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第五章
第三話
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「私が誕生日に欲しいのは、貴女です。グレア様」
ラーラの言葉にグレアは驚き、困惑の色を浮かべた。
「すみません、どういうことですか? 私はいつだって貴方の傍にいるじゃないですか」
「私達は今まで友人として、夢を叶える同志として長年過ごしてきました。でも…それ以上の関係になりたいのです」
耳まで赤く染め、潤んだ瞳を震わせる。
「…そういう意味だったんですね」
グレアは一人頷いた。
「ありがとうございます。そう言ってもらえたのはすごく嬉しいです。でも…」
グレアはいたずらっぽい笑みを浮かべて言った。
「そんなこと言ったら、火刑になっちゃいますよ」
そう、同性愛者は「悪魔」憑きの「異端者」として焼かれるのが彼らの宗教である。
だがそんなことはラーラにとってどうでもよかった。
これが図られたものかは分からないが、一言の中に込められたグレアの「返答」が彼女を静かに絶望させた。
グレアは残酷にも続けた。
「催眠の効果がまだ切れていないようですね」
(ああ…)
「よくあることのようです。あと数日経てばきっと元に戻りますよ」
(この人はどうしていつだってこんなに鈍感なんでしょう…)
ラーラの頬を流れる涙。
親切心で差し出されるハンカチが胸に刺さって余計に痛かった。
結局、彼女たちは誕生会の後とは思えない沈んだ空気感で店を出た。
深夜、別々のベッドで眠っていたラーラはうなされ、目を覚ました。
目元が濡れている。
(私、また泣いてたんだ…。夕食の時にあんなことがあったのだから、当然ですよね)
寝ようにも寝付けず、昨夜のように毛布の中で物思いに耽る。
(何もあんな言い方しなくても…。でも、あの人は気にしていないようだし、関係はこじれなさそうです。それだけは不幸中の幸いと言えるかも。…しかし、フラれるのは想像以上に堪えますね。…あれ?)
一人目を丸くする。
(なんで、なんで? 私はこの辛さを知っている…。もしかして、フラれるのは初めてではない…?)
立つ鳥肌、開く瞳孔、突如高速で動き出す思考回路。
「悲劇の子」の大脳皮質、その最奥に封印された記憶を縛る鎖たちが次々解かれていく。
ちょうど18年前、少女はケンダル王国のドマ地方のある村に生を受けた。
既に亡き者となって面識もない父親の身体的特徴をその身に宿し、生まれながらに魔法を運用できた少女だったが、近所に住む同世代の子供たちは彼女を恐れず、同時に少女も対等な友人として彼らに接した。
また、母親も少女を心から愛していた。
人の暖かさに囲まれ、少女は決して豊かではないながらも幸福だった。
幸せが崩れるのは一瞬だった。
ある日、狂気に口元を歪めた王国騎士団が家々に押し入り、逃げ惑う住民たちを一方的に虐殺して回った。
少女の母親は少女の目の前で切り殺された。
少女は必死で逃げ、空っぽになった自らの命だけは辛うじて守り抜いた。
後に騎士団の暴虐は国中に広まり、住民殺害の責任を問う裁判が行われた。
しかし、結果は全くの無罪。
残ったのは無念のうちに散り、肉体を焼かれてなお現世を彷徨える者達の魂だけだった…
…ここまでは今までラーラの記憶しているとおりである。
ラーラには親友が居た。
名をクールア。
友人たちの中でも特に仲が良く、二人きりで遊ぶことも多かった。
騎士団による襲撃の一週間前のある日、彼女らは二人きりで村の近くの沢に出かけていた。
そこを偶然、村へ向かう若手の冒険者が通りかかった。
彼の目にラーラの角と尻尾が留まった。
「魔物」のすぐ横には人間の少女。
いつ襲われてもおかしくはないのに、全く警戒していないように見える。
未だ経験の少ない彼は、危機的状況から少女を守るべく、半ば慌てながら弓と矢に手を伸ばした。
しかし弦から指を離しかけたその瞬間、彼の存在に気付いた少女が両腕を広げて立ち上がった。
動揺した冒険者の矢は少女の肩を掠め、鮮血がその白い服を赤く染めた。
冒険者は慌てて彼女に応急処置を施して抱え、心配して付いてきた「魔物」とともに村へと急いだ。
結局、迅速な手当により傷はそこまで酷くならず、安静にしていることを条件に家に帰された。
「本当に大丈夫なの?」
不安げに顔を覗き込むラーラ。
「うん! ちょっと血が出ただけ。先生が一週間くらいで治るってさ」
クールアはいつもどおりの陽気さで答えた。
「そうなんだ…良かった」
しばし流れる沈黙の果て、ラーラが立ち止まり、それに気付かず先を行くクールアの手を後ろから取る。
「ねえ」
「ん? どうし…」
振り返るクールア。視線を出会わせたその紫色の瞳には妙な雰囲気があった。
いつもと違う親友が、震えながら口を開く。
「私、クールアが好き! いつも優しくて、かっこよくて、そんな貴女が大好きなの!」
叫ぶラーラ。
クールアは困惑しつつも笑顔を見せ、
「ありがとう。私もラーラが好きだよ」
と答えた。
「違う…違うの」
しかしラーラは首を横に振って答える。
「そういう意味の『好き』じゃなくて、私は…貴女ともっと特別な関係になりたいの。友達同士じゃなくて、もっと…」
さらに混乱する親友。
その困って迷わせた視線は偶然にも、遠くで熱烈な口づけを交わしている、最近村でも有名なカップルに留まった。
目の前にいる親友の姿が、何か得体のしれないものに変容していく。
鋭い角や長い尾を生やし、禁忌を犯す。その正体は…
司祭の娘だったクールアは手を振りほどき、目の前に居る者を突き飛ばした。
「『悪魔』め! お前は…お前は、私を騙して堕落させようとしたんだな! 『悪魔』め、もう私達の関係は終わりだ!」
どんどん小さくなっていく親友の背中。
彼女はまたも偶然通りかかった例の冒険者と何やら話し、ラーラの方を指さしていた。
(「悪魔を匿う悪民に罰を」…はっきりと覚えています。騎士団はそう叫んでいました)
確信した真実。
(騎士を呼び寄せたのは…お母さんを、クールアを殺したのは…私だ)
ラーラの中で何かが壊れる。
(私が女の子を好きになってしまったから)
グレアの一見無邪気で残酷な言葉たちは、半ば計算して放たれたものだった。
(「すみません、どういうことですか? 私はいつだって貴方の傍にいるじゃないですか」)
この一言を口にした段階で、グレアはラーラの気持ちが分かっていた。
もちろんグレアにその気はない。
今後も同志として旅を続けることを考えると、単にラーラの「告白」を断るというだけでなく、そういった関係を結ぶこと自体が根本的に不可能であることを示し、以後きっぱり諦めさせねばならないと彼女は考えた。
それ故の無垢で冷徹で残酷な言葉。
ラーラならば耐えてくれる、そしていつか理解してくれるという期待が含まれていた。
だが胸騒ぎとともに新しい朝を迎えた彼女が発見したのは一枚の書き置き。
「どうか探さないで」
開け放たれた戸から吹き込んでくる冬の風が、グレアの髪を静かに揺らした。
ラーラの言葉にグレアは驚き、困惑の色を浮かべた。
「すみません、どういうことですか? 私はいつだって貴方の傍にいるじゃないですか」
「私達は今まで友人として、夢を叶える同志として長年過ごしてきました。でも…それ以上の関係になりたいのです」
耳まで赤く染め、潤んだ瞳を震わせる。
「…そういう意味だったんですね」
グレアは一人頷いた。
「ありがとうございます。そう言ってもらえたのはすごく嬉しいです。でも…」
グレアはいたずらっぽい笑みを浮かべて言った。
「そんなこと言ったら、火刑になっちゃいますよ」
そう、同性愛者は「悪魔」憑きの「異端者」として焼かれるのが彼らの宗教である。
だがそんなことはラーラにとってどうでもよかった。
これが図られたものかは分からないが、一言の中に込められたグレアの「返答」が彼女を静かに絶望させた。
グレアは残酷にも続けた。
「催眠の効果がまだ切れていないようですね」
(ああ…)
「よくあることのようです。あと数日経てばきっと元に戻りますよ」
(この人はどうしていつだってこんなに鈍感なんでしょう…)
ラーラの頬を流れる涙。
親切心で差し出されるハンカチが胸に刺さって余計に痛かった。
結局、彼女たちは誕生会の後とは思えない沈んだ空気感で店を出た。
深夜、別々のベッドで眠っていたラーラはうなされ、目を覚ました。
目元が濡れている。
(私、また泣いてたんだ…。夕食の時にあんなことがあったのだから、当然ですよね)
寝ようにも寝付けず、昨夜のように毛布の中で物思いに耽る。
(何もあんな言い方しなくても…。でも、あの人は気にしていないようだし、関係はこじれなさそうです。それだけは不幸中の幸いと言えるかも。…しかし、フラれるのは想像以上に堪えますね。…あれ?)
一人目を丸くする。
(なんで、なんで? 私はこの辛さを知っている…。もしかして、フラれるのは初めてではない…?)
立つ鳥肌、開く瞳孔、突如高速で動き出す思考回路。
「悲劇の子」の大脳皮質、その最奥に封印された記憶を縛る鎖たちが次々解かれていく。
ちょうど18年前、少女はケンダル王国のドマ地方のある村に生を受けた。
既に亡き者となって面識もない父親の身体的特徴をその身に宿し、生まれながらに魔法を運用できた少女だったが、近所に住む同世代の子供たちは彼女を恐れず、同時に少女も対等な友人として彼らに接した。
また、母親も少女を心から愛していた。
人の暖かさに囲まれ、少女は決して豊かではないながらも幸福だった。
幸せが崩れるのは一瞬だった。
ある日、狂気に口元を歪めた王国騎士団が家々に押し入り、逃げ惑う住民たちを一方的に虐殺して回った。
少女の母親は少女の目の前で切り殺された。
少女は必死で逃げ、空っぽになった自らの命だけは辛うじて守り抜いた。
後に騎士団の暴虐は国中に広まり、住民殺害の責任を問う裁判が行われた。
しかし、結果は全くの無罪。
残ったのは無念のうちに散り、肉体を焼かれてなお現世を彷徨える者達の魂だけだった…
…ここまでは今までラーラの記憶しているとおりである。
ラーラには親友が居た。
名をクールア。
友人たちの中でも特に仲が良く、二人きりで遊ぶことも多かった。
騎士団による襲撃の一週間前のある日、彼女らは二人きりで村の近くの沢に出かけていた。
そこを偶然、村へ向かう若手の冒険者が通りかかった。
彼の目にラーラの角と尻尾が留まった。
「魔物」のすぐ横には人間の少女。
いつ襲われてもおかしくはないのに、全く警戒していないように見える。
未だ経験の少ない彼は、危機的状況から少女を守るべく、半ば慌てながら弓と矢に手を伸ばした。
しかし弦から指を離しかけたその瞬間、彼の存在に気付いた少女が両腕を広げて立ち上がった。
動揺した冒険者の矢は少女の肩を掠め、鮮血がその白い服を赤く染めた。
冒険者は慌てて彼女に応急処置を施して抱え、心配して付いてきた「魔物」とともに村へと急いだ。
結局、迅速な手当により傷はそこまで酷くならず、安静にしていることを条件に家に帰された。
「本当に大丈夫なの?」
不安げに顔を覗き込むラーラ。
「うん! ちょっと血が出ただけ。先生が一週間くらいで治るってさ」
クールアはいつもどおりの陽気さで答えた。
「そうなんだ…良かった」
しばし流れる沈黙の果て、ラーラが立ち止まり、それに気付かず先を行くクールアの手を後ろから取る。
「ねえ」
「ん? どうし…」
振り返るクールア。視線を出会わせたその紫色の瞳には妙な雰囲気があった。
いつもと違う親友が、震えながら口を開く。
「私、クールアが好き! いつも優しくて、かっこよくて、そんな貴女が大好きなの!」
叫ぶラーラ。
クールアは困惑しつつも笑顔を見せ、
「ありがとう。私もラーラが好きだよ」
と答えた。
「違う…違うの」
しかしラーラは首を横に振って答える。
「そういう意味の『好き』じゃなくて、私は…貴女ともっと特別な関係になりたいの。友達同士じゃなくて、もっと…」
さらに混乱する親友。
その困って迷わせた視線は偶然にも、遠くで熱烈な口づけを交わしている、最近村でも有名なカップルに留まった。
目の前にいる親友の姿が、何か得体のしれないものに変容していく。
鋭い角や長い尾を生やし、禁忌を犯す。その正体は…
司祭の娘だったクールアは手を振りほどき、目の前に居る者を突き飛ばした。
「『悪魔』め! お前は…お前は、私を騙して堕落させようとしたんだな! 『悪魔』め、もう私達の関係は終わりだ!」
どんどん小さくなっていく親友の背中。
彼女はまたも偶然通りかかった例の冒険者と何やら話し、ラーラの方を指さしていた。
(「悪魔を匿う悪民に罰を」…はっきりと覚えています。騎士団はそう叫んでいました)
確信した真実。
(騎士を呼び寄せたのは…お母さんを、クールアを殺したのは…私だ)
ラーラの中で何かが壊れる。
(私が女の子を好きになってしまったから)
グレアの一見無邪気で残酷な言葉たちは、半ば計算して放たれたものだった。
(「すみません、どういうことですか? 私はいつだって貴方の傍にいるじゃないですか」)
この一言を口にした段階で、グレアはラーラの気持ちが分かっていた。
もちろんグレアにその気はない。
今後も同志として旅を続けることを考えると、単にラーラの「告白」を断るというだけでなく、そういった関係を結ぶこと自体が根本的に不可能であることを示し、以後きっぱり諦めさせねばならないと彼女は考えた。
それ故の無垢で冷徹で残酷な言葉。
ラーラならば耐えてくれる、そしていつか理解してくれるという期待が含まれていた。
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