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ポンコツだけど敵にすると厄介な奴は一定数いる
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3人が去っていき、シン……と静まり返った空間に歓声と拍手が湧いた。
「兄ちゃん!よく言った!」
「お嬢ちゃんも偉いぞ!」
「あんな奴ら追い出して当然だ。出禁にしてやれ!」
優は店内に居た客へ、
「お騒がせして申し訳ありませんでした。お詫びにといってはなんですが、デザートを皆様へサービスさせていただきます。間もなく閉店時間ですが、ごゆっくりお楽しみください。」
とお辞儀をした。
その言葉に店内が、更に湧いた。
「兄ちゃん達は何も悪くねぇよ!」
「しかも、貴重な甘い物まで出してくれるとは。いよっ!太っ腹!!」
「中々食べられないものだからねぇ、有り難く受け取るわ。」
「お嬢ちゃんも一緒に食べようぜ!頑張ったんだから労ってやらないとな!」
優は賑やかな店内のなか、膝をつきメリーと目線を合わせた。
「助けるのが遅くなってごめんな。怪我は無いか?」
メリーは優の声を聞き、緊張で張り詰めていた糸が切れたかのように、その場で腰を抜かした。
「こ、怖かったです…………。」
メリー耐えていた涙をポロポロと流した。
店内にいた客達は一転、どよめいた。
何人かが駆け寄ろうと立ち上がったが、それよりも早く駆け寄ってきた人がいた。
「メ、メリーちゃん!大丈夫?」
ルキアスの末っ子トロイアだった。
優はメリーを支え、空いている席へと座らせた。
トロイアはその後ろについていき、メリーの隣に座って話しかけた。
「さっきは怖かったよね。僕もびっくりしちゃった。良かったら、コレ使ってほしいな。」
トロイアはメリーにハンカチを差し出した。
「あ、ありがとう。えっと…………、」
「僕はトロイア。よろしくね。」
「トロイア君、ありがとうございます。」
メリーは差し出されたハンカチを受け取った。
「どういたしまして。そうだ、明日のお昼に、街を案内するよ。この街はあんな怖い人ばかりじゃないからさ。」
「え、えっと………。」
メリーは、伺うように優をチラリと見上げた。
「メリー大丈夫だ。昼間の買い出しとかは俺たちだけでも問題ないから、遊んでおいで。」
「ありがとうございます。トロイア君、明日はよろしくお願いします。」
「敬語は無しで良いよ。そうだ!明日とっておきのヒミツの場所教えて上げる。他にも良いところがたくさんあるんだ。例えば………、」
2人の会話を見守っていた優は、安心し下がっていった。
「スグル殿、先ほどは手助け出来ず申し訳ない。お詫びとしてデザート代はこちらが持とう。」
「とんでもないルキアスさん。俺から言った事なので、気にしないでください。」
「そうか、では明日より広場を巡回する兵を増やそう。もちろん費用はこちらが持つ。」
2人から離れたとき、後ろからルキアスが、話しかけてきた。
「助かります。先ほどは話に乗っかって貰いありがとうございます。おかげで博打が外れずに済みました。」
「ん?訴訟の制度をギルドから聞いていたのではないのか?」
「あぁ、あれですか?半分ハッタリですよ。」
「は?ハッタリ?」
ルキアスはポカンとした。
「はい、そういった制度があるかはギルドでは聞いてなかったんです。ですが、下請け保護組合と従業員保護組合の話を聞いてもしかしたら、あるんじゃないかと思い言ってみただけなんです。」
「そうなのか?」
「えぇ、なにせその制度を作ったやつ、十中八九俺の知り合いですから。」
「そうか……。スグル殿、貴殿はもしや「召喚者」なのか?」
その質問に、優ピクリと反応した。
「さすがはルキアスさん。気がつくのが早いですね。あぁ、これは内密にお願いしますね。周りに知られると、後々面倒なので。」
優は困ったように笑いながら、ルキアスへ顔を向けた。
「う、うむ。分かった。」
「ありがとうございます。」
お礼を言った優は、またメリー達へ視線を向けた。
「父上、ご歓談中失礼します。」
「どうしたアンソニー。」
「先ほどの者たちですが、私と同期の新人兵士だと思います。」
「そうか。名前は分かるか?」
「いえ、小隊が違うので名前までは。ですが、あの3人はよく訓練をサボり、そのくせ兵士である事を笠にきて、街では横暴な行動をしているようです。」
「なるほど、あやつらの顔は覚えた。訓練をより厳しくしなければならないな。アンソニー、良くやった。」
「いえ、当然の事です。」
「だそうだがスグル殿、貴殿はどうする?」
「うーん……、訴訟を起こすのは当然として……。」
「おい、スグル。」
後ろから突然声がした。
ルキアスとアンソニーは振り返ると、キーが立ち上がり、優のすぐ後ろに立っていた。
驚いた。気配が一切無かったのだから。
だが、優は当然のようにメリーを見ながらキーへ話しかけた。
「キー。」
「うむ、分かっておる。」
「メリーに悟られるなよ。」
「当然のことよ。」
「ウサチュー達も頼むぞ。」
尻尾は、3つに分かれ尾の先をピクピクと震わせた。
ルキアス達は驚いた。
2人は打てば響くような、短い会話だけですべて把握している。
この2人は、主従関係を持っていない。
だが阿吽の呼吸の如く、お互いを理解しあっている。
それは相棒とも捉えられる関係性だった。
ルキアスはこの2人を敵に回した3人を、一瞬哀れに思ったが、自業自得だと完結した。
「じゃあ、俺はデザートの準備をしてきます。メリーにもこの街で初めての友達が出来たみたいですし。」
いつの間にか、メリーの周りには店内にいた他の子供達が集まり楽しそうに会話していた。
それを見届けた優とキーは、それぞれの仕事へ戻っていった。
この2人を敵にわましてはいけない。
ルキアスをそう心に堅く誓ったのだった。
「兄ちゃん!よく言った!」
「お嬢ちゃんも偉いぞ!」
「あんな奴ら追い出して当然だ。出禁にしてやれ!」
優は店内に居た客へ、
「お騒がせして申し訳ありませんでした。お詫びにといってはなんですが、デザートを皆様へサービスさせていただきます。間もなく閉店時間ですが、ごゆっくりお楽しみください。」
とお辞儀をした。
その言葉に店内が、更に湧いた。
「兄ちゃん達は何も悪くねぇよ!」
「しかも、貴重な甘い物まで出してくれるとは。いよっ!太っ腹!!」
「中々食べられないものだからねぇ、有り難く受け取るわ。」
「お嬢ちゃんも一緒に食べようぜ!頑張ったんだから労ってやらないとな!」
優は賑やかな店内のなか、膝をつきメリーと目線を合わせた。
「助けるのが遅くなってごめんな。怪我は無いか?」
メリーは優の声を聞き、緊張で張り詰めていた糸が切れたかのように、その場で腰を抜かした。
「こ、怖かったです…………。」
メリー耐えていた涙をポロポロと流した。
店内にいた客達は一転、どよめいた。
何人かが駆け寄ろうと立ち上がったが、それよりも早く駆け寄ってきた人がいた。
「メ、メリーちゃん!大丈夫?」
ルキアスの末っ子トロイアだった。
優はメリーを支え、空いている席へと座らせた。
トロイアはその後ろについていき、メリーの隣に座って話しかけた。
「さっきは怖かったよね。僕もびっくりしちゃった。良かったら、コレ使ってほしいな。」
トロイアはメリーにハンカチを差し出した。
「あ、ありがとう。えっと…………、」
「僕はトロイア。よろしくね。」
「トロイア君、ありがとうございます。」
メリーは差し出されたハンカチを受け取った。
「どういたしまして。そうだ、明日のお昼に、街を案内するよ。この街はあんな怖い人ばかりじゃないからさ。」
「え、えっと………。」
メリーは、伺うように優をチラリと見上げた。
「メリー大丈夫だ。昼間の買い出しとかは俺たちだけでも問題ないから、遊んでおいで。」
「ありがとうございます。トロイア君、明日はよろしくお願いします。」
「敬語は無しで良いよ。そうだ!明日とっておきのヒミツの場所教えて上げる。他にも良いところがたくさんあるんだ。例えば………、」
2人の会話を見守っていた優は、安心し下がっていった。
「スグル殿、先ほどは手助け出来ず申し訳ない。お詫びとしてデザート代はこちらが持とう。」
「とんでもないルキアスさん。俺から言った事なので、気にしないでください。」
「そうか、では明日より広場を巡回する兵を増やそう。もちろん費用はこちらが持つ。」
2人から離れたとき、後ろからルキアスが、話しかけてきた。
「助かります。先ほどは話に乗っかって貰いありがとうございます。おかげで博打が外れずに済みました。」
「ん?訴訟の制度をギルドから聞いていたのではないのか?」
「あぁ、あれですか?半分ハッタリですよ。」
「は?ハッタリ?」
ルキアスはポカンとした。
「はい、そういった制度があるかはギルドでは聞いてなかったんです。ですが、下請け保護組合と従業員保護組合の話を聞いてもしかしたら、あるんじゃないかと思い言ってみただけなんです。」
「そうなのか?」
「えぇ、なにせその制度を作ったやつ、十中八九俺の知り合いですから。」
「そうか……。スグル殿、貴殿はもしや「召喚者」なのか?」
その質問に、優ピクリと反応した。
「さすがはルキアスさん。気がつくのが早いですね。あぁ、これは内密にお願いしますね。周りに知られると、後々面倒なので。」
優は困ったように笑いながら、ルキアスへ顔を向けた。
「う、うむ。分かった。」
「ありがとうございます。」
お礼を言った優は、またメリー達へ視線を向けた。
「父上、ご歓談中失礼します。」
「どうしたアンソニー。」
「先ほどの者たちですが、私と同期の新人兵士だと思います。」
「そうか。名前は分かるか?」
「いえ、小隊が違うので名前までは。ですが、あの3人はよく訓練をサボり、そのくせ兵士である事を笠にきて、街では横暴な行動をしているようです。」
「なるほど、あやつらの顔は覚えた。訓練をより厳しくしなければならないな。アンソニー、良くやった。」
「いえ、当然の事です。」
「だそうだがスグル殿、貴殿はどうする?」
「うーん……、訴訟を起こすのは当然として……。」
「おい、スグル。」
後ろから突然声がした。
ルキアスとアンソニーは振り返ると、キーが立ち上がり、優のすぐ後ろに立っていた。
驚いた。気配が一切無かったのだから。
だが、優は当然のようにメリーを見ながらキーへ話しかけた。
「キー。」
「うむ、分かっておる。」
「メリーに悟られるなよ。」
「当然のことよ。」
「ウサチュー達も頼むぞ。」
尻尾は、3つに分かれ尾の先をピクピクと震わせた。
ルキアス達は驚いた。
2人は打てば響くような、短い会話だけですべて把握している。
この2人は、主従関係を持っていない。
だが阿吽の呼吸の如く、お互いを理解しあっている。
それは相棒とも捉えられる関係性だった。
ルキアスはこの2人を敵に回した3人を、一瞬哀れに思ったが、自業自得だと完結した。
「じゃあ、俺はデザートの準備をしてきます。メリーにもこの街で初めての友達が出来たみたいですし。」
いつの間にか、メリーの周りには店内にいた他の子供達が集まり楽しそうに会話していた。
それを見届けた優とキーは、それぞれの仕事へ戻っていった。
この2人を敵にわましてはいけない。
ルキアスをそう心に堅く誓ったのだった。
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