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後日談 我慢はほどほどに②
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キスが止んだかと思うと、アランが太い指をシャルロットの顔面に持っていく。
とろんと惚けたシャルロットが口を開いて人差し指を咥えた。
顔を動かしてチュポ、チュポと指を出し入れする。
シャルロットはアランの手首を両手で掴むと、口から指を引き抜き、舌で丹念に舐めだした。
小ぶりの舌がアランの指を必死に舐める様子に、アランはあらぬ妄想をして、自分の中心に熱が集まるのが分かった。
たっぷりと余すことなく舐めるとまた口に含み、指の根元まで咥える。
アランが手首を捻り指の腹を上に向けると、シャルロットの上顎をそろりとなぞった。
指を前後に動かすと、眉を寄せながらも必死に食らいつくシャルロット。
次の刺激が欲しくて頭がおかしくなる。
シャルロットが耐えきれないようにアランの硬くなり盛り上がった股間に自らを擦りつける。
我慢できない、早く触ってほしいとばかりに前後に腰を振ってはアランを誘惑する。
それを合図のように口から指を抜くと、アランがおもむろにドレスを捲り上げ、シャルロットがしゃぶった指とは反対の手で、下着越しに蜜口を擦った。
「ああん!アランっ」
与えられた快感に思わず大きな声が出たが、扉越しに侍女が待機しているかもしれないため、口を噤んだ。
「大きな声を出すとバレてしまいますよ」
シャルロットの羞恥心を高めるためにわざとアランはそう言う。
最終的にはいつもぐっちょりと濡れる下着のせいで、ある程度バレているだろうが。
下着越しでもどうしようもないほど愛液が溢れているのがわかる。
コシュコシュと擦ると気持ちよさに体を捩らせる。
「ああっ、いいのっ」
下着をずらして、ぬるぬるの秘裂にしゃぶらせた指を埋め込んだ。
「あ、あああっ」
待ち望んでいた快感に、喜びの表情を見せるシャルロットにアランは満足気に指を動かす。
すぐにしとどに濡れるようになったシャルロットに、アランはなりふり構わずに自分の剛直を突っ込みたくなるが、かすかな矜恃と布張りである高級なソファがその場での性交を思いとどまらせる。
汗をかきやすい自分がこの場でさらに射精などすれば、大惨事になることが目に見える。
指を出し入れしながら親指で陰核を擦る。
「いいのおっ……」
「気持ちいいですか」
シャルロットが大きく首を上下に振り、肯定する。
蜜口が物足りなさそうにくぱ、くぱと指を誘うので、指を増やすとシャルロットが無意識に自分でも腰を振り始めた。
幾度となくこの場所でシャルロットを昂らせては絶頂させたおかげか、花開くように少しずつ性に大胆になってきた。
恥ずかしいと体を隠していた初めても最高に可愛かったが、自ら快感を得るために腰を揺らすシャルロットも極上にいやらしくそそられる。
「いいっ、気持ちいい……」
ジュポ、チュポ、と卑猥な音がさらにシャルロットの理性を奪い、気持ちよくなることしか考えられなくなる。
アランが指を擦り上げるスピードを上げると小刻みに声が溢れ出す。
「あっ、あっ、んん、ああん」
快感を拾うのに必死のシャルロットに、胸への愛撫も追加する。
乳首を吸い上げ、シャルロットの表情を伺いながら、そのまま舌で転がす。
「あ、きちゃう、あ、きちゃうの、ああっ」
「イッていいですよ」
「やあん、あ、ああ、イ、イッちゃううう」
痙攣すると腰を大きく揺らし、脱力した上半身がアランの体にもたれかかった。
「んはっ、はあ……」
「気持ち、よかったですか」
「もうっ、……分かってるくせに」
戯れながらキスをする。
シャルロットは絶頂したが、アランは硬くしたままだ。
シャルロットは何度も自分も愛撫したいと、それとなく伝えたが、それはベッドでする時の楽しみにさせてくださいと、やんわりと断られる。
サロンで致すことへの遠慮からくるものだとはシャルロットも理解していたので、強く言えなかった。
最後にはいつもシャルロットの秘部を清潔なハンカチーフで拭きあげる。
アランはぐっちょりと濡れた下着も持ち帰りたいが、さすがに引かれるかと、実行したことはない。
数え切れないほどこの行為をしているが、シャルロットが快楽に溺れる様子を堪能することで、アランも心が満たされていた。
こうして週に何度も膝の上で絶頂させられてはアランを喜ばせているシャルロットであった。
ーーー
「という感じでね、建国祭以降はいつも私だけ気持ちよくなってしまって」
あけすけに話すシャルロットとアランのあまりの仲睦まじい様子にヘレナは想像以上だと静かに驚く。
「なるほどなるほど」
「でも、サロンでは出来ないし……自室に誘うなんてはしたなくて嫌われてしまうかも」
「それはないでしょ」
きっぱりと言い切るヘレナ。
週に何度も仕事終わりに会いに来てくれる恋人など聞いたことがない。
しかもあの堅物で有名だったアランがだ。
「それにじゃあアランはその欲求をどうしてるの?って、不安になってしまって」
そりゃあ持ち帰ったハンカチでいたしてるのよ、と思ったがヘレナはさすがに口には出さなかった。
「場所の問題よねー。デートの時に宿に入るとか?」
「そ、そうね。やぶさかではないわ」
出掛けた際はそういう機会があるかもしれない。
建国祭の後に二度、デートを予定していたが、アランの仕事の都合でどちらも直前で流れてしまっていた。
体を重ねることに前向きなシャルロットに、愛されているのねとヘレナが励ます。
アランも幸せ者だ。
こんなに可愛いシャルロットにこれほど想われて。
まあ、よほどシたときの気持ちがよかったのかもしれないが。
なんてことを考えながら、次のデートで久しぶりに出来るといいわね、とヘレナはシャルロットを応援した。
とろんと惚けたシャルロットが口を開いて人差し指を咥えた。
顔を動かしてチュポ、チュポと指を出し入れする。
シャルロットはアランの手首を両手で掴むと、口から指を引き抜き、舌で丹念に舐めだした。
小ぶりの舌がアランの指を必死に舐める様子に、アランはあらぬ妄想をして、自分の中心に熱が集まるのが分かった。
たっぷりと余すことなく舐めるとまた口に含み、指の根元まで咥える。
アランが手首を捻り指の腹を上に向けると、シャルロットの上顎をそろりとなぞった。
指を前後に動かすと、眉を寄せながらも必死に食らいつくシャルロット。
次の刺激が欲しくて頭がおかしくなる。
シャルロットが耐えきれないようにアランの硬くなり盛り上がった股間に自らを擦りつける。
我慢できない、早く触ってほしいとばかりに前後に腰を振ってはアランを誘惑する。
それを合図のように口から指を抜くと、アランがおもむろにドレスを捲り上げ、シャルロットがしゃぶった指とは反対の手で、下着越しに蜜口を擦った。
「ああん!アランっ」
与えられた快感に思わず大きな声が出たが、扉越しに侍女が待機しているかもしれないため、口を噤んだ。
「大きな声を出すとバレてしまいますよ」
シャルロットの羞恥心を高めるためにわざとアランはそう言う。
最終的にはいつもぐっちょりと濡れる下着のせいで、ある程度バレているだろうが。
下着越しでもどうしようもないほど愛液が溢れているのがわかる。
コシュコシュと擦ると気持ちよさに体を捩らせる。
「ああっ、いいのっ」
下着をずらして、ぬるぬるの秘裂にしゃぶらせた指を埋め込んだ。
「あ、あああっ」
待ち望んでいた快感に、喜びの表情を見せるシャルロットにアランは満足気に指を動かす。
すぐにしとどに濡れるようになったシャルロットに、アランはなりふり構わずに自分の剛直を突っ込みたくなるが、かすかな矜恃と布張りである高級なソファがその場での性交を思いとどまらせる。
汗をかきやすい自分がこの場でさらに射精などすれば、大惨事になることが目に見える。
指を出し入れしながら親指で陰核を擦る。
「いいのおっ……」
「気持ちいいですか」
シャルロットが大きく首を上下に振り、肯定する。
蜜口が物足りなさそうにくぱ、くぱと指を誘うので、指を増やすとシャルロットが無意識に自分でも腰を振り始めた。
幾度となくこの場所でシャルロットを昂らせては絶頂させたおかげか、花開くように少しずつ性に大胆になってきた。
恥ずかしいと体を隠していた初めても最高に可愛かったが、自ら快感を得るために腰を揺らすシャルロットも極上にいやらしくそそられる。
「いいっ、気持ちいい……」
ジュポ、チュポ、と卑猥な音がさらにシャルロットの理性を奪い、気持ちよくなることしか考えられなくなる。
アランが指を擦り上げるスピードを上げると小刻みに声が溢れ出す。
「あっ、あっ、んん、ああん」
快感を拾うのに必死のシャルロットに、胸への愛撫も追加する。
乳首を吸い上げ、シャルロットの表情を伺いながら、そのまま舌で転がす。
「あ、きちゃう、あ、きちゃうの、ああっ」
「イッていいですよ」
「やあん、あ、ああ、イ、イッちゃううう」
痙攣すると腰を大きく揺らし、脱力した上半身がアランの体にもたれかかった。
「んはっ、はあ……」
「気持ち、よかったですか」
「もうっ、……分かってるくせに」
戯れながらキスをする。
シャルロットは絶頂したが、アランは硬くしたままだ。
シャルロットは何度も自分も愛撫したいと、それとなく伝えたが、それはベッドでする時の楽しみにさせてくださいと、やんわりと断られる。
サロンで致すことへの遠慮からくるものだとはシャルロットも理解していたので、強く言えなかった。
最後にはいつもシャルロットの秘部を清潔なハンカチーフで拭きあげる。
アランはぐっちょりと濡れた下着も持ち帰りたいが、さすがに引かれるかと、実行したことはない。
数え切れないほどこの行為をしているが、シャルロットが快楽に溺れる様子を堪能することで、アランも心が満たされていた。
こうして週に何度も膝の上で絶頂させられてはアランを喜ばせているシャルロットであった。
ーーー
「という感じでね、建国祭以降はいつも私だけ気持ちよくなってしまって」
あけすけに話すシャルロットとアランのあまりの仲睦まじい様子にヘレナは想像以上だと静かに驚く。
「なるほどなるほど」
「でも、サロンでは出来ないし……自室に誘うなんてはしたなくて嫌われてしまうかも」
「それはないでしょ」
きっぱりと言い切るヘレナ。
週に何度も仕事終わりに会いに来てくれる恋人など聞いたことがない。
しかもあの堅物で有名だったアランがだ。
「それにじゃあアランはその欲求をどうしてるの?って、不安になってしまって」
そりゃあ持ち帰ったハンカチでいたしてるのよ、と思ったがヘレナはさすがに口には出さなかった。
「場所の問題よねー。デートの時に宿に入るとか?」
「そ、そうね。やぶさかではないわ」
出掛けた際はそういう機会があるかもしれない。
建国祭の後に二度、デートを予定していたが、アランの仕事の都合でどちらも直前で流れてしまっていた。
体を重ねることに前向きなシャルロットに、愛されているのねとヘレナが励ます。
アランも幸せ者だ。
こんなに可愛いシャルロットにこれほど想われて。
まあ、よほどシたときの気持ちがよかったのかもしれないが。
なんてことを考えながら、次のデートで久しぶりに出来るといいわね、とヘレナはシャルロットを応援した。
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