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デュークに促され、馬車から降りると・・・。
「ケミュさん、リンダさん、デルモンテさん、なおさんっ!!」
隣国ザルツでお世話になった人達が、お店の前で待っていてくれたのだ。いつの間にか出来ていたガーデン席で。
それに、精霊達はミルクを飲んで寛いでいた。
「あっ!!セイラさんにデュークさんっ!!大事でしたか?突然もぬけのから状態だったので心配してました」
2人に気が付いたケミュさんが駆け寄ってきた。
「ご心配おかけしました。実は色々あって~」
外では何だからと、店内に場所を移し久し振り我が家でのお茶をしながら皆さんに事のあらましを最初から話した。
話しの途中で皆さんあからさまに、アナトリア元王太子ジェイに殺気だっいたが、もう済んだ事だとなるべく平常心で話した。
数日後。
「開店、おめでとうっ!!薔薇以外のお花にしたわっ」
大輪の百合の花束を抱えたなおさんが、開店祝いに来てくれた。
「なおさん、ありがとっ!!あら?ケミュさんも一緒のタイミングねっ!!」
なおさんの後ろからやって来たケミュさんにも声をかける。
「セイラさんっ、実はね。私達付き合い始めたのよ。セイラさんのお陰ねっ」
なおさんとケミュさんはお互いに目を見つめ合い、照れ笑いしている。
「まあっ、おめでとう。いつから?」
「その・・・、2人が隣国のイザコザに巻き込まれている間に知り合って。付き合い始めたのは、2人が帰って来た日からよ。ケミュって男爵家の次男坊で、婿入り先を探しつつ、ダメだったら平民に紛れて生きようとしてたんですって!だから、私が将来お婿さんに貰おうと思って。うふふっ」
その後惚気話が終わる頃にリンダさんがやって来て優秀なウェイターが居なくなると愚痴っていた。
そして1番驚いたのは、
「セイラッ!何であなたが連絡して来ないのよっ」
パパとママでした・・・。
「あ~、色々忙しくて。紹介しますっ、結婚予定のデュークです」
とりあえず長いお小言が始まりそうだったから、デュークの紹介をする。
「ソレもよっ!!デュークさんからお手紙を頂いたから細かな状況は分かったけど、あなたからそう言った事は一切聞いて無いわっ。説明なさいっ!!」
「あ・・・。そうだった?お店終わったら話すね。今日はどこに泊まるの?」
「ココに泊まるつもりよ?」
ママは腕を組み、仁王立ち状態だ。
そんなっ、朝までお説教される・・・。
「あらっ、折角なのでウチの旅館の温泉を楽しんで行って下さいよっ。ねっ?」
タイミングよくリンダさんが会話に入ってくれる。
「私が経営してる温泉宿は、貴族の方が静養に訪れてくれる宿ですし。お料理もこちらから分けて頂く新鮮な野菜を使ってますのよ。今日はお客さんも少ない予定なので、すぐに手配しますよ」
リンダさんの宿名を聞いた両親は、迷う事なく泊まる返事をしたのだった。
「ケミュさん、リンダさん、デルモンテさん、なおさんっ!!」
隣国ザルツでお世話になった人達が、お店の前で待っていてくれたのだ。いつの間にか出来ていたガーデン席で。
それに、精霊達はミルクを飲んで寛いでいた。
「あっ!!セイラさんにデュークさんっ!!大事でしたか?突然もぬけのから状態だったので心配してました」
2人に気が付いたケミュさんが駆け寄ってきた。
「ご心配おかけしました。実は色々あって~」
外では何だからと、店内に場所を移し久し振り我が家でのお茶をしながら皆さんに事のあらましを最初から話した。
話しの途中で皆さんあからさまに、アナトリア元王太子ジェイに殺気だっいたが、もう済んだ事だとなるべく平常心で話した。
数日後。
「開店、おめでとうっ!!薔薇以外のお花にしたわっ」
大輪の百合の花束を抱えたなおさんが、開店祝いに来てくれた。
「なおさん、ありがとっ!!あら?ケミュさんも一緒のタイミングねっ!!」
なおさんの後ろからやって来たケミュさんにも声をかける。
「セイラさんっ、実はね。私達付き合い始めたのよ。セイラさんのお陰ねっ」
なおさんとケミュさんはお互いに目を見つめ合い、照れ笑いしている。
「まあっ、おめでとう。いつから?」
「その・・・、2人が隣国のイザコザに巻き込まれている間に知り合って。付き合い始めたのは、2人が帰って来た日からよ。ケミュって男爵家の次男坊で、婿入り先を探しつつ、ダメだったら平民に紛れて生きようとしてたんですって!だから、私が将来お婿さんに貰おうと思って。うふふっ」
その後惚気話が終わる頃にリンダさんがやって来て優秀なウェイターが居なくなると愚痴っていた。
そして1番驚いたのは、
「セイラッ!何であなたが連絡して来ないのよっ」
パパとママでした・・・。
「あ~、色々忙しくて。紹介しますっ、結婚予定のデュークです」
とりあえず長いお小言が始まりそうだったから、デュークの紹介をする。
「ソレもよっ!!デュークさんからお手紙を頂いたから細かな状況は分かったけど、あなたからそう言った事は一切聞いて無いわっ。説明なさいっ!!」
「あ・・・。そうだった?お店終わったら話すね。今日はどこに泊まるの?」
「ココに泊まるつもりよ?」
ママは腕を組み、仁王立ち状態だ。
そんなっ、朝までお説教される・・・。
「あらっ、折角なのでウチの旅館の温泉を楽しんで行って下さいよっ。ねっ?」
タイミングよくリンダさんが会話に入ってくれる。
「私が経営してる温泉宿は、貴族の方が静養に訪れてくれる宿ですし。お料理もこちらから分けて頂く新鮮な野菜を使ってますのよ。今日はお客さんも少ない予定なので、すぐに手配しますよ」
リンダさんの宿名を聞いた両親は、迷う事なく泊まる返事をしたのだった。
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