245 / 302
3学期
男の子達の恋話会議5
しおりを挟む
彼女の気持ちが欲しいと、ずっと思っていた。
僕の事を見ていて欲しいと…そして…その反面、絶対に叶わないんだと諦めていた。
実感が湧かない…本当なのか?
でも、本人が気が付いてない場合どうしたら…?
「どうしょう…。」
情けない僕の言葉に2人が固まった。
「何が?ってか何を今更言ってんの?武本っちゃん!」
「それって…本人が気が付いてないからですか?」
安東は落ち着いて言った。
久瀬はこめかみに指を付けて考えながら呟き始めた。
「あそうか。そこなんだよな。
難しいっちゃ難しいな…。
普通の恋愛ならここで、押せって思うけど…。
タイミングとかあるし…。
時間かけなきゃダメかな…。
よし!決めた!」
ん?何かに閃いたようだ。
「バレンタインデー、逆手に取るしかないっしょ。」
「はあ?」
逆手に取るしかない?
何するつもりだ…おいいい?
「押してダメなら引いてみな!
バレンタインデー取られて、いじけたフリしろよ!一旦、田宮から距離置けよ!」
「いじけたフリ!?」
「なるほど!田宮さんの中の武本先生の存在を増幅させよって訳だな!」
「ええ~~!せっかく彼女の気持ちが、こっちに向きかけてるのに?」
そんな、もったいない事すんのか?
久瀬が僕の耳元に顔を近づけて囁いた。
「武本っちゃん…。
きっと…これは運命だ!」
「えっ…。」
「俺が望んでた事が現実味を帯びて来たんだ!
田宮を救える!」
「お前…何言ってんだ?」
久瀬の言ってる事がサッパリわからない。
久瀬が望んでた事…それは…田宮を死の世界から救う事…。
死の世界から救うには…生きる理由が必要なはずだ…生きる理由が……。
生きる理由って何だ?
彼女が生きたいと思う理由…理由は……僕!?
「うあ~~ないって!
違うだろそれは…だって!ええ~~!!
想像すらつかねぇ~!
無理!無理!無理だって!」
思わず大声を上げ、頭を抱えながら2人から遠ざかった。
もう頭はパニック状態だった。
そんな僕を横目で見ながら、久瀬は冷静に言った。
「俺は、元々そのつもりだったからね。
願ったり叶ったりだ。
その為に苦労したよ~武本っちゃんがヘタレすぎんだものね。」
僕は壁に張り付いて、現実を受け止めないようにしていた。
頭が回らない…。ぐちゃぐちゃで…何も考えられない…。
固まったまま、動かない僕に久瀬が近づいて来た。
「ま、とにかく。
1つ1つこなして行こう。
まずは、明日から田宮シカト作戦な。
……てな訳で…いずれ田宮に見せる前に、チェックします!」
久瀬君がズンズンと僕に近づいて来た。
「?」
「だって!武本っちゃん、合宿でも風呂一緒に入ってくれなかったじゃん?」
話しが急カーブしてないか?
チェックって何だ?何のチェック…風呂?
カチャカチャ!
「!!」
だー!
久瀬が俺のベルトを外し始めた!
「こらー!何でこうなる!?
チェックって…田宮が見る前にって…!?」
僕は久瀬を引き剥がそうとした。
「だってさ~。
巨根とか粗チンだったらダメかなって。」
粗チンって…!粗末ってか?
「安東~~!止めろ!こいつを止めろ!」
「んん~~。ちょっと興味あるな…。」
おいいい!何言ってんの?安東!
お前の常識どこ行ったんだよ!
「大人しくしろって!見るだけじゃん!」
「わかった!わかったから無理矢理はやめろよ!見せるから!」
学生のノリってやつはどうしてこうなんだよ!
大きさなんて大して関係ないっつーの!
根負けした僕は部屋の隅で何故か、股間を2人に見せなきゃならなくなった。
「んん?これ…粗チンか?」
「久瀬~~お前のと比べたらみんな粗チンだって!僕もこれくらいだぞ。」
「…テメェらも見せろ!僕ばっかだろ!」
「やめた方がいいですよ。
落ち込みますから…久瀬の見ると。」
「ええ~!喜んで見せるよ!ホラ!」
久瀬が股間を全開にした。
「これは!!」
安東と僕はその場に膝をついてうな垂れた。
ご立派すぎだろ~。
16歳でそれかよ…。完敗…。
物凄い敗北感に襲われた…。
「なんで、ちょっと勃ってんだよ!久瀬!」
安東も引いてる。
「いや…、武本っちゃんと先輩に見られて、少し興奮したかも。テヘッ。」
テヘッ…じゃねーよ!テヘッじゃ!
そんな、こんなでバレンタインデーの敗北感で落ち込んでたはずの僕は、一転して優位に立っている事が判明した。
…でも…シカトって…無視って…僕の方が我慢出来るかどうかだぞ~!
下手したら、《勉強会》突入!…とかにならないかな。
一抹の不安が頭をよぎった。
僕の事を見ていて欲しいと…そして…その反面、絶対に叶わないんだと諦めていた。
実感が湧かない…本当なのか?
でも、本人が気が付いてない場合どうしたら…?
「どうしょう…。」
情けない僕の言葉に2人が固まった。
「何が?ってか何を今更言ってんの?武本っちゃん!」
「それって…本人が気が付いてないからですか?」
安東は落ち着いて言った。
久瀬はこめかみに指を付けて考えながら呟き始めた。
「あそうか。そこなんだよな。
難しいっちゃ難しいな…。
普通の恋愛ならここで、押せって思うけど…。
タイミングとかあるし…。
時間かけなきゃダメかな…。
よし!決めた!」
ん?何かに閃いたようだ。
「バレンタインデー、逆手に取るしかないっしょ。」
「はあ?」
逆手に取るしかない?
何するつもりだ…おいいい?
「押してダメなら引いてみな!
バレンタインデー取られて、いじけたフリしろよ!一旦、田宮から距離置けよ!」
「いじけたフリ!?」
「なるほど!田宮さんの中の武本先生の存在を増幅させよって訳だな!」
「ええ~~!せっかく彼女の気持ちが、こっちに向きかけてるのに?」
そんな、もったいない事すんのか?
久瀬が僕の耳元に顔を近づけて囁いた。
「武本っちゃん…。
きっと…これは運命だ!」
「えっ…。」
「俺が望んでた事が現実味を帯びて来たんだ!
田宮を救える!」
「お前…何言ってんだ?」
久瀬の言ってる事がサッパリわからない。
久瀬が望んでた事…それは…田宮を死の世界から救う事…。
死の世界から救うには…生きる理由が必要なはずだ…生きる理由が……。
生きる理由って何だ?
彼女が生きたいと思う理由…理由は……僕!?
「うあ~~ないって!
違うだろそれは…だって!ええ~~!!
想像すらつかねぇ~!
無理!無理!無理だって!」
思わず大声を上げ、頭を抱えながら2人から遠ざかった。
もう頭はパニック状態だった。
そんな僕を横目で見ながら、久瀬は冷静に言った。
「俺は、元々そのつもりだったからね。
願ったり叶ったりだ。
その為に苦労したよ~武本っちゃんがヘタレすぎんだものね。」
僕は壁に張り付いて、現実を受け止めないようにしていた。
頭が回らない…。ぐちゃぐちゃで…何も考えられない…。
固まったまま、動かない僕に久瀬が近づいて来た。
「ま、とにかく。
1つ1つこなして行こう。
まずは、明日から田宮シカト作戦な。
……てな訳で…いずれ田宮に見せる前に、チェックします!」
久瀬君がズンズンと僕に近づいて来た。
「?」
「だって!武本っちゃん、合宿でも風呂一緒に入ってくれなかったじゃん?」
話しが急カーブしてないか?
チェックって何だ?何のチェック…風呂?
カチャカチャ!
「!!」
だー!
久瀬が俺のベルトを外し始めた!
「こらー!何でこうなる!?
チェックって…田宮が見る前にって…!?」
僕は久瀬を引き剥がそうとした。
「だってさ~。
巨根とか粗チンだったらダメかなって。」
粗チンって…!粗末ってか?
「安東~~!止めろ!こいつを止めろ!」
「んん~~。ちょっと興味あるな…。」
おいいい!何言ってんの?安東!
お前の常識どこ行ったんだよ!
「大人しくしろって!見るだけじゃん!」
「わかった!わかったから無理矢理はやめろよ!見せるから!」
学生のノリってやつはどうしてこうなんだよ!
大きさなんて大して関係ないっつーの!
根負けした僕は部屋の隅で何故か、股間を2人に見せなきゃならなくなった。
「んん?これ…粗チンか?」
「久瀬~~お前のと比べたらみんな粗チンだって!僕もこれくらいだぞ。」
「…テメェらも見せろ!僕ばっかだろ!」
「やめた方がいいですよ。
落ち込みますから…久瀬の見ると。」
「ええ~!喜んで見せるよ!ホラ!」
久瀬が股間を全開にした。
「これは!!」
安東と僕はその場に膝をついてうな垂れた。
ご立派すぎだろ~。
16歳でそれかよ…。完敗…。
物凄い敗北感に襲われた…。
「なんで、ちょっと勃ってんだよ!久瀬!」
安東も引いてる。
「いや…、武本っちゃんと先輩に見られて、少し興奮したかも。テヘッ。」
テヘッ…じゃねーよ!テヘッじゃ!
そんな、こんなでバレンタインデーの敗北感で落ち込んでたはずの僕は、一転して優位に立っている事が判明した。
…でも…シカトって…無視って…僕の方が我慢出来るかどうかだぞ~!
下手したら、《勉強会》突入!…とかにならないかな。
一抹の不安が頭をよぎった。
0
あなたにおすすめの小説
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる