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41~50話
くすぐったいものはくすぐったい【下】 ※
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「っは……、ヒナ……」
ようやく責め苦から解放されて、はふと息をつく私にクロが覆い被さる。
うなじに顔を埋めて抱きしめられると、お尻と太ももの境をぐりぐりと押される感触があった。
ズボン越しでもわかるほど、硬くて、大きくて、はち切れそうな熱の塊。
「クロ、それ……」
「ああ……さすがに苦しいな」
吐息混じりにそう言うと、クロは片腕で私を抱きしめたまま手早く下衣を脱ぎ去ってしまった。
再び押し当てられた灼熱が、ぬめりを帯びた切っ先でぬりゅぬりゅと太ももを抉る。
すごく熱い……。
あの日お風呂で見た未知の生物が今、ぐりぐりと私に押しつけられているのだ。
物欲しそうにうなじを舐め上げられて、緊張に息を詰める。
「……いっ、挿れますか……?」
枕に顔を突っ伏し、聞こえるか聞こえないかのくぐもった声で問う。
注射だってそうだ。
痛そうで直視はできないけれど、射つ瞬間には射つと言ってほしい。
覚悟して衝撃に備えたいのだ。
「っは……、まだだ。まだ全身を確認しきれていないからな……。それに、慣らしもせずいきなり貫くことはないから安心してほしい」
話す間にも、熱い吐息が耳を焦がす。
荒い息遣いに余裕のない声色。
けれどすべてを押し止め、私を安心させようと頭を撫でる優しい手のひらに、私もゆっくりと緊張を解いた。
――そういえば、これは一応『薬の不具合がないか確認する』という名目で始まった行為だった。
足の裏を舐められて再び笑い転がった私も、濡れた舌が太ももに差し掛かる頃には唇を震わせ甘い息を吐いていた。
クロの触れるすべてが気持ちいい。
大切なもののように愛おしげに触れられて、温かな流入とともに全身から愛情が染み込んでくるようだ。
愛情と快感が蓄積し、呼吸さえも熱を帯びる。
でも……私ばかりが気持ちよくなっていて、クロは物足りなくないのだろうか。
気持ちよくなってもらえるかはわからないけれど、見よう見まねでクロの身体を舐めることくらいなら自分にもできる。
「んっ、クロ……」
「うん?」
微かな不安を抱いて下方を見れば、仰向けに寝そべる私の脚の間に陣取って、とびきり美味しいお菓子でも食べているみたいにうっとりと内ももに舌を這わせるクロの姿があった。
――うん。まあ、すごく楽しそうだけれど……。
「あのっ、私ばっかり気持ちよくって……、だから、その……私もクロを……」
「問題ない。ヒナに触れている舌と手のひらが気持ちいい」
そう言ってがぶりと内ももを食み、やわく歯を立てる。
「んん……っ」
太ももを掴んで大きく脚を割り開かれれば、抗う隙もなくぱっかりと開かれた脚の間から――舌も触れていないその場所から――くち、と湿った音が鳴った。
「感じてくれているのか」
「やっ……」
熱い吐息があらぬ場所をくすぐって、全身が羞恥に染まる。
これからもたらされるであろう、甘やかな恐怖の予感。
じりじりと逃げようとする腰を押さえてぺろりと舌なめずりしたクロは、じっと私と見つめたまま、おもむろに秘部へと口づけた。
「――っ!」
軽く啄み、ぺろりと舐めて。
「あっ、んんっ、ひぁ……っ」
そんなところ舐めてはダメだと言いたいのに。制止しようと開いた口から洩れるのは、艶がかった嬌声ばかり。
割れ目に沿ってにゅるにゅると往復する舌がある一点を通過した瞬間、『もっと』と差し出すかのように大きく腰が跳ねた。
ようやく責め苦から解放されて、はふと息をつく私にクロが覆い被さる。
うなじに顔を埋めて抱きしめられると、お尻と太ももの境をぐりぐりと押される感触があった。
ズボン越しでもわかるほど、硬くて、大きくて、はち切れそうな熱の塊。
「クロ、それ……」
「ああ……さすがに苦しいな」
吐息混じりにそう言うと、クロは片腕で私を抱きしめたまま手早く下衣を脱ぎ去ってしまった。
再び押し当てられた灼熱が、ぬめりを帯びた切っ先でぬりゅぬりゅと太ももを抉る。
すごく熱い……。
あの日お風呂で見た未知の生物が今、ぐりぐりと私に押しつけられているのだ。
物欲しそうにうなじを舐め上げられて、緊張に息を詰める。
「……いっ、挿れますか……?」
枕に顔を突っ伏し、聞こえるか聞こえないかのくぐもった声で問う。
注射だってそうだ。
痛そうで直視はできないけれど、射つ瞬間には射つと言ってほしい。
覚悟して衝撃に備えたいのだ。
「っは……、まだだ。まだ全身を確認しきれていないからな……。それに、慣らしもせずいきなり貫くことはないから安心してほしい」
話す間にも、熱い吐息が耳を焦がす。
荒い息遣いに余裕のない声色。
けれどすべてを押し止め、私を安心させようと頭を撫でる優しい手のひらに、私もゆっくりと緊張を解いた。
――そういえば、これは一応『薬の不具合がないか確認する』という名目で始まった行為だった。
足の裏を舐められて再び笑い転がった私も、濡れた舌が太ももに差し掛かる頃には唇を震わせ甘い息を吐いていた。
クロの触れるすべてが気持ちいい。
大切なもののように愛おしげに触れられて、温かな流入とともに全身から愛情が染み込んでくるようだ。
愛情と快感が蓄積し、呼吸さえも熱を帯びる。
でも……私ばかりが気持ちよくなっていて、クロは物足りなくないのだろうか。
気持ちよくなってもらえるかはわからないけれど、見よう見まねでクロの身体を舐めることくらいなら自分にもできる。
「んっ、クロ……」
「うん?」
微かな不安を抱いて下方を見れば、仰向けに寝そべる私の脚の間に陣取って、とびきり美味しいお菓子でも食べているみたいにうっとりと内ももに舌を這わせるクロの姿があった。
――うん。まあ、すごく楽しそうだけれど……。
「あのっ、私ばっかり気持ちよくって……、だから、その……私もクロを……」
「問題ない。ヒナに触れている舌と手のひらが気持ちいい」
そう言ってがぶりと内ももを食み、やわく歯を立てる。
「んん……っ」
太ももを掴んで大きく脚を割り開かれれば、抗う隙もなくぱっかりと開かれた脚の間から――舌も触れていないその場所から――くち、と湿った音が鳴った。
「感じてくれているのか」
「やっ……」
熱い吐息があらぬ場所をくすぐって、全身が羞恥に染まる。
これからもたらされるであろう、甘やかな恐怖の予感。
じりじりと逃げようとする腰を押さえてぺろりと舌なめずりしたクロは、じっと私と見つめたまま、おもむろに秘部へと口づけた。
「――っ!」
軽く啄み、ぺろりと舐めて。
「あっ、んんっ、ひぁ……っ」
そんなところ舐めてはダメだと言いたいのに。制止しようと開いた口から洩れるのは、艶がかった嬌声ばかり。
割れ目に沿ってにゅるにゅると往復する舌がある一点を通過した瞬間、『もっと』と差し出すかのように大きく腰が跳ねた。
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