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2部 4章
第二幕 4章 11話 出発
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ジェラーノにより、領主の館を崩壊させられ、私達は今、冒険者ギルドにあるギルドマスターフランクの部屋へと来ていた。
「まさか、あのジェラーノ様が……」
「お父様はお母様を亡くして変わってしまったのです……」
アンリエッタたちもエリンシア達のお陰で無事に逃げられている。
だが、館は崩壊してしまった為、今私達はフランクの部屋で話し合いをしていた。
「ジェラーノに逃げられてしまったけれど得た情報もあるわね」
「狂人……そして邪鬼へ変貌する力をレンシア、もしくはジーニアス宰相が持っているということだね」
ディータとクオンの言う通りである。
以前、戦った兵士がすべて狂人や邪鬼になっていたなかったところをみると誰にでも使えるものではないのかもしれない。もしくは、まだその力は完成しておらず、ジェラーノ達は実験に使われただけなのかも……もし後者だとすると相手に時間を与えるわけにはいかない……いかないのだが、すぐに攻められるほど私たちの戦力は大きくもないのだ。
となれば、一刻も早くローランシアに行かなければならないだろう。
「急いでローランシアに行かないとだね」
「でも、何度も使者を送っておりますのに、その使者が誰も戻ってきておりませんわ……もしかしたら、ローランシアがすでに堕とされている可能性もありますわよ?」
エリンシアの言う通りだ。
送った使者が戻ってこない理由は殺されたか捕らえられたかの二つだろう。
どちらにしても、同盟国のやることではない。
「でも、行ってみないと解らないし、まだ完全に堕ちたとは決まっていないよ」
「肯定だ、まだローランシアが堕ちたと決まったわけではない」
国一つを完全に潰すというのはそう簡単な事ではない。
国中の人間すべてを皆殺しにでもしたというのならともかく、生きている人がいればその人たちは逆転の手を考えるだろう。もし戦う道を選ばなかったとしても国を逃げ出し、どこかへ逃げ延びる者もいるはずだ。だが、まだローランシアが堕ちたという報せはどこにも出ていない。
「予定通り、このまま私達はローランシアに行こうと思う……ジェラーノの事があるからちょっと心配だけど……」
「大丈夫よぉん、私達が頑張って護るわぁん」
「ああ、俺たち冒険者ギルドも協力する……それに」
「アタシもいるぜ」
「ララ王女!」
「今回は偶々ギルドに用事があったから出遅れちまったけど、今度からは出来るだけアンリエッタの傍にいるつもりさ」
ララ王女は先ほどの事件の時、冒険者ギルドにいたらしい。
館の方で大きな爆発音を聞いた後、街の人達の避難を手伝っていたのだという。
確かに、ララ王女やレディ……それにコハクやリーナ達もいればそうそうは問題ないだろう。
「うん、任せるよ……それじゃ、皆。疲れてると思うけどこのまま行こうと思うんだけどいいかな?」
「そうね、あまり悠長にはしていられないもの行動しましょう」
ディータに続いて、皆が賛成してくれる。
みんなの返事を確認すると、私はララ王女たちにラリアスを任せ、ローランシアへと出発するのであった。
ローランシアでは一体何が起きているのだろう……正直あまりいい予感はしない。
というか、こっちの大陸に来てからあまりいい出来事って起きてないよね……とほほ。
先行きの暗さに不安を思いつつ、私達はローランシアへと足を進めるのであった。
「まさか、あのジェラーノ様が……」
「お父様はお母様を亡くして変わってしまったのです……」
アンリエッタたちもエリンシア達のお陰で無事に逃げられている。
だが、館は崩壊してしまった為、今私達はフランクの部屋で話し合いをしていた。
「ジェラーノに逃げられてしまったけれど得た情報もあるわね」
「狂人……そして邪鬼へ変貌する力をレンシア、もしくはジーニアス宰相が持っているということだね」
ディータとクオンの言う通りである。
以前、戦った兵士がすべて狂人や邪鬼になっていたなかったところをみると誰にでも使えるものではないのかもしれない。もしくは、まだその力は完成しておらず、ジェラーノ達は実験に使われただけなのかも……もし後者だとすると相手に時間を与えるわけにはいかない……いかないのだが、すぐに攻められるほど私たちの戦力は大きくもないのだ。
となれば、一刻も早くローランシアに行かなければならないだろう。
「急いでローランシアに行かないとだね」
「でも、何度も使者を送っておりますのに、その使者が誰も戻ってきておりませんわ……もしかしたら、ローランシアがすでに堕とされている可能性もありますわよ?」
エリンシアの言う通りだ。
送った使者が戻ってこない理由は殺されたか捕らえられたかの二つだろう。
どちらにしても、同盟国のやることではない。
「でも、行ってみないと解らないし、まだ完全に堕ちたとは決まっていないよ」
「肯定だ、まだローランシアが堕ちたと決まったわけではない」
国一つを完全に潰すというのはそう簡単な事ではない。
国中の人間すべてを皆殺しにでもしたというのならともかく、生きている人がいればその人たちは逆転の手を考えるだろう。もし戦う道を選ばなかったとしても国を逃げ出し、どこかへ逃げ延びる者もいるはずだ。だが、まだローランシアが堕ちたという報せはどこにも出ていない。
「予定通り、このまま私達はローランシアに行こうと思う……ジェラーノの事があるからちょっと心配だけど……」
「大丈夫よぉん、私達が頑張って護るわぁん」
「ああ、俺たち冒険者ギルドも協力する……それに」
「アタシもいるぜ」
「ララ王女!」
「今回は偶々ギルドに用事があったから出遅れちまったけど、今度からは出来るだけアンリエッタの傍にいるつもりさ」
ララ王女は先ほどの事件の時、冒険者ギルドにいたらしい。
館の方で大きな爆発音を聞いた後、街の人達の避難を手伝っていたのだという。
確かに、ララ王女やレディ……それにコハクやリーナ達もいればそうそうは問題ないだろう。
「うん、任せるよ……それじゃ、皆。疲れてると思うけどこのまま行こうと思うんだけどいいかな?」
「そうね、あまり悠長にはしていられないもの行動しましょう」
ディータに続いて、皆が賛成してくれる。
みんなの返事を確認すると、私はララ王女たちにラリアスを任せ、ローランシアへと出発するのであった。
ローランシアでは一体何が起きているのだろう……正直あまりいい予感はしない。
というか、こっちの大陸に来てからあまりいい出来事って起きてないよね……とほほ。
先行きの暗さに不安を思いつつ、私達はローランシアへと足を進めるのであった。
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