立花家へようこそ!

由奈(YUNA)

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14.女の戦い?

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「えーっと、えー………あ、今から帰るの?」


何か言わなきゃ!

そう思って思わず口から出た言葉は何か変だった。


白井くんスクバ持ってないし……

絶対に帰るって様子じゃないのに言っちゃった!!



少し間があって、それから笑い声がした。


「まだ帰らないよ。いやぁ、城山さん、面白いね」


「面白い……かなぁ?」


今の私は怪しい人の間違いでは?



「ほら、今日はバレンタインだし。

あぁ言ったから城山さんは用意してくれたんじゃないかなぁ?って期待してたんだ。

でも何も言われないし、帰っちゃうし。

だから、ジュース買いに自販機に行くって言って教室を抜けてきたって感じ。

そしたらすごい挙動不審な感じで下駄箱にいる城山さん見つけたんだよ」


笑いながらも説明してくれたし、なんなら渡しやすい状況にしてくれた?


ってか期待してた……って?


今日学校で配ったクッキーと何も変わらないただのクッキーなんだけどね、、、



「はい、、、良かったら……どうぞ……」

「うん、ありがとう。手作り?」

「い、一応、、、みんなで、作ったんだ」

「佐藤さんたち?」

「うん。あとめぐちゃんと美羽ちゃんと一緒に」


5人だったのが意外だったのかちょっと驚いた様子だった。

渡したクッキーを見ながらニコニコしてる白井くん。

とりあえず、喜んでもらえて良かった。



「友達増えて良かったね。

あ、バレンタインのお礼、ちゃんとするから期待しててね!」


………えっ!?


お礼!!?



「いいっ!いらないよっ!!」

別に、お礼がほしくて渡したんじゃないし!


「俺がそうしたいから気にしないで。

じゃ、そろそろ戻らないと誰か迎えに来そうだから、、、

気を付けて帰ってね。また明日!」



白井くんは言うだけ言って、颯爽と立ち去ってしまった。




なんか、気のせいかな?


お礼をするって言うまでが、白井くんの作戦だった気がするのは……。

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