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第24話 建国祭と守られた約束⑧(本編最終話)
しおりを挟む「アラン、起きてたの?」
「今起きました」
「ねえ、……明日から、また遠征だったりするの?フリード殿下は南方だとヴェロニカが言っていたけど……」
「いいえ、一旦は王城勤務ですよ。フリード殿下には別の近衛騎士が付いてるので」
「そう!それなら、……また近々会えるかしら?」
「はい、もちろん。俺もあなたに会いたい」
「嬉しい」
「毎日でも会いたいです、むしろ片時も離れたくない」
「私も……んっ」
寝起きのキスはとびきり甘く、アランは優しくシャルロットの髪を撫でた。
「アラン、好きなの。私のなの……」
「ええ、あなたのものです」
「んっ、好き、誰にもあげないわ……」
キスをしているとじんわりと蜜が溢れだす。
舌を絡めては唾液を交換する。
舌を絡めるのがこんなに気持ちいいことだと知らなかった。
このまま溶け合ってアランと一つになりたい。
アランのせいで、いやらしい体になってしまったかもしれない。
アランがもじもじと太ももを動かすシャルロットの様子に気づく。
アランは片手でシャルロットの腰から太ももを撫で、そのまま膝を持ち上げると秘部を露わにした。
「あん」
キスをしながらアランは体を起こすと片膝を抱えながら反対の指をシャルロットの濡れた蜜穴にくぷりと埋める。
快感を引き出すようにゆっくりと指を動かす。
滑りがスムーズになると指を増やす。
圧迫感があるようでシャルロットが少し苦しそうにしている。
肉壁をなぞるように陰核の裏側を擦る。
アランが少しずつ進めているのがわかり、シャルロットは素直に快感に身を委ねた。
丹念に解すと愛液が溢れ、卑猥な音が目立ってきた。
「んっ、いいん……」
蜜口に指を突っ込んだまま、アランは反対の手で恥丘を押し広げる。
現れた可愛らしい豆粒をチロチロと優しく舐める。
「あっ、あっ、感じちゃうの」
陰核に夢中になっていると、おざなりになっていた蜜穴が、アランの指を誘うようにヒクヒクと動く。
十分にぬかるんだそこの愛液を掻き出すように指を動かすと、シャルロットが両方の刺激に耐えきれずに震えだした。
「イッていいですよ」
アランの低い声にシャルロットの下腹部に快感が押し寄せる。
「んっ、んん!、きちゃう、きちゃうのっ」
「可愛い、シャルロット」
「やっ、あ、あ、あ、ぃくうううっ!」
シャルロットは痙攣するときゅうきゅうと、アランの指を締め付けた。
涎とシャルロットの愛液でべたべたになった口元を拭うと、アランはシャルロットに口付ける。
「愛しています」
「わたしも…」
剛直の先端を濡れそぼった蜜穴に差し込むと、両手を繋ぐ。
「入れますよ」
アランが腰を沈めた。
「んんんあっ」
アランは、あまりの気持ちよさに腰が抜けそうな感覚になる。
すぐに射精したくなるのを抑えるためにゆっくりと抽挿を繰り返す。
穏やかな交わりにシャルロットも大きな肉棒が少しずつ馴染むのが分かった。
「辛くないですか」
「ん……大きい、けどっ幸せなの」
なんとか自分を落ち着かせていたのに、シャルロットの言葉にすぐにまたイきそうになる。
まだ繋がっていたいアランはシャルロットを反転させ、背中に口付ける。
「んっ……ん」
シャルロットの美しい背中に強く吸い付き一つ、二つと鬱血の痕をつける。
「何をしてるの…?」
キスマークを知らないシャルロットはアランが自分の背中に何をしているのか不思議に思う。
「俺のものだと、印をつけています」
説明しながらも背中に吸い付く。
「んっ……そんなのっ……当たり前よ?」
「っつ…」
その言葉にアランが抽挿を始める。
「あん!あっ、あっ」
ぱんぱんと肌がぶつかる。
アランがまろい尻を揉むと繋がっている秘部と不浄の穴がよく見えた。
衝動的に窄まった穴を舐めたくなったが、舐めるためには繋がった体を離さなければならない。
窄まりを撫でる。
弄りたいが、嫌われるだろうか。
今回は諦めるか、とそんなことを考えていると知らないシャルロットは大きな声で喘ぐ。
「あん、あっ、ああん!」
シャルロットの背中に体重をかけると、無防備に揺れる胸を両手で包み込むように揉みしだく。
ツンと立ち上がった乳首が愛らしい。
コリコリと指先でいじめると、さらに嬌声が大きくなる。
「やあんっ!感じちゃうのおっ」
「もっと感じて」
揉みながら腰を振るとシャルロットが耐えきれないとばかりに上半身がベットに沈んだ。
さらに腰を突き出したようなシャルロットの姿にアランはますます興奮して首筋を噛んだ。
「っん!」
アランがシャルロットの体をひっくり返すと、脚を大きく広げて再度挿入する。
シャルロットが自分をいやらしくも必死に咥えこんでいる。
剛直が出入りするたびに愛液が溢れ出す。
あまりの絶景に勝手に腰の動きが速まった。
「あああん!」
限界が近くなるとシャルロットを抱きしめて腰を振りたくる。
「アラン、私だけ、ずっと私だけ見てえ、ほしいのおっ」
可愛らしいお願いに頬が緩む。
「はい、シャルロットだけしか見ません……あなただけっ」
想いを乗せるように剛直を最奥に叩きつける。
「ああ、アラン!好き、好きいっ」
「くっ」
「アラン、アランっ」
「シャルロット!」
アランは絶頂すると、剛直を最奥に押し付けながら子種を放った。
「はっ、はあ……体を重ねるのって体力を使うのね…」
ぼんやりとしているシャルロットを抱きしめるとシャルロットはすぐに眠ってしまった。
挿れっぱなしだった肉棒をずるりと引き抜く。
間をおいて、蜜口から白濁の精液がこぽりと外に溢れ出てきた。
溢れ出したそれを見て、もう少し挿れたままでもよかったかと、指の腹で掬うとシャルロットの膣に押し込んだ。
自分の中にある強すぎる愛を知られて引かれはしないだろうか。
アランは幸せであると同時に怖いという感情に苛まれていた。
初めて剣術大会に出た時も、辺境の地での争いを抑え込んだ時も、密輸集団に一人で対峙した時でさえ怖いという感覚にならなかったが、シャルロットを失うことが今とてつもなく怖い。
シャルロットの可愛さと器量に加えて、王城での花嫁修行の経験を踏まえると、すぐに有力な貴族から声が掛かってもおかしくない。
政略結婚は禁止されたが、シャルロットと会えば誰だって惚れてしまうとアランは本気で思っているからだ。
「俺の方が強いに決まってますよ、独占欲は」
アランは隠していたビロードの小さな箱を開けると大きな宝石が乗った指輪を見つめた。
実はアランは、タウンハウスでスラットレイ伯爵夫妻に交際の許可をもらったその足で、婚約指輪を買いに行った。
はやく婚約まで漕ぎつけて、少しでも安心したかった。
建国祭の初日に、シャルロットを迎えに行く前に指輪を受け取り、いつ渡そうかとタイミングを見計らっていた。
シャルロットの可愛らしいお願いを思い出す。
新しい約束をもちろん生涯をかけて守るつもりだ。
煌めく指輪を寝ている間にはめてしまおうか、プロポーズしてから渡そうか、はたまたもう少し様子を見た方がいいのか。
幸せな悩みを巡らせながら愛しいシャルロットが起きるまでその寝顔を眺め続けた。
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