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第73話『天国と地獄』(レナ視点)①
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(レナ視点)
勝利。
私は全てに勝利した。
ベッドで朝を迎えながら、すぐ隣でスヤスヤと眠るシーラちゃんを見て、ニヤニヤするのが止められない。
「ふへへへ」
きっと私は今、世界で一番の幸せ者だろう。
間違いない。
「……は?」
なんて、人生最高の瞬間を味わっていたら、シーラちゃんの部屋の扉が開いて、誰かの声が静かな部屋の中に響いた。
「ん? あぁ、貴女ですか。いや、貴女のお陰で」
「は? いや、聞いてないんだけど? 意味も分からないし」
「あぁ、そうですか。ではハッキリと言いましょう。私、シーラちゃんと、恋人!! になりましたよ。えぇ」
「……」
「やっぱ、ウジウジ悩んでても無駄だって事ですね。そう、貴女に教えられましたよ。いや! 本当に感謝しかありませんね!! あはは! あはははは!!」
私の声に、女は怒気を身に纏いながら私をジッと睨みつけていた。
その姿を見て、私は何故この女が私をやたらと焚きつけたのか理解する。
そうか。この女! 私を当て馬にして、シーラちゃんの様子を探ろうとしたのか!!
味方みたいな顔をしてとんでもない事考えて!!
しかし、そうと分かれば遠慮は要らないな。
「あれぇ~? どうしたんですかぁ~。わたしぃ、あなたのお陰でぇ。シーラちゃんとラッブラブな関係になれたんですよぉ~? もっと嬉しそうな顔して下さいよぉ」
「殺す……!」
不意打ちの様に魔法を放ってきた女に、私はシーラちゃんに抱き着いて転移魔法を使った。
ついでに、ベッドに捨ててあった私の服を掴んで、短距離転移で服を着る。
昨日、可愛い抵抗をしているシーラちゃんの服を脱がす為に思いついた魔法の応用である。
脱ぐことが出来れば着る事も出来るってワケよ。
という訳で、部屋の中で逃げ回った後、シーラちゃんを抱えながら部屋の外に転移した。
「ちょっと挑発しすぎたか」
爆破され、怒りの姿で飛び出してきた女を空中に浮きながら見ていた私は、向けられた魔法に急いで転移をする。
しかし、言うほど魔力がある訳じゃないから、このままではいずれ撃ち落とされてしまうだろう。
それだけは避けなくては……!
「レナ!!」
「はっ! 何も出来なかっただけの癖にひがまないでよ!」
「先輩に同情されただけの分際で!!」
「何言ってのさ! 私はね! シーラちゃんに!!! 告白されたんだよ!」
「そんなワケあるか!!」
勝利。
私は全てに勝利した。
ベッドで朝を迎えながら、すぐ隣でスヤスヤと眠るシーラちゃんを見て、ニヤニヤするのが止められない。
「ふへへへ」
きっと私は今、世界で一番の幸せ者だろう。
間違いない。
「……は?」
なんて、人生最高の瞬間を味わっていたら、シーラちゃんの部屋の扉が開いて、誰かの声が静かな部屋の中に響いた。
「ん? あぁ、貴女ですか。いや、貴女のお陰で」
「は? いや、聞いてないんだけど? 意味も分からないし」
「あぁ、そうですか。ではハッキリと言いましょう。私、シーラちゃんと、恋人!! になりましたよ。えぇ」
「……」
「やっぱ、ウジウジ悩んでても無駄だって事ですね。そう、貴女に教えられましたよ。いや! 本当に感謝しかありませんね!! あはは! あはははは!!」
私の声に、女は怒気を身に纏いながら私をジッと睨みつけていた。
その姿を見て、私は何故この女が私をやたらと焚きつけたのか理解する。
そうか。この女! 私を当て馬にして、シーラちゃんの様子を探ろうとしたのか!!
味方みたいな顔をしてとんでもない事考えて!!
しかし、そうと分かれば遠慮は要らないな。
「あれぇ~? どうしたんですかぁ~。わたしぃ、あなたのお陰でぇ。シーラちゃんとラッブラブな関係になれたんですよぉ~? もっと嬉しそうな顔して下さいよぉ」
「殺す……!」
不意打ちの様に魔法を放ってきた女に、私はシーラちゃんに抱き着いて転移魔法を使った。
ついでに、ベッドに捨ててあった私の服を掴んで、短距離転移で服を着る。
昨日、可愛い抵抗をしているシーラちゃんの服を脱がす為に思いついた魔法の応用である。
脱ぐことが出来れば着る事も出来るってワケよ。
という訳で、部屋の中で逃げ回った後、シーラちゃんを抱えながら部屋の外に転移した。
「ちょっと挑発しすぎたか」
爆破され、怒りの姿で飛び出してきた女を空中に浮きながら見ていた私は、向けられた魔法に急いで転移をする。
しかし、言うほど魔力がある訳じゃないから、このままではいずれ撃ち落とされてしまうだろう。
それだけは避けなくては……!
「レナ!!」
「はっ! 何も出来なかっただけの癖にひがまないでよ!」
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「そんなワケあるか!!」
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