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6 勇者と聖女の結婚式に魔天竜襲来ー因果応報その1
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ここは王宮、謁見の場である。個別に呼び出された討伐隊のメンバーは、ジャックを含めたハリーとブレイク、それにオリーの4人組であった。
「ジャックよ。これがオオトカゲの魔粉なのだな? 一人でこれを魔粉にできるとは、お前は確かに勇者に間違いない。勇者は聖女を伴い魔天竜をさえ魔粉にでき、全ての魔物を操れると言われている。これからは、まさに世界を支配することができるのだ!」
国王陛下は瞳をギラつかせ声を張り上げた。
「僕は勇者なんて大層な者ではなくて・・・・・・」
戸惑うジャックの足を蹴り上げたのはハリーだった。
「そうです。国王陛下のおっしゃる通りジャックは勇者です。そして僕は彼を最大限に助けました。ブレイクもオリーも頑張ってくれたんですよ。聖女はきっと僕の妹リリーのことでしょうね。ジャックは前からリリーが好きなようでしたし、リリーには以前から特別な力があるのです」
「そうか。聖女はリリー・ジャスミンか。ならばジャックには勇者の称号と男爵位、金貨を授けよう。二人の結婚式は1年後とし、国を挙げて祝う国事とする! 勇者と聖女がいればルワンダ国は無敵だ。わっははは」
「もちろんですよ。このオオトカゲも難なく倒すことができた僕たち4人がいれば、どんな敵でも怖くありません!」
「よく言った。ハリー・ジャスミンよ。ジャスミン家にも褒美として伯爵の称号を授けよう。他の二人も同様だ。昇爵するとしよう」
「ありがたき幸せでございます。謹んでお受けします」
戸惑うジャックを無視して、3人は満面の笑みで国王陛下に跪いたのであった。
「僕は勇者なんて名乗れる男じゃないです。魔粉だってアイラが・・・・・・」
「しっ! いいんだよ、そんなことは。ジャックはリリーが好きなんだろう? 勇者にならなければリリーと結婚なんてできるわけないだろう? お前は庭師の息子で使用人なんだから。黙って僕の言う通りにしていればリリーを妻にできるんだぜ」
ジャスミン家の屋敷に戻る帰り道、ハリーの言葉に頷くしかなかったジャックでだった。
「ごめんよ・・・・・・アイラ・・・・・・君の手柄なのに」
ジャックは小さな声でつぶやく。
アイラがジャスミン家を追い出された1年後、ジャックとリリーの結婚式は華々しく行われた。街道には多くの民衆が歓声を上げ、魔物討伐隊の男達は揃って大出世をし、騎士に取り立てられ勇者と聖女の護衛を務めている。
「綺麗だねぇーー。あれが聖女様かい? 隣の勇者様もなんて凜々しくて美しいんだい。美男美女とはこのことだねぇ。ルワンダ国もこれで安泰だね」
「本当だね。めでたい、めでたい!! 元魔物討伐隊の騎士達も精鋭ぞろいらしいから、もうどんな魔物も恐れることはないね」
「んだ、んだ。大安心だわい」
だがそんな民衆達の熱狂は、その後の魔物の出現により悲鳴と変わることになるのだった。
「魔天竜だ! 魔物の最上位の生き物、魔神様だぁーー。逃げろーー!! 逃げろーー」
逃げ惑う民衆達には見向きもせず、まばゆい光に包まれた魔天竜はただ一つの方角を目指していた。それは勇者と聖女のいる場所。そしてそこを取り巻くのは元討伐隊のメンバー達の騎士達であったのだ。
「ジャックよ。これがオオトカゲの魔粉なのだな? 一人でこれを魔粉にできるとは、お前は確かに勇者に間違いない。勇者は聖女を伴い魔天竜をさえ魔粉にでき、全ての魔物を操れると言われている。これからは、まさに世界を支配することができるのだ!」
国王陛下は瞳をギラつかせ声を張り上げた。
「僕は勇者なんて大層な者ではなくて・・・・・・」
戸惑うジャックの足を蹴り上げたのはハリーだった。
「そうです。国王陛下のおっしゃる通りジャックは勇者です。そして僕は彼を最大限に助けました。ブレイクもオリーも頑張ってくれたんですよ。聖女はきっと僕の妹リリーのことでしょうね。ジャックは前からリリーが好きなようでしたし、リリーには以前から特別な力があるのです」
「そうか。聖女はリリー・ジャスミンか。ならばジャックには勇者の称号と男爵位、金貨を授けよう。二人の結婚式は1年後とし、国を挙げて祝う国事とする! 勇者と聖女がいればルワンダ国は無敵だ。わっははは」
「もちろんですよ。このオオトカゲも難なく倒すことができた僕たち4人がいれば、どんな敵でも怖くありません!」
「よく言った。ハリー・ジャスミンよ。ジャスミン家にも褒美として伯爵の称号を授けよう。他の二人も同様だ。昇爵するとしよう」
「ありがたき幸せでございます。謹んでお受けします」
戸惑うジャックを無視して、3人は満面の笑みで国王陛下に跪いたのであった。
「僕は勇者なんて名乗れる男じゃないです。魔粉だってアイラが・・・・・・」
「しっ! いいんだよ、そんなことは。ジャックはリリーが好きなんだろう? 勇者にならなければリリーと結婚なんてできるわけないだろう? お前は庭師の息子で使用人なんだから。黙って僕の言う通りにしていればリリーを妻にできるんだぜ」
ジャスミン家の屋敷に戻る帰り道、ハリーの言葉に頷くしかなかったジャックでだった。
「ごめんよ・・・・・・アイラ・・・・・・君の手柄なのに」
ジャックは小さな声でつぶやく。
アイラがジャスミン家を追い出された1年後、ジャックとリリーの結婚式は華々しく行われた。街道には多くの民衆が歓声を上げ、魔物討伐隊の男達は揃って大出世をし、騎士に取り立てられ勇者と聖女の護衛を務めている。
「綺麗だねぇーー。あれが聖女様かい? 隣の勇者様もなんて凜々しくて美しいんだい。美男美女とはこのことだねぇ。ルワンダ国もこれで安泰だね」
「本当だね。めでたい、めでたい!! 元魔物討伐隊の騎士達も精鋭ぞろいらしいから、もうどんな魔物も恐れることはないね」
「んだ、んだ。大安心だわい」
だがそんな民衆達の熱狂は、その後の魔物の出現により悲鳴と変わることになるのだった。
「魔天竜だ! 魔物の最上位の生き物、魔神様だぁーー。逃げろーー!! 逃げろーー」
逃げ惑う民衆達には見向きもせず、まばゆい光に包まれた魔天竜はただ一つの方角を目指していた。それは勇者と聖女のいる場所。そしてそこを取り巻くのは元討伐隊のメンバー達の騎士達であったのだ。
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