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二人の間にある距離
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*瑞紀side*
「…あ、の」
教卓に座りながら教科書を読んでいた、担任の先生に呼びかける。
その先生が、ん?、と言いながら教卓の前に立つ私を見上げて。
「保護者会、来てくれる事になりました。」
私がそう言うと。
先生は少し目を見開いて、小さな声で
「…誰が?」
と聞いた。
…先生には前話したし。
「お、…」
“夫”
いや、何かそれは違う気がする。
「だ、…」
“旦那さん”
いやいや、なんか、それも…
でも、それ以外に呼び方無いし…
「だ、旦那さん…です…」
私がそう言うと。
先生は笑いながら。
「瑞紀、顔真っ赤だよ…。」
そう言われて。
思わず俯く。
「…でも、そっか、よかった…一安心だよ。」
そう微笑む先生に、私も笑い返した。
…まだかな。
正門の前でウロウロしていると。
プルルルル
「…っ」
突然携帯が鳴り出した。
慌てて制服のポケットから出して、名前を確認して通話、と書いてある画面を指で押して耳に当てる。
プッ
「…っ、は『遅い。』
冷たいその声に思わず身をすくめる。
「…す、すみませ『で、今どこ。』
すみません、の五文字も言わせてもらえないのか。
そう思いながらも。
「正門で待ってます。」
『…あ、そ。』
プツッ
知哉さんは自分が返事するや否や直ぐに電話を切った。
…なんなの。
携帯をポケットにしまいながら、前の道路を見ると。
はるか後方から知哉さんの車が走って来るのが確認出来た。
「…あ、の」
教卓に座りながら教科書を読んでいた、担任の先生に呼びかける。
その先生が、ん?、と言いながら教卓の前に立つ私を見上げて。
「保護者会、来てくれる事になりました。」
私がそう言うと。
先生は少し目を見開いて、小さな声で
「…誰が?」
と聞いた。
…先生には前話したし。
「お、…」
“夫”
いや、何かそれは違う気がする。
「だ、…」
“旦那さん”
いやいや、なんか、それも…
でも、それ以外に呼び方無いし…
「だ、旦那さん…です…」
私がそう言うと。
先生は笑いながら。
「瑞紀、顔真っ赤だよ…。」
そう言われて。
思わず俯く。
「…でも、そっか、よかった…一安心だよ。」
そう微笑む先生に、私も笑い返した。
…まだかな。
正門の前でウロウロしていると。
プルルルル
「…っ」
突然携帯が鳴り出した。
慌てて制服のポケットから出して、名前を確認して通話、と書いてある画面を指で押して耳に当てる。
プッ
「…っ、は『遅い。』
冷たいその声に思わず身をすくめる。
「…す、すみませ『で、今どこ。』
すみません、の五文字も言わせてもらえないのか。
そう思いながらも。
「正門で待ってます。」
『…あ、そ。』
プツッ
知哉さんは自分が返事するや否や直ぐに電話を切った。
…なんなの。
携帯をポケットにしまいながら、前の道路を見ると。
はるか後方から知哉さんの車が走って来るのが確認出来た。
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