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闇食い
#2
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体感的には、10分程歩いただろうか、それでも自宅の玄関には辿り着かない…。本来なら、バス停から5分もしない距離なのだが…。
流石に疲れているでは、済まされない。私は、スマホで地図アプリを開いた。
しかし、アプリ上では、未だバス停近辺に居ることになっていた…。
そんな筈はない。体感とは言え、結構な時間、歩いてきた。私は、顔を上げ、周りを見渡した。何か目印の様な物があれば、それを手掛かりに出来る。
だが、有るのは街灯くらいだった。電柱に付いるであろう、番地は暗くてよく見えなかった。
私は再度、スマホに目をやった。その時、身体中に鳥肌が立った。
スマホに表示された時間は、21時48分。つまり、私がバスに乗り込んでから、まだ2分ほどしか経っていないことになる。
そんな筈はない…。バスで20分程居眠りしていたのだから…。
それに、あのバス停に着くまでは、どんなに頑張っても、20分以上かかる道のりだ。
2分しか経っていないというのは、余りにも不自然だ…。
まさか、降りる停留所を間違えたか…。そう思ったが、さっき降りたバス停は、明らかに見覚えがある。いつも乗り降りしている所に、間違いない…。
スマホの表記が間違えているだけなのか…。
そう思い、スマホを再起動させたが、表記に、変わりはなかった。
もしかして、まだ寝ぼけているのかと思い、頬を2度程打ったが、痛いだけだった。
私は、混乱している頭をフル回転させ、兎に角落ち着かせようと、努力した。
何か策は無いか…。幸い、スマホのバッテリーは、まだ80%程ある。何なら、モバイルバッテリーも持ち歩いている。
冷静になれ…。
そう言い聞かせ、再度、地図アプリを起動させた。
そして、自宅の住所をいれ、経路案内してもらうことにした。これで、目的の場所に辿り着けなかった、試がない為、これ程心強い味方は居なかった。
『暫く、道なりに進みます。』
スマホは、そう私に教えてくれた。その指示に従い、地図通り、真っ直ぐと進んだ。
『右方向です。』
20歩程歩いたところで、再度そう述べた。その瞬間、絶望した。右に曲がる道などないからだ…。
終いには…。
『暫く、直進です。』『左に曲がります。』『斜め右方向です。』
スマホの道案内が、まるで壊れたラジオの様に、適当な事を言い始めたのだ…。
私はすっかり怖くなり、アプリを落とした。
悪い夢を見ているに違いない…。夢なら、早く覚めて欲しい。そう願いながら、深いため息を吐いた。
その時だった。遠くの方で、鈴の音の様な、『チリンッ』という音が聞こえた。
流石に疲れているでは、済まされない。私は、スマホで地図アプリを開いた。
しかし、アプリ上では、未だバス停近辺に居ることになっていた…。
そんな筈はない。体感とは言え、結構な時間、歩いてきた。私は、顔を上げ、周りを見渡した。何か目印の様な物があれば、それを手掛かりに出来る。
だが、有るのは街灯くらいだった。電柱に付いるであろう、番地は暗くてよく見えなかった。
私は再度、スマホに目をやった。その時、身体中に鳥肌が立った。
スマホに表示された時間は、21時48分。つまり、私がバスに乗り込んでから、まだ2分ほどしか経っていないことになる。
そんな筈はない…。バスで20分程居眠りしていたのだから…。
それに、あのバス停に着くまでは、どんなに頑張っても、20分以上かかる道のりだ。
2分しか経っていないというのは、余りにも不自然だ…。
まさか、降りる停留所を間違えたか…。そう思ったが、さっき降りたバス停は、明らかに見覚えがある。いつも乗り降りしている所に、間違いない…。
スマホの表記が間違えているだけなのか…。
そう思い、スマホを再起動させたが、表記に、変わりはなかった。
もしかして、まだ寝ぼけているのかと思い、頬を2度程打ったが、痛いだけだった。
私は、混乱している頭をフル回転させ、兎に角落ち着かせようと、努力した。
何か策は無いか…。幸い、スマホのバッテリーは、まだ80%程ある。何なら、モバイルバッテリーも持ち歩いている。
冷静になれ…。
そう言い聞かせ、再度、地図アプリを起動させた。
そして、自宅の住所をいれ、経路案内してもらうことにした。これで、目的の場所に辿り着けなかった、試がない為、これ程心強い味方は居なかった。
『暫く、道なりに進みます。』
スマホは、そう私に教えてくれた。その指示に従い、地図通り、真っ直ぐと進んだ。
『右方向です。』
20歩程歩いたところで、再度そう述べた。その瞬間、絶望した。右に曲がる道などないからだ…。
終いには…。
『暫く、直進です。』『左に曲がります。』『斜め右方向です。』
スマホの道案内が、まるで壊れたラジオの様に、適当な事を言い始めたのだ…。
私はすっかり怖くなり、アプリを落とした。
悪い夢を見ているに違いない…。夢なら、早く覚めて欲しい。そう願いながら、深いため息を吐いた。
その時だった。遠くの方で、鈴の音の様な、『チリンッ』という音が聞こえた。
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