第二王子の婚約者候補になりましたが、専属護衛騎士が好みのタイプで困ります!

春浦ディスコ

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第21話 建国祭と守られた約束⑤

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「シャルロット……」

シャルロットが落ち着くのを待ちながら額、頬、耳、と至るところに口付けを落とす。

「アランも、そのままだと、きついわよね……?」

「もう大丈夫ですか?今日はここで終わりにしてもいいですよ」

気遣ってくれるアランにシャルロットは愛しさが込み上げた。

「言ったでしょ、私もあなたに触れたいの……」

シャルロットはアランの頬を両手で挟むと自らキスをする。

シャルロットの気持ちがアランに伝わると、すぐに舌を絡めて激しいキスになった。

アランが膝を抱える。
片手で剛直を持つと、陰核の上を何度も滑らせる。

「やん!それっ、駄目!あ、駄目かもっあ、あ、あああん!」

イッたばかりの敏感になった外芽を擦られて、ブルブルと震えたかと思うと、もう一度体が強く跳ねた。

「はんっ…また気持ちよくなってしまったわ……?」

落ち着くのを待つようにアランが頭を撫でる。

「ん、来て……?」

シャルロットの言葉に剛直を入り口に当てがう。
ゆっくりと挿入しようと考えていたアランだったが、鈴口がぬかるみにキスをすると、そのあまりにも卑猥な光景に我慢できず腰を押し込んだ。

「あ、あああん!おっきい、のお!くうっ……」

シャルロットは強い圧迫感で息が苦しい。

「半分入りましたよ」
「は、半分!?」

「優しく、します」

自分に言い聞かせるようにアランは一度腰を引くと、もう一度ゆっくりと同じ深さまで挿入した。

ゆっくりと膣を広げるように手前だけで腰を動かす。
シャルロットの苦しそうな表情が和らぐと少しずつ奥へ進んだ。

アランの気遣いなど露知らず、シャルロットが無意識に煽る。

「ああん、アラン……すごいわっ、あっ、アランと繋がってるのねっ」

シャルロットの言葉に思わずぐぐぐと奥まで剛直を押し込んだ。

「やああん!ふか、深いのお!」

「うっ……」

狂ったように腰を振りたいが、ギリギリの理性でスピードは上げずに腰をグラインドさせる。

気を逸らすように手をシャルロットの胸に伸ばす。
乳首をつぶすときゅっと膣が締まる。

「くっ」

「アラン、アラン……」

浮ついたように名前を呼ばれ、腰の動きを止めて口付ける。

「好きなの、アラン」
「俺もです」
「……好きにして、アラン」

「……今日は優しくしたいのです」
「ふふふ、あなたが優しいのは知ってるわ。アランになら、何をされてもいいの……」

開脚していたシャルロットがアランの腰に足を巻きつける。

「っ、どこでそんなことを……」
「くっつきたかっただけだけど……よくなかったかしら……」

足を下ろそうとしたシャルロットだが、アランの腰の動きが再開されてもう一度腰に足を絡めた。

「ああん!」

さっきまでと段違いに激しくなった抽挿にシャルロットが翻弄される。

「あっ、あっあっ、すごひのっ」

腰に巻きつけられた足のせいで体がぴったりと触れ合い、恐ろしいほどの多幸感がアランを襲った。

「ああん!アラン!あっ、あっ」

「っつ、シャルロット……くっ」

強く腰を押し付けるとアランはあっけなく射精した。

ーーー

二人でシーツの上でまどろむ。
アランの腕枕にシャルロットが頭を乗せて寄り添っていた。

「……想いが通じ合ったのに、二か月もお預けをくらって気が狂うかと」
「私も会いたくて仕方なかったわ」

二人は素肌で足を絡める。
シャルロットが胸板に手を添えると、どくん、どくん、と鼓動を感じる。
頬ずりをして目を瞑る。

「あなたがここにいる……幸せだわ」

胸板を堪能していると、アランの手がシャルロットの顎を掬い、上を向かせる。

口を少し開きながらゆっくりと顔を傾けるアランの動きがあまりに色っぽく、うっとりとする。
優しく唇が重なると、シャルロットから舌を絡めた。

「んっ……」

たっぷりとキスをして口を離す。

「んはっ……どうしよう、私は何もあげれないわ。私もアランを幸せにしたいのに」

「信じられないほど幸せですよ。あなたと出会う前と比べて」

「いつ好きになってくれたの?」

アランが押し黙る。

「あら、教えてくれないのね」
「同時に、殿下への嫉妬も話さなければいけません」

うつ伏せでアランに上半身を預けるシャルロットが、あははと笑い、足をバタつかせる。

「そうなの?嫉妬してくれていたのね」
「はい、それはもう」
「最初からあなたのことしか気になっていなかったわ?」

眉間に寄る皺が愛しい。
皺を和らげるように人差し指で撫でる。
撫でていると手を掴まれて引き寄せられる。

ちゅう、ちゅ、ちゅぱっ。
キスをしながら大きな手が背中を撫でる。

「俺も、シャルロットだけを想っていましたよ」

シャルロットも首に添えていた手を、アランの体を確かめるように、首から鎖骨、二の腕まで、ゆっくりと撫でながら手を這わせる。
自分とは全く違う男らしい肌や筋肉の質感が楽しくて撫で続けていると、意図せずアランを昂らせた。

アランが背中から腰までゆったり撫でながら、シャルロットの耳を舐める。

「……んっ……あん」

シャルロットが喘ぐと途端にいやらしい雰囲気になった。
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