ワナビスト龍

理乃碧王

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第七十一筆 みんなは何のために創作する!

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「黒鳥響士郎! あんたの創作は間違っている!」

 詩集『世界樹の記憶』を取り出した龍は開口一番にそう述べた。
 対する黒鳥は――。

「わ、私の創作が間違っているだと?」
「ああ! 間違っている! あんたは自分の承認欲求を満たしたいがために書いている!」
「しょ、承認欲求だとゥ!?」

 龍のドストレートな言葉に動揺する黒鳥。
 前列に座るカーミラとサクリンのグラトニーズは真っ赤な顔となる。

「何よ! あんたが何でここにいるのさっ!」
「黒鳥先生に失礼でしょう! ワナビのクセに!」

 対する龍は「ギン!」と目を光らせ、こう一喝した。

「だまらっしゃい!」

 だまらっしゃい。
 それはあらゆる意味を込めた「だまらっしゃい!」である。
 俺は黒鳥に用がある、ブロスとゾンビは黙っとけという意味であり――。
 ちょっといい展開なんだから邪魔すんな、打ち切り作家めという意味であり――。
 お前らは元プロ、腐っても鯛、一本筋の通った創作者としての矜持はないんかいという意味があった。

「あ……あっ……ああっ……」
「ぎぎ……ぎっ……ぎっ……」

 龍に睨まれたグラトニーズは、龍に睨まれたスライム状態。
 その見えない圧に押され、ヘナヘナと椅子に座り込んで放心状態となった。
 二人を視殺した龍は黒鳥を再び睨みつけ、その鋭い視線はまるで黒鳥の心の奥深くに突き刺さるかのようだった。

「黒鳥響士郎ッ!」
「はひっ!」
「お前は何故書く! 何を創りたい! 何を読者に伝えたい!」
「そ、それは……」

 黒鳥は喉を鳴らし、言葉に詰まる。
 その響きには真剣さと、創作の本質を問う鋭い刃が込められていたのだ。

「答えろ! お前は数々の作品を書籍化させ! コミカライズ化させ! アニメ化も果たしてきたと聞く!」

 ジリと体を前のめりにさせる龍。
 その姿はまさに迷宮に潜み宝を護るドラゴンのようであった。

「ボ、ボックンは……ボ、ボックンは……黒ちゃんだしんよ!」
「黒鳥、答えになってないぞ」
「(^◇^;)」
「顔文字で答えるな! 俺の『質問Q』に答えよ! さあ! さあ! さあ!」

 ギン! ギン! ギン!
 と睨みつける龍に、黒鳥は下手くそなタップダンスを刻みながら返答をした。

「コタエ、コタエ、答えだスコーン! コタエ、コタエ、答えだスコーン! カリッと! サクッと! 答えでしゅか!?」
「そうだ!カリッと! サクッと! おいしい答えだ!」
「そ、それは……」

 黒鳥はおいしく答えられない。
 そんなプロラノベ作家をワナビストの龍が許すはずもなく。

「簡単な答えだろ! お前は何のために創作する!」

 龍はどやしつける。
 黒鳥は大粒の汗をかきながら言葉を絞り出す。

「ボ、ボックンは! ボックンの『答えA』は!」(みんなから褒めてもらいたいだけしんよ! なんて言えなかぶぁい!)

 一人称の『私』が消えた黒鳥、キョどる黒鳥。
 これが黒鳥響士郎の真の姿と言ってもよいだろう。
 これまでのジェントルな口調、強気な態度は好みのアニメキャラをトレースして作ってきたもの。
 ドストレートに正面から問う龍により暴かれた『アキバ系男子の黒ちゃん』なのだ。

(不味いんだぜ☆)

 心の指パッチンを鳴らすのは闇の編集者、星ヶ丘墨染。
 黒鳥のデビュー作『竜王の娘、普通の女子高生として生きる!』の担当編集者であり、その才能に惚れこんだもの。
 この男ならラノベ業界に革新を起こせると信じ、業界の裏側から支えてきた人物。
 そう二人は『ラノベの歴史に名を残す』という野望を抱き、タッグを組み活動を開始。
 ラノベの仕事とネット活動により業界や作家達との信頼を丹念に積み上げ、時間をかけて黒鳥ブランドを作り上げたのだ。

(黒ちゃんという才能は豆腐メンタル☆ 俺が担当編集の頃からそうだったんだぜ☆)

 そのために、二人で創作論『書籍化を呼ぶ雄鶏』をバラ撒いてきた。
 そのために、ラノベ講座『最強黒鳥塾』を立ち上げた。
 そのために、まうざりっと路傍の石をプロデュースして書籍化作家に仕立て上げた。
 そのために、新レーベル『ダスクフェザー文庫』を創設した。
 そのために、バカちんどもを集めてきた。

(このまま問い詰められたら☆ 黒ちゃんのナイーブな心が壊されるんだぜ☆ それだけはダメ絶対だぜ☆)

 星ヶ丘は決意した。

「それ以上の問いかけは☆ この星ヶ丘墨染が許さないんだぜ☆」

 カンカン!(打ち鳴らす音)
 乾いた木の音が響いた。
 星ヶ丘墨染が黒鳥という才能を護るために取り出したのは、

「トンファーだぜ☆ 幻想で☆ 水滸伝な☆ 続編の主人公みたいだろゥ☆ ワイルドだろゥ☆」(トンファーを打ち鳴らす)

 沖縄空手に用いられるトンファー。
 この星ヶ丘、対ラノベアンチ用の護身術として沖縄空手を身につけていた。
 どうでもいいが、最近ではベトナム発祥の『ボビナム』なる格闘技もオンラインで学んでいるぞ。

「5秒で仕留めるぜ☆」(トンファーを回転させる)

 制圧に向かった星ヶ丘、どう考えてもザコキャラが述べそうな台詞だ。
 そんなフラグ立てをした星ヶ丘は言うまでもなく――。

「クラフトボンバー!」
「ごなみっ!?」

 アンチストギル梁山泊の首領、パワフルクラフトのフェイバリットホールド『クラフトボンバー 』(ただのラリアット)により撃沈。
 5秒で瞬殺! 闇の編集者、星ヶ丘墨染――クラフトボンバーにより再起不能。

「台詞を続けろギアドラゴン! このままじゃあ、この小説がバトルものになっちまう!」

 パワフルクラフトの言葉に龍は無言で頷き、

「黒鳥響士郎! その答えはここにあると俺は思っている!」

 龍は詩集『世界樹の記憶』を掲げた。
 ダークワナビストがザワつく。

「な、なんだあれは……」
「せ、世界樹の記憶?」
「イラストがないタイトルだけのシンプルなデザイン!」

 黒鳥はメガネをかけ直して尋ねた。

「そ、それはなんですかぶぁい!」
「詩集だ」
「し、詩集?」
「ああ、詩集だ」

 龍の説明を聞いた黒鳥が講演当初の口調に戻る。

「ふっ……何を見せるかと思えばそんなものか。君さ、本当にド失礼な人だね」

 黒鳥はキザったらしく、メガネをクイとあげる。

「その詩集が何だって言うんだい? 小説投稿サイトでも人気作家の詩であれば、それなりの評価はあるが……」

 小バカにしたような表情で黒鳥は続ける。

「その作品の総合ポイントは? サイト内の詩のランキングは何位なんだい? 公募の実績は?」
「そんなものは、この『世界樹の記憶』にはない」
「ないだと?」
「この詩集は俺が同人誌即売会『読物マルシェ』で購入したものだからな」

 必死で笑いを堪える黒鳥。

「うぷぷっ……おっと! 失礼。同人誌即売会で買った詩集なのかい、どおりで『手作り感いっぱい』だと思ったよ」

 傲慢で尊大な態度をとる黒鳥、龍は黒鳥を見据えながら力強く答えた。

「それが悪いのか? この『世界樹の記憶』の作者達は『名を残さなくてもいい』と答えた。ただ『魂を形作ることが出来ればいい』と――」
「魂だと?」

 龍は世界樹の記憶を見つめる。
 その目は何か大切な宝物を手に入れた冒険者のようである。

「俺はブクマや評価ポイントの数字を見つめ、ランキングは何位か、流行は何か、読まれるにはどうするかを考えてきた……俺は『書籍化』という夢のために書き続けてきた」

 黒鳥は半笑いしながら拍手する。

「グッド! そうだ、それでいいんだ。君は何も間違ってはいない、書籍化という夢を叶えるためには『必要な努力』というものだ。そのためにも、君は私の最強黒鳥塾の塾生となり――」

 黒鳥の言葉に龍は首を振る。

「違う! 違うんだ! それは近道のようで大きな遠回りなんだ!」
「と、遠回りだと!?」
「黒鳥! 俺はこの詩集に出会い、教えられたんだ!」

 黒鳥は眉をひそめ、腕を組みながら問い返す。

「教えられたって何を……」

 龍は詩集『世界樹の記憶』を握りしめる。

「創作とは他人に評価されるためではない! 誰かに届くかどうかわからなくてもいい! 自分の魂を込めることで、何かを形にしたいという強い意志! 誰にも評価されなくてもいいという覚悟! 誰かの言葉ではなく! 自分の言葉を磨き表現すること! 心に残すことだ!」

 龍の力強い声が響き渡る。
 その『磨かれた言葉』で一瞬の沈黙が訪れ、誰もが息を呑んだ。

「ギ、ギアドラゴンさん……」

 まうざりっとは静かに龍を見つめていた。
 その顔はどこか申し訳なさそうな表情をしていた。
 彼の黒い瞳には、何か温かさを取り戻したかのような僅かな光がある。
 龍の言葉に目を覚ましたのか、それとも――。

「バカバカしい! 何が評価されなくていいだ! キレイごとをほざくな! そんなものはワナビの言い訳だ!」

 黒鳥は龍の言葉を絶対否定する。
 この黒きラノベ作家は大きく手を広げ、叫んだ。

「聞いたかね諸君! これが負け犬ワナビの言い訳だ! 創作は評価されなくてもいい? 実に甘い! チーズケーキのように甘い!」

 その声に呼応するように、ダークワナビスト達がざわめき始める。
 黒鳥は続けざまに畳みかけた。

「諸君らは何のために書く! 何のために創る! 自分が満足するだけでいいというのか! 評価も、実績も、結果も求めずに? 本当にそれでよいのか!?」

 黒鳥の視線は次々とダークワナビスト達をなぎ倒すかのように動く。
 ダークワナビストの中には頷く者、目を伏せる者、そして明らかに動揺している者がいた。

「我々の創作は自己満足で終わるものなのか! それとも、多くの人に届き、称賛され、歴史に刻まれるものなのか! 今ここで選べ! 創作者として、どちらが本物の価値があるかを!」

 迷ったダークワナビスト達ではあるが――。

「褒められるのだ! 印税生活だ! 人生を好転させるのだ! 諸君ら一人一人の作品が書籍化で! コミカライズで! アニメ化で!」

 その言葉が決定打だった。

 ――書籍化や!コミカライズや!アニメ化や!
 ――書籍化や!コミカライズや!アニメ化や!
 ――書籍化や!コミカライズや!アニメ化や!

「そーれそれそれ!」(煽る黒鳥)

 ――書籍化や!コミカライズや!アニメ化や!
 ――書籍化や!コミカライズや!アニメ化や!
 ――書籍化や!コミカライズや!アニメ化や!

「HOHO~!HOHO~! HOHO~!」(煽る黒鳥)

 ――書籍化や!コミカライズや!アニメ化や!
 ――書籍化や!コミカライズや!アニメ化や!
 ――書籍化や!コミカライズや!アニメ化や!

 鳴りやまぬダークワナビスト達の欲望のシャウト。
 その声は闇となり部屋を包み込む。

「そうだ! そうだ! 黒鳥先生の言う通りだ!」
「私達はあんたのようなザコになりたくないわ!」
「俺達は作品を書籍化させ! コミカライズさせ! アニメ化させるんだ!」
「帰れ! 自己満足野郎! 私達の努力を否定しないで欲しいわ!」
「そんな詩集が何だってんだ! 俺達は流行やトレンドを読んで! 作品を書き続けるぜ!」

 龍の言葉はダークワナビスト達には届かなかった。
 そんな彼ら彼女らを見て、龍は膝をついた。

「ダ、ダメなのか……俺の言葉はみんなに届かないのか……創作は……そんな歪んだ願いをぶつけるものでは……」

 絶望し涙を流す龍。

「ギ、ギアドラゴン……」
「くっ!」
「……救えない」

 パワフルクラフトも、不破も、騎士田も、目を閉じ打ちひしがれていた。
 これほど熱い創作者、ギアドラゴンの想いは届かないのかと――。

「あんた達、気持ち悪いわよ」

 そんなときだった。
 絶望に打ちひしがれる龍の耳に女神の声が聞こえた。

「阿久津川くん、あなたの言葉は確かに磨かれ、輝いていた」
「こ、古田島さん!?」

 現れたのは古田島梓。
 絶対的な最強創作クローザーがこのピンチに登板したのである。
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