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第4章
第108話 瀕死
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「何なの限のあの力は……」
突然魔力が上がった限を見て、限の従魔であるアルバたちと戦う奈美子は手を止めて驚いていた。
体力的にも残りわずかで、あと少しで限を殺せるはずだった。
しかし、戦闘開始時に戻ったかのように迫り来る敷島兵たちを返り討ちにしている。
「このままじゃ……」
ここまででも、もうかなりの敷島兵たちが殺されている。
それなのに、またも限の動きが戻ったとあっては、全滅という最悪の予想が頭の中でチラつく。
「そうだ。私が……」
そうならないようにするために、自分が動く必要があるのではないかと奈美子は考えた。
パワーアップしている状態の自分なら、今の限を相手にしても勝てるはずだ。
「ガウッ!!」
「くっ!!」
思考が限の方へと移っていた奈美子。
その隙を狙って、アルバが噛みつきに掛かる。
しかし、奈美子はの攻撃を横に跳ぶことで回避した。
「グルル……」
「犬っころの分際でしぶといわね……」
攻撃を躱されたアルバは、奈美子を睨みつけて唸り声を上げる。
白狼という種族にとって自慢ともいえる白い毛が、所々赤く染まっている。
何故そんな姿になっているかと言うと、レラに代わって奈美子と戦い始めたアルバとニールのコンビが、完全に奈美子に押されているからだ。
致命傷こそないものの、奈美子の刀で数か所斬られてしまったため、出血で毛が赤く染まっているのだ。
「あんたも倒したいところだけど、先に……」
「ッ!!」
「お前が先だ!!」
攻撃をして来たアルバから、少し離れた場所にいるニールへと視線を向けた。
そして、脚力に物を言わせて高速移動した奈美子は、ニールとの距離を一気に詰めて刀を振り下ろした。
「あんたのその防御が邪魔なのよ!」
「キュッ!!」
アルバに致命傷を与えられないのは、ニールが魔力障壁で防御するからだ。
ならば、そのニールを先に倒してしまえば、アルバを仕留めることができる。
そう考え、奈美子は先にニールを倒すことにしたのだ。
「ハアァッーー!!」
「キュ、キュウッ!!」
ニールは奈美子の攻撃を防ぐため、咄嗟に魔力障壁を張る。
それにより、攻撃を防ぐことができたと思った。
しかし、ニールはすぐに異変に気付く。
奈美子の攻撃が、魔力障壁にヒビを入れ始めたからだ。
「ハァッ!!」
「キュウッ!!」
気合いと共に、奈美子の刀が振り切られる。
魔力障壁は砕かれ、ニールは奈美子に斬り飛ばされた。
「ニ、ニール様!!」
「ハッ!!」
「くっ!!」
吹き飛ばされて血を流して動かないニールに、レラは回復魔法をかけようと慌てて駆け寄ろうとする。
しかし、アルバたちと交代した女性部隊の者がそうはさせないと襲い掛かってくる。
それに対処しなければならないため、レラは助けに行きたくても行けず、歯噛みするしかなかった。
「さあ! 次はお前だ。犬っころ!」
「グルㇽ……」
僅かに動いてはいるが、出血量からニールの防御は期待できない。
薬物により速度アップを果たした奈美子には、自分の攻撃速度では通用しない。
勝ち目のない状況に、アルバは奈美子を睨みつけて唸り声を上げることしかできないでいた。
「っ!?」
アルバを倒しに動こうとした奈美子だったが、限の方の戦闘に動きあったのが視界の端に映る。
「光蔵様、奏太……」
ここまで戦闘を指示する立場にいた五十嵐家当主の光蔵と、息子の奏太が限に向かって移動を開始したのだ。
あれだけいた敷島兵たちも、かなりの数が減っている。
彼らが参戦するのも、たしかに仕方がない状況かもしれない。
「ガウッ!!」
「フッ!!」
光蔵と奏太の動きに意識が向いた奈美子。
その隙を狙って、アルバは攻撃に移る。
ギリギリまで声を殺して襲い掛かったというのに、奈美子は笑みを浮かべ、アルバの攻撃を難なくかわした。
「ッ!?」
「ワザとだよ。この駄犬が!」
あまりにも余裕の攻撃回避に、アルバは目を見開く。
そんなアルバに対し、奈美子はその理由を答えた。
防御役の亀を失い、白狼は自分から攻めかかるようなことは控える。
そうなると、無駄に時間を浪費してしまう。
ならば、白狼に攻撃を仕掛けさせる隙をワザと作ればいい。
思い通りに襲い掛かってきた白狼の攻撃を躱し、奈美子は刀を振り上げた。
「ハッ!!」
“ガキンッ!!”
「なっ!? 魔力障壁!?」
アルバを斬り殺すつもりだった奈美子だが、振り下ろした刀がすんでの所で止められる。
突如アルバの前に魔力障壁が出現したのだ。
「キュ…キュウ……」
「あの亀っ!! でも……」
魔力障壁を張ったのが誰だかはすぐに分かる。
力を振り絞ったニールによるものだ。
気付いた奈美子は一瞬ニールのこと睨み、すぐに意識をアルバに向ける。
「ハー!!」
「ギャウッ!!」
ガラスが割れるようにニールが張った魔力障壁が割れ、奈美子の刀がアルバに襲い掛かる。
攻撃を受けたアルバは、ニールと同様に吹き飛ばされ、地面を数度弾んだ後ようやく止まった。
「フッ! 2匹とも虫の息のようね」
「アルバ様!!」
「さて、私も限を殺しに行くか」
僅かに呼吸をしているようだが、ニールと同様にアルバも血を流して動かない。
そんなアルバを心配するレラ。
しかし、女性部隊の相手をしなければならないため、助けに行けない。
それを見て、レラの相手は女性部隊の者たちに任せておけばいいと判断した奈美子は、限の方の戦闘へと向かうことにした。
「グ、グルル……」
「っ!! まだ立つか。しぶとい犬ね」
奈美子が限の方へと体を向けると、背後の反応に気付く。
アルバが血を流しながら立ち上がったのだ。
出血量からいってかなりの深手のはずなのに、アルバが立ち上がったことに奈美子は驚く。
しかし、所詮は死にかけの魔物。
立ったところで、奈美子にとっては何の脅威にもならない。
「ガアァーー!!」
「っっっ!!」
立ち上がったアルバは、大きな唸り声を上げる。
そして、次の瞬間魔力が膨れ上がった。
「なっ!? 姿が……」
なんとか立ち上がっただけかと思ったら、急にアルバの魔力が上がったことに奈美子は驚愕の表情へと変わる。
魔力が上がっただけだったら、そこまで驚くことではない。
驚くのはアルバが姿まで変化させたからだ。
「グルアァーー!!」
「っっっ!!」
魔力を上げて、肉体を巨大化させたアルバは、奈美子を睨みつける。
そして、屈んだ後地を蹴り、爆発的な速度で奈美子へと向かって走り出した。
突然魔力が上がった限を見て、限の従魔であるアルバたちと戦う奈美子は手を止めて驚いていた。
体力的にも残りわずかで、あと少しで限を殺せるはずだった。
しかし、戦闘開始時に戻ったかのように迫り来る敷島兵たちを返り討ちにしている。
「このままじゃ……」
ここまででも、もうかなりの敷島兵たちが殺されている。
それなのに、またも限の動きが戻ったとあっては、全滅という最悪の予想が頭の中でチラつく。
「そうだ。私が……」
そうならないようにするために、自分が動く必要があるのではないかと奈美子は考えた。
パワーアップしている状態の自分なら、今の限を相手にしても勝てるはずだ。
「ガウッ!!」
「くっ!!」
思考が限の方へと移っていた奈美子。
その隙を狙って、アルバが噛みつきに掛かる。
しかし、奈美子はの攻撃を横に跳ぶことで回避した。
「グルル……」
「犬っころの分際でしぶといわね……」
攻撃を躱されたアルバは、奈美子を睨みつけて唸り声を上げる。
白狼という種族にとって自慢ともいえる白い毛が、所々赤く染まっている。
何故そんな姿になっているかと言うと、レラに代わって奈美子と戦い始めたアルバとニールのコンビが、完全に奈美子に押されているからだ。
致命傷こそないものの、奈美子の刀で数か所斬られてしまったため、出血で毛が赤く染まっているのだ。
「あんたも倒したいところだけど、先に……」
「ッ!!」
「お前が先だ!!」
攻撃をして来たアルバから、少し離れた場所にいるニールへと視線を向けた。
そして、脚力に物を言わせて高速移動した奈美子は、ニールとの距離を一気に詰めて刀を振り下ろした。
「あんたのその防御が邪魔なのよ!」
「キュッ!!」
アルバに致命傷を与えられないのは、ニールが魔力障壁で防御するからだ。
ならば、そのニールを先に倒してしまえば、アルバを仕留めることができる。
そう考え、奈美子は先にニールを倒すことにしたのだ。
「ハアァッーー!!」
「キュ、キュウッ!!」
ニールは奈美子の攻撃を防ぐため、咄嗟に魔力障壁を張る。
それにより、攻撃を防ぐことができたと思った。
しかし、ニールはすぐに異変に気付く。
奈美子の攻撃が、魔力障壁にヒビを入れ始めたからだ。
「ハァッ!!」
「キュウッ!!」
気合いと共に、奈美子の刀が振り切られる。
魔力障壁は砕かれ、ニールは奈美子に斬り飛ばされた。
「ニ、ニール様!!」
「ハッ!!」
「くっ!!」
吹き飛ばされて血を流して動かないニールに、レラは回復魔法をかけようと慌てて駆け寄ろうとする。
しかし、アルバたちと交代した女性部隊の者がそうはさせないと襲い掛かってくる。
それに対処しなければならないため、レラは助けに行きたくても行けず、歯噛みするしかなかった。
「さあ! 次はお前だ。犬っころ!」
「グルㇽ……」
僅かに動いてはいるが、出血量からニールの防御は期待できない。
薬物により速度アップを果たした奈美子には、自分の攻撃速度では通用しない。
勝ち目のない状況に、アルバは奈美子を睨みつけて唸り声を上げることしかできないでいた。
「っ!?」
アルバを倒しに動こうとした奈美子だったが、限の方の戦闘に動きあったのが視界の端に映る。
「光蔵様、奏太……」
ここまで戦闘を指示する立場にいた五十嵐家当主の光蔵と、息子の奏太が限に向かって移動を開始したのだ。
あれだけいた敷島兵たちも、かなりの数が減っている。
彼らが参戦するのも、たしかに仕方がない状況かもしれない。
「ガウッ!!」
「フッ!!」
光蔵と奏太の動きに意識が向いた奈美子。
その隙を狙って、アルバは攻撃に移る。
ギリギリまで声を殺して襲い掛かったというのに、奈美子は笑みを浮かべ、アルバの攻撃を難なくかわした。
「ッ!?」
「ワザとだよ。この駄犬が!」
あまりにも余裕の攻撃回避に、アルバは目を見開く。
そんなアルバに対し、奈美子はその理由を答えた。
防御役の亀を失い、白狼は自分から攻めかかるようなことは控える。
そうなると、無駄に時間を浪費してしまう。
ならば、白狼に攻撃を仕掛けさせる隙をワザと作ればいい。
思い通りに襲い掛かってきた白狼の攻撃を躱し、奈美子は刀を振り上げた。
「ハッ!!」
“ガキンッ!!”
「なっ!? 魔力障壁!?」
アルバを斬り殺すつもりだった奈美子だが、振り下ろした刀がすんでの所で止められる。
突如アルバの前に魔力障壁が出現したのだ。
「キュ…キュウ……」
「あの亀っ!! でも……」
魔力障壁を張ったのが誰だかはすぐに分かる。
力を振り絞ったニールによるものだ。
気付いた奈美子は一瞬ニールのこと睨み、すぐに意識をアルバに向ける。
「ハー!!」
「ギャウッ!!」
ガラスが割れるようにニールが張った魔力障壁が割れ、奈美子の刀がアルバに襲い掛かる。
攻撃を受けたアルバは、ニールと同様に吹き飛ばされ、地面を数度弾んだ後ようやく止まった。
「フッ! 2匹とも虫の息のようね」
「アルバ様!!」
「さて、私も限を殺しに行くか」
僅かに呼吸をしているようだが、ニールと同様にアルバも血を流して動かない。
そんなアルバを心配するレラ。
しかし、女性部隊の相手をしなければならないため、助けに行けない。
それを見て、レラの相手は女性部隊の者たちに任せておけばいいと判断した奈美子は、限の方の戦闘へと向かうことにした。
「グ、グルル……」
「っ!! まだ立つか。しぶとい犬ね」
奈美子が限の方へと体を向けると、背後の反応に気付く。
アルバが血を流しながら立ち上がったのだ。
出血量からいってかなりの深手のはずなのに、アルバが立ち上がったことに奈美子は驚く。
しかし、所詮は死にかけの魔物。
立ったところで、奈美子にとっては何の脅威にもならない。
「ガアァーー!!」
「っっっ!!」
立ち上がったアルバは、大きな唸り声を上げる。
そして、次の瞬間魔力が膨れ上がった。
「なっ!? 姿が……」
なんとか立ち上がっただけかと思ったら、急にアルバの魔力が上がったことに奈美子は驚愕の表情へと変わる。
魔力が上がっただけだったら、そこまで驚くことではない。
驚くのはアルバが姿まで変化させたからだ。
「グルアァーー!!」
「っっっ!!」
魔力を上げて、肉体を巨大化させたアルバは、奈美子を睨みつける。
そして、屈んだ後地を蹴り、爆発的な速度で奈美子へと向かって走り出した。
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