4 / 5
その後の二人
イケメンと不安とロングスカート
しおりを挟む
──なんだかんだいろいろあって、陽奈と付き合うことになった。
付き合って初めてのデートはある意味思い出深い、映画館デートに決定した。
見る予定の映画は、今話題のイケメン俳優がたくさん出てくる学園ものの実写映画だ。原作は人気の少年マンガで、読んだことはなかったがその名前くらいは雪乃も知っていた。だからといって、特別見たいとも思ってはいなかったのだが、陽奈のたっての希望により見に行くことになったのだ。
「陽奈ってやっぱり、イケメンが好きなのかな……」
明日のデートに備えて洋服を選んでる最中にふと、そんな言葉が出てしまう。
そうだ。よく考えたら陽奈は顔が良ければ、性格が最悪でも付き合っていたではないか。
「…………」
(……やっぱり、本当は男の人と付き合いたかったよね)
自分で考えながら自己嫌悪に陥ってしまう。そもそも付き合っていると思っているのは、自分だけで──、いや、そんなことは──。
「ない、はず……」
そう、自分に言い聞かせながら、雪乃は明日着る服をある決意を持って決めたのだった。
◇◆◇◉◇◆◇
「あっ、雪乃~!」
「陽奈!」
「「えっ!?」」
その瞬間、ほぼ同時に二人は声を上げていた。
映画館のチケット売り場で待ち合わせをしたはいいものの、なかなかお互いを見つけられず、連絡をとってようやく会えたと思ったら、目の前にいる陽奈の姿がいつもと違って思わず声を上げてしまった。
「陽奈……。なんか今日、いつもと違う?」
いつもの陽奈はこう、結構露出多めというかギャル感が半端ないのだが、今日はいつものツインテールが三つ編みのハーフアップになっていたり、胸が見えそうな際どい感じじゃなく、首元まで隠れている上着だったり、スカートに至ってはミニスカートではなく、タイトなロングスカートだ。
「あっ、気づいた? どう、こういう感じ好きぃ?」
そう言って、いたずらっ子のように微笑む姿は、いつもの陽奈だ。
「う、ん……。すごく、似合ってる、よ」
(いや、好き過ぎるんだが!? かわい過ぎるんだが!?)
もちろん、いつものギャルっぽい服も大好物──、もとい、とても似合っているのだが、やはり他の人にそんな陽奈を見られるのはヒヤヒヤするというか、見てんじゃねーよ的な気分になるのは否定できないので、軽く露出を少し抑えた方がみたいなことを言ったような気がする。
そんな雪乃の言葉を憶えていて、いつもより落ち着いた格好をして来てくれたんだとしたら──…、
──そんなの、愛し過ぎるではないか。
そう頭の中ではいろいろな気持ちが巡っているというのに、口から出たのはなんともそっけない言葉だった。
「ほんとぉっ! やったぁ~!」
それでも、そんな雪乃の言葉に陽奈は素直に喜んでくれる。本当にそういうところが好きなんだと、しみじみ思う。
「それは、それとしてぇ」
「ん?」
陽奈がなにか言いたげな顔で、こちらを仰ぎ見る。
「……なに? その格好」
「えっ? どこか変?」
思わず、自分の服を見回す。別に汚れていたり、破けていたりするわけでもないし、間違った着方をしているわけでもないと思う。ということは──…、
「いや、変じゃないけど、変っていうかぁ」
なんとも言いにくそうにしていた陽奈だったが、意を決したのかストレートに聞いてきた。
「なんで今日は男の子みたいな格好してるわけ?」
「あ、やっぱりそこ?」
そう、今日の雪乃はいつもよりボーイッシュな服を選んでいた。正直、今日見る映画に出てくるイケメンたちに負けないように気合いを入れようと思った結果、こうなってしまったのだ。
「やっぱりって、自覚あったわけぇ~?」
「……似合わない?」
やはり、イケメンたちに張り合うのは無理があったか。
「いや、似合ってるけどぉ……。逆に似合い過ぎっていうか、正直男の子にしか見えないっていうか……」
「本当に!? よかった。陽奈は、こういう方が好きなんじゃないかと思って」
「……は?」
「いや、ほら、その、陽奈は元々男の人が好きだったわけだし、一緒に歩いていてもこれなら普通に男女がデートしてるように見えるかな~とか思ったりもして……」
「はあぁ~っ!?」
「あ、あれっ? なんか怒ってる!?」
陽奈が信じられないようなものを見る目でこちらを見てくる。そんなに変なことをしたつもりはないのだが。
「……信じらんない」
伝わってないのが、伝わったのか陽奈はすっかり頭を抱えているようだった。
「なにを言いだすかと思えば……」
そう言って、陽奈は思いっきり雪乃にその人差し指を突き出した。
「あたしがっ! いつ! 雪乃に男の子みたいになってほしいなんて言った!?」
「へっ?」
「あたしは、雪乃が雪乃だから好きになったのっ! だから、雪乃に無理して男の子っぽくふるまってほしいわけじゃないし、あたしは雪乃の綺麗な長い髪好きだし、細くてスタイルがいいとこも好きで、だからシンプルな服とかなに着ても似合うし、そりゃ今の格好だってもちろん似合ってるけど、そういうことじゃないっていうか……!」
「えっ……、好きって初めて言われた……」
「そっ、そうかもだけど、今はそこじゃないでしょっ!」
真っ赤になっている陽奈が照れながら叫ぶ。
「ご、ごめん。なんか動揺してつい……」
「だから、つまりなにを勘違いしてるのか知らないけど、無理せずありのままでいてほしいってこと!」
「そっか……。わかった」
(好き……。陽奈も私のことを好き……。女でもありのままの私が好き……)
嬉し過ぎて思わず胸の中で何度も繰り返してしまう。つまり、あれこれ考えていたがすべては杞憂だったということか。なら──…、
「これでいいってことだよね」
長い髪を短く見せるために被っていた帽子を思いっきり外した。その瞬間、ただ軽くまとめていただけの髪が肩まで落ちてくる。
「ま、まぁ、そう?」
「変なこと気にしてごめん」
まだ少し驚いている陽奈の手を、優しくそっと握る。
「っ!」
その瞬間、かわいらしい緊張が手のひらに伝わってくる。別に周りの目なんて気にする必要はなかったのだ。陽奈がいいと言うのなら、ありのままの自分で手を繋ぎたい。
「じゃあ、チケット買いに行こっか」
「きゅ、急に吹っ切れすぎじゃない? まぁ、いいけど……」
──真っ赤になって隣を歩く私の彼女が、今日も最高にかわいい。
付き合って初めてのデートはある意味思い出深い、映画館デートに決定した。
見る予定の映画は、今話題のイケメン俳優がたくさん出てくる学園ものの実写映画だ。原作は人気の少年マンガで、読んだことはなかったがその名前くらいは雪乃も知っていた。だからといって、特別見たいとも思ってはいなかったのだが、陽奈のたっての希望により見に行くことになったのだ。
「陽奈ってやっぱり、イケメンが好きなのかな……」
明日のデートに備えて洋服を選んでる最中にふと、そんな言葉が出てしまう。
そうだ。よく考えたら陽奈は顔が良ければ、性格が最悪でも付き合っていたではないか。
「…………」
(……やっぱり、本当は男の人と付き合いたかったよね)
自分で考えながら自己嫌悪に陥ってしまう。そもそも付き合っていると思っているのは、自分だけで──、いや、そんなことは──。
「ない、はず……」
そう、自分に言い聞かせながら、雪乃は明日着る服をある決意を持って決めたのだった。
◇◆◇◉◇◆◇
「あっ、雪乃~!」
「陽奈!」
「「えっ!?」」
その瞬間、ほぼ同時に二人は声を上げていた。
映画館のチケット売り場で待ち合わせをしたはいいものの、なかなかお互いを見つけられず、連絡をとってようやく会えたと思ったら、目の前にいる陽奈の姿がいつもと違って思わず声を上げてしまった。
「陽奈……。なんか今日、いつもと違う?」
いつもの陽奈はこう、結構露出多めというかギャル感が半端ないのだが、今日はいつものツインテールが三つ編みのハーフアップになっていたり、胸が見えそうな際どい感じじゃなく、首元まで隠れている上着だったり、スカートに至ってはミニスカートではなく、タイトなロングスカートだ。
「あっ、気づいた? どう、こういう感じ好きぃ?」
そう言って、いたずらっ子のように微笑む姿は、いつもの陽奈だ。
「う、ん……。すごく、似合ってる、よ」
(いや、好き過ぎるんだが!? かわい過ぎるんだが!?)
もちろん、いつものギャルっぽい服も大好物──、もとい、とても似合っているのだが、やはり他の人にそんな陽奈を見られるのはヒヤヒヤするというか、見てんじゃねーよ的な気分になるのは否定できないので、軽く露出を少し抑えた方がみたいなことを言ったような気がする。
そんな雪乃の言葉を憶えていて、いつもより落ち着いた格好をして来てくれたんだとしたら──…、
──そんなの、愛し過ぎるではないか。
そう頭の中ではいろいろな気持ちが巡っているというのに、口から出たのはなんともそっけない言葉だった。
「ほんとぉっ! やったぁ~!」
それでも、そんな雪乃の言葉に陽奈は素直に喜んでくれる。本当にそういうところが好きなんだと、しみじみ思う。
「それは、それとしてぇ」
「ん?」
陽奈がなにか言いたげな顔で、こちらを仰ぎ見る。
「……なに? その格好」
「えっ? どこか変?」
思わず、自分の服を見回す。別に汚れていたり、破けていたりするわけでもないし、間違った着方をしているわけでもないと思う。ということは──…、
「いや、変じゃないけど、変っていうかぁ」
なんとも言いにくそうにしていた陽奈だったが、意を決したのかストレートに聞いてきた。
「なんで今日は男の子みたいな格好してるわけ?」
「あ、やっぱりそこ?」
そう、今日の雪乃はいつもよりボーイッシュな服を選んでいた。正直、今日見る映画に出てくるイケメンたちに負けないように気合いを入れようと思った結果、こうなってしまったのだ。
「やっぱりって、自覚あったわけぇ~?」
「……似合わない?」
やはり、イケメンたちに張り合うのは無理があったか。
「いや、似合ってるけどぉ……。逆に似合い過ぎっていうか、正直男の子にしか見えないっていうか……」
「本当に!? よかった。陽奈は、こういう方が好きなんじゃないかと思って」
「……は?」
「いや、ほら、その、陽奈は元々男の人が好きだったわけだし、一緒に歩いていてもこれなら普通に男女がデートしてるように見えるかな~とか思ったりもして……」
「はあぁ~っ!?」
「あ、あれっ? なんか怒ってる!?」
陽奈が信じられないようなものを見る目でこちらを見てくる。そんなに変なことをしたつもりはないのだが。
「……信じらんない」
伝わってないのが、伝わったのか陽奈はすっかり頭を抱えているようだった。
「なにを言いだすかと思えば……」
そう言って、陽奈は思いっきり雪乃にその人差し指を突き出した。
「あたしがっ! いつ! 雪乃に男の子みたいになってほしいなんて言った!?」
「へっ?」
「あたしは、雪乃が雪乃だから好きになったのっ! だから、雪乃に無理して男の子っぽくふるまってほしいわけじゃないし、あたしは雪乃の綺麗な長い髪好きだし、細くてスタイルがいいとこも好きで、だからシンプルな服とかなに着ても似合うし、そりゃ今の格好だってもちろん似合ってるけど、そういうことじゃないっていうか……!」
「えっ……、好きって初めて言われた……」
「そっ、そうかもだけど、今はそこじゃないでしょっ!」
真っ赤になっている陽奈が照れながら叫ぶ。
「ご、ごめん。なんか動揺してつい……」
「だから、つまりなにを勘違いしてるのか知らないけど、無理せずありのままでいてほしいってこと!」
「そっか……。わかった」
(好き……。陽奈も私のことを好き……。女でもありのままの私が好き……)
嬉し過ぎて思わず胸の中で何度も繰り返してしまう。つまり、あれこれ考えていたがすべては杞憂だったということか。なら──…、
「これでいいってことだよね」
長い髪を短く見せるために被っていた帽子を思いっきり外した。その瞬間、ただ軽くまとめていただけの髪が肩まで落ちてくる。
「ま、まぁ、そう?」
「変なこと気にしてごめん」
まだ少し驚いている陽奈の手を、優しくそっと握る。
「っ!」
その瞬間、かわいらしい緊張が手のひらに伝わってくる。別に周りの目なんて気にする必要はなかったのだ。陽奈がいいと言うのなら、ありのままの自分で手を繋ぎたい。
「じゃあ、チケット買いに行こっか」
「きゅ、急に吹っ切れすぎじゃない? まぁ、いいけど……」
──真っ赤になって隣を歩く私の彼女が、今日も最高にかわいい。
10
あなたにおすすめの小説
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
みのりすい
恋愛
「ボディタッチくらいするよね。女の子同士だもん」
三崎早月、15歳。小佐田未沙、14歳。
クラスメイトの二人は、お互いにタイプが違ったこともあり、ほとんど交流がなかった。
中学三年生の春、そんな二人の関係が、少しだけ、動き出す。
※百合作品として執筆しましたが、男性キャラクターも多数おり、BL要素、NL要素もございます。悪しからずご了承ください。また、軽度ですが性描写を含みます。
12/11 ”原田巴について”投稿開始。→12/13 別作品として投稿しました。ご迷惑をおかけします。
身体だけの関係です 原田巴について
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/734700789
作者ツイッター: twitter/minori_sui
秋の陽気(ようき)
転生新語
恋愛
元夫(もとおっと)が先月、亡くなった。四十九日法要が終わって、私は妹の娘と再会する……
カクヨム、小説家になろうに投稿しています。
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/822139836259441399
小説家になろう→https://ncode.syosetu.com/n1892ld/
さくらと遥香
youmery
恋愛
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香(=かっきー)。
さくら視点で描かれる、かっきーとの百合恋愛ストーリーです。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[完結]
(支え合う2人)
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
身体だけの関係です‐原田巴について‐
みのりすい
恋愛
原田巴は高校一年生。(ボクっ子)
彼女には昔から尊敬している10歳年上の従姉がいた。
ある日巴は酒に酔ったお姉ちゃんに身体を奪われる。
その日から、仲の良かった二人の秒針は狂っていく。
毎日19時ごろ更新予定
「身体だけの関係です 三崎早月について」と同一世界観です。また、1~2話はそちらにも投稿しています。今回分けることにしましたため重複しています。ご迷惑をおかけします。
良ければそちらもお読みください。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060
百合ゲーの悪女に転生したので破滅エンドを回避していたら、なぜかヒロインとのラブコメになっている。
白藍まこと
恋愛
百合ゲー【Fleur de lis】
舞台は令嬢の集うヴェリテ女学院、そこは正しく男子禁制 乙女の花園。
まだ何者でもない主人公が、葛藤を抱く可憐なヒロイン達に寄り添っていく物語。
少女はかくあるべし、あたしの理想の世界がそこにはあった。
ただの一人を除いて。
――楪柚稀(ゆずりは ゆずき)
彼女は、主人公とヒロインの間を切り裂くために登場する“悪女”だった。
あまりに登場回数が頻回で、セリフは辛辣そのもの。
最終的にはどのルートでも学院を追放されてしまうのだが、どうしても彼女だけは好きになれなかった。
そんなあたしが目を覚ますと、楪柚稀に転生していたのである。
うん、学院追放だけはマジで無理。
これは破滅エンドを回避しつつ、百合を見守るあたしの奮闘の物語……のはず。
※他サイトでも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる