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第4章
第109話 巨大化
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「ガルァーー!!」
「っっっ!!」
爆発的な速度で接近したアルバは、前脚を振って奈美子へと遅いかかる。
アルバの速度に驚きつつも、奈美子は横に跳ぶことでギリギリ回避することに成功した。
「速い……」
風切り音からして、もしも今の攻撃が直撃していたら、骨の数本がへし折られていたことだろう。
もしものことを考えた奈美子の背には、冷たい汗が流れた。
「この犬っ!!」
攻撃を躱した奈美子は、恐怖を与えらえた怒りを晴らすべくアルバに反撃に出る。
「ガウッ!!」
「パワーアップした私と互角……?」
アルバへと斬りかかろうとした奈美子だったが、アルバはすぐに移動を開始する。
元々速度には自信があったが、パワーアップによって更にその自信も上がっていた。
しかし、そんな自分が動き回るアルバに追いつけないことに、奈美子は驚きを隠せない。
追いつけないのは、両者がほぼ同じ速度で移動しているからだ。
「なんなのこの犬の力は……」
「アルバ様……」
動き回る奈美子は、まるで自分と同じようなパワーアップだと思い始めた。
しかし、薬もなくどうしてそんなことができるのか。
ただの白狼にしてはおかしな現状に、奈美子は戸惑っていた。
戸惑っていたのは奈美子だけではない。
敷島の女性部隊と戦うレラも、アルバのパワーアップに戸惑っていた。
こんなことができるなんて、限からは何も聞かされていなかったからだ。
「……フッ!」
高速で攻撃を繰り出し合い、両者共それを回避するアルバと奈美子。
そんな互角の状態に、奈美子は笑みを浮かべる。
「薬もなくパワーアップできるなんてすごい奴だ」
「グルァ!!」
攻防を繰り広げながら、奈美子は何を考えたのか、突然アルバに称賛の言葉をかける。
そんなことお構いなしに、アルバは奈美子に一撃入れようと攻撃を繰り出す。
そして、段々とアルバが攻撃をする回数が増えていった。
「怪我を負う前から変身しておくんだったな」
攻撃の手が増えるアルバ。
奈美子が押されているのかといったら、そう言う訳でもない。
むしろ、奈美子は余裕の笑みと共にアルバに話しかけている。
「互角でもお前はその出血だ。ならば私は防御に徹すればいいだけだ」
「…………っ!!」
奈美子の攻撃の手が減ったのは、単純に防御重視に切り替えたからだ。
アルバとの短い攻防で、ほぼ互角だということが奈美子には分かった。
しかし、アルバと自分には決定的に違うとこがある。
パワーアップ前に負った傷だ。
奈美子もレラによってかなりの怪我を負わされていたが、現在戦闘に支障をきたす程の痛みではない。
だが、アルバは横腹を深く斬られ出血が激しい。
先程も言ったように、ここまでの深手を負う前にパワーアップしていれば、勝敗はどっちに転ぶか分からなかっただろう。
今は何とか我慢しているようだが、そのうち出血による貧血になり、動きも鈍くなるはず。
それゆえ、奈美子は防御重視にシフトチェンジしたのだ。
そんな奈美子の正論に、アルバは奥歯を噛みしめるが、勝つためには止まる訳にはいかない。
「ガアァーー!!」
痛みを堪え、アルバは必死に奈美子へ攻撃を繰り返す。
しかし、防御に徹した奈美子には当たらず、動けるであろう時間が経過するばかりだった。
「何とか援護を……」
「させないよ!!」
「くっ!!」
アルバとニールのコンビによってかなり人数を減らされているとはいえ、相手は敷島の人間。
女性部隊を相手にするのは、レラにとってはかなりしんどい。
薙刀を使用して防御に徹し、距離を取ったら魔法による攻撃で相手に怪我を負わせる。
そうやって少しずつ敵の数を減らしているが、敵はまだ数人残っている。
「どうすれば……、このままでは……」
「あの犬も亀もすぐ死ぬ。あんたもさっさと諦めな!」
アルバとニールを助けたいが、何度も邪魔をされ、レラは焦りを覚えていた。
レラをさらに焦らせるため、敵の女性部隊の者が煽る言葉を投げかける。
「…………させない」
「……何?」
煽りを受け、レラは小さく呟く。
何を言っているのか聞こえなかった女性部隊の者は、もう一度訪ねるように話しかけた。
「あの方たちは死なせない!!」
「くっ!!」
何かを決意したように目を見開き、レラは魔法による強力な風を周囲へと放った。
その風を受け、女性部隊の者たちは飛ばされないように踏ん張る。
その一瞬の停滞を待っていたレラは、すぐさま走り出した。
「行かせるか!!」
レラが走り出したのはニールの方だ。
攻撃を続ける以外に方法がないアルバの方へ行けば、パワーアップした奈美子もいるし、きっと邪魔になってしまう。
ならば先にニールを助け、自分と共にアルバを回復させるための時間を稼げばいいと判断したからだ。
「ニール様!!」
「残念!!」
「ガッ!!」
全力で走ることで、レラはニールを拾い上げることに成功する。
しかし、レラの動きに異変を感じていたのか、強風が来る前に対応を講じていた女性部隊の1人がレラに追いつき、そのまま刀で斬りつけて来た。
ニールに意識が向いていたレラは、その攻撃に反応できず、背中を斬られた。
「っ!! 私が死んでも……」
出血量からいって、背中の傷は浅くない。
しかし、すぐに死ぬような傷でもない。
ならばと、レラは自分に回復魔法をかけるより先に、ニールの傷を回復し始める。
レラの中では、最悪自分が死んでも、アルバとニールを救えれば良いとさえ考えたようだ。
「こいつ!!」
「死ね!!」
自分より限の従魔を優先する。
従魔ごときにそんな事をするレラの行動が、敷島の人間からすると理解できない。
それよりも、せっかく奈美子が倒した、あの厄介な亀を復活させるわけにはいかない。
女性部隊の者たちは、次々と止めを刺そうとレラへと襲い掛かった。
「キュッ!!」
「くっ!!」「この亀!!」
女性部隊の者たちの刀がレラへと迫るが、あと一歩といったところで防がれる。
レラの魔法により、少しだけ回復したニールが、すぐさま魔力障壁を張って防御したからだ。
「ニ…ニール…様……」
「キュッ!!」
ニールにより、レラの周りにドーム状の魔力障壁が張られる。
これで回復に集中できると、レラはニールに感謝の言葉をかけようとする。
しかし、その言葉を言い終わる前に、ニールが片方の前脚を上げる。
礼を言うより、回復に集中するように言っているようだ。
「まずい! 亀が回復してしまうぞ!」
「でも……!!」
女性部隊の者たちは、ニールの回復を阻止しようと魔力障壁を何度も何度も叩きつける。
しかし、奈美子ほどの力がない彼女たちでは破壊することなどできず次第にニールの傷は塞がっていった。
「キュッ!!」
「…は…い……」
傷が塞がると、ニールはレラに感謝するように笑顔で前足を上げる。
それにより、ニールの回復を確認したレラは、自身の傷の回復に移る。
「くそっ!!」
「大丈夫! こいつは防御だけで何もできない!」
ここまでの戦いで、この亀は白狼と共に戦っていた。
その戦闘スタイルは完全なる防御。
その白狼が奈美子との戦闘でいない今、女性部隊の者たちはこっちから攻撃ができなくても問題ないと判断した。
あの白狼は美奈子が始末する。
ならば、自分たちはこのまま特に攻撃をせず魔力障壁を張らせ続け、魔力欠乏を待てばいい。
その考えから、女性部隊の者たちは少し距離を取り、レラとニールに何もせず監視するだけの方法を取ることにした。
「キュウッ!!」
「なっ!?」「巨大化!?」「こいつも!?」
レラをそのままに、ニールは自ら結界内から出る。
そして一声上げると、一気に巨大化した。
縮小化の魔法を解除したからだ。
その姿を見上げ、女性部隊の者たちは驚きの声を上げる。
奈美子、アルバと立て続けに肉体の巨大化を見たことで、ニールの巨大化をパワーアップだと判断したようだ。
「ギャウッ!!」
巨大化して低くなったニールの声が響く。
限たちは分かっているが、本当の所は元の姿に戻っただけでパワーアップしたわけではない。
しかし、そんなこと女性部隊の者たちは知らないため、警戒心から動きを停滞させる。
そのため、ニールの攻撃に反応が遅れた。
「「「「「ぐわっ!!」」」」」
巨大化した前足の一振り。
速度は多少遅くとも広範囲を薙ぎ払うその一撃で、残っていた女性部隊の者たちは猛烈な勢いで吹き飛ばされ、壁にぶち当たり、全身が弾けるように血液をまき散らした。
「キュウ~……」
敵を殲滅したニールは、また体を縮ませて一息ついた後、レラのもとへと戻っていった。
「っっっ!!」
爆発的な速度で接近したアルバは、前脚を振って奈美子へと遅いかかる。
アルバの速度に驚きつつも、奈美子は横に跳ぶことでギリギリ回避することに成功した。
「速い……」
風切り音からして、もしも今の攻撃が直撃していたら、骨の数本がへし折られていたことだろう。
もしものことを考えた奈美子の背には、冷たい汗が流れた。
「この犬っ!!」
攻撃を躱した奈美子は、恐怖を与えらえた怒りを晴らすべくアルバに反撃に出る。
「ガウッ!!」
「パワーアップした私と互角……?」
アルバへと斬りかかろうとした奈美子だったが、アルバはすぐに移動を開始する。
元々速度には自信があったが、パワーアップによって更にその自信も上がっていた。
しかし、そんな自分が動き回るアルバに追いつけないことに、奈美子は驚きを隠せない。
追いつけないのは、両者がほぼ同じ速度で移動しているからだ。
「なんなのこの犬の力は……」
「アルバ様……」
動き回る奈美子は、まるで自分と同じようなパワーアップだと思い始めた。
しかし、薬もなくどうしてそんなことができるのか。
ただの白狼にしてはおかしな現状に、奈美子は戸惑っていた。
戸惑っていたのは奈美子だけではない。
敷島の女性部隊と戦うレラも、アルバのパワーアップに戸惑っていた。
こんなことができるなんて、限からは何も聞かされていなかったからだ。
「……フッ!」
高速で攻撃を繰り出し合い、両者共それを回避するアルバと奈美子。
そんな互角の状態に、奈美子は笑みを浮かべる。
「薬もなくパワーアップできるなんてすごい奴だ」
「グルァ!!」
攻防を繰り広げながら、奈美子は何を考えたのか、突然アルバに称賛の言葉をかける。
そんなことお構いなしに、アルバは奈美子に一撃入れようと攻撃を繰り出す。
そして、段々とアルバが攻撃をする回数が増えていった。
「怪我を負う前から変身しておくんだったな」
攻撃の手が増えるアルバ。
奈美子が押されているのかといったら、そう言う訳でもない。
むしろ、奈美子は余裕の笑みと共にアルバに話しかけている。
「互角でもお前はその出血だ。ならば私は防御に徹すればいいだけだ」
「…………っ!!」
奈美子の攻撃の手が減ったのは、単純に防御重視に切り替えたからだ。
アルバとの短い攻防で、ほぼ互角だということが奈美子には分かった。
しかし、アルバと自分には決定的に違うとこがある。
パワーアップ前に負った傷だ。
奈美子もレラによってかなりの怪我を負わされていたが、現在戦闘に支障をきたす程の痛みではない。
だが、アルバは横腹を深く斬られ出血が激しい。
先程も言ったように、ここまでの深手を負う前にパワーアップしていれば、勝敗はどっちに転ぶか分からなかっただろう。
今は何とか我慢しているようだが、そのうち出血による貧血になり、動きも鈍くなるはず。
それゆえ、奈美子は防御重視にシフトチェンジしたのだ。
そんな奈美子の正論に、アルバは奥歯を噛みしめるが、勝つためには止まる訳にはいかない。
「ガアァーー!!」
痛みを堪え、アルバは必死に奈美子へ攻撃を繰り返す。
しかし、防御に徹した奈美子には当たらず、動けるであろう時間が経過するばかりだった。
「何とか援護を……」
「させないよ!!」
「くっ!!」
アルバとニールのコンビによってかなり人数を減らされているとはいえ、相手は敷島の人間。
女性部隊を相手にするのは、レラにとってはかなりしんどい。
薙刀を使用して防御に徹し、距離を取ったら魔法による攻撃で相手に怪我を負わせる。
そうやって少しずつ敵の数を減らしているが、敵はまだ数人残っている。
「どうすれば……、このままでは……」
「あの犬も亀もすぐ死ぬ。あんたもさっさと諦めな!」
アルバとニールを助けたいが、何度も邪魔をされ、レラは焦りを覚えていた。
レラをさらに焦らせるため、敵の女性部隊の者が煽る言葉を投げかける。
「…………させない」
「……何?」
煽りを受け、レラは小さく呟く。
何を言っているのか聞こえなかった女性部隊の者は、もう一度訪ねるように話しかけた。
「あの方たちは死なせない!!」
「くっ!!」
何かを決意したように目を見開き、レラは魔法による強力な風を周囲へと放った。
その風を受け、女性部隊の者たちは飛ばされないように踏ん張る。
その一瞬の停滞を待っていたレラは、すぐさま走り出した。
「行かせるか!!」
レラが走り出したのはニールの方だ。
攻撃を続ける以外に方法がないアルバの方へ行けば、パワーアップした奈美子もいるし、きっと邪魔になってしまう。
ならば先にニールを助け、自分と共にアルバを回復させるための時間を稼げばいいと判断したからだ。
「ニール様!!」
「残念!!」
「ガッ!!」
全力で走ることで、レラはニールを拾い上げることに成功する。
しかし、レラの動きに異変を感じていたのか、強風が来る前に対応を講じていた女性部隊の1人がレラに追いつき、そのまま刀で斬りつけて来た。
ニールに意識が向いていたレラは、その攻撃に反応できず、背中を斬られた。
「っ!! 私が死んでも……」
出血量からいって、背中の傷は浅くない。
しかし、すぐに死ぬような傷でもない。
ならばと、レラは自分に回復魔法をかけるより先に、ニールの傷を回復し始める。
レラの中では、最悪自分が死んでも、アルバとニールを救えれば良いとさえ考えたようだ。
「こいつ!!」
「死ね!!」
自分より限の従魔を優先する。
従魔ごときにそんな事をするレラの行動が、敷島の人間からすると理解できない。
それよりも、せっかく奈美子が倒した、あの厄介な亀を復活させるわけにはいかない。
女性部隊の者たちは、次々と止めを刺そうとレラへと襲い掛かった。
「キュッ!!」
「くっ!!」「この亀!!」
女性部隊の者たちの刀がレラへと迫るが、あと一歩といったところで防がれる。
レラの魔法により、少しだけ回復したニールが、すぐさま魔力障壁を張って防御したからだ。
「ニ…ニール…様……」
「キュッ!!」
ニールにより、レラの周りにドーム状の魔力障壁が張られる。
これで回復に集中できると、レラはニールに感謝の言葉をかけようとする。
しかし、その言葉を言い終わる前に、ニールが片方の前脚を上げる。
礼を言うより、回復に集中するように言っているようだ。
「まずい! 亀が回復してしまうぞ!」
「でも……!!」
女性部隊の者たちは、ニールの回復を阻止しようと魔力障壁を何度も何度も叩きつける。
しかし、奈美子ほどの力がない彼女たちでは破壊することなどできず次第にニールの傷は塞がっていった。
「キュッ!!」
「…は…い……」
傷が塞がると、ニールはレラに感謝するように笑顔で前足を上げる。
それにより、ニールの回復を確認したレラは、自身の傷の回復に移る。
「くそっ!!」
「大丈夫! こいつは防御だけで何もできない!」
ここまでの戦いで、この亀は白狼と共に戦っていた。
その戦闘スタイルは完全なる防御。
その白狼が奈美子との戦闘でいない今、女性部隊の者たちはこっちから攻撃ができなくても問題ないと判断した。
あの白狼は美奈子が始末する。
ならば、自分たちはこのまま特に攻撃をせず魔力障壁を張らせ続け、魔力欠乏を待てばいい。
その考えから、女性部隊の者たちは少し距離を取り、レラとニールに何もせず監視するだけの方法を取ることにした。
「キュウッ!!」
「なっ!?」「巨大化!?」「こいつも!?」
レラをそのままに、ニールは自ら結界内から出る。
そして一声上げると、一気に巨大化した。
縮小化の魔法を解除したからだ。
その姿を見上げ、女性部隊の者たちは驚きの声を上げる。
奈美子、アルバと立て続けに肉体の巨大化を見たことで、ニールの巨大化をパワーアップだと判断したようだ。
「ギャウッ!!」
巨大化して低くなったニールの声が響く。
限たちは分かっているが、本当の所は元の姿に戻っただけでパワーアップしたわけではない。
しかし、そんなこと女性部隊の者たちは知らないため、警戒心から動きを停滞させる。
そのため、ニールの攻撃に反応が遅れた。
「「「「「ぐわっ!!」」」」」
巨大化した前足の一振り。
速度は多少遅くとも広範囲を薙ぎ払うその一撃で、残っていた女性部隊の者たちは猛烈な勢いで吹き飛ばされ、壁にぶち当たり、全身が弾けるように血液をまき散らした。
「キュウ~……」
敵を殲滅したニールは、また体を縮ませて一息ついた後、レラのもとへと戻っていった。
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