【本編完結】転生令嬢、目指すはスローライフ〜イベント企画担当者ではないのよ!

ブラウン

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本編

第104話 その後のその後のお話

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「アイリ、お腹空かないか?俺の部屋に食事を用意した。連れていってあげよう」

 シーツに包まれた状態で、隣のジェイシス様の部屋にいく。席に着いてもジェイシス様の膝のうえ。自分で食べたい。

「まずは水分補給しよう。のどを潤さないと。今度はフルーツ食べる?これが美味しいのだよ、料理長の自信作だと言っていたよ。ぜひアイリに食べて欲しい、そして感想を聞かせて欲しいと言っていた」

 私は今、雛が母親から餌をもらっているような状態でご飯を食べている。美味しいのだけど恥ずかしい。何度この状態。私はこの屋敷でまともに食べたことが少ししかない。こういう状況の方が多い気がする。みんな慣れてきたのかしらね。優秀です。

 あのあと、話し合いでモンテスキュー領地で、ジェイシス様の誕生日をお祝いし蜜月を過ごそうとなった。自分の誕生日に私と過ごす方がこの先ずっと自分の誕生日がより大切な日になるから、誕生日までおあずけ?となった。

 しかし、そういう話になったけど、寝させてもらえなかった。ジェイシス様が心ゆくまで堪能していた。

 ジェイシス様は上機嫌な顔をして食事のことを聞いてきた。そして、膝の上で食べている今。

「晩餐後の2日間は、休みなのでゆっくり過ごそう。アイリと過ごせて嬉しい。やはり、公爵邸に早く来て欲しい。ここから学園に通えばいいのでは?」
 ずっと言われていたわね。

「そうですね、2年生か3年生の頃でもいいですか?1年生の時は、学園に慣れたいので時々こちらに遊びに来てもよろしいですか?ジェイシス様も仕事ばかりではなくて、ゆったりとして体を休める日を作った方が良いと思います。ジェイシス様は働きすぎですよ」

「そうだな、働きすぎか。今まで番が現れず、ひたすら仕事に没頭してきた。そうだな、アイリもいるしゆっくりとした時間を過ごすのも良いな。だいぶ前にアイリに怒られたが、その方が部下たちにもいいだろう。アイリは学園も忙しいだろう。まぁ、私も焦らずに進めていこう。母上の茶会など協力してもらえるとありがたい。あの女が今後どうなるかはわからないが、母上も率先して茶会や夜会に参加すると思う。姉上もいるが、一緒に母上を助けて欲しい」

 ジェイシス様はマーガレット様のことで心を痛めていた。あの女たちの処遇がどうなるかはまたわからないが、もう女狐侯爵夫人の脅威はなくなったと思う。そうだね、マーガレット様に楽しい思いをこれからして欲しい。

「ジェイシス様、任せてください。マーガレット様が楽しく過ごしていけるように、お手伝いさせていただきます」

「アイリは本当に優しいし頼もしい、ありがとう。ただ、何か作る時や行動を起こす時ははじめに言ってくれ。アレクセイも口を酸っぱくいっていると思うが、行動を起こす前は相談して欲しい。頼むから」
 いつもお父さまとお兄さまに言われていることだけど、思いついたら行動していることが多い。気をつけないと。

 その後、身支度を整え、モンテスキュー家に帰った。ゆっくり休める。夜、浴室で私とミリーは発狂した。何ですか?この、この、跡は。いやーー。
ミリーはこの跡をどうにかして隠すようにしないと、制服が着られないとぶつぶつ言っていた。そうよ、制服よ。ブラウスは何でも着て良いのだが、冬でもない時期にタートルネック?暑いわよ。ジェイシス様との仲は深まりつつあるが、自重してもらわないと困るわ。非常に困る、本当、困る。

 今後、公爵夫人としての仕事も徐々に教えていただかないといけない。マーガレット様に公爵夫人としての仕事を教わりつつ、私もお茶会など協力していこう。

 女狐侯爵夫人とその取り巻きのその後というのは、王族の不興を買ってしまったということで、離婚が決まり、それぞれの実家に戻ることになった。しかし各々の実家でも、そんな者は一族の恥と言って実家から追い出された。教会に身を寄せる者、平民になる者もいた。取り巻きたちからだいぶ怨みを買った元女狐侯爵夫人は、実家からも見放され平民に落とされたらしい。毎日、私は侯爵夫人よと言ってはみんなから相手にされず、しばらくすると、奇怪な言葉を発するようになり、怪しい男たちに連れて行かれ、それ以来姿が見えなくなったらしい。ジェイシス様に色目を使っていた娘のローダリアンは高齢の資産家の5番めの妻として嫁いで行ったらしい。マーガレット様や私には詳しくは教えてもらえないため、離婚したのだなということしかわからない。

 映像機器や録音機器を作ったことで情勢が変わった。これらをどう活用するかという話になり、私は学園の治安のために裏庭とか見えないところに防犯カメラの設置をお願いした。

 あの子が気になるのよ。木の上に登っていた口の悪い女。お兄さまとヒロインの小説。お兄さまとルーが婚約する。しかし強制力で、ルーが断罪となるなんて阻止しなければいけない。不安なことは取り除く。だいたい、パターンは教科書を破られる,焼却炉に捨てられる、落書きされる。階段から落とされる。池に落とされる。あとは何?そこはルーに聞いて、冤罪をかけられそうなところに防犯カメラ設置よ。

 さぁ、気を取り直して、学園生活よ。



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