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41~50話
正解のない確認作業【下】 ※
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「――さて、全身の確認が終わったな」
「はい……」
ようやく呼吸が落ち着いたかと思えば、鼓動が速度を増していく。
「挿れてもいいか?」
「! っ、はい。ど、どうぞ……!」
そうなるのだろうとは思っていたけれど、改めて突きつけられるとやっぱり緊張してしまう。
祈るように胸の前で手を組んで、ぎゅっと目を瞑る。
さっきチラッと見えたクロのそれは、揺らめく湯面の奥に見たときの何倍もリアルだった。
他の肌とは全然違う熱そうな色をしていて、苦しそうなほどに屹立して……。
あんなに大きなものが体内に入るなんて想像もつかないけれど、世の男女がみんなしていることなのだから、きっと入るようにできているのだろう。
死にはしない……はず。
いざ、尋常に――――!
にゅぷっ
大きく息を吸って止め、ぐっと力を込めて衝撃に備えていると、さしたる抵抗もなくにゅぷんと何かが入り込んだ。
「っ……?」
自分の身体の、自分でも触れたことのない場所。肛門でも尿道でもないその場所に、確かに何かが入っている。
入っているけれど、これは……。
「ゆ、指……?」
仰向けに寝そべる私の前には誰もいないのに、窺うように恐る恐る目を開く。
「ああ。指が三本挿入るまで慣らすものらしいが……一本でもきついな。痛みはないか?」
ぬめりをまとった長い指が慎重に奥まで差し込まれ、ゆーっくりと引き抜かれて、また差し込まれる。
「うぁ……、っい、痛くはないです……けど、すっごく変な感じがします……」
「やり方が間違っているのだろうか?」
話しながらも、ぬるー……、ぬるー……、と緩慢な抜き差しが続く。
「場所は……合ってる、っと、思いますけど……」
痛くはない。
痛くはないけれど、気持ちよくもない。
とにかく異物感がすごい。
この感覚はなんというか…………あ、座薬を入れられたときと似てるかも!
そこはそっち方向に進む場所じゃありませんよー、って感じの違和感が……。
差し込まれる瞬間の異物感に息を詰め、引き抜かれる瞬間にはほっと息を吐き、時折くるりとナカをかき混ぜられて『うぅ』と呻き声を洩らす。
なんとも微妙な反応を示す私に、それでも痛がる様子のないことを確かめると、クロは指を二本に増やした。
「はい……」
ようやく呼吸が落ち着いたかと思えば、鼓動が速度を増していく。
「挿れてもいいか?」
「! っ、はい。ど、どうぞ……!」
そうなるのだろうとは思っていたけれど、改めて突きつけられるとやっぱり緊張してしまう。
祈るように胸の前で手を組んで、ぎゅっと目を瞑る。
さっきチラッと見えたクロのそれは、揺らめく湯面の奥に見たときの何倍もリアルだった。
他の肌とは全然違う熱そうな色をしていて、苦しそうなほどに屹立して……。
あんなに大きなものが体内に入るなんて想像もつかないけれど、世の男女がみんなしていることなのだから、きっと入るようにできているのだろう。
死にはしない……はず。
いざ、尋常に――――!
にゅぷっ
大きく息を吸って止め、ぐっと力を込めて衝撃に備えていると、さしたる抵抗もなくにゅぷんと何かが入り込んだ。
「っ……?」
自分の身体の、自分でも触れたことのない場所。肛門でも尿道でもないその場所に、確かに何かが入っている。
入っているけれど、これは……。
「ゆ、指……?」
仰向けに寝そべる私の前には誰もいないのに、窺うように恐る恐る目を開く。
「ああ。指が三本挿入るまで慣らすものらしいが……一本でもきついな。痛みはないか?」
ぬめりをまとった長い指が慎重に奥まで差し込まれ、ゆーっくりと引き抜かれて、また差し込まれる。
「うぁ……、っい、痛くはないです……けど、すっごく変な感じがします……」
「やり方が間違っているのだろうか?」
話しながらも、ぬるー……、ぬるー……、と緩慢な抜き差しが続く。
「場所は……合ってる、っと、思いますけど……」
痛くはない。
痛くはないけれど、気持ちよくもない。
とにかく異物感がすごい。
この感覚はなんというか…………あ、座薬を入れられたときと似てるかも!
そこはそっち方向に進む場所じゃありませんよー、って感じの違和感が……。
差し込まれる瞬間の異物感に息を詰め、引き抜かれる瞬間にはほっと息を吐き、時折くるりとナカをかき混ぜられて『うぅ』と呻き声を洩らす。
なんとも微妙な反応を示す私に、それでも痛がる様子のないことを確かめると、クロは指を二本に増やした。
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