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第64話『あなたへの想い』①
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(レナ視点)
私は、恋という感情を理解しようと色々やってみたが、その成果はあまり無かった。
ナルシス君たちに対して想う感情があるのは確かなのだ。
しかし、何かが違う。
しっくりこないという言葉が一番合うだろうか?
ヤスミンに対する気持ちとそれほど違いが無いように思うのだ。
お母さんに向けていた気持ちともそれほど違いが無いようにも思う。
家族に向けた気持ちだ。
たった一人のお母さんへの気持ち。
それは決して軽い物では無いだろう。重いはずだ。
であるならば、それと同じくらいの気持ちを向けているのだから、これは大事な気持ちだ。
なら、これが恋で、この気持ちの為ならば私は何でもできるのだろうか。
空の向こうにだって行けてしまうほどだろうか。
星の彼方を目指したくなるほどだろうか?
そう考えると、違うと思う。
思ってしまう。
だから、私は出ない答えを求めて、一人星空を眺めていたのだけれど……。
「レナちゃん」
「……シーラちゃん?」
「はい。こんばんは」
シーラちゃんが現れる。
昔本で読んだ天使様みたいに、子供の姿で微笑んで、空から舞い降りる。
「うん」
「どうですか? 恋は」
「やっぱり良く分からないや」
シーラちゃんは全部分かっているという様な顔で、微笑みながら、そんな意地悪な事を聞いてきて。
私は何だか悔しくなってシーラちゃんに意地悪をいう事にする。
「ふふ。ここは年上で頼れるお姉さんの意見が聞きたくなってきたんじゃないですか?」
「……どこにいるの? そんな人。いないよ」
「ここに居るじゃないですか!」
「冗談。冗談だよ。そんなに怒らないで」
「むー」
シーラちゃんは不貞腐れた様に、私の隣に座って、私をジッと見つめた。
その瞳からは何も悪い感情は見えなくて、ただ私への親愛だけが見える。
その気持ちが嬉しくて、抱き着きたい衝動が生まれたけど、それを誤魔化す様に私はシーラちゃんの頭を撫でた。
「忘れてるかもしれないですけど、私の方が年上なんですよ?」
「知ってるよ。でもシーラちゃんはシーラちゃんだから」
「むぅ」
「ごめんって。心配して来てくれたのにね」
私は、恋という感情を理解しようと色々やってみたが、その成果はあまり無かった。
ナルシス君たちに対して想う感情があるのは確かなのだ。
しかし、何かが違う。
しっくりこないという言葉が一番合うだろうか?
ヤスミンに対する気持ちとそれほど違いが無いように思うのだ。
お母さんに向けていた気持ちともそれほど違いが無いようにも思う。
家族に向けた気持ちだ。
たった一人のお母さんへの気持ち。
それは決して軽い物では無いだろう。重いはずだ。
であるならば、それと同じくらいの気持ちを向けているのだから、これは大事な気持ちだ。
なら、これが恋で、この気持ちの為ならば私は何でもできるのだろうか。
空の向こうにだって行けてしまうほどだろうか。
星の彼方を目指したくなるほどだろうか?
そう考えると、違うと思う。
思ってしまう。
だから、私は出ない答えを求めて、一人星空を眺めていたのだけれど……。
「レナちゃん」
「……シーラちゃん?」
「はい。こんばんは」
シーラちゃんが現れる。
昔本で読んだ天使様みたいに、子供の姿で微笑んで、空から舞い降りる。
「うん」
「どうですか? 恋は」
「やっぱり良く分からないや」
シーラちゃんは全部分かっているという様な顔で、微笑みながら、そんな意地悪な事を聞いてきて。
私は何だか悔しくなってシーラちゃんに意地悪をいう事にする。
「ふふ。ここは年上で頼れるお姉さんの意見が聞きたくなってきたんじゃないですか?」
「……どこにいるの? そんな人。いないよ」
「ここに居るじゃないですか!」
「冗談。冗談だよ。そんなに怒らないで」
「むー」
シーラちゃんは不貞腐れた様に、私の隣に座って、私をジッと見つめた。
その瞳からは何も悪い感情は見えなくて、ただ私への親愛だけが見える。
その気持ちが嬉しくて、抱き着きたい衝動が生まれたけど、それを誤魔化す様に私はシーラちゃんの頭を撫でた。
「忘れてるかもしれないですけど、私の方が年上なんですよ?」
「知ってるよ。でもシーラちゃんはシーラちゃんだから」
「むぅ」
「ごめんって。心配して来てくれたのにね」
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