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第三部
第五章 好きという気持ち 2
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シーナの突然の告白にまったく反応できずにいたカインを他所にミュルエナは、腹を抱えて爆笑を続けていた。
そんなミュルエナの事を一切気にしていないシーナは、カインに詰め寄った。
「カイン様、私はカイン様が好きです。今は、悪いことをしていても、他に好きな人がいても構いません。悪いことは私が止めます。カイン様のことを振り向かせます。だからなんにも問題ないんです!!だから、カイン様が抱えていることを私にも背負わせてください!!」
そう言って、シーナは詰め寄ったカインの暗い金眼を見つめた。
それでも何も言わないカインにシーナは、首を傾げてから「あれ?聞こえてなかったのかな?」と一人つぶやいた後に、意を決してさらにぐっと距離を詰めた。
体が触れ合うほどの距離まで詰めてから、カインの上着を掴み背伸びをした。少しでもカインの耳に近い距離で話そうと努力をした結果である。
そして、未だに微動だにしないカインの耳元に近寄るべく顔を寄せたシーナは、自分よりも背の大きいカインの服を引っ張りなんとか顔同士の距離が近くなるような体勢にした後に、もう一度気持ちを伝えるべく口を開こうとした。
しかし、シーナが言葉を発する前に我に返ったカインによってそれを阻まれた。
カインは、突然目の前に近づくシーナの顔に驚き、大きな手のひらでその小さな可憐な顔を覆った。
顔に手を被せられたシーナは、そんなに私の告白を聞きたくないのかとがっかりした気持ちになった。しかし、もうこの恋を手放さないと決めたシーナを止めることは出来なかった。
顔に手を乗せられている状態でもモガモガと告白を続けた。
対するカインは、手のひらにあたる柔らかく温かいシーナの唇が動く度に何かイケないことをしている気持ちになっていき、手のやり場に困りだしたのだった。
手を離せばまた、シーナの囁く甘い言葉が耳に入ってしまうと思うと手が離せないが、そのままでは、シーナの柔らかい唇の感触が手のひらに伝わってしまうという、どうしようもない状態に陥っていた。
カインは、空いている方の手で顔を覆い天を仰いだ。
(俺に、どうしろと言うんだ……。彼女の言葉を聞いて、どうしようもなく喜んでしまう俺は……。イシュミールを失ってから、もう誰にも心を動かされる事はないと思っていたのに……)
カインは、一人自分の気持と対峙していたが、それを知ったことではないといったシーナによって思考の海に沈み切る前に呼び戻されたのだった。
カインの手のひらから逃れたシーナは、再びカインに甘い言葉を紡ぎ出したのだ。
「カイン様、好きです。大好きです。一番大好きです。絶対に振り向かせます。覚悟してください!!というか、もう振り向いてくれてもいいです。私が、カイン様をとろとろに甘やかして大切にします。だから私を好きになってください!」
シーナの甘く熱い言葉にカインは慌てふためいた。
自分から、甘い言葉を吐き出したことはあったカインだったが、それを言われる側になったのは初めてだった。
自分よりもずっと年下の女の子から言われるとは、思いも寄らないカインだった。
あまりに甘くそして、熱い言葉にカインは、シーナを遠ざける力が無意識に緩んでしまっていた。
シーナは、自分を遠ざけようとするカインの力が緩んだことにいち早く気が付き、さらにグイグイと迫っていった。
「一生大事にします!!身分が釣り合っていないことは理解しています。だけど私は、諦めません。この好きって気持ちを偽ることなんて出来ないんです!!この気持に気が付いてしまった以上、私はどんな手を使ってもカイン様を落としてみせます」
そう言って、年の割に大人びた表情を見せるシーナに自然に惹きつけられたカインは、再び自分に言い訳を始めた。
(駄目だ、駄目だ。この子は、親子ほどの年の差があるんだぞ!って、そういうことじゃない。無理だ無理だ。シーナは、可愛いし、側にいると落ち着く。って、そうじゃないだろうが!!この子は、娘みたいなものだ。この子のことが気になって仕方ないのも、娘に対するような気持ちからだ。決して、そういうアレじゃない!!)
一人悶々とし始めたカインにまったく気が付かず、剰え見当違いな事を考えだしたシーナは再び溢れる思いを口に出した。
「今まで、カイン様のことおっさんとか言って散々失礼な事をして……。嫌われるような事いっぱいした自覚はあるよ……。でも、それも今思うとカイン様のこと好きにならないように自分の気持ちにブレーキを掛ける一環だったと言うか……。ううん。これはいい訳だよ。カイン様に嫌な思いさせたこと、ごめんなさい。だから、私のこと嫌いに……、きらいにならないで……」
そう言って、シーナは静かに涙を流し始めた。
自然と溢れてしまう涙を、ゴシゴシと強く腕で拭って、必死にカインに涙を見せないようにするいじらしい姿に心の深いところで何かが溢れそうになるのを感じたが、それをぐっと飲み込んだ。
肩を落として泣きじゃくるシーナを自然と抱き寄せようとした自分に気がついたカインは、その行動をぐっと堪えて、抱き寄せようとした腕を宙で彷徨わせていた。
そんな二人のやり取りを一部始終見ていたミュルエナは、盛大なため息を吐いた。
そして、いつまでもこんなところでしていていい話ではないと思ったところで、今まで忘れていた存在のことを思い出したのだ。
ミュルエナは、いつものようにカインに指示された通りにイシュタルから血の採取を行った。そして、いつものように、小さな嫌がらせと称して縫い包みを取り上げて放り投げる、ということをした。
しかし、その日はいつもの反応とは違っていたのだ。イシュタルは突然錯乱状態となったのだ。
いつもなら、小さな声で何かをブツブツ言うだけだったが、今日に限っては、大声で喚き散らした。
手が付けられない状態のイシュタルをどうしようかと思ったが、何かあってこの手で殺せなくなるのは困ると思ったミュルエナは、一応カインに報告をした。
ミュルエナは、カインに「あの女が錯乱状態になった。もう殺してもいいか?」とだけ聞くと、カインは表情を苛立たしげなものに変えた後に、小さく舌打ちをした。
そして、地下にいるイシュタルの元へ向かったのだった。
そうこうしているうちに、カインが雨の中保護したシーナが地下の様子を盗み見していたのだ。
そして、今の告白劇に至ったのだった。
完全に存在を忘れ去られていたイシュタルの事を思い出したミュルエナだったが、その瞳に映ったイシュタルの姿に驚愕したのだ。
いつも大切に抱いている、奪えば暴れまわるようなそんな縫い包みを自ら放り出していたのだ。
幽鬼のように、ゆらりと立ち上がったイシュタルは、何かを探すかのようにその腕を宙に彷徨わせていたのだ。
そして、小さな声で何かを呟き続けていた。
何かがおかしいと感じたが、気が付いたときには遅かった。
目の見えていないはずのイシュタルは、狙い定めたかのように泣きじゃくるシーナに飛びかかったのだった。
シーナは、突然の出来事に驚き何も反応することは出来なかった。
押し倒された体勢のまま上を見上げると、自身の体の上に跨るようにしてイシュタルが覆いかぶさっていた。
見上げたイシュタルは、瞳をうるませてシーナにだけ聞こえるような小さな声で言った。
「ああぁ。姉様……。やっとわたくしに会いに来てくれたのですね。うれしい……とっても、とってもうれしい……」
そして、困惑するシーナの華奢な首筋に顔を寄せて、シーナの匂いを思いっきり吸ってからうっとりとした表情でゆっくりとその首筋を舐め上げたのだった。
そんなミュルエナの事を一切気にしていないシーナは、カインに詰め寄った。
「カイン様、私はカイン様が好きです。今は、悪いことをしていても、他に好きな人がいても構いません。悪いことは私が止めます。カイン様のことを振り向かせます。だからなんにも問題ないんです!!だから、カイン様が抱えていることを私にも背負わせてください!!」
そう言って、シーナは詰め寄ったカインの暗い金眼を見つめた。
それでも何も言わないカインにシーナは、首を傾げてから「あれ?聞こえてなかったのかな?」と一人つぶやいた後に、意を決してさらにぐっと距離を詰めた。
体が触れ合うほどの距離まで詰めてから、カインの上着を掴み背伸びをした。少しでもカインの耳に近い距離で話そうと努力をした結果である。
そして、未だに微動だにしないカインの耳元に近寄るべく顔を寄せたシーナは、自分よりも背の大きいカインの服を引っ張りなんとか顔同士の距離が近くなるような体勢にした後に、もう一度気持ちを伝えるべく口を開こうとした。
しかし、シーナが言葉を発する前に我に返ったカインによってそれを阻まれた。
カインは、突然目の前に近づくシーナの顔に驚き、大きな手のひらでその小さな可憐な顔を覆った。
顔に手を被せられたシーナは、そんなに私の告白を聞きたくないのかとがっかりした気持ちになった。しかし、もうこの恋を手放さないと決めたシーナを止めることは出来なかった。
顔に手を乗せられている状態でもモガモガと告白を続けた。
対するカインは、手のひらにあたる柔らかく温かいシーナの唇が動く度に何かイケないことをしている気持ちになっていき、手のやり場に困りだしたのだった。
手を離せばまた、シーナの囁く甘い言葉が耳に入ってしまうと思うと手が離せないが、そのままでは、シーナの柔らかい唇の感触が手のひらに伝わってしまうという、どうしようもない状態に陥っていた。
カインは、空いている方の手で顔を覆い天を仰いだ。
(俺に、どうしろと言うんだ……。彼女の言葉を聞いて、どうしようもなく喜んでしまう俺は……。イシュミールを失ってから、もう誰にも心を動かされる事はないと思っていたのに……)
カインは、一人自分の気持と対峙していたが、それを知ったことではないといったシーナによって思考の海に沈み切る前に呼び戻されたのだった。
カインの手のひらから逃れたシーナは、再びカインに甘い言葉を紡ぎ出したのだ。
「カイン様、好きです。大好きです。一番大好きです。絶対に振り向かせます。覚悟してください!!というか、もう振り向いてくれてもいいです。私が、カイン様をとろとろに甘やかして大切にします。だから私を好きになってください!」
シーナの甘く熱い言葉にカインは慌てふためいた。
自分から、甘い言葉を吐き出したことはあったカインだったが、それを言われる側になったのは初めてだった。
自分よりもずっと年下の女の子から言われるとは、思いも寄らないカインだった。
あまりに甘くそして、熱い言葉にカインは、シーナを遠ざける力が無意識に緩んでしまっていた。
シーナは、自分を遠ざけようとするカインの力が緩んだことにいち早く気が付き、さらにグイグイと迫っていった。
「一生大事にします!!身分が釣り合っていないことは理解しています。だけど私は、諦めません。この好きって気持ちを偽ることなんて出来ないんです!!この気持に気が付いてしまった以上、私はどんな手を使ってもカイン様を落としてみせます」
そう言って、年の割に大人びた表情を見せるシーナに自然に惹きつけられたカインは、再び自分に言い訳を始めた。
(駄目だ、駄目だ。この子は、親子ほどの年の差があるんだぞ!って、そういうことじゃない。無理だ無理だ。シーナは、可愛いし、側にいると落ち着く。って、そうじゃないだろうが!!この子は、娘みたいなものだ。この子のことが気になって仕方ないのも、娘に対するような気持ちからだ。決して、そういうアレじゃない!!)
一人悶々とし始めたカインにまったく気が付かず、剰え見当違いな事を考えだしたシーナは再び溢れる思いを口に出した。
「今まで、カイン様のことおっさんとか言って散々失礼な事をして……。嫌われるような事いっぱいした自覚はあるよ……。でも、それも今思うとカイン様のこと好きにならないように自分の気持ちにブレーキを掛ける一環だったと言うか……。ううん。これはいい訳だよ。カイン様に嫌な思いさせたこと、ごめんなさい。だから、私のこと嫌いに……、きらいにならないで……」
そう言って、シーナは静かに涙を流し始めた。
自然と溢れてしまう涙を、ゴシゴシと強く腕で拭って、必死にカインに涙を見せないようにするいじらしい姿に心の深いところで何かが溢れそうになるのを感じたが、それをぐっと飲み込んだ。
肩を落として泣きじゃくるシーナを自然と抱き寄せようとした自分に気がついたカインは、その行動をぐっと堪えて、抱き寄せようとした腕を宙で彷徨わせていた。
そんな二人のやり取りを一部始終見ていたミュルエナは、盛大なため息を吐いた。
そして、いつまでもこんなところでしていていい話ではないと思ったところで、今まで忘れていた存在のことを思い出したのだ。
ミュルエナは、いつものようにカインに指示された通りにイシュタルから血の採取を行った。そして、いつものように、小さな嫌がらせと称して縫い包みを取り上げて放り投げる、ということをした。
しかし、その日はいつもの反応とは違っていたのだ。イシュタルは突然錯乱状態となったのだ。
いつもなら、小さな声で何かをブツブツ言うだけだったが、今日に限っては、大声で喚き散らした。
手が付けられない状態のイシュタルをどうしようかと思ったが、何かあってこの手で殺せなくなるのは困ると思ったミュルエナは、一応カインに報告をした。
ミュルエナは、カインに「あの女が錯乱状態になった。もう殺してもいいか?」とだけ聞くと、カインは表情を苛立たしげなものに変えた後に、小さく舌打ちをした。
そして、地下にいるイシュタルの元へ向かったのだった。
そうこうしているうちに、カインが雨の中保護したシーナが地下の様子を盗み見していたのだ。
そして、今の告白劇に至ったのだった。
完全に存在を忘れ去られていたイシュタルの事を思い出したミュルエナだったが、その瞳に映ったイシュタルの姿に驚愕したのだ。
いつも大切に抱いている、奪えば暴れまわるようなそんな縫い包みを自ら放り出していたのだ。
幽鬼のように、ゆらりと立ち上がったイシュタルは、何かを探すかのようにその腕を宙に彷徨わせていたのだ。
そして、小さな声で何かを呟き続けていた。
何かがおかしいと感じたが、気が付いたときには遅かった。
目の見えていないはずのイシュタルは、狙い定めたかのように泣きじゃくるシーナに飛びかかったのだった。
シーナは、突然の出来事に驚き何も反応することは出来なかった。
押し倒された体勢のまま上を見上げると、自身の体の上に跨るようにしてイシュタルが覆いかぶさっていた。
見上げたイシュタルは、瞳をうるませてシーナにだけ聞こえるような小さな声で言った。
「ああぁ。姉様……。やっとわたくしに会いに来てくれたのですね。うれしい……とっても、とってもうれしい……」
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