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脱出編
22 私は実践してみることにした
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二人を工房に連れて行った私は、とりあえず見せられる限りのスキルを披露することにした。
別に、リビングも良かったんだけど、工房のほうが雰囲気が出ると思ったからね。
雰囲気大事だよね!
という訳で、早速二次職のスキルを眺める。
分かりやすいところだと、鍛冶師かな?
そう考えた私は、鍛冶師のスキルの中にある武器生成をすることにした。
アイテムリストに仕舞っておいたミスリルを取り出してから、武器生成の準備に取り掛かった。
何を作ろうか考えながら武器生成リストから、ロングソードを作ることに決めた。そして、ロングソードに付与する効果も決めて武器生成を開始した。
手元に出していたミスリルが眩しく光った後に、私の手の中には一振りのロングソードが出来上がっていた。
刀身や柄などを一通り眺めて出来栄えを確かめる。
適当に選んだ組み合わせのため、付与されている効果は攻撃力5%UPと少量だったけどまぁいいでしょう。
ロングソードを鞘に収めてから、呆気にとられているヴェインさんに手渡しながら説明した。
「これが、ゲーム内の力の一つの鍛冶師の武器生成スキルです。どうそ、好きに見てください」
私にそう言われたヴェインさんは、恐る恐るといった手付きでロングソードを鞘から出して刀身を眺めた後に驚いた様子で言った。
「これは……、良い出来だな……!!!って、待て待て!!まさか、ミスリル製のロングソードなのか?いや、まさか……」
「そうですよ?もしかして、ミスリル製のロングソードでは不十分でしたか?う~ん」
そっか、ゲーム内でも結構簡単に手に入る部類だしこれじゃ十分とは言えないよね。
よし、それじゃダマスカス鋼で作ろう。そうと決まれば、武器種はどうしよう?
少し悩んだ結果、さっき聞いたヴェインさんの話を思い出した私は槍を作ることにした。
柄をどうするか悩んだ結果、ヴェインさんなら柄もダマスカス鋼でも問題ないと考えて、全てをダマスカス鋼製にすることに決めた。
形はシンプルなものにした。細く長く、それでいて鋭く、硬く。
出来上がった槍は漆黒に輝く美しい出来栄えだった。
付与した効果は、攻撃力15%UPと状態異常無効の2つ。これならヴェインさんも納得してくれるはず。
出来上がったばかりの槍をヴェインさんに手渡した。
すると、何故かヴェインさんは動揺したように震える声で言った。
「ま、待ってくれ。まさか……、これは……。いや、あり得ない。ダ、ダマ……」
「ダマスカス鋼ですけど?あれ?もしかしてこれも低価値でしたか?そうなると、ヒヒイロカネくらいしか手持ちにな―――」
私が、そこまで言ったところでヴェインさんは槍を取り落しそうになりながらも、落とすことはぜずにしっかりと握りしめた状態で悲鳴を上げていた。
「ヒ、ヒヒイロカネ!!!!」
「ヒヒイロカネがどうしました?もしかして、ヒヒイロカネも無価値レベルなのk―――」
「逆だ、逆!!伝説級に、神話級の希少な鉱物だぞ!!それを簡単に……、これが異世界からもたらされた力の一部だっていうのか……。俺は、俺は……、もう何があっても驚かないぞ……。これ以上驚くことなんてないさ……。ハハハァ」
そう言って、何故か乾いた笑いを浮かべていた。首を傾げていると、今まで黙っていたアーくんが気絶するところが目に入った私は、慌ててアーくんに駆け寄っていた。
「えっ!アーくん、しっかりして!!どうしたの?」
ペチペチと頬を叩いていると、アーくんが直ぐに意識を取り戻した。
だけど、かすれて震える声で意味のわからないことを言っていた。
「兄様……、まずは常識を教えるほうが先決です……。なんなんですか?この子は何なんですか?どうして、あんな希少なものをホイホイと、然も簡単に、手軽に……、信じられない。これ以上何があっても、もう驚けるだけのキャパは残っていません……。ええ、何が起こってももう驚くことなんてないです……」
よく分からないけど、貰った力の実演は成功したのかな?
でも、なんでそこまで驚いてるんだろう?
あっ、もしかしてあっという間に出来上がったことで、耐久性とか心配されている感じなのかな?
う~ん。難しいなぁ。
まっいっか。
「えっと、鍛冶師のことは分かってもらえたみたいで良かったよ。折角作ったから、ロングソードと槍は二人に上げるね。好きに使ってね」
「し、神話級の武器……」
「ありえないです……」
あれ?もしかして迷惑だったかな?そうだよね、重くて大きくて邪魔だよね。
あまり嬉しそうじゃない二人の様子に少しだけ、落ち込みながらも自分の言葉を撤回していた。
「ごめんなさい。邪魔でこんなのいらないですよね……。これは、後で砕いてインゴットに戻しますね」
落ち込んで言うと、何故か二人は慌てて私を止めてきた。
「シズ!!神話級の槍を砕くだなんてなんて恐ろしいことを!!やめてくれ!俺が悪かった!家宝にするから、是非俺に譲ってください。対価は、分割でお願いします!!一生かかっても払いますから!!」
「すみませんでした。砕くだなんて恐ろしいことは言わないでください。僕も、一生かかってでも払いますので、是非分割で譲ってください!!」
「え?私はいらないので、上げます」
何故かお金を払おうとする二人に、無理やり武器を渡した。
二人は若干青ざめた顔色をしていたけど、大事そうにロングソードと槍を抱えていた。
うん。良かった良かった。
それじゃ、次は錬金術師の実演をしよう!
別に、リビングも良かったんだけど、工房のほうが雰囲気が出ると思ったからね。
雰囲気大事だよね!
という訳で、早速二次職のスキルを眺める。
分かりやすいところだと、鍛冶師かな?
そう考えた私は、鍛冶師のスキルの中にある武器生成をすることにした。
アイテムリストに仕舞っておいたミスリルを取り出してから、武器生成の準備に取り掛かった。
何を作ろうか考えながら武器生成リストから、ロングソードを作ることに決めた。そして、ロングソードに付与する効果も決めて武器生成を開始した。
手元に出していたミスリルが眩しく光った後に、私の手の中には一振りのロングソードが出来上がっていた。
刀身や柄などを一通り眺めて出来栄えを確かめる。
適当に選んだ組み合わせのため、付与されている効果は攻撃力5%UPと少量だったけどまぁいいでしょう。
ロングソードを鞘に収めてから、呆気にとられているヴェインさんに手渡しながら説明した。
「これが、ゲーム内の力の一つの鍛冶師の武器生成スキルです。どうそ、好きに見てください」
私にそう言われたヴェインさんは、恐る恐るといった手付きでロングソードを鞘から出して刀身を眺めた後に驚いた様子で言った。
「これは……、良い出来だな……!!!って、待て待て!!まさか、ミスリル製のロングソードなのか?いや、まさか……」
「そうですよ?もしかして、ミスリル製のロングソードでは不十分でしたか?う~ん」
そっか、ゲーム内でも結構簡単に手に入る部類だしこれじゃ十分とは言えないよね。
よし、それじゃダマスカス鋼で作ろう。そうと決まれば、武器種はどうしよう?
少し悩んだ結果、さっき聞いたヴェインさんの話を思い出した私は槍を作ることにした。
柄をどうするか悩んだ結果、ヴェインさんなら柄もダマスカス鋼でも問題ないと考えて、全てをダマスカス鋼製にすることに決めた。
形はシンプルなものにした。細く長く、それでいて鋭く、硬く。
出来上がった槍は漆黒に輝く美しい出来栄えだった。
付与した効果は、攻撃力15%UPと状態異常無効の2つ。これならヴェインさんも納得してくれるはず。
出来上がったばかりの槍をヴェインさんに手渡した。
すると、何故かヴェインさんは動揺したように震える声で言った。
「ま、待ってくれ。まさか……、これは……。いや、あり得ない。ダ、ダマ……」
「ダマスカス鋼ですけど?あれ?もしかしてこれも低価値でしたか?そうなると、ヒヒイロカネくらいしか手持ちにな―――」
私が、そこまで言ったところでヴェインさんは槍を取り落しそうになりながらも、落とすことはぜずにしっかりと握りしめた状態で悲鳴を上げていた。
「ヒ、ヒヒイロカネ!!!!」
「ヒヒイロカネがどうしました?もしかして、ヒヒイロカネも無価値レベルなのk―――」
「逆だ、逆!!伝説級に、神話級の希少な鉱物だぞ!!それを簡単に……、これが異世界からもたらされた力の一部だっていうのか……。俺は、俺は……、もう何があっても驚かないぞ……。これ以上驚くことなんてないさ……。ハハハァ」
そう言って、何故か乾いた笑いを浮かべていた。首を傾げていると、今まで黙っていたアーくんが気絶するところが目に入った私は、慌ててアーくんに駆け寄っていた。
「えっ!アーくん、しっかりして!!どうしたの?」
ペチペチと頬を叩いていると、アーくんが直ぐに意識を取り戻した。
だけど、かすれて震える声で意味のわからないことを言っていた。
「兄様……、まずは常識を教えるほうが先決です……。なんなんですか?この子は何なんですか?どうして、あんな希少なものをホイホイと、然も簡単に、手軽に……、信じられない。これ以上何があっても、もう驚けるだけのキャパは残っていません……。ええ、何が起こってももう驚くことなんてないです……」
よく分からないけど、貰った力の実演は成功したのかな?
でも、なんでそこまで驚いてるんだろう?
あっ、もしかしてあっという間に出来上がったことで、耐久性とか心配されている感じなのかな?
う~ん。難しいなぁ。
まっいっか。
「えっと、鍛冶師のことは分かってもらえたみたいで良かったよ。折角作ったから、ロングソードと槍は二人に上げるね。好きに使ってね」
「し、神話級の武器……」
「ありえないです……」
あれ?もしかして迷惑だったかな?そうだよね、重くて大きくて邪魔だよね。
あまり嬉しそうじゃない二人の様子に少しだけ、落ち込みながらも自分の言葉を撤回していた。
「ごめんなさい。邪魔でこんなのいらないですよね……。これは、後で砕いてインゴットに戻しますね」
落ち込んで言うと、何故か二人は慌てて私を止めてきた。
「シズ!!神話級の槍を砕くだなんてなんて恐ろしいことを!!やめてくれ!俺が悪かった!家宝にするから、是非俺に譲ってください。対価は、分割でお願いします!!一生かかっても払いますから!!」
「すみませんでした。砕くだなんて恐ろしいことは言わないでください。僕も、一生かかってでも払いますので、是非分割で譲ってください!!」
「え?私はいらないので、上げます」
何故かお金を払おうとする二人に、無理やり武器を渡した。
二人は若干青ざめた顔色をしていたけど、大事そうにロングソードと槍を抱えていた。
うん。良かった良かった。
それじゃ、次は錬金術師の実演をしよう!
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