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朝日に捧ぐセレナーデ(静留side)
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母と住んでいたアパートの、階段ふもとに静留は立っていた。
見上げた先では、母と東弥が仲睦まじげに手をつないで立っている。
静留は慌てて2人を追いかけたけれど、2人は静留より先に家の鍵を開け、中へと入って行ってしまう。
「静留はそこで待っていてね。」
「またね、静留。」
「待って、西くん。」
母と東弥がドアを閉めようとしたのを、静留は止めたくて彼に呼びかけた。
このドアが閉まったら、2人はもう出てこない気がして。
けれど東弥は寂しげに微笑み、違うよ、と言う。
「俺は西弥じゃないから。」
どこか冷たい声とともに、バタン、とドアが閉まった。
静留は体育座りをして2人が戻ってくるのを待つけれど、2人は一向に家から出てこない。
このままずっと1人でいるのだろうか。
空が茜色に染まっても、月が浮かんでも、星が輝いても、2人は中から出てこない。
それどころか周りが怖いくらいに静かで、静留は辺りを見回す。
そして、深い絶望に落とされた。
静留の周りには、恐ろしいほどに何もなかったのだ。
光すら差し込まないその場所で、静留は鼻歌を口ずさんでみる。
音だけは静留を裏切らないはずだから。
しかし、音も響かなかった。
大好きな東弥がいなくなって、音楽にすら見捨てられた世界。
自分の存在が分からなくなる。
恐怖で思い切り泣き叫ぶのに、その叫び声すら静留の耳には届かない。
「いやっ…!やだっ…!!こわいっ…!!」
必死で叫んでいるはずなのに、どうして…。
響かない声を何度も叫びながら、頭を抱えていると、今度は周りが揺れ始めた。
こんな時に地震だなんて、信じられない。
__…ひとりじゃこわいよ。東弥さんに会いたい…。
強く願いながらぎゅと目を閉じて、もう一度開けると、目の前には東弥の姿があった。
「静留、どうしたの?」
ダークブラウンの瞳が、心配そうに静留を見つめている。
その温かさに、一気に涙がこみ上げた。
迷わず彼の身体に抱きつき、泣き叫ぶ。
「東弥さん、東弥さんっ…。」
西弥じゃない、彼の名前を、静留は何度も呼んだ。
「東弥さんっ…、いかっ、ないでっ…。」
大好きな温もりに、縋り付いて嗚咽する。
子供の癇癪みたいに、何度も何度も同じ言葉を繰り返しながら。
「俺はどこにも行かないよ?」
しばらくして、優しい言葉が降ってきた、
見上げると、戸惑いを浮かべた東弥の姿が目に入る。
「あれっ、、?ここ…。」
辺りを見回せば、そこは静留のベッドの上だった。
…東弥さんって、いっちゃった…。
自分の言動を振り返り、静留はさっと青ざめる。
こわい夢に混乱して、静留は何と現実で東弥に東弥さんと言いながら泣きついてしまったのだ。
ここまで言ってしまっては言い訳ができない。新学期が始まったらここを出ると言っていたが、静留がこんなことを言ったから、彼は今すぐにでも帰ってしまうかもしれない。
「うぅっ…、えぐっ…、んっ… 」
抱きつく資格もない、と考え、彼の身体から離れて、静留は目から大粒の涙を溢していく。
しかしなぜだかすぐに優しい体温に包まれた。
「どうして泣くの?俺はどこにも行かないよ。」
続いて、淡雪のような優しい声が降ってくる。
彼は依然として戸惑いを浮かべながらも、静留の身体を柔らかに抱きしめ、涙の雫を指で優しく拭ってくれた。
「静留、Say. 」
そのまま彼の瞳が静留の瞳をじっと見つめ、そう言葉が放たれる。
途端、どくり、と心臓が変に疼いて、自分の意思に関係なく、静留は口を開いた。
「東弥さんはっ…、西くんの代わりに、僕といてくれてっ…、でもっ、僕、は、東弥さんと一緒にいたくっ、てっ…。
そんなわがまま、だめ、だからっ…!僕っ、東弥さんのことっ、西くんっ、てっ…。」
__…全部、話しちゃった…。
どうしても東弥と一緒にいたくて、本当はわかっていたのに、西弥の名前で彼を呼び続けていた、静留の嘘つきな部分を。
「ごめんなさい…。」
「…ねえ、静留。」
静留の話を黙って聞いていた東弥が、再び口を開いた。
身体ががたがたと震える。
きっと次の言葉が紡がれた時には、静留は完全に彼を失ってしまう。
強く目を閉じて、拳を握りしめた。
これは彼と一緒にいたいと願って嘘をついた身勝手な自分に対する罰なのだから、ちゃんと受け止めなくてはいけない。
自分に言い聞かせながら、彼の次の言葉を待つ。
「これからも、今みたいに俺と暮らしたい?」
「えっ…?」
しかし東弥から放たれた言葉は予想外のもので、静留は彼を見上げ、首を傾げた。
「俺も一緒に暮らしたいよ。でも、そのためにはひとつだけ静留に知ってもらわなくちゃならないことがあるんだ。聞いてくれる?」
何を言われてるのか、まだここは夢の中なのか、どこかふわふわした心地のまま、静留はこくりとうなずく。
「…俺は静留のこと、恋愛的に好きになっちゃったから。それでも一緒に暮らしていいって言える?」
「…れんあいてき…?」
うまく言葉に変換できず、聞き返す。
東弥はしばらく考えるようなそぶりを見せたが、それから少し寂しげに笑って、ゆっくりと静留に顔を寄せてきた。
ふわり。
唇に、柔らかい感触が押し当てられる。
静留は何が起こったかを判断できずに大きく瞬いて、自分の唇に東弥のそれが押し当てられていることに気がついた。
「こう言うこと。」
告げた彼の声はどうしてかひどく色っぽい。
どくどくと、ひどく激しく心臓が脈打って、身体が熱くなって、静留はその行為の意味を理解できないまま、初めての感覚に混乱する。
__…でも、きもちいい…。
不思議な気分だった。心臓が苦しいのに、それ以上に、心が満たされて気持ちいい。
東弥にじっと目を見て何かを言われたときの、あのドキドキと気持ち良さをさらに大きくしたような、はじめての感覚。
「怖がらせちゃったね、ごめんね。」
静留がうまく言葉を紡げず黙っていると、苦しそうに唇を歪めながら、東弥は静留の髪を撫で、そう言った。
__ちがう。こわくない。
そう思うけれど東弥がとても苦しそうで、静留はどうすればいいのかを考える。
そして、見様見真似で先ほど東弥がしてくれたように東弥の唇に自らのそれを重ねた。
__…やっぱり、きもちいい…。
東弥が驚いたように目を見開く。
けれどもう、彼は苦しそうにしていなかった。
「これ、あつくなって、すこし胸がくるしくなるけど、とってもきもちよくて好き。」
笑いかけると、東弥も優しく微笑んでくれた。
__…お日様みたい。
続いて、“じゃあ俺と同じだね”、と、東弥が静留の耳元で囁く。
その言葉で、恋愛的、と言う単語の意味を静留は知った。
きっと静留も同じものを東弥に抱いていて。
けれどその感情を上手に伝えられなくて、静留は戸惑う。
__…僕もつたえたいのに…。
その時、脳内に今まで出会った中で1番色彩豊かなメロディーが降ってきた。
そうだ、音でなら伝えられるかもしれない。
静留はベッドから降りて、リビングへと向かった。
グランドピアノは大窓から注ぐ満月の光に照らされていて、電気をつけなくても十二分に明るい。
そのスポットライトに照らされながら、静留は先ほど頭に浮かんだメロディーを奏でていく。思うままの伴奏をつけて、たくさんの思いで、修飾した。
胸が締め付けられるように苦しくて、でもそれがきもち良くて。時には相手と一緒にいたいあまりに汚い感情も混ざるけれど、やっぱり優しくて。
そんな色とりどりの伝えたい感情を、全て曲に乗せた。
楽しくて楽しくて、随分と演奏が長くなってしまう。
そして鍵盤から手を離し、飽きられてしまっただろうかと恐る恐る東弥の方を振り返ると、彼の目からは一筋のしずくが溢れていた。
「ありがとう、静留。」
いつもよりずっと優しく、でも静かな、月の光のような声で、彼がそう告げる。
そのありがとうの対象がわからずに静留は首を傾げたけれど、そのまま彼の唇が降ってきたから、目を閉じて。
ピアノの椅子に座ったまま、唇が触れたまま彼に手を伸ばせば、触れる程度の力で抱きしめられ、優しい涙が頬を伝った。
見上げた先では、母と東弥が仲睦まじげに手をつないで立っている。
静留は慌てて2人を追いかけたけれど、2人は静留より先に家の鍵を開け、中へと入って行ってしまう。
「静留はそこで待っていてね。」
「またね、静留。」
「待って、西くん。」
母と東弥がドアを閉めようとしたのを、静留は止めたくて彼に呼びかけた。
このドアが閉まったら、2人はもう出てこない気がして。
けれど東弥は寂しげに微笑み、違うよ、と言う。
「俺は西弥じゃないから。」
どこか冷たい声とともに、バタン、とドアが閉まった。
静留は体育座りをして2人が戻ってくるのを待つけれど、2人は一向に家から出てこない。
このままずっと1人でいるのだろうか。
空が茜色に染まっても、月が浮かんでも、星が輝いても、2人は中から出てこない。
それどころか周りが怖いくらいに静かで、静留は辺りを見回す。
そして、深い絶望に落とされた。
静留の周りには、恐ろしいほどに何もなかったのだ。
光すら差し込まないその場所で、静留は鼻歌を口ずさんでみる。
音だけは静留を裏切らないはずだから。
しかし、音も響かなかった。
大好きな東弥がいなくなって、音楽にすら見捨てられた世界。
自分の存在が分からなくなる。
恐怖で思い切り泣き叫ぶのに、その叫び声すら静留の耳には届かない。
「いやっ…!やだっ…!!こわいっ…!!」
必死で叫んでいるはずなのに、どうして…。
響かない声を何度も叫びながら、頭を抱えていると、今度は周りが揺れ始めた。
こんな時に地震だなんて、信じられない。
__…ひとりじゃこわいよ。東弥さんに会いたい…。
強く願いながらぎゅと目を閉じて、もう一度開けると、目の前には東弥の姿があった。
「静留、どうしたの?」
ダークブラウンの瞳が、心配そうに静留を見つめている。
その温かさに、一気に涙がこみ上げた。
迷わず彼の身体に抱きつき、泣き叫ぶ。
「東弥さん、東弥さんっ…。」
西弥じゃない、彼の名前を、静留は何度も呼んだ。
「東弥さんっ…、いかっ、ないでっ…。」
大好きな温もりに、縋り付いて嗚咽する。
子供の癇癪みたいに、何度も何度も同じ言葉を繰り返しながら。
「俺はどこにも行かないよ?」
しばらくして、優しい言葉が降ってきた、
見上げると、戸惑いを浮かべた東弥の姿が目に入る。
「あれっ、、?ここ…。」
辺りを見回せば、そこは静留のベッドの上だった。
…東弥さんって、いっちゃった…。
自分の言動を振り返り、静留はさっと青ざめる。
こわい夢に混乱して、静留は何と現実で東弥に東弥さんと言いながら泣きついてしまったのだ。
ここまで言ってしまっては言い訳ができない。新学期が始まったらここを出ると言っていたが、静留がこんなことを言ったから、彼は今すぐにでも帰ってしまうかもしれない。
「うぅっ…、えぐっ…、んっ… 」
抱きつく資格もない、と考え、彼の身体から離れて、静留は目から大粒の涙を溢していく。
しかしなぜだかすぐに優しい体温に包まれた。
「どうして泣くの?俺はどこにも行かないよ。」
続いて、淡雪のような優しい声が降ってくる。
彼は依然として戸惑いを浮かべながらも、静留の身体を柔らかに抱きしめ、涙の雫を指で優しく拭ってくれた。
「静留、Say. 」
そのまま彼の瞳が静留の瞳をじっと見つめ、そう言葉が放たれる。
途端、どくり、と心臓が変に疼いて、自分の意思に関係なく、静留は口を開いた。
「東弥さんはっ…、西くんの代わりに、僕といてくれてっ…、でもっ、僕、は、東弥さんと一緒にいたくっ、てっ…。
そんなわがまま、だめ、だからっ…!僕っ、東弥さんのことっ、西くんっ、てっ…。」
__…全部、話しちゃった…。
どうしても東弥と一緒にいたくて、本当はわかっていたのに、西弥の名前で彼を呼び続けていた、静留の嘘つきな部分を。
「ごめんなさい…。」
「…ねえ、静留。」
静留の話を黙って聞いていた東弥が、再び口を開いた。
身体ががたがたと震える。
きっと次の言葉が紡がれた時には、静留は完全に彼を失ってしまう。
強く目を閉じて、拳を握りしめた。
これは彼と一緒にいたいと願って嘘をついた身勝手な自分に対する罰なのだから、ちゃんと受け止めなくてはいけない。
自分に言い聞かせながら、彼の次の言葉を待つ。
「これからも、今みたいに俺と暮らしたい?」
「えっ…?」
しかし東弥から放たれた言葉は予想外のもので、静留は彼を見上げ、首を傾げた。
「俺も一緒に暮らしたいよ。でも、そのためにはひとつだけ静留に知ってもらわなくちゃならないことがあるんだ。聞いてくれる?」
何を言われてるのか、まだここは夢の中なのか、どこかふわふわした心地のまま、静留はこくりとうなずく。
「…俺は静留のこと、恋愛的に好きになっちゃったから。それでも一緒に暮らしていいって言える?」
「…れんあいてき…?」
うまく言葉に変換できず、聞き返す。
東弥はしばらく考えるようなそぶりを見せたが、それから少し寂しげに笑って、ゆっくりと静留に顔を寄せてきた。
ふわり。
唇に、柔らかい感触が押し当てられる。
静留は何が起こったかを判断できずに大きく瞬いて、自分の唇に東弥のそれが押し当てられていることに気がついた。
「こう言うこと。」
告げた彼の声はどうしてかひどく色っぽい。
どくどくと、ひどく激しく心臓が脈打って、身体が熱くなって、静留はその行為の意味を理解できないまま、初めての感覚に混乱する。
__…でも、きもちいい…。
不思議な気分だった。心臓が苦しいのに、それ以上に、心が満たされて気持ちいい。
東弥にじっと目を見て何かを言われたときの、あのドキドキと気持ち良さをさらに大きくしたような、はじめての感覚。
「怖がらせちゃったね、ごめんね。」
静留がうまく言葉を紡げず黙っていると、苦しそうに唇を歪めながら、東弥は静留の髪を撫で、そう言った。
__ちがう。こわくない。
そう思うけれど東弥がとても苦しそうで、静留はどうすればいいのかを考える。
そして、見様見真似で先ほど東弥がしてくれたように東弥の唇に自らのそれを重ねた。
__…やっぱり、きもちいい…。
東弥が驚いたように目を見開く。
けれどもう、彼は苦しそうにしていなかった。
「これ、あつくなって、すこし胸がくるしくなるけど、とってもきもちよくて好き。」
笑いかけると、東弥も優しく微笑んでくれた。
__…お日様みたい。
続いて、“じゃあ俺と同じだね”、と、東弥が静留の耳元で囁く。
その言葉で、恋愛的、と言う単語の意味を静留は知った。
きっと静留も同じものを東弥に抱いていて。
けれどその感情を上手に伝えられなくて、静留は戸惑う。
__…僕もつたえたいのに…。
その時、脳内に今まで出会った中で1番色彩豊かなメロディーが降ってきた。
そうだ、音でなら伝えられるかもしれない。
静留はベッドから降りて、リビングへと向かった。
グランドピアノは大窓から注ぐ満月の光に照らされていて、電気をつけなくても十二分に明るい。
そのスポットライトに照らされながら、静留は先ほど頭に浮かんだメロディーを奏でていく。思うままの伴奏をつけて、たくさんの思いで、修飾した。
胸が締め付けられるように苦しくて、でもそれがきもち良くて。時には相手と一緒にいたいあまりに汚い感情も混ざるけれど、やっぱり優しくて。
そんな色とりどりの伝えたい感情を、全て曲に乗せた。
楽しくて楽しくて、随分と演奏が長くなってしまう。
そして鍵盤から手を離し、飽きられてしまっただろうかと恐る恐る東弥の方を振り返ると、彼の目からは一筋のしずくが溢れていた。
「ありがとう、静留。」
いつもよりずっと優しく、でも静かな、月の光のような声で、彼がそう告げる。
そのありがとうの対象がわからずに静留は首を傾げたけれど、そのまま彼の唇が降ってきたから、目を閉じて。
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