
「優さん、隊長さん達家族がいらっしゃいました。これ、ご注文内容です。」
メリーは、注文内容のメモを渡した。
「分かった。ちょっと挨拶してこないとな。メリーもおいで。」
優たちは、荷馬車から降りてルキアス達の元へ出向いた。
「いらっしゃいませ、ご来店ありがとうございます。」
「おお、スグル殿か。なかなか忙しそうだな。」
「ありがとうございます、おかげさまでなんとかやってます。」
「なに、謙遜するな。そうだ息子達とは初対面だったな。紹介しよう。」
「左から、長男のアンソニー、次男のドゥエスト、末っ子のトロイアだ。」
「こんばんは。」
「やっほー、よろしくね。」
「こ、こんばんは。」
3人は、それぞれ挨拶した。
「始めまして、優と申します。ご両親にはお世話になってます。こちらはメリーです。」
「よろしくお願いします。」
「堅苦しい挨拶は無しにしよう。しかし、スグル殿は中々に面白い策を使ったな。視覚と嗅覚で客寄せするとは。」
「これくらいじゃないと、新参者は閑古鳥が鳴いてしまいますよ。それでは、料理の方をお作りしますのでお待ちください。」
「失礼しました。」
優達は席を離れ、仕事に戻った。
「やはり、スグル殿は優秀だな。」
「そうね、メリーちゃんも初仕事とは思えないわ。」
「スグルさん、ファルタールで、経営相談の部門にいてもおかしくないほどですね。」
「ね、メリーちゃんも一生懸命だし健気な子だよね。」
「僕あんな子会ったの初めて。」
ルキアス達が談笑していたところに、最初のお客だった3人が近寄ってきた。
「あれ?隊長じゃないですか。ソフィア夫人もお久しぶりです。アンソニーも来てたのか。」
「お疲れ様です、先輩方。」
「お前たちか、食事はもう済んだのか?」
「はい!めっちゃ美味かったっす!」
「食べ終わったので、メリーちゃんを呼んで会計したところです。」
「どの品も美味しかったので、隊長も是非食べてみてください。」
「そうか、楽しみだ。」
「おいアンソニー、この食堂にアンナ嬢誘ったらどうだ?」
「あら?アンナ嬢って言ったら花屋の看板娘さんじゃない。」
「おい、お前もしかして、アンナ嬢と良い仲なのか?」
「ち、違いますよ父上!先輩たちもからかわないでください!」
「ハハッ、悪い悪い。それじゃあ皆さん、オレたちはこれでお暇します。隊長、お先に失礼致します。」
「うむ。夜遊びはほどほどにな。」
「「「承知しました。」」」
「先輩方、お疲れ様でした。」
3人は、談笑しながら去っていった。
「お待たせしました。」
タイミング良く、メリーがいくつかの料理を運んできた。
「魚介のパスタお2つとミートドリアです。」
「パスタは、私とドゥエストね。」
「ミートドリアは俺だな。」
「ドリアの器が熱いので気をつけてください。」
「ありがとう。」
「他の料理も持ってきますのでお待ち下さい。失礼します。」
メリーが去っていき、ルキアスは驚いた。
メリーの接客が今まで見てきたウェイトレスの中でも群を抜いて丁寧なのだ。
本人の性格か、優の教育の賜物なのか、分からないがとにかく素晴らしいものだった。
ふと、周りの他の客を観察した。
メリーの丁寧な接客を受け、客もメリーへ、優しく接している。
それは少女であるという事を除いても。
優しさは新しい優しさを連れてくる。
優しくしてくれた相手には、優しくしたくなる。
これは、至極当然の事。
それを、自分の息子より幼い少女が見事にやってのけているのだ。
「お待たせしました。」
ルキアスは思考を戻しメリーを見た。
「こちらステーキのセットと、単品のステーキ2つです。」
「セットは俺だな。」
「ありがとう、メリーちゃん。」
「こちらが白身魚の香草焼きです。」
「僕のだ!美味しそう。」
「ご注文の品は以上ですか?」
「ああ、大丈夫だ。」
「ありがとうございます。失礼します。」
メリーがお辞儀をしたあと、偶然末っ子のトロイアと目が合った。
メリーはニッコリ微笑んで
「ごゆっくりお楽しみください。」
とトロイアの目を見て伝えた。
トロイアは少し呆けた後、顔が赤くなるのを自覚した。
それを見た兄2人はニヤつきだした。
「いやぁ、メリーちゃん可愛いねぇ。」
「あぁ、年が近ければ惚れていたかもしれないな。なぁ、トロイア。」
「に、兄ちゃん達何言ってるんだよ!」
「確かに、メリー嬢は器量が良いし、見た目も可愛らしいからなぁ。」
「ほんとよねぇ。あんな子がお嫁さんに来てくれたら嬉しいわ。」
「父さんも母さんもからかわないでよ!」
「すまんすまん。では、いただこうか。」
こうして家族団欒の食事が始まったのだった。
仕事仲間同士や、家族連れ、女性同士、恋人と来ているなど客層は様々だった。
メリーは、周りの大人達に見守られながら、接客や料理の提供を続けていた。
「繁盛してるな。」
「こんばんは、メリーちゃん。」
聞き覚えのある声にメリーは顔を上げると、そこには、昼間にお世話になったルキアスとソフィア、その息子達が居た。
「隊長さん、ソフィアさん、いらっしゃいませ。」
「5人なんだか、座れる席はあるか?」
「はい、少し待ってて下さい。」
メリーは、ルキアス達から離れ、荷馬車の側に伏せるキーの元へ行った。
なにかを頼まれたのか、キーは起き上がり近くの空いている席へ向かった。
キーの正体を知っているルキアスは何をするのかと少し焦った。
しかし、ルキアスの心配をよそに、キーは今度は拡大魔法を使い、テーブルと椅子を大人数用へと変えただけだった。
メリーはキーに褒めるように撫で、ルキアス達の元へ戻った。
キーはよほど嬉しかったのか、尻尾が3つに分かれブンブン振っていた。
「おまたせしました。」
「ありがとう。確か入る前に料理を選ぶんだったな。お前たちはどうする?」
「私は魚介のパスタにするわ。」
「俺は、牛肉のステーキとミートドリアをお願いします。」
「ステーキとパスタかな?意外と合いそう。」
「ステーキ食べたいけど、食べきれなさそう…どうしよ。」
「なら、兄ちゃんが少しあげるから好きなのにしな。」
「ほんと?ありがと、アン兄ちゃん。じゃあ、白身魚の香草焼き食べたい。」
「では俺はステーキにパンとスープをつけてくれ。」
「分かりました。では、席へご案内します。」
「ああ、頼む。」
ルキアス達家族が席に着いたのを確認した後
「では、作りますのでお待ちください。」
メリーは頭を下げ、席を離れ荷馬車へ向かった。
「優さん、隊長さん達家族がいらっしゃいました。これ、ご注文内容です。」
メリーは、注文内容のメモを渡した。
「分かった。ちょっと挨拶してこないとな。メリーもおいで。」
優たちは、荷馬車から降りてルキアス達の元へ出向いた。
「いらっしゃいませ、ご来店ありがとうございます。」
「おお、スグル殿か。なかなか忙しそうだな。」
「ありがとうございます、おかげさまでなんとかやってます。」
「なに、謙遜するな。そうだ息子達とは初対面だったな。紹介しよう。」
「左から、長男のアンソニー、次男のドゥエスト、末っ子のトロイアだ。」
「こんばんは。」
「やっほー、よろしくね。」
「こ、こんばんは。」
3人は、それぞれ挨拶した。
「始めまして、優と申します。ご両親にはお世話になってます。こちらはメリーです。」
「よろしくお願いします。」
「堅苦しい挨拶は無しにしよう。しかし、スグル殿は中々に面白い策を使ったな。視覚と嗅覚で客寄せするとは。」
「これくらいじゃないと、新参者は閑古鳥が鳴いてしまいますよ。それでは、料理の方をお作りしますのでお待ちください。」
「失礼しました。」
優達は席を離れ、仕事に戻った。
「やはり、スグル殿は優秀だな。」
「そうね、メリーちゃんも初仕事とは思えないわ。」
「スグルさん、ファルタールで、経営相談の部門にいてもおかしくないほどですね。」
「ね、メリーちゃんも一生懸命だし健気な子だよね。」
「僕あんな子会ったの初めて。」
ルキアス達が談笑していたところに、最初のお客だった3人が近寄ってきた。
「あれ?隊長じゃないですか。ソフィア夫人もお久しぶりです。アンソニーも来てたのか。」
「お疲れ様です、先輩方。」
「お前たちか、食事はもう済んだのか?」
「はい!めっちゃ美味かったっす!」
「食べ終わったので、メリーちゃんを呼んで会計したところです。」
「どの品も美味しかったので、隊長も是非食べてみてください。」
「そうか、楽しみだ。」
「おいアンソニー、この食堂にアンナ嬢誘ったらどうだ?」
「あら?アンナ嬢って言ったら花屋の看板娘さんじゃない。」
「おい、お前もしかして、アンナ嬢と良い仲なのか?」
「ち、違いますよ父上!先輩たちもからかわないでください!」
「ハハッ、悪い悪い。それじゃあ皆さん、オレたちはこれでお暇します。隊長、お先に失礼致します。」
「うむ。夜遊びはほどほどにな。」
「「「承知しました。」」」
「先輩方、お疲れ様でした。」
3人は、談笑しながら去っていった。
「お待たせしました。」
タイミング良く、メリーがいくつかの料理を運んできた。
「魚介のパスタお2つとミートドリアです。」
「パスタは、私とドゥエストね。」
「ミートドリアは俺だな。」
「ドリアの器が熱いので気をつけてください。」
「ありがとう。」
「他の料理も持ってきますのでお待ち下さい。失礼します。」
メリーが去っていき、ルキアスは驚いた。
メリーの接客が今まで見てきたウェイトレスの中でも群を抜いて丁寧なのだ。
本人の性格か、優の教育の賜物なのか、分からないがとにかく素晴らしいものだった。
ふと、周りの他の客を観察した。
メリーの丁寧な接客を受け、客もメリーへ、優しく接している。
それは少女であるという事を除いても。
優しさは新しい優しさを連れてくる。
優しくしてくれた相手には、優しくしたくなる。
これは、至極当然の事。
それを、自分の息子より幼い少女が見事にやってのけているのだ。
「お待たせしました。」
ルキアスは思考を戻しメリーを見た。
「こちらステーキのセットと、単品のステーキ2つです。」
「セットは俺だな。」
「ありがとう、メリーちゃん。」
「こちらが白身魚の香草焼きです。」
「僕のだ!美味しそう。」
「ご注文の品は以上ですか?」
「ああ、大丈夫だ。」
「ありがとうございます。失礼します。」
メリーがお辞儀をしたあと、偶然末っ子のトロイアと目が合った。
メリーはニッコリ微笑んで
「ごゆっくりお楽しみください。」
とトロイアの目を見て伝えた。
トロイアは少し呆けた後、顔が赤くなるのを自覚した。
それを見た兄2人はニヤつきだした。
「いやぁ、メリーちゃん可愛いねぇ。」
「あぁ、年が近ければ惚れていたかもしれないな。なぁ、トロイア。」
「に、兄ちゃん達何言ってるんだよ!」
「確かに、メリー嬢は器量が良いし、見た目も可愛らしいからなぁ。」
「ほんとよねぇ。あんな子がお嫁さんに来てくれたら嬉しいわ。」
「父さんも母さんもからかわないでよ!」
「すまんすまん。では、いただこうか。」
こうして家族団欒の食事が始まったのだった。
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