16 / 40
15
しおりを挟む
「スミレは俺がインチキして愛の花を出したと思っているんだな?」
ガイナは今まで見た中では無かった様な怒った顔をした。
「じゃあ証明してやればいいんだな。丁度ソコに大きな鏡がある。横目で見ておけよ」
スミレが鏡越しに2人を捉えると、ガイナが屈んでスミレにキスをした。
「何すんだよっ!?離せっ・・・」
腕を伸ばし距離を取ろうとするが、固定され動けない。そのキスの間に
「鏡、見てみろよ。俺は何もしてないぞ?」
そう言う。
確かにガイナはキスしているだけで、手品師の様に花を降らせる様な真似はしていない。
ガイナは優しいキスから、スミレの口腔内を全て舐め尽くす様に舌を縦横無尽に動かす。
ふと気がつくと、甘いキスを強請る様にスミレはガイナにしがみついていて、突然力の抜けたスミレをガイナは腕1本で支えていた。
「俺はインチキなんてしてないだろ?」
動かない頭でスミレはコクリと頷いた。
「俺は疑われる事が嫌いだからな。分かればいいぞ」
ガイナは再びキスをしようとしたが、スミレは何とか回避する。
「もういいってば!!」
力いっぱいガイナを突き飛ばし、スミレも一歩下がる。すると足の下にあるのは、
「何だ、この量の薔薇はっ!?」
2人がいた場所を中心にオレンジの薔薇が沢山落ちていたのだ。
「だから愛の花なんだよ。スミレと俺が愛し合うと降って来るんだよ。花に祝福されてるみたいだな?」
ニヤニヤとガイナは笑う。
「例え番の証でも、この旅が終わるまでにガイナを番として一緒にいたいと思わなければ諦めるんだろ?私は今のところ一緒にいたいとは思わないぞ」
だからさっさと諦めてくれ。
「まだまだ、旅は始まったばかりだ。俺は気にしない。最終的にスミレが俺といてくれればいいんだからな」
そう言って薔薇を集めていた。その薔薇は定食屋の女将行きになった。女将は大量の薔薇に驚いたようだがお礼に干し肉を沢山くれたみたいだ。
「非常食にはありがたいよな。何があるか道中分からないからな。ホレ、スミレも半分荷物に入れとけよ」
包みは2つに分かれていたので、1つをスミレに渡してした。
山の麓で昼食を摂り、午後山を越える事にした。しかし、
「あんたらカッツェに行くのかい?だったら何人かで固まって行った方がいいよ。山賊が最近よく出るんで、行商人も被害に遭って困ってるんだ」
店主が話しかけて来た。
「山賊は何人位なんだ?」
「多い時は10人位と聞くね。そろぞれは余り強くないらしいんだが、数がいると防御出来ないみたいだよ」
「ふむ、強くないのか。じゃあ大丈夫だな?スミレ?」
「ああ、問題ないな。ちゃっちゃと山越えてチーズ食べよう」
ガイナとスミレは食べ終わると馬で出発した。2人の後には歩きだが数人の行商人が恐る恐る山へ向かうようだ。
ガイナは今まで見た中では無かった様な怒った顔をした。
「じゃあ証明してやればいいんだな。丁度ソコに大きな鏡がある。横目で見ておけよ」
スミレが鏡越しに2人を捉えると、ガイナが屈んでスミレにキスをした。
「何すんだよっ!?離せっ・・・」
腕を伸ばし距離を取ろうとするが、固定され動けない。そのキスの間に
「鏡、見てみろよ。俺は何もしてないぞ?」
そう言う。
確かにガイナはキスしているだけで、手品師の様に花を降らせる様な真似はしていない。
ガイナは優しいキスから、スミレの口腔内を全て舐め尽くす様に舌を縦横無尽に動かす。
ふと気がつくと、甘いキスを強請る様にスミレはガイナにしがみついていて、突然力の抜けたスミレをガイナは腕1本で支えていた。
「俺はインチキなんてしてないだろ?」
動かない頭でスミレはコクリと頷いた。
「俺は疑われる事が嫌いだからな。分かればいいぞ」
ガイナは再びキスをしようとしたが、スミレは何とか回避する。
「もういいってば!!」
力いっぱいガイナを突き飛ばし、スミレも一歩下がる。すると足の下にあるのは、
「何だ、この量の薔薇はっ!?」
2人がいた場所を中心にオレンジの薔薇が沢山落ちていたのだ。
「だから愛の花なんだよ。スミレと俺が愛し合うと降って来るんだよ。花に祝福されてるみたいだな?」
ニヤニヤとガイナは笑う。
「例え番の証でも、この旅が終わるまでにガイナを番として一緒にいたいと思わなければ諦めるんだろ?私は今のところ一緒にいたいとは思わないぞ」
だからさっさと諦めてくれ。
「まだまだ、旅は始まったばかりだ。俺は気にしない。最終的にスミレが俺といてくれればいいんだからな」
そう言って薔薇を集めていた。その薔薇は定食屋の女将行きになった。女将は大量の薔薇に驚いたようだがお礼に干し肉を沢山くれたみたいだ。
「非常食にはありがたいよな。何があるか道中分からないからな。ホレ、スミレも半分荷物に入れとけよ」
包みは2つに分かれていたので、1つをスミレに渡してした。
山の麓で昼食を摂り、午後山を越える事にした。しかし、
「あんたらカッツェに行くのかい?だったら何人かで固まって行った方がいいよ。山賊が最近よく出るんで、行商人も被害に遭って困ってるんだ」
店主が話しかけて来た。
「山賊は何人位なんだ?」
「多い時は10人位と聞くね。そろぞれは余り強くないらしいんだが、数がいると防御出来ないみたいだよ」
「ふむ、強くないのか。じゃあ大丈夫だな?スミレ?」
「ああ、問題ないな。ちゃっちゃと山越えてチーズ食べよう」
ガイナとスミレは食べ終わると馬で出発した。2人の後には歩きだが数人の行商人が恐る恐る山へ向かうようだ。
220
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された夜、最強魔導師に「番」だと告げられました
有賀冬馬
恋愛
学院の祝宴で告げられた、無慈悲な婚約破棄。
魔力が弱い私には、価値がないという現実。
泣きながら逃げた先で、私は古代の遺跡に迷い込む。
そこで目覚めた彼は、私を見て言った。
「やっと見つけた。私の番よ」
彼の前でだけ、私の魔力は輝く。
奪われた尊厳、歪められた運命。
すべてを取り戻した先にあるのは……
【完結】死の4番隊隊長の花嫁候補に選ばれました~鈍感女は溺愛になかなか気付かない~
白井ライス
恋愛
時は血で血を洗う戦乱の世の中。
国の戦闘部隊“黒炎の龍”に入隊が叶わなかった主人公アイリーン・シュバイツァー。
幼馴染みで喧嘩仲間でもあったショーン・マクレイリーがかの有名な特効部隊でもある4番隊隊長に就任したことを知る。
いよいよ、隣国との戦争が間近に迫ったある日、アイリーンはショーンから決闘を申し込まれる。
これは脳筋女と恋に不器用な魔術師が結ばれるお話。
番など、今さら不要である
池家乃あひる
恋愛
前作「番など、御免こうむる」の後日談です。
任務を終え、無事に国に戻ってきたセリカ。愛しいダーリンと再会し、屋敷でお茶をしている平和な一時。
その和やかな光景を壊したのは、他でもないセリカ自身であった。
「そういえば、私の番に会ったぞ」
※バカップルならぬバカ夫婦が、ただイチャイチャしているだけの話になります。
※前回は恋愛要素が低かったのでヒューマンドラマで設定いたしましたが、今回はイチャついているだけなので恋愛ジャンルで登録しております。
王弟殿下の番様は溺れるほどの愛をそそがれ幸せに…
ましろ
恋愛
見つけた!愛しい私の番。ようやく手に入れることができた私の宝玉。これからは私のすべてで愛し、護り、共に生きよう。
王弟であるコンラート公爵が番を見つけた。
それは片田舎の貴族とは名ばかりの貧乏男爵の娘だった。物語のような幸運を得た少女に人々は賞賛に沸き立っていた。
貧しかった少女は番に愛されそして……え?
婚約者は冷酷宰相様。地味令嬢の私が政略結婚で嫁いだら、なぜか激甘溺愛が待っていました
春夜夢
恋愛
私はずっと「誰にも注目されない地味令嬢」だった。
名門とはいえ没落しかけの伯爵家の次女。
姉は美貌と才覚に恵まれ、私はただの飾り物のような存在。
――そんな私に突然、王宮から「婚約命令」が下った。
相手は、王の右腕にして恐れられる冷酷宰相・ルシアス=ディエンツ公爵。
40を目前にしながら独身を貫き、感情を一切表に出さない男。
(……なぜ私が?)
けれど、その婚約は国を揺るがす「ある計画」の始まりだった。
聖女の座を追われた私は田舎で畑を耕すつもりが、辺境伯様に「君は畑担当ね」と強引に任命されました
さら
恋愛
王都で“聖女”として人々を癒やし続けてきたリーネ。だが「加護が弱まった」と政争の口実にされ、無慈悲に追放されてしまう。行き場を失った彼女が選んだのは、幼い頃からの夢――のんびり畑を耕す暮らしだった。
ところが辺境の村にたどり着いた途端、無骨で豪胆な領主・辺境伯に「君は畑担当だ」と強引に任命されてしまう。荒れ果てた土地、困窮する領民たち、そして王都から伸びる陰謀の影。追放されたはずの聖女は、鍬を握り、祈りを土に注ぐことで再び人々に希望を芽吹かせていく。
「畑担当の聖女さま」と呼ばれながら笑顔を取り戻していくリーネ。そして彼女を真っ直ぐに支える辺境伯との距離も、少しずつ近づいて……?
畑から始まるスローライフと、不器用な辺境伯との恋。追放された聖女が見つけた本当の居場所は、王都の玉座ではなく、土と緑と温かな人々に囲まれた辺境の畑だった――。
番?呪いの別名でしょうか?私には不要ですわ
紅子
恋愛
私は充分に幸せだったの。私はあなたの幸せをずっと祈っていたのに、あなたは幸せではなかったというの?もしそうだとしても、あなたと私の縁は、あのとき終わっているのよ。あなたのエゴにいつまで私を縛り付けるつもりですか?
何の因果か私は10歳~のときを何度も何度も繰り返す。いつ終わるとも知れない死に戻りの中で、あなたへの想いは消えてなくなった。あなたとの出会いは最早恐怖でしかない。終わらない生に疲れ果てた私を救ってくれたのは、あの時、私を救ってくれたあの人だった。
12話完結済み。毎日00:00に更新予定です。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
狂おしいほど愛しています、なのでよそへと嫁ぐことに致します
ちより
恋愛
侯爵令嬢のカレンは分別のあるレディだ。頭の中では初恋のエル様のことでいっぱいになりながらも、一切そんな素振りは見せない徹底ぶりだ。
愛するエル様、神々しくも真面目で思いやりあふれるエル様、その残り香だけで胸いっぱいですわ。
頭の中は常にエル様一筋のカレンだが、家同士が決めた結婚で、公爵家に嫁ぐことになる。愛のない形だけの結婚と思っているのは自分だけで、実は誰よりも公爵様から愛されていることに気づかない。
公爵様からの溺愛に、不器用な恋心が反応したら大変で……両思いに慣れません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる