136 / 555
10.夏休み後半戦です
6
しおりを挟む
お店を出てから嵐くんに事の顛末を話したらやっぱり笑われた。
「美咲さんがオーナーだし、美咲さんがいいと言ったならいいんだよ」
「でも……お金受け取ってくれなかった……」
「シルバーアクセって金額ピンキリだけどさ、ショーケースに入ってたならそれなりの金額だよ?」
嵐くんの言葉に左小指のピンキーリングを見て血の気が引いた。
「……返そうかな?」
「美咲さんの好意を突き返すのは失礼だって」
「でも……」
「ソレを大事に使ってあげることがお礼になるって。
家に帰ったら美咲さんにお礼の連絡したら喜ぶんじゃない?」
嵐くんにそう言われて返却するのは諦めた。
家に帰ったら美咲さんにお礼を言おう。
あと、唯斗くんにも突然バイト先に行った事を謝ろうって思った。
夕方に帰宅して(ヒナタさんはもういなかった)
即美咲さんにお礼のLINEを入れた。
夏休みに入ってから、私のLINEのお友だちリストが確実に増えているんだよね。
今までにない事だけど、これはいい事なんだと思う。
バイトから戻った唯斗くんにもお詫びをしたら「他の兄弟には秘密。来られたらうるさいし」とだけ言って気にした様子はなかった。
「この指輪……貰って良かったのかな?」
「あー……いいんじゃない?ソレ、美咲さんの初期デザインらしいけど全然売れなくて。
美咲さん『趣味が悪いかな~?』とか言って心配してたヤツだからさ。
気に入ってくれた人が現れてきっと嬉しかったんじゃねぇの?」
左小指にキラキラ光るシルバーの指環。
私はすごく、気に入ったよ。
「美咲さんがオーナーだし、美咲さんがいいと言ったならいいんだよ」
「でも……お金受け取ってくれなかった……」
「シルバーアクセって金額ピンキリだけどさ、ショーケースに入ってたならそれなりの金額だよ?」
嵐くんの言葉に左小指のピンキーリングを見て血の気が引いた。
「……返そうかな?」
「美咲さんの好意を突き返すのは失礼だって」
「でも……」
「ソレを大事に使ってあげることがお礼になるって。
家に帰ったら美咲さんにお礼の連絡したら喜ぶんじゃない?」
嵐くんにそう言われて返却するのは諦めた。
家に帰ったら美咲さんにお礼を言おう。
あと、唯斗くんにも突然バイト先に行った事を謝ろうって思った。
夕方に帰宅して(ヒナタさんはもういなかった)
即美咲さんにお礼のLINEを入れた。
夏休みに入ってから、私のLINEのお友だちリストが確実に増えているんだよね。
今までにない事だけど、これはいい事なんだと思う。
バイトから戻った唯斗くんにもお詫びをしたら「他の兄弟には秘密。来られたらうるさいし」とだけ言って気にした様子はなかった。
「この指輪……貰って良かったのかな?」
「あー……いいんじゃない?ソレ、美咲さんの初期デザインらしいけど全然売れなくて。
美咲さん『趣味が悪いかな~?』とか言って心配してたヤツだからさ。
気に入ってくれた人が現れてきっと嬉しかったんじゃねぇの?」
左小指にキラキラ光るシルバーの指環。
私はすごく、気に入ったよ。
2
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
『お兄ちゃんのオタクを卒業させてみせるんだからね❤ ~ブラコン妹と幼馴染オタク姫の果てしなき戦い~』
本能寺から始める常陸之介寛浩
青春
「大好きなはずなのに……! 兄の『推し活』が止まらない!?」
かつて、私は信じていた。
優しくて、頼もしくて、ちょっと恥ずかしがり屋な──
そんな普通のお兄ちゃんを。
でも──
中学卒業の春、
帰ってきた幼馴染みの“オタク姫”に染められて、
私のお兄ちゃんは**「推し活命」**な存在になってしまった!
家では「戦利品だー!」と絶叫し、
年末には「聖戦(コミケ)」に旅立ち、
さらには幼馴染みと「同人誌合宿」まで!?
……ちがう。
こんなの、私の知ってるお兄ちゃんじゃない!
たとえ、世界中がオタクを称えたって、
私は、絶対に──
お兄ちゃんを“元に戻して”みせる!
これは、
ブラコン妹と
中二病オタク姫が、
一人の「兄」をめぐって
全力でぶつかり合う、果てしなき戦いの物語──!
そしていつしか、
誰も予想できなかった
本当の「大好き」のカタチを探す、
壮大な青春ストーリーへと変わっていく──。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる