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第二十二筆 ブルームーンのカクテル言葉!
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「昨日のこともあってか……龍は疲れました」
仕事が終わった龍は、ロッカールームでお着替え中。
昨日の異世界令嬢教からの攻撃と、アンチストギル梁山泊のレスバを見たからか謎の疲労感があった。
結局、ライオン令嬢の第二話も書けず、男一匹ウルフ大将も放置プレイしたままだ。
心残りの後悔と人間のアカン部分を見た龍、ヤミヤミな心の持ちのまま一日を過ごしたというわけである。
「……暫くSNSは封印した方がいいな」
SNSには魔物が住むという。
このリアルとネットが交差する現代、ネットが普及していない時代はあのような魔物達は地底深くに封印されていただろう。
しかし、SNSというお手軽な自己発信アイテムが登場してから『ヤバいヤツら』が可視化された時代だ。
いつどこで、そんな魔物達とエンカウントするかわからない。
(今日こそはライオン令嬢の続きを書くぞ)
龍はトレードマークの赤い鉢巻――ではなくスカイブルーな鉢巻を巻く。
そして、服は黒地に赤い花柄のプリントシャツではない。白地にピンクのハイビスカス柄シャツ。
一見すると2Pカラーに見えるだろうが、これには意味がある。
あたおかな龍は帰って、ライオン令嬢クリスティーナとの一時を過ごすために『おめかし』したのだ。
早く専門家に診てもらった方がいいぞ龍。
「阿久津川くん!」
「きゃあああああっ!」
気合を入れたところで、男子ロッカーに女の声が響き渡った。
龍は乙女なポーズをとりながら悲鳴をあげるとそこにはあいつがいた。
「こ、古田島マネージャー!」
この小説で計三回目の「こ、古田島マネージャー!」である。
女子が男子ロッカーに入ってくるとはどういうことだ。
これが男上司なら一発退場ものだ。つーか、入ってくるな古田島。
今は龍一人だけだから大丈夫かもしれんが、他に大勢の男子がいたら職場で問題になっていたかもしれんぞ。
「ど、どうしたんですか?」
「来い……」
「は?」
「だから来い」
「鯉……はだしの何とかですか」
龍はボケをかましてしまった。
古田島のメガネがキラリと光り、ロッカールームに大声が響き渡った。
「私と『一緒に来い』といっているんだッ!」
「ほげえええええーっ!」
龍よ、君は一体どこへ連れていかれるのだ。
「ど、どこに連れて行くのですか」
「お前は黙ってついてくればいい」
「そ、そんな! 俺は早く帰って――」
「拒否権はない!」
「ひ、ひえっ……」
古田島にパワハラ、いや誘われた龍。
そんなこんなで断れるはずもなく、強制的に連れ出されることになってしまった。
(めっちゃ早く帰りたい)
龍が連れ出された場所は都内にあるオサレなバーだ。
居酒屋チェーン店しか行ったことがない龍には異世界過ぎた。
俺って、トラックで轢かれて転生しちゃったのかな? と勘違いするくらいだ。
「阿久津川くんはこういう場所は初めてかしら」
龍に話しかける美女がいた。
女神ではない、メガネからコンタクトに変えた古田島だ。
仕事着からオサレな普段着を着た古田島は別人のようだった。
「……」(早く帰らせて)
龍は無言で渋い顔をしながらカクテルを一口する。
古田島が頼んだ一品である。
花の香りとレモンの酸味が効いた不思議な味だが結構うまい。
「お味は?」
「うまい」
「洒落た感想を聞きたいものね」
古田島はニッと笑う。
職場では見せないような顔で龍は「以外に可愛いな」なんて思ってしまった。
そんなことをついつい思ってしまった龍は首を左右に振り、青いカクテルを見つめた。
(しかし、これスライムみたいな色してるな)
龍は思った。
拙作・男一匹ウルフ大将の第一話で狼介をボコるスライムもこんな色だろうなと。
こんなオサレな店に来ても、龍はWeb小説のことを考えていた。
「それは『ブルームーン』っていってね。意味があるのよ」
「……意味ですか」
「ええ、花言葉のようにカクテルにもあるのよ。カクテル言葉ってね」
龍は古田島の意外な一面を見たような気がした。
職場で細かいことにうるさいメガネだが、ここではまるで女神のようだった。
そして、古田島は意味深な言葉を続ける。
「でね……ブルームーンのカクテル言葉は『完全なる愛』と『叶わぬ恋』っていう意味があるの」
ここで恋愛小説なら「古田島さん、それってどういう意味ですか」と尋ねるだろう。
しかし、我らが主人公の龍はWeb小説バカ一代だ。
「すみません。水をもらえますか」
空気を読まない龍はバーテンダーに水を要求した。
なんか、ちびちび飲むカクテルより水をグイッと飲みたくなったのだ。
そう、配送ドライバーである龍は肉体労働者だ。喉を一気に潤したかった。
「チェイサーですね」
オールバックのバーテンダーは、クスリと笑い古田島に視線を送る。
古田島は笑みを浮かべ、龍と同じブルームーンに口をつけた。
「阿久津川くん……彼女いるの?」
「え!」
いきなり「彼女いるの」発言に龍は驚いてしまった。
一体全体どういうことなのだ。
龍は「この古田島は俺を完全に支配下に置こうとしているのか!」と驚愕の表情を浮かべる。
「坂崎くんが言ってたわよ。女のことで悩んでいるって」
(あ、あのチャラ男め……勘違いしよったな……)
どうやら泰ちゃんが、この間の悩みを古田島にベラベラと喋ったらしい。
全く口の軽い男である。
女のことで悩んでいるっていうのは、自作の小説『ライオン令嬢』のクリスティーナのことだ。
ライオン令嬢を消すか、消すまいかで悩んでいただけのことだがそれも解決している。
だが、このことを喋っては古田島に豚を見るような目で見られバカにされる可能性が高い。
従って――。
「え、ええ……一人の女性のことで悩んでました」
曖昧な真実を語ることにした。
「……別れたの?」
「別れていません。その件は解決しましたので」
「どんな女の人?」
「っ!」
おいおい、古田島はやたらと聞いてくるぞ。
龍はまるで取り調べを受けているような気分だろう。
下手にウソを続けてはマズイぞ龍。
「リキドーザーン王国の令嬢です」
本当のことを言ってしまった。
だが、待って欲しい。
リキドーザーン王国など、この世に存在しないのだ。
龍は口に出した瞬間「しまった!」と冷や汗をかくのはいうまでもない。
「は?」
古田島がまるで鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしている。
このままではヤバイよ、ヤバいよ。
龍は慌てて必死らこいてウソをついた。
「ベ、ベルギーの令嬢です!」(しまった!)
ウソをつくのはいいがやりすぎだ。
龍自身も心の中で「何がベルギーの令嬢だ!」とセルフツッコミを入れる。
何でベルギーをチョイスしたのかも謎だ。
一方の古田島は何故か顔を背けた。
「そ、そう……そのベルギー人とはどこで?」
「え、えーっと……インターネット……」(ストーリーギルドの中だけど)
「……最近はネット恋愛もあるらしいからね。その人は日本語を喋れるの?」
「日本語はペラペラです」(だって、日本語で書かれているし)
「ふーん……」
古田島は声を震わせながら質問をする。
「その人はどんな感じ?」
「純粋で優しい女性ですね」(そういう設定だからな)
「私より?」
「最高の女性です」(これはマジ)
最後の回答が余計だった。
古田島は顔をカウンターにうずめた。
「先に帰って……」
「え?」
「先に帰って!」
「で、でも……お金……というか泣いてます?」
古田島の涙の理由とカクテルの料金をどうするか。
龍はどうしたらいいものかとあたふたとしていた。
「私が払うから! もう一人にして!」
その悩みを古田島は一刀両断。
店内の客は一斉に龍達の方を見ている。
「は、はあ……ごっつぁんでした」
龍は気まずくなりそそくさと席を離れた。
ふと、バーテンダーを見ると「やれやれ」といったポーズをとっている。
そのポーズの意味を龍は全くわからなかった。
仕事が終わった龍は、ロッカールームでお着替え中。
昨日の異世界令嬢教からの攻撃と、アンチストギル梁山泊のレスバを見たからか謎の疲労感があった。
結局、ライオン令嬢の第二話も書けず、男一匹ウルフ大将も放置プレイしたままだ。
心残りの後悔と人間のアカン部分を見た龍、ヤミヤミな心の持ちのまま一日を過ごしたというわけである。
「……暫くSNSは封印した方がいいな」
SNSには魔物が住むという。
このリアルとネットが交差する現代、ネットが普及していない時代はあのような魔物達は地底深くに封印されていただろう。
しかし、SNSというお手軽な自己発信アイテムが登場してから『ヤバいヤツら』が可視化された時代だ。
いつどこで、そんな魔物達とエンカウントするかわからない。
(今日こそはライオン令嬢の続きを書くぞ)
龍はトレードマークの赤い鉢巻――ではなくスカイブルーな鉢巻を巻く。
そして、服は黒地に赤い花柄のプリントシャツではない。白地にピンクのハイビスカス柄シャツ。
一見すると2Pカラーに見えるだろうが、これには意味がある。
あたおかな龍は帰って、ライオン令嬢クリスティーナとの一時を過ごすために『おめかし』したのだ。
早く専門家に診てもらった方がいいぞ龍。
「阿久津川くん!」
「きゃあああああっ!」
気合を入れたところで、男子ロッカーに女の声が響き渡った。
龍は乙女なポーズをとりながら悲鳴をあげるとそこにはあいつがいた。
「こ、古田島マネージャー!」
この小説で計三回目の「こ、古田島マネージャー!」である。
女子が男子ロッカーに入ってくるとはどういうことだ。
これが男上司なら一発退場ものだ。つーか、入ってくるな古田島。
今は龍一人だけだから大丈夫かもしれんが、他に大勢の男子がいたら職場で問題になっていたかもしれんぞ。
「ど、どうしたんですか?」
「来い……」
「は?」
「だから来い」
「鯉……はだしの何とかですか」
龍はボケをかましてしまった。
古田島のメガネがキラリと光り、ロッカールームに大声が響き渡った。
「私と『一緒に来い』といっているんだッ!」
「ほげえええええーっ!」
龍よ、君は一体どこへ連れていかれるのだ。
「ど、どこに連れて行くのですか」
「お前は黙ってついてくればいい」
「そ、そんな! 俺は早く帰って――」
「拒否権はない!」
「ひ、ひえっ……」
古田島にパワハラ、いや誘われた龍。
そんなこんなで断れるはずもなく、強制的に連れ出されることになってしまった。
(めっちゃ早く帰りたい)
龍が連れ出された場所は都内にあるオサレなバーだ。
居酒屋チェーン店しか行ったことがない龍には異世界過ぎた。
俺って、トラックで轢かれて転生しちゃったのかな? と勘違いするくらいだ。
「阿久津川くんはこういう場所は初めてかしら」
龍に話しかける美女がいた。
女神ではない、メガネからコンタクトに変えた古田島だ。
仕事着からオサレな普段着を着た古田島は別人のようだった。
「……」(早く帰らせて)
龍は無言で渋い顔をしながらカクテルを一口する。
古田島が頼んだ一品である。
花の香りとレモンの酸味が効いた不思議な味だが結構うまい。
「お味は?」
「うまい」
「洒落た感想を聞きたいものね」
古田島はニッと笑う。
職場では見せないような顔で龍は「以外に可愛いな」なんて思ってしまった。
そんなことをついつい思ってしまった龍は首を左右に振り、青いカクテルを見つめた。
(しかし、これスライムみたいな色してるな)
龍は思った。
拙作・男一匹ウルフ大将の第一話で狼介をボコるスライムもこんな色だろうなと。
こんなオサレな店に来ても、龍はWeb小説のことを考えていた。
「それは『ブルームーン』っていってね。意味があるのよ」
「……意味ですか」
「ええ、花言葉のようにカクテルにもあるのよ。カクテル言葉ってね」
龍は古田島の意外な一面を見たような気がした。
職場で細かいことにうるさいメガネだが、ここではまるで女神のようだった。
そして、古田島は意味深な言葉を続ける。
「でね……ブルームーンのカクテル言葉は『完全なる愛』と『叶わぬ恋』っていう意味があるの」
ここで恋愛小説なら「古田島さん、それってどういう意味ですか」と尋ねるだろう。
しかし、我らが主人公の龍はWeb小説バカ一代だ。
「すみません。水をもらえますか」
空気を読まない龍はバーテンダーに水を要求した。
なんか、ちびちび飲むカクテルより水をグイッと飲みたくなったのだ。
そう、配送ドライバーである龍は肉体労働者だ。喉を一気に潤したかった。
「チェイサーですね」
オールバックのバーテンダーは、クスリと笑い古田島に視線を送る。
古田島は笑みを浮かべ、龍と同じブルームーンに口をつけた。
「阿久津川くん……彼女いるの?」
「え!」
いきなり「彼女いるの」発言に龍は驚いてしまった。
一体全体どういうことなのだ。
龍は「この古田島は俺を完全に支配下に置こうとしているのか!」と驚愕の表情を浮かべる。
「坂崎くんが言ってたわよ。女のことで悩んでいるって」
(あ、あのチャラ男め……勘違いしよったな……)
どうやら泰ちゃんが、この間の悩みを古田島にベラベラと喋ったらしい。
全く口の軽い男である。
女のことで悩んでいるっていうのは、自作の小説『ライオン令嬢』のクリスティーナのことだ。
ライオン令嬢を消すか、消すまいかで悩んでいただけのことだがそれも解決している。
だが、このことを喋っては古田島に豚を見るような目で見られバカにされる可能性が高い。
従って――。
「え、ええ……一人の女性のことで悩んでました」
曖昧な真実を語ることにした。
「……別れたの?」
「別れていません。その件は解決しましたので」
「どんな女の人?」
「っ!」
おいおい、古田島はやたらと聞いてくるぞ。
龍はまるで取り調べを受けているような気分だろう。
下手にウソを続けてはマズイぞ龍。
「リキドーザーン王国の令嬢です」
本当のことを言ってしまった。
だが、待って欲しい。
リキドーザーン王国など、この世に存在しないのだ。
龍は口に出した瞬間「しまった!」と冷や汗をかくのはいうまでもない。
「は?」
古田島がまるで鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしている。
このままではヤバイよ、ヤバいよ。
龍は慌てて必死らこいてウソをついた。
「ベ、ベルギーの令嬢です!」(しまった!)
ウソをつくのはいいがやりすぎだ。
龍自身も心の中で「何がベルギーの令嬢だ!」とセルフツッコミを入れる。
何でベルギーをチョイスしたのかも謎だ。
一方の古田島は何故か顔を背けた。
「そ、そう……そのベルギー人とはどこで?」
「え、えーっと……インターネット……」(ストーリーギルドの中だけど)
「……最近はネット恋愛もあるらしいからね。その人は日本語を喋れるの?」
「日本語はペラペラです」(だって、日本語で書かれているし)
「ふーん……」
古田島は声を震わせながら質問をする。
「その人はどんな感じ?」
「純粋で優しい女性ですね」(そういう設定だからな)
「私より?」
「最高の女性です」(これはマジ)
最後の回答が余計だった。
古田島は顔をカウンターにうずめた。
「先に帰って……」
「え?」
「先に帰って!」
「で、でも……お金……というか泣いてます?」
古田島の涙の理由とカクテルの料金をどうするか。
龍はどうしたらいいものかとあたふたとしていた。
「私が払うから! もう一人にして!」
その悩みを古田島は一刀両断。
店内の客は一斉に龍達の方を見ている。
「は、はあ……ごっつぁんでした」
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そのポーズの意味を龍は全くわからなかった。
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