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レオナルド・サットン侯爵子息の初恋
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ついにレオナルドとオリヴィアは周囲に祝福されながら結婚した。
その頃にはレオナルドからはすっかり疑念が消え去っていた。オリヴィアにとって間違いなく自分が最初の男であるということを彼女の家族からも聞いたし、家族のみならず友人のエディス嬢からも耳にした。エディス嬢は親友のかつての婚約者で、彼女がオリヴィアと仲が良くなければ話すことはなかったのだが、ナイトウェル将軍と婚約されたあたりから時々会話をするようになった。一時期、オリヴィアが親友に心を奪われていたのではないかと心配した過去を持つレオナルドだが、オリヴィアにはその場でそれは違います、と否定されたし、エディス嬢からも「オリヴィア様はサットン侯爵子息様に一途ですし、間違いなく初めての恋人なのですよ」と断言してもらったので、やっと心の平穏が戻ったのである。
そして結婚初夜。
閨の指南書をあれだけ読み込んでいても、いざという時は体が震えてしまったのだがオリヴィアも同じ様に、いやむしろ彼より蒼ざめて震えていたので、彼女も未経験であることを遂に確信した。実際に処女であった証拠も確認したし、もう疑うことは何もない。
レオナルドは自分の執念…いいや誠実で一途な思いを貫いて初恋を叶えた。
これは来世まで語り継がなくてはならないだろう。
結婚して半年が過ぎても、レオナルドは日々ますますオリヴィアの虜になる自分を感じていた。
「オリヴィア、愛しい君、今日も夜空の煌めきのように永遠の美しさを俺に教えてくれているね」
「ありがとう、愛しいあなた」
彼女が大仰なレオナルドの褒め言葉に悪戯っぽく微笑んだ。
はにかんだ笑みも本当に可愛い。
オリヴィアなら例え文字でも可愛い、という彼の異常な…いいや熱い想いは結婚後も一向に覚めることはない。
オリヴィアは侯爵子息夫人になってから、人目につく機会が増えたせいか、ますます美しさに磨きがかかり眩いばかりの輝きを放っている。そしてこれだけ美しいのに本人はあくまでも無自覚で、今でも自分はほどほど令嬢だと思っているからそんなところも堪らない。オリヴィアに言わせると、レオナルドの趣味嗜好がちょっと人とズレているのだと言って聞かないが、彼の耳に届く侯爵子息夫人への賞賛はどれも熱が入ったもので、相変わらず彼の愛しい人の審美眼はどうかしている。オリヴィアの素晴らしさは外見だけではなく、内面も、ということは重々承知の上で褒め称えているのでお間違えなく。
レオナルドは前から彼女は宝石の原石で、ほんの少し自信さえつけば王国一番の美人になると思い続けていたのが本当に花開くように彼女が美しく輝き始めると、それはそれで悪い虫が寄ってこないかどうか心配になって仕方ない。とはいえ、綺麗に着飾ってもらって、その美しさを心ゆくまで愛でたいという欲望もあって…その狭間で毎日葛藤を覚えている。
「レオナルド様もいつも本当に凛々しくていらっしゃるわ」
オリヴィアもそうやって心から自分を褒めてくれるのだ。
「オリヴィア、俺は君を妻にできて本当に幸せ者だ。君は間違いなくこの国一番の美女だ」
彼女がダークグレーの瞳を柔らかに緩ませて、嬉しそうにレオナルドを見た。
「レオナルド様、もしかしたらその座はもうすぐ揺らぐかもしれませんわ」
「何故だ?そんな訳はあるまい。そもそも俺はーーー」
しかし彼はオリヴィアの瞳が本当に嬉しそうに輝くのを見た。
「私、懐妊致しました」
「ーーーー!!!」
レオナルドの初恋は、これからも覚めることはない。
<了>
____________________________________
オリヴィアが女優としてまた一歩、階段を登られたようです…✨
しかし途中レオナルドがちょっとあれ?な感じになって
大爆笑していた作者です、ごめんレオナルド、
最初から格好良く書くつもりなんて微塵もなかったんだ、
後悔はしていない!
次はオスカー目線いきますです
このノリだから将軍もヤバい🤣
その頃にはレオナルドからはすっかり疑念が消え去っていた。オリヴィアにとって間違いなく自分が最初の男であるということを彼女の家族からも聞いたし、家族のみならず友人のエディス嬢からも耳にした。エディス嬢は親友のかつての婚約者で、彼女がオリヴィアと仲が良くなければ話すことはなかったのだが、ナイトウェル将軍と婚約されたあたりから時々会話をするようになった。一時期、オリヴィアが親友に心を奪われていたのではないかと心配した過去を持つレオナルドだが、オリヴィアにはその場でそれは違います、と否定されたし、エディス嬢からも「オリヴィア様はサットン侯爵子息様に一途ですし、間違いなく初めての恋人なのですよ」と断言してもらったので、やっと心の平穏が戻ったのである。
そして結婚初夜。
閨の指南書をあれだけ読み込んでいても、いざという時は体が震えてしまったのだがオリヴィアも同じ様に、いやむしろ彼より蒼ざめて震えていたので、彼女も未経験であることを遂に確信した。実際に処女であった証拠も確認したし、もう疑うことは何もない。
レオナルドは自分の執念…いいや誠実で一途な思いを貫いて初恋を叶えた。
これは来世まで語り継がなくてはならないだろう。
結婚して半年が過ぎても、レオナルドは日々ますますオリヴィアの虜になる自分を感じていた。
「オリヴィア、愛しい君、今日も夜空の煌めきのように永遠の美しさを俺に教えてくれているね」
「ありがとう、愛しいあなた」
彼女が大仰なレオナルドの褒め言葉に悪戯っぽく微笑んだ。
はにかんだ笑みも本当に可愛い。
オリヴィアなら例え文字でも可愛い、という彼の異常な…いいや熱い想いは結婚後も一向に覚めることはない。
オリヴィアは侯爵子息夫人になってから、人目につく機会が増えたせいか、ますます美しさに磨きがかかり眩いばかりの輝きを放っている。そしてこれだけ美しいのに本人はあくまでも無自覚で、今でも自分はほどほど令嬢だと思っているからそんなところも堪らない。オリヴィアに言わせると、レオナルドの趣味嗜好がちょっと人とズレているのだと言って聞かないが、彼の耳に届く侯爵子息夫人への賞賛はどれも熱が入ったもので、相変わらず彼の愛しい人の審美眼はどうかしている。オリヴィアの素晴らしさは外見だけではなく、内面も、ということは重々承知の上で褒め称えているのでお間違えなく。
レオナルドは前から彼女は宝石の原石で、ほんの少し自信さえつけば王国一番の美人になると思い続けていたのが本当に花開くように彼女が美しく輝き始めると、それはそれで悪い虫が寄ってこないかどうか心配になって仕方ない。とはいえ、綺麗に着飾ってもらって、その美しさを心ゆくまで愛でたいという欲望もあって…その狭間で毎日葛藤を覚えている。
「レオナルド様もいつも本当に凛々しくていらっしゃるわ」
オリヴィアもそうやって心から自分を褒めてくれるのだ。
「オリヴィア、俺は君を妻にできて本当に幸せ者だ。君は間違いなくこの国一番の美女だ」
彼女がダークグレーの瞳を柔らかに緩ませて、嬉しそうにレオナルドを見た。
「レオナルド様、もしかしたらその座はもうすぐ揺らぐかもしれませんわ」
「何故だ?そんな訳はあるまい。そもそも俺はーーー」
しかし彼はオリヴィアの瞳が本当に嬉しそうに輝くのを見た。
「私、懐妊致しました」
「ーーーー!!!」
レオナルドの初恋は、これからも覚めることはない。
<了>
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オリヴィアが女優としてまた一歩、階段を登られたようです…✨
しかし途中レオナルドがちょっとあれ?な感じになって
大爆笑していた作者です、ごめんレオナルド、
最初から格好良く書くつもりなんて微塵もなかったんだ、
後悔はしていない!
次はオスカー目線いきますです
このノリだから将軍もヤバい🤣
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